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ところで、第四次産業って、いったい何なんだろうか。てっきり「情報産業(っ てのも実際のところよくわからんが)」のことを言うのかと思っていたら、あるページ には「交易・金融・保険・不動産を含む(産業)」と説明してある。う。しかし、 これではちっともわからん。そもそも、ぼくにはこれらの業種の共通点すら理 解できない。…もしかして、「悪徳業者の多い産業」という区分か?
ところで、少年誌の中では、マガジンもそれなりにおもしろいが、やはりサン デーが一番充実していると思う。そう思うのはぼくだけなのだろうか?
ふたたびロールズの勉強。
同じように、ある理論が「なんだかおかしい」と思ったときには、われわれは まずどこがおかしいのかを正確に突きとめなければならな い。おかしいと感じる原因をはっきりさせないまま議論したり、あるいは「議 論全体がおかしい」と言って、その議論を検討することを鼻から拒否したりす るのは、ちょうど、医者が病の原因を突きとめずに患者の体を切開したり、患 者の具合をよく調べもせずに最初から治療を放棄してしまうようなものだ。
たとえば、「あの社会は平等だ」と言う場合、その社会において個々人は(少 なくともなんらかの点で)平等に扱われていることを指しているはず。「あの 社会では法律上、男女平等だ」と言えば、その社会では、法律の上で男女が等 しく扱われているのだろうし、「あの社会では、法律上、人種平等だ」と言え ば(「人種平等」という表現はないと思うが)、その社会では、法律上は、白人 も黒人も青人も緑人も黄色人もみんな等しく扱われていることになる。
しかし、「あの社会は公正だ」という言い方はできるのだろうか?できるとす ると、その社会において個々人は、なんらかの点で公正に扱われているのであ ろう。すると、「個々人を公正に扱う」とはどういうことだろうか?あるいは、 「個々人を平等に扱う」のと、「個々人を公正に扱う」というのはどう違うの だろうか?
もしかすると、この「平等」という言葉と、「公正」という言葉とは、一見似 たような意味を持つように思えても、本当は非常に異なる種類の言葉なのでは なかろうか。
またあとで書き足すが、某ロールジアンと話したところ、ロールズ先生はfair という言葉(や考え方)をはっきりさせることはできない、というようなことを 言っているらしい。
しかし、ソクラテスおじいちゃんじゃないが、「fairとは何か」をはっきりさ せないままに、「ある制度(たとえば原初状態)がfairかどうか」という議論を 明晰判明に行なうことができるのだろうか?たとえば、ロールズ先生や某ロー ルジアンの考えているfairの内容がぼくの考えている内容と違うかも知れない のに、ぼくらが「ある制度がfairかどうか」に関して明瞭な議論をして、同じ 結論に至ることはできるのだろうか?(いやできない)
友人との待ち合わせの時間よりも早く着いたので、心斎橋の通りをずっと北に 歩いてみた。すると古本屋があったので(よせばいいのに)立ち寄って買物をす る。この古本・古マンガ屋は小説の値段がやたらと高かった。小説は100円均 一にしないと売れないってば。
星新一は、最近のを除けば、ほとんど小中学生のときに読んだ。
あ、それでライブを見たんだけど、おとなしい曲が多くて、今ひとつ盛り上がり に欠けた。残念。ライブの後、友人と夕ごはんを食べて帰って来た。世紀末の話 で盛り下がる。未来ってなんだか暗いよなあ。
こないだ発表した死刑廃止論の続き--読んでもらえばすぐにわかる通り、あれ は未完なのだ--を考えていたら、あやうく頭のヒューズが飛びそうになる。誤 解されないように、しっかりわかりやすく説明しようと思うと、どう書いたら いいのかわからなくなるのだ。う〜む。「人に説明できないことは、自分でも よくわかっていない」という格言があるし、これも修行のうちなのか。
(↑む、なんだこの言葉使いは?)
下宿に戻ってから、筒井康隆を読んで寝てしまう。寝てばっかりだ。
某ロールジアンと夜食。
さあ、勉強するぞぉ。
しかし、レポートを書くために必要な情報を集めるさいに、 どの程度集めたら「最小限必要な量」に達したことになるのか、 を見極めるのは難しいものである。
もっとも、すでに書く内容がかなり明確にわかっていれば、 「どれだけの情報を集めればいいのか」という問題は、 そんなに困難なものではないんだろうけど。
けど、ぼくは最近、「とりあえず必要そうな情報を集めて、 それからそれらの情報を用いて何ができそうかを考える」 という、いきあたりばったりというか、 出たとこ勝負のやり方が多いからなあ。
これは料理で言えば、まずとりあえずスーパーで おいしそうなものを買い集めて来て、 材料がそろってから初めて何を作るか考える、 という感じじゃないだろうか。
こういうやり方にもそれなりの長所はあるのだろうが、 やはり最初に何を作るかをある程度明確に決めて、 それに必要な材料のリストを作成してから行動に移った方が よいと思われる。
ま、しかし、「情報と倫理」に関しては、 (授業に出席していたにも関わらず) まだほとんど右も左もわからない状態なので、 --先の料理の比喩でいけば、どのような料理があるのかも知らない状態なので-- とりあえず事典の項目などをいろいろ読んでみることにも ある程度の意味はあるのかもしれない。
(あれ、なにが言いたかったんだっけ?)
某師匠と故障したマックのモニタをルネ(生協の購買部)に持って行く。
(注: 某師匠をルネに持って行ったわけではない)
某師匠と別れ、昼ごはんを食べてから再びルネに行ってCDや本を物色する。 そこで、ラモーンズが96年に解散していたことを、今頃知る。 なんだか高度情報化社会から疎外されている気がする。
NHKラジオ英会話のテキストを購入。しばらくの間、 CDラジカセが壊れていたことを理由にさぼっていたが、 また最近聴き始めた。
ついでに、
アリストテレス、『弁論術』、戸塚七郎訳、岩波文庫、1992年、新品
を購入。やっぱりアリストテレス先生って賢そう。 先生の『政治学』とか『形而上学』とかも欲しかったが、 ぼくも倹約と禁欲を旨としているので、 購買欲に心を掻き乱されながらも、 五指をくわえて耐え忍んだ。
古本市を気長に待とう。
しかし、「ラモーンズの解散」という情報が 今まで耳に入ってこなかったことで痛感したが、 必要な情報を手に入れる能力って、 しっかり身に付けないといけないよなあ。
WWWも情報収集をするためには大変役に立つが、 もっと便利な個人用情報収集ツールが欲しいぞ。
たとえば、研究室の「情報コンセント」に耳を当てると 必要な情報が入ってくるとか。 (実は壁の向こうで事務のお姉さんが…ってのはあまりに非効率的だな)
文学部新館の入口付近でパンダ色の猫を見かけたので、じゃれる。 パンダ色といっても、単に背中の方が黒くて、お腹の方が白いだけだが。 あれはたしか法学部近辺にいついている猫だと思う。
それから、muleの勉強を少々。
そいえば、アリストテレス先生の書き方って、 誰に似てるかと思えば、 ベンタム先生に似てるんだな。分類癖とか。 もちろん影響関係は逆なわけだけど。
今日は朝からとにかく寒い。北風がピューピュー吹いてくる。 下宿の部屋もとにかく寒い。 ふとんから出ると室内の温度は10度以下のように思われる。 あまりに寒いので、手袋をはめて アリストテレスの生涯について読んだりしていた。
名和小太郎、『知的財産権--ハイテクとビジネスに揺れる制度』、 日本経済新聞社、1993年
を借り出す。
ethics@bun.kyoto-u.ac.jpに来ていたメイルの一部に返事を出す。
これも誰がやるのかきちんと決めておかないと、
結局返事を出さないままに終わり、
「あの研究室は愛想が悪い」
「せっかくメイルを出したのに無視された。礼儀がなっとらん」
「人を馬鹿にしている」
「あの研究室にはいつも人がいるくせに、メイルの返事も書かない。
もしかして誰もコンピュータを使えないんじゃないのか」
などと言われることになりかねない。対処法を考えるべし。
テーゼ2: 情報informationは進化evolveして知識knowledgeとなる。
くっだらないこと書きながら、ドイツ語を勉強したり、 レポートを書いたりしていたようだ。
しかし、今のぼくとあの頃のぼくのどちらがより「くっだらない」かは、 神のみぞ知るところである。
某嬢(昨日の某嬢とは別)の論文のレイアウトをする。 忙し。腹減った。
昨日は、研究室の人々と夕ごはんを共にした(結局昼ごはんは食べなかった)。
そのあとで銭湯に行ったら、 足の指がしもやけで痛いわ、 風呂から上がるとふらふらするわで、 自分の健康状態があまり良くないことを実感させられた。
おそらく、血が足りないんだと思う。どうしたらいいんだろうか。
(…あああ、白いワニがやってくるっ)
ルーズソックスをはいてみる1票。 (わかりました。10票入れば真剣に考えてみましょう)
豚肉が効くらしいが、 あいにく最近豚は食べない。 こだまの食べる肉類は基本的に魚類だけです。
(だからダイオキシンが怖い)
某君も関東地方に 探検に行ったらしい。 新都庁近辺を見たときの、ぼくとの反応の違いが興味深い。
ただし、 (1)人の気配が読めない(で驚かされる)、 (2)人の話が聞こえない(のでとりあえずふんふんとうなずいておくが、後で困る) などの弊害にも苦しまされている。
やはり、耳せんしなくても集中力を維持できるよう修行すべきなのかもしれない。
緑黄色野菜を食べたり、レバー (肉類でなければ、あさりなどの貝類がいいとのこと)を 食べたり、歩いたり泳いだりすると良いらしい。
だが、緑黄色野菜を食べようとしてフラリと貧血になったり、 歩いたり泳いだりしようとしてフラリと貧血になったりしなければいいが。
しもやけの良い対処法はどなたかご存知ないだろうか。
毎日銭湯に行けば、しもやけは治るのでは、というご意見をいただいた。
ううむ、たしかにその通りなんだが…ううむ… それはちょっと無理な…むにゃむにゃ…。
(↑自己批判せよっ)
そうか、デジタル・コピー機って、一枚の文書を複数枚コピーするときに、 アナログ機と違って一度ジーっとデータを読み込むだけで済むのか。 (つまり、何枚コピーしても、 あの「まぶしいやつ」が動くのは最初の一回だけ)
当然と言えば当然だが、すごい。 ううむ、まさに文明の利器、文明の力。
そのあと、みなでスパゲティ屋へ。アサリ系のスパゲティと、 サラダを頼む。健康は何かと高くつく。
野菜を食べる4票。 毎日スクワット5回、腕立てふせ5回1票。 ルーズソックスをはいてみる2票。
やはり野菜か。なんとかせねば。
献血をしてもらう1票。 野菜を食べる6票。 毎日スクワット5回、腕立てふせ5回1票。 ルーズソックスをはいてみる4票。
今度時計台の前に献血車が来たときに 「あの〜、献血してもらいたいんですけど〜、 いや〜、え〜と〜 血を抜くんじゃなくって〜、 血を少し分けていただきたいんですけど〜」 とお願いしに行くか。
「南船北馬が旅行の基本、頭寒足熱が健康の基本」ですか。 やっぱルーズソックスかなあ。
じゃあ、ルーズソックスはいて野菜を食べまくるか。
ところで、ハッカー倫理 (ハッカーの行為の指針と、彼らの行為の正当化を図る議論。 たとえば、コンピュータ・ウィルスをまいたり、 他のユーザーのパスワードを解読して 他のコンピュータに侵入するなどの行為を 正当化しようとする議論)っていうのは、 そもそもちょっとむちゃな気がするが、 しかし、まだまだ論争の余地がありそうで 興味深いなあ。
「なぜむちゃなのか」と聞かれると困る。 っていうのも、 勉強不足で自分でもまだよくわかってないから、 自分のこの直観的判断の理由を説明するのは大変だし、 また、いいかげんなことを書くと、 「ftpが何の略称かも知らなかった人間が 何を偉そうに」、 と天上界から手厳しく叱られそうだからだが、 まあそれでも一応、今考えていたことを メモ程度にでも書きとめておこう。 批判歓迎。
(注: この意味でのハッカーは「クラッカー」と呼ぶべきかも 知れないが、下に登場するスパフォード氏の定義通り、 一応ハッカーで通す。 どうしても気になる方は、このファイルをダウンロードし 単語を置換してお読み下さい。 ちなみに、ハッカーを尊称として使うべきかどうかも、 人の話を鵜呑みにしないでそのうち一度真剣に考えてみたい)
スパフォードっていう先生も、ハッカーのこの手の侵入行為を 泥棒の行為に等しいとして、不正だと考えてる。 (ま、そもそも他人のコンピュータに無断侵入することを computer burglaryっていうぐらいだからね)
しかし、その同一視は本当に適切なのだろうか? その比喩にはどこかに重大な誤ちがあるのではないだろうか? ハッカーの中には、自分たちの行為は泥棒の行為と 同一ではないと考えている者もいるのではないのだろうか?
たとえば、ハッカーの中には、 自分たちが巨大な悪の組織(管理国家、大企業)に立ちむかう スパイ集団、あるいは忍者集団と考えている者もいるのでは なかろうか? そして自分たちの行為を、正義の闘いとまでは いかなくとも、ある種の必要悪と考えているのではないか?
そこで、問題を煎じ詰めて言うと、 「ハッカーは泥棒に近いのか、 あるいはスパイ(忍者/義賊)に近いのか」なのだ。 (ちょっと無茶な煎じ詰め方か)
確かに、ハッカーの行為が泥棒と同じと考えられるのだったら、 泥棒と同様、ハッカーは不正行為を行ってることになる。
けれども、ハッカーの行為がむしろスパイ活動に 近いのであれば、 --ある種のスパイ活動が社会的に認められているとすれば その限りにおいて-- ハッカーの行為は正義あるいは 必要悪として正当化される可能性がある。
(他のコンピュータに侵入する行為を computer burglaryと呼ぶ風潮に対抗して、 computer 007っていう名で呼ぶ、 っていうのはどうだろうか。 もちろんBGMはLive and Let Die)
といっても、実はぼくもスパフォード先生の言うとおり、 「必要悪/義賊としてのハッカー」という考え方は (おそらく)正当化できないと思うんだけど、 それでもハッカーを単純に泥棒と同一視してしまう前に、 ハッカーの主張をよく考えて 彼らの行為を正当化する議論がないかどうかを 考えるのはおもしろそうだなあ、 と思うわけです。
昨日は、お昼からいろいろと作業にいそしみ、 昼下がりからソシオのサーバが落ちたので不安になりつつも、 某嬢の英語の勉強の世話をしたり、 某師匠と情報倫理の話をしたりして夜になるまで研究室で いそいそしてた。
その後、皆で食事に。鍋をつつきながら、 「サイバーポルノと興奮」「震災と私」 「『栃木県の県庁所在地は?』と『う〜ん…。とっ、栃木市ですか?』」 などの倫理問題を真夜中近くまで(一部の人が)熱く語っていた。 ごちそうさまでした。
んで、ぼくはそのあと、ひとり研究室に戻って来て今まで寝てた。 しばらく寝てなかったから死にそうだった。
しかし、なぜチェイン・メイルがだめなのか、と訊かれたら、 どう説明すればよいのだろうか?
ぼくも昔(といってもそれほど昔ではないが)、 チェイン・メイルはまずまちがいなくデマで、 話にのって他人にメイルしてはいけないことを人から教えられた。 しかし、「あれを信じて他人に知らせるのは善意からの行為だし、 万一その内容が事実で、ぼくがその有益な情報をとめていた なんてことになったら大変だし、 それに、デマだとしても大して実害はないんだから、 積極的にダメと言える理由はないんじゃないか」と心のうちで 考えたものだ。
<-- 余談になるが、「不幸の手紙」は「利己的」な動機から別の人へと 送るのに対し、チェイン・メイルは善意あるいは「利他的」な動機から 別の人へ送る、という違いがある。 「利己的」「利他的」とカッコを付けたのは、 日常で使われている意味での利己的、利他的、ということを 示すためである。 --> こういう疑問に対して、どう答えればもっともな理由を 与えたことになるのだろうか?
この問いに対して、 「だって、無意味なトラフィックが増加するから」と答えるのは、 (その他の手段で毎日ほぼ無意味なトラフィックを 増加させ続けている人間が言っても) あまり説得力がないように思われる。 というのも、この答えがもっともな理由であるためには、
では、どう答えればよいのだろうか?
一応ぼくも答えらしきものは用意してあるのだが、 「情報と倫理」のレポートの参考にもしたいので(邪悪)、 ひとまずみなさんの意見を聞かせていただきたい。おねがいっ。
なお、チェイン・メイルの問題や実例に関しては以下を参照のこと。 (最初に ここを見つけた。いろいろ議論がなされていて大変参考になる)
(ところで、ここのトップページには「英語版はこちらです」 という意味で、You can look at English version.とあるが、 この英語は正しいのだろうか)
(このページは有益。ちなみに、ここに書いてある「感染防止8ケ条」は、 --いささか不謹慎だが--、 性病の予防について話してるみたいで笑えてしまう)
野菜を食べる7票。 ルーズソックスをはいてみる5票。 献血をしてもらう1票。 毎日スクワット5回、腕立てふせ5回1票。
なるほど、乾燥プルーンを仕事の合間(仕事してないけど)に食べれば、 鉄分補給ができ、またお通じもよくなりますか。 実は後者の問題もなきにしもあらずなので、ありがたい情報です。
そういえば、某助教授や某師匠には、 「しもやけなんていうものはWHOがとうに 全世界から撲滅したものとばっかり思っていた」 と言われて、 「絶滅の恐れのある生物」に指定されてしまった。
また、お二人から、しもやけの治療法として、 血行を良くするために歩くのがいいと教わったり、 くつしたを2枚重ねてはいて、その間に唐辛子をはさめばてきめんに効く、 という(縄文時代の)治療法も教わった。感謝感激。
今日は朝から高槻に行って、大阪から車で来るバンド友達に 自転車を運んでもらった。感謝。
ちょっと宝ヶ池の方にドライブに行ったあと (しかしぼくは死ぬほど眠かったのでほとんど寝てた)、 バンドの練習。またのどが枯れる。もうだめ。
富田の古本屋で買った本。
昔、人に借りて読んだ。
昨日はその後、 某嬢の院試受験対策をやって 、 研究室に残っていたみなで夕ごはんを食べた。
あとはコピーとか。ひたすら疲れた。
そういえば、先日上の某嬢に「貧血にプルーンが効く」話を したら、今日、レーズン入のビスケットを買ってきてくれた。 感謝。…そうか、レーズンって、ぶどうを干したものだったのか。 ああいうしわしわの実がなる「レーズンの木」かなにかが あるのかと思っていた。(本当)
ついでに、バジリコの正体も知る。 そうか、バジリコってハーブに似た植物だったのか。 「タラコ」はタラの子供(卵)だから、 てっきり「バジリ」っていう(たぶんうねうねと動く) 生き物の子供かと思っていた。(後半はうそ)
ごはんを食べた帰りに買った本。
「天の石屋戸(あまのいしやど)」の話が気になっていたので。
ジャケットの怪しさに魅かれた。
ジャケットの少女漫画趣味に魅かれた。
同文庫から出ていた『太陽系帝国の危機』の改題・新訳版。
これが100円っていうのは、結構得した気分。(元々1050円で、 本文が778頁もある。しかも1996年の版なので新品同様)
某助教授に アレックス・C・マイクロス、『虚偽論入門』、須原一秀訳、昭和堂、1983年、 を貸していただく。
そいえば、昨日買ったアシモフの『黒後家蜘の会1』の表題で気づいたが、 一時話題になった「セアカゴケグモ」も、 「背中の赤い後家蜘(widower)」という意味だったのだ。
てっきり「コケグモ」という蜘の一種がいるものだとばかり思っていた。 まさか「後家蜘」だったとは…。やられた。
やっぱり生きてるって楽しい。
などと書くと、ぼくのことを 「単純naiveな奴」とか「悩みがなくて幸せな奴」と 思う人もいるかもしれないが(当ってなくもないが)、 そういう「自称不幸な人」にしても、 人生の暗い部分ばかりを凝視してないで、 明るい面にも目を転じて、 自分の今ある境遇についての一面的でない、 総合的な評価を下すならば、 「あれ、思ってたよりけっこう幸せじゃん」 って思えるんじゃないのかな。 (ま、暗い面から目を転じられるようになるのも、 人によってはかなりの努力が必要なんだろうけど)
そういう人は、ついついくせで人生の中の悪い点ばかりが気に かかってしまうために、自分の今ある状態を正当に評価できず、 不幸だ不幸だ、と思いこみ、 その思い込みがますます自分を不幸にして行くっていう悪循環が あるのではなかろうか。
それに、社会あるいは習慣も、「わたしは不幸だ」式の考え方を 標準仕様にするよう勧めているように思えるし。
あ、つい余計な「わたしの人生哲学」を語ってしまった。 こういうのは学問としての倫理(倫理学)とは無関係なので 注意してください。 (といっても、ロックも似たようなことを言ってるけど)
(レポートは…?)
(レポートは…?)
眠い。
(レポートは…?)
(レポートは…?ちょっと書き始めました!)
今日の夕方までに倫理学入門書読書会の準備をしなければ。
(レポートは…?ううう…)
(それはそれとして)なかなかおもしろくためになる本だった。 しかし、内容もさることながら、訳がとにかくすばらしい。 翻訳書を読んでいることを忘れてしまうくらい日本語らしい文章である。
ただし、少し難を言わせてもらうと、訳語がちょっと凝りすぎている嫌いがある。
たとえば、
appealing to the authority of tradition(伝統という権利に訴える誤ち)を
「長老主義」と訳すのはまだ頷けるにしても、
fallacy of confusion with humor(冗談でちゃかして論点を曖昧にする誤ち)を
「詐術洒落のめし」と訳したり、
fallacy of emotional language(感情に訴える言葉を用いる誤ち)を
「妖術情動語法」などと訳したりするに及んでは、
「ちょっとちょっと、この本は論理学の本であって
忍法かなにかについての本じゃないんだから…」と言いたくなってくる。
(あと、「虚偽快刀乱麻」とか「奸計引き延ばし戦術」とか「幻法水煙」とか 「詐術諸行無常」とか「凶法愚民政策」とか…)
う〜む。永井豪おそるべし。壮絶なエンディング。 絵の迫力もものすごい。SFしてる。 この結末はどこか、筒井康隆の『霊長類南へ』とか、 『七瀬再び』とかのエンディングを思い出させる。
(しかしサンデーおもしろいよなあ)
それからMacのOSの調整など。眠い。
眠い。
某師匠の偉大な黒魔術でウェブ・サーバとメイル・サーバが立ち上がったので、 新しいURLとメイル・アドレス。
URL: http://www.ethics.bun.kyoto-u.ac.jp/~kodama/
mail: kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp
socioの管理者には今まで大変お世話になりました。感謝。
ところで、ホームページやメイルアドレスの引越しに伴ない、 下宿も2月中に引越すことになりそうだ。
場所は大学より結構北の方で、 1階2部屋、2階2部屋、トイレ・キッチン・風呂付の一軒家。 バンドの友人と2人で一緒に入る。
実は、この友人が見つけてきたので、ぼくはまだ場所や建物を 見ていないし、大家さんにも会っていない。 だから「引越すことになりそうだ」なのだ。
しかし、礼金敷金なし、家賃は2人で4万円と聞けば、 井戸から幽霊が出ようが雨もりがひどかろうが、 はたまたローソンもセブンイレブンもない絶海の孤島のような 場所だろうが、もうなんでもいい、 がせねたでもいいからとにかく入らしてくれ、 という気にもなる。
ていっても、友達と同居するってのはきっと難しいと思うけどね。 そこでお金のこととか、掃除のこととかで何かアドバイスがあれば メイルしてください。経験者歓迎。
某D大の神学部を出たはずの某嬢は、 'the Old Testament Book of Genesis'を
「遺伝子の古いテキストブック」
と訳していた。おそるべし。