2005年11月号 / 2006年1月号 / 最新号

こだまの世界

2005年12月号

わが同胞のアメリカ人たちよ、 国家は自分のために何をしてくれるのかと尋ねるな。 自分は国家のために何をできるのかと尋ねるがよい。
わが同胞の世界の市民たちよ、 アメリカは自分のために何をしてくれるのかと尋ねるな。 われわれは人類の自由のために一緒に何をできるのかと尋ねるがよい。

---ジョン・F・ケネディ

自分の仕事をじっくり観察する場合でも、それを仕上げた直後だと、 まだすっかりそれにとらわれたままでいる。 あまり後になると、もうそこへ入っていけない。

---パスカル

人々はしばしば犠牲や負担を進んで受け入れる。 それは、彼らが高く評価する多くの事柄が達成されるのは、 みながそうすることによってのみであると知っているからである。 たとえば、清潔な環境とか、整然として安全な通りとか、 礼儀があり誠実な会話とかがそうであり、 社会生活の礎を提供する基本的な信頼関係も言うまでもなくそうである。 そういう人は、 「もしみなが同じことをしたら」どうなるかを考えずに人々が単に自己利益を追求 しだしたら、世界は今以上にはるかに悪い場所になることを知っているのである。 そこで彼らはこの事実を、自分はそのようには行為しない理由--道徳的理由--と みなすのである。

---Stephen Darwall, Philosophical Ethics

誤解を恐れずにいえば、今日においても学問に関心の深い人々は 非組織的であり、組織の内情に通じる人々は実践的で学問的興味が薄い。 組織の歴史や本質、抽象化された組織の生理と病理などに深い興味を持って 追究する暇と情熱を持つ人は少ない。

---堺屋太一、『組織の盛衰』


主な話題


01/Dec/2005 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

昼下がり

早起きするつもりがたっぷり寝てしまう。

ポストに不在届が入っていたので、郵便局に取りに行く。 Jonathan Baron, Judgment Misguided (1998). 道徳心理学関係の本だが、一見すると倫理学の本と変わらない。 おもしろそうなので読んでみよう。

お昼は同僚の某氏と蕎麦。ふろふき大根も食べる。

昼下がり、某教授と某論文について相談。

今日から新しい同僚の方が教室に着任。

真夜中

夕方、某院生の指導を少ししたあと、 某授業に参加。インフォームド・コンセント。いつも勉強になる。

そのあと、同僚や院生の方とお好み焼きともんじゃ焼きを食べる。 焼酎一杯。

真夜中2

家計簿をじっと眺める。 なかなかお金が貯まらないなあと思っていたら、 ボーナス月以外はほとんど収支が赤になっている。 いかん。ネットで古本やCDを買うのを控えよう。 とりあえず、来月は黒を目指そう (今月はすでにカードの支払いが多いので、もう無理そう)。 あ、「毎月の収支を黒にする」を来年の抱負の一つにしよう。

真夜中3

しばらくうだうだと逃避したあと、 ようやくメタ倫理学の勉強。 相対主義。 よくわからんから、うまくまとめられていない。 相対主義に対する批判はminuteなのでなかなか捕みにくく、 また一度捕まえたと思っても、手をするりと抜けてしまうようだ。 そういう意味では、心理的快楽説とよく似ている。

今日のニュース


02/Dec/2005 (Friday/vendredi/Freitag)

眠いが仕事があるので起きる(欲求と義務の対立の一例)。

お昼まで自宅でメタ倫理の勉強。 相対主義

お昼は上司と新しい同僚の方と三人で某(それほど高くない)フランス料理。 なんとかのなんとかという魚料理を食べる。

お昼すぎから某院生の指導。今日も時間が遅れてしまい、迷惑をかける。 そのあと、同僚の某氏らとメタ倫理学の勉強。 う〜んう〜んと頭をひねりながら、授業の相談。

そろそろプールに行こう。

週末にやるべきことの予定。

夜2

プール。45分で2キロ。キック(とくに足首)に気をつけるようにしているが、 あまりスピードは上がらず、息だけが上がる。

購買部で弁当を買ってから研究室へ。 古い新聞を読みながら食事。

産経11月25日付の女系天皇の話。 報告書の「(憲法が定める皇位の世襲の原則は)男子や男系であることまで 求めるものではない」というのは良いが、それに引き続いて 「重要な意味を持つのは、男女の別や男系・女系の別ではなく、 むしろ、皇族として生まれたこと」だと書いてあるそうだ。 天皇になれる資格があるのは、男か女かでは差別はしないが、 皇族として生まれたか、そうでないかだ、ということで、 これは男女差別ではなく、 一流と二流の市民がいるという話だと思うのだが、 どうなんだろう。

また、「(女性・女系天皇容認後の)新たな問題は、 結婚相手にふさわしい方が得られるかどうかだ」 という所功・京産教授のコメントもすごい。 男性の天皇(皇太子)はこれまでにも平民の女性と結婚しているのに、 女性天皇(候補)とつりあうような男性は平民にはいないということか。

また、出生率の観点からして、女系も認めないと安定した皇位継承制度が 作れないという吉川座長の主張に対して、 「そもそも民間の出生率が低くなったからといって、 皇族もそうなると決めつけるのは非論理的だ」(自民党筋)という批判があるそうだが、 これもすごい。やっぱり皇族は平民からは超越した存在のようだ。

真夜中

夜、弁当を食べ終わってくつろいでいると、 同僚の某氏から食事の誘いがあったので、 近くの居酒屋で軽くつきあう。

そういえば、今日プールで泳いでいるときかその前後に、 「相手よりも先に自己紹介する」というのも来年の抱負にすることにした。 「遅刻しない」というのも抱負にしよう。

さらにそういえば、最近、目がしばしばして困ることが多い。 ドライアイというやつか。目薬はほとんど差す習慣がなかったが、 しばらく差すようにしてみるか。

真夜中2

10月からちょっとずつ読んでいた『信州に上医あり--若月俊一と 佐久病院』(南木佳士、岩波新書、1994年)をようやく読み終わる。 それなりにおもしろかったが、 なんだかノンフィクションのナラティブに慣れていないせいか、 あまりのめりこまなかった。

印象的だった一節。

松高(旧制松本高校)での三年間で強固に理論武装した若月は、 人間、信念さえあればなんでもできると確信するようになった。 そんなある晴れた春の日、学校の裏の桑畑を散歩していた彼は小川に さしかかった。幅二メートルばかりの浅く清らかな流れであった。
「信念さえあれば跳び越せるはずだ」
そう自分に言い聞かせて若月は小川の上を跳んだ。 結果は流れの中に着地し、ズボンを濡らしてしまうみじめなものだった。 そのとき、清流の冷たさが頭でっかちになっていた若月に大事なことを 教えてくれた。ものに即さない、実証的でない信念のみでは小川を 跳び越すことすらできないのだ、と。

『信州に上医あり--若月俊一と佐久病院』、39頁

理想を実現するには、当時の文脈や状況をよく見ないといけないというのは その通りなのだろう。 高い理想を持ちつつ、実証的(現実的)な視点も保つというバランスを 大事にしなければならない。


03/Dec/2005 (Saturday/samedi/Sonnabend)

お昼

半日近く昏々と寝てしまう。しかし、おかげで元気になった。

夏に比べると体脂肪率が少し上がっている(16ぐらい)。 食生活かな。

昼下がり

散髪。すこしすっきりする。

昼下がり2

ひさしぶりに某スタバへ。昼食。しばらくメタ倫理学の勉強をしよう。

夕方、研究室に来る。 某研究会に顔を出す予定だったが、 どうも出席して忘年会にまで顔を出すと週末の予定が破綻しそうなので、 やめることにする。すみません。

夜2

本三の喫茶店でしばらく翻訳(メタ倫理のテキストを忘れたので)。 弁当を買ってから研究室に戻ってくる。 これからまた某スタバに行って勉強する予定。

真夜中

夜、某スタバで真面目に勉強。 喫茶店が邪魔も入らず(ネットによる)雑念も起きず、 一番集中できる。ノートのバッテリに制限があるのもいい。 ん、これはなんだか、 「ファミコンのハードに制約があるからおもしろいゲームが出来た」 という話のようだな。 人間、何らかの制約がないと一生懸命できないのかもしれない。

とはいえ、一生は限られている(という制約がある)わけだが。 しかし、 死については(少なくとも若くて元気なうちは)なるべく思い出さないように なっているので(進化論?)、そのことはあまり役に立たないように思われる。

真夜中2

深夜、春日でラーメン。そのあと、漫画喫茶で3時間ほど過ごす。 相変わらずタバコ臭いので困るが、たまに行くと精神衛生的に良い。

週末にやるべきこと

今日のニュース

昨日のニュース


04/Dec/2005 (Sunday/dimanche/Sonntag)

昼下がり

お昼すぎまで寝てしまう。いかん。

昼下がり2

ちょっとギターの練習。

夕方は某スタバで勉強。コーヒーの飲み過ぎで気分が悪い。

ひさしぶりに雨。寒くなった。

そういえば、某スタバに行く前に、 春日の某所でシャツを作ってもらおうかと思って行ってみたら、 今頼んでも12月中にはできないようなので、 またにすることにした。

夜中

夜、上野御徒町に新しくできた某有名紳士服店に行き、 店員に勧められるままに礼服とシャツ二着とネクタイ二本を購入。 そのあと、上野駅の英国風パブで一服してから研究室に戻ってくる。

薬局でドライアイ用の目薬を買ったので差してみたら、 しばらく目が開けられないほどしみた。 みんないつもこんな目薬を差してるのかな?

真夜中

まだ研究室で勉強中。寒いと思って本棚にある温度計を見ると、16度。 手もかじかむし、もっと寒い気がするんだけど。

真夜中2

やっと明日の準備が終わった。週末に某翻訳を完成させる予定だったのだが。 読んでない新聞もたまってるし。困った。

真夜中3

しばらく新聞の切り抜きをしてから帰宅。 手にモルト・ビネガーの匂いが残っていたので、 帰り道の某自然ローソンでビネガー味のポテトチップスを探したが、 高くて手が出なかったので、他の味のものを買う。 イギリスのポテトチップスが恋しい。

真夜中4

つい、DVDで録画しておいた『ザナドゥ』(1980)を見てしまう。 オリビア・ニュートン・ジョンと『雨に唄えば』のジーン・ケリー主演。 オリビア・ニュートン・ジョンはきれいだが、 30代になって少しとうが立っており、 ミューズという役にはちょっと…という気もするが、 まあおもしろいミュージカル映画。 1.3倍で見たので、みなの動きが速かった。 終わり方はちょっと。C

週末にやるべきこと

今日のニュース


05/Dec/2005 (Monday/lundi/Montag)

起きる。寝たりないが、そうも言ってられないのでがんばろう。

朝食をたくさん食べる。

朝から某勉強会。 午前中はイリイチの『生きる意味』の書評。 明らかに自分とは異質な思想家である(ように思える)とはいえ、 鋭い文明批判的視点はとても参考になった。

午後は某氏の学位取得論文について合評会。とくにベンタムの間接立法論と、 偏見に基づく快苦を功利主義的にどう処理するか、という話が勉強になった。

プールに行きたいところだが、 インフルエンザの予防接種を受けたため、 今日は一日安静にしていなければならない。眠いので早目に寝ることにしよう。

真夜中

夜、研究室でいろいろ仕事(居眠り、メールの返事、論文添削など)。 そのあと、某ハンバーガー屋で食事をし、某スタバへ。 翻訳をするつもりが、コーヒーを一口飲んでしばらく居眠り(無意味だ…)。

研究室に戻ってきてしばらく新聞の切り抜きなど。 翻訳をしないとやばいが、今日はなんだか疲れている。 というのは言い訳か。 年内は一案件去ってまた一案件状態なので、 どんどん仕事を片付けていかないとまずい。

真夜中2

といいつつ、マンガ喫茶に行ってしまう。 今日はなんとなく`Rainy days and mondays always get me down' という気分だったのだが、少し元気になる。

今のわたしの気分、昔はブルースって呼ばれてた
どこも悪くはないんだけれど
自分はよそものっていう感じ
歩きまわる孤独なピエロみたい
雨の日と月曜日はいつも気が沈んでしまう
(The Carpenters, `Rainy Days and Mondays')

belongというのは良い言葉で、 `sense of belonging'と言えば「ある集団(社会、会社、家族など)への帰属感」 のことだ。それがないのが疎外感(alienation)だろう。 `Get back to where you once belong'と言えばビートルズだ。 「根無し草」というのはどこにもbelongしないような生活を言うのだろう。

まあ、それはともかく、もう寝ないと。

今日のニュース


06/Dec/2005 (Tuesday/mardi/Dienstag)

昼下がり

お昼前に起きて、御徒町に礼服を取りに行く。 そのあと、同僚の某氏と食事。鯖の照り焼き定食。

お昼すぎ、某予算委員会に代理で出席。 生協ニュースや医学生用のフリーマガジンを読んでいたら終わってしまう。 いかん。

研究室へ。眠い。生協ニュースにあったように、 寝不足、ストレス、栄養の偏りには注意しなければ。

「ストレスと言えば、最大のストレスの元はやはり〆切ですよね。 しかし、ストレスってどういうメカニズム(?)になってるんでしょう?」

「それは、『〆切を守らないと、 何か恐ろしいことが起きるだろう(編集者から怖い手紙が来るなど)』 という予期が、精神的な苦痛を与えるだろう、きっと」 迫ってくる危険を感知してはいるが、 あたかも自分がスローモーションで動いているかのように、 それをすぐには回避できないから、精神的な焦りがストレスになるんじゃないの」

「あ、あれですか、部屋の四方の壁がだんだん迫ってくるとか、そんなやつ」

「そう。いろんな意味で四方の壁はつねに迫ってきてるんだけどね。 しかし君は、『火事場の馬鹿力』に頼ってばかりで、 ぎりぎりにならないと仕事をしないから、 だんだん疲労がたまっていくんじゃないのかな。借金生活のようなもんだ」

「仕事を引き受けすぎないように気をつけます。 そのうち壁に抗しきれず、プチっとつぶれちゃうんじゃないかと心配なんで…」

「先に胃に穴が開くかハゲるよ」

昼下がりから某ミーティング、某論文打ち合わせ、某勉強会(義務論、道徳と宗教)、 明日の授業の打ち合わせ。どっとつかれたが、そのあとプールで45分2キロ。 キックやストロークの組み合わせをいろいろ試してみる。

購買部で弁当を買ってから研究室に戻ってくる。明日の授業の準備をしないと。

少子化対策について再び

「少子化ってどうしたらいいんですかねえ」

「若者に出産と育児の義務を課したらいいんじゃないか。 『二人っ子政策』とか言って。 30代以降、子なしの独身者は税金を高くとるの。 やっぱり子供を産まないで社会に老後を支えてもらおうというのは フリーライダーであってさ、その分税金を多く払う必要があると思うんだよね」

「たしかに、子供を産んで育てる人は、 本人が望んでいたにしろそうでないにしろ、 結果的には産まない人よりも社会により大きな貢献をしていることになりますからね。 子供という形で新たな労働力を作り出しているわけですからね」

「そう、その通り」

「でも、直接的に産む義務というと、なかなか思うように行かないでしょう。 もっと間接的なやり方はないんですか」

「ベンタムの間接立法か…。酒の消費量を減らすのに、禁酒法を制定するんじゃなく、 スポーツを振興したり、清涼飲料水を安く売り出すというやつだよな。 そうすると、あれだ。大学にみんな入るから悪いわけでさ。 大学をどんどんつぶして、全入なんてできなくする。 進学率を5割以下にして、早く社会に出るようにする」

「なるほど。無理な話でしょうが、一応案として聞いておきましょう」

「大学も、学生のときに結婚すると結婚式を市か県の負担で安く 挙げられるようにする。すると、みんな卒業前に駆け込みで結婚する ようになるでしょ。また、在学中に子供を生んだら学費は無料にする」

「それだったら、みんな大学に行きたくなりますよ」

「そうか。じゃあ、大学に行かない人も、成人式よりも前に結婚したら、 結婚式は安くなることにする」

「きっともうどこかの市町村でやってるんじゃないですか、そのぐらい」

「それじゃだめだ。全国的にやらないと。あとは何かあるかな、 30代に入るまでに一人産んで、できれば生涯で二人産んでもらう方法は…」

「仕事でしょう、やっぱり」

「いや、子育てをしやすいように出産休暇などに関する職場条件を良くする のは大事だが、それ以上に、子供を産む積極的インセンティブも必要なんだな、 きっと。たとえば、二人子供がいると、優先的に都市部のマンションに入れるとか、 結婚したカップルは30才になるまでは毎週二日は残業をできなくさせ、 市が発行したカップル優待カードを使うと、 レストランの食事や映画鑑賞が安くなるとかさ。 とにかく『20代から30代は出産しないと損』というような社会環境を作らないと」

「なるほど、しかし、その頃って、仕事にも精が出るころでしょう。 研究者としても確立するころだし、博士論文も書かないといけないし…」

「その両立が難しいところだな。出産は代理母、育児はキブツで、 という手もあるが、あまり現実的ではないよな。 やっぱり大学院に行く人は学部で一人産んでおいて、 その子は大学内の託児所で育てて、もう一人は博士課程の間に産むのが いいんじゃないか。原則的には子供が一人いることが博士号取得の条件にしたら どうだ」

「そんな無茶な。産みたくても産めない人もいるだろうし…」

「まあ、そういう人には書類を提出してもらうことにして」

「それはちょっと行き過ぎでしょう。やっぱり義務化ではなく、 あくまで奨励するという形にしないと」

真夜中

しばらく新聞の切り抜きをしてから勉強。眠い。明日の授業の準備をしないと いけないのだが…。

真夜中2

なぜか授業の準備に手が付けられず。精神的ブロックが…。

とりあえず帰宅。なんとかしないとまずい。

BBC2の`Bigger than Jesus'を聴きながら、日記の整理。

「ジョン・レノンのコメントですね。倫理的にはどうなんですか」

「そうですねえ。`bigger'という言葉が価値評価語だという点がポイントですね」

「どういうことですか」

「ジョンはこのコメントが問題になったあとで、 『イギリスでは国教会の人気が下がっており、 とくに若者にとっては国教会よりもビートルズの方が人気がある」 という事実を述べただけだ、つまり`bigger'は事実を述べるために 使ったというわけです」

「なるほど」

「しかし、そう取らなかった人は、 `bigger'を価値語として捉え、 『偉大だ』とか『より優れている』というような意味で用いたと理解した。 つまり、ビートルズは神より偉大だ、とか、より優れているとか」

「なるほど。事実判断ではなく、価値判断だと理解した、というわけですね」

「そう、だから米国の保守派からのヒステリーが生じたわけです」

真夜中3

ようやく授業の準備に着手。

「不思議なことなんですが、引用符付きの方が自由に書けるんですよね、 文章が。どうも抑圧が働いているようで」

2001年の今ごろにも同じことを書いてるじゃん」

「いや、そのときの自分に影響を受けたというか。それにしても、 なんでなんでしょうね」

「なんでなんでなんでしょうね」

「なんでなんでなんでなんでしょうね」

「なんで…、と延々続けるのはやめて、ちゃんと考えてみれ」

「そうですね。発言に無責任になれるんですかね。地の文だと、 よそ行きのペルソナを身に付けてしまうんですかね」

「引用符が付いていると?」

「まあ、似たようなものなんですが、二つの視点を平等に出せるし、 どちらにもコミットしなくてすむし…」

「だから無責任だと言われるんじゃないの?」

「まあそうなんですが、そもそも昔から頭の中には二人の人間が住んでいると 思っているから」

「みんなそうなんじゃないの。それに対話編にしたら日記が長くなっていけない」

「まあそれはprice to payということで」

「あとから読んだら意味不明だし」

「でも、いずれにせよ、自分のコンフォタブルなスタイルを見つける必要があるん ですよね。精神的なブロックがあまりかからない、自分の思ったことを すらすら書けるようなスタイルを」

「カタカナガオオイナ」

「スミマセン」

真夜中4

授業の準備がやっと半分終わった。ちょっと寝よう。


07/Dec/2005 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

やばい、寝すぎた。授業の準備がまだ終わっていない…。

(あっという間に)夜

午前中、某勉強会に出席。 そのあと、喫茶店に行き、授業用のスライドを作成。

昼下がりに大学に戻ってきて、同僚の某氏にスライドを検討してもらったあと、 夕方から授業。直観主義、理想的判断理論、錯誤説、相対主義、非認知主義を 3時間で。一応メタ倫理を一通り終えたことにして、次回は規範倫理。 また予習をしなければ。

疲れはててしばらく椅子で居眠りをしたあと、某所でカレー。 研究室に戻ってきてこれからしばらく新聞を読む予定。 翻訳もしないとまずい。なんか心に余裕がない。深呼吸しよう。

産経の先日(12月4日)の社説から。

日本相撲協会はまず、有望な日本人力士を育てることに知恵を絞り、 日本の国技である大相撲を再生することが求められている。

今のプロスポーツはサッカー、バスケット、テニス…と多様化している。 協会はもっと危機意識を持ち、将来性ある若者を全国からスカウトし、 角界に入門させて鍛えていく必要がある。この努力を怠れば、 ジリ貧状態になることは時間の問題だ。

いつも通り、倫理学に当てはめておく。

日本倫理学会はまず、有望な若手倫理学研究者を育てることに知恵を絞り、 倫理学を再生することが求められている。

今の文学部の専攻は社会学、心理学、科学哲学…と多様化している。 学会はもっと危機意識を持ち、将来性ある若者を一、二年生からスカウトし、 倫理学研究室に入門させて鍛えていく必要がある。この努力を怠れば、 ジリ貧状態になることは時間の問題だ。

偶然に任せていてはダメだと思うのだが。

真夜中

新聞を読んでいると遅くなる。 帰宅してニュースを見て、翻訳を少しやらないと。

真夜中2

帰宅して、しばらくギターの練習(アンプなしで)。 つかれて動けず。いかん。紅茶でも飲んで元気を出そう。

インフルエンザの予防接種したあたりがかゆくて困る。 寝てるあいだにひっかきそうだ。

今日のニュース

昨日のニュース


08/Dec/2005 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

昼下がり

お昼前に起きる。 シャワーを浴びながら、 来年の抱負の一つは「(遅くても)10時までに起きる」にしようと考える。

お昼は同僚の某氏と某ラーメン。それから研究室で少し某翻訳。

メモ。年末はDVDを借りてきてたくさん映画を見よう。

夕方

某院生と英語の勉強。ナラティブ・アプローチ。 伝統に内在的に(ie 「伝統超越的」な基準を持ち込むことなく)伝統を批判できるか とか、小説を読むと道徳的感性が磨かれるとか。小説も読まないとなあ。

眠い。

某授業に出席。といいつつ、iPodを付けて翻訳の作業。ちょっと顰蹙だな。 次回からは別の部屋でやろう。

[wrong shoes!]

[間違った靴]

夜、翻訳をしているときに、ふと足元見ると、左右の靴が違うことに気付く。 夜まで気付かないというのがすごい。みなの失笑を大いに買う。

真夜中

夜、同僚の某氏とひさしぶりに某居酒屋で食事。ビールと焼酎一杯ずつ。

そのあと、靴を履き変えて、しばらく散歩。 小石川の善光寺のあたりを歩き、ぐるっと回って春日通りに出て、 茗荷谷の手前でさらにまた播磨坂(桜並木)を下り、 東大の植物園のあたりから白山通りに戻ってきて、 帰宅。歩きながらいろいろ考えごと。Feeling two-foot small. 最近、自我が縮んでいるようだ。

真夜中2

某翻訳の続き。このエルスタインの項目、終わらんし、わけわからん。 引き受けるんじゃなかったと激しく後悔。 他にもやらないといけないことが山ほどあるし、困ったなあ。


09/Dec/2005 (Friday/vendredi/Freitag)

夕方

お昼に起きて、昼下がりまで何も食べずひたすらギターの練習。 ダンボールの中を探したらチューナーも出てくる。 作りがしっかりしているのか、あるいは単純な作りなのか、 電源を入れるとまだ動いた。

それから購買部で何とか袋を買い、研究室へ。 同僚の某氏が親切にも新札を用意しておいてくれたので、 これでお金の心配はなくなった。

あとは、スピーチだよなあ。困った。いやだいやだ。 ギターを弾くので簡単に済ませるつもりだが、 やはり原稿を用意しておくべきだろうか。

下に原稿を書いてみるので、何か提案などあればコメントください。

自分で言うのもなんですが、 今日は遠路はるばる東京から来ました。 というわけで、都民を代表して心からお祝いもうしあげます。

新郎のH君とは高槻の小学校のときからの友達で、中学校、 高校、予備校も同じで、二人とも京都の大学に行き、 一緒にバンドをやったりしてました。

ぼくもH君も少年マンガが好きでしたが、 H君は正義感があって友情を大事にする、 スポーツが得意の少年マンガの主人公のような、 と言ったらちょっとホメすぎですが、まあだいたいそういう感じの、 本当に誠実で信頼のできる、人情味のある「できた」人間です。 その点は長年友人をやってきたので保証書付きで保証できます。 5年間保証ぐらいでいいですか?

さて、良き友人が良き夫になるとはかぎらないわけですが、 夫としてはどうかと言うと、 残念ながらH君とはそういう関係にはついぞならなかったので確実なことは 言えませんが、きっと立派な旦那さんになってくれるだろうと思います。

H君と〜さんがこれからの人生をいつまでも仲良く生きていくことを 心から願っています。 また、何か困ったことがあったら何でも手伝いにいきますので、 いつでも声をかけてください。

それで、何か一曲やるように頼まれたので即席で練習してきました。 人前でやったことがない曲なので、たぶんいろいろ失敗すると思いますが、 まあ大目に見てください。 知ってる方はサビだけでも一緒に歌ってくれると助かります。 知らない方も適当に手拍子をしてくれると助かります。 万一、こりゃ聴くに耐えんわという方は、 この時間を利用して化粧直しに行かれるとよいかと思います。

お名前:


題名:


本文:


/

夕方、某スタバに行く。 注文している最中に財布を忘れたことに気付き、 一度研究室に戻ってからまた某スタバへ。 しばらく翻訳。終わらん。

それからプール。45分ちょいで2キロ。もうちょっとがんばらんといかん。

研究室へ。「もっとまともなスピーチをやれ」 というお叱りのメールをいただく。手直し手直し。

真夜中

夜、歩いて茗荷谷まで行き、アジア料理屋で食事。333ビール。

帰宅してから、スーツを着てみたり、ギターの弦を貼り替えたり。

真夜中2

さて、だいたい準備が終わったので、少し寝なければ。 今日も翻訳が終わらなかった。困ったなあ。

今日のニュース

昨日のニュース


10/Dec/2005 (Saturday/samedi/Sonnabend)

4時間ほど寝て、早朝に起きて荷物をまとめ、大阪に出発。 めずらしく時間通りに電車を乗り継ぎ、無事にのぞみに乗る。

ところで、みずほ証券のミスに乗じて大儲けをするのが非難されないのは、 なぜだろうか。 ミスを犯したみずほ証券が悪いと言えばその通りなのだが、 ミスと気付きつつ、株を買った人もいただろうと想像するが、 人の誤ちに基づいて利益を得るというのが株においては許されるのはなぜか。 ルールに反しないかぎりは何をやってもよいスポーツのようなものか。 しかし、ライブドアや楽天もルールの範囲内で買収行為をしていたのに、 フェアプレイの精神に欠けるとして非難されていたように思う。 株式の世界でもスポーツと同様、フェアプレイが主張されることもあるのに、 今回はそのような声はあまり聞かれないのは、損をしたのは大企業で、 得をしたのは個人だからだろうか。 (昔、某知り合いが、「大企業はどうせお金をもうけているんだから、 ちょっとぐらい悪いことをして彼らからお金を取ってもいいのよ」 と言っていたことを思い出した)

別に大儲けした人に妬んでいるわけでも、 モラルのなさを「倫理的」に非難したいわけでもなく、 単に新聞を読んでいて、 産経抄でさえ株を買った個人を非難する様子はまったくなかったので、メモ。

あ、富士山が見える。いつも外を眺めないし、 とくにこの区間は寝ていることが多いからひさしぶりに見た。 いつか登ってみるか。

帰りの新幹線の車中で。

行きの新幹線では名古屋以降、終点の新大阪まで延々と寝る。 新大阪から大阪へ行き、環状線で大阪城公園の某ホテルへ。 行って着替えると、あとはトントンと結婚式、披露宴に参加することに。 結婚する友人とその親族以外知り合いがいないんじゃないかと心配していたが、 一緒にバンドをやっていた某友人も来ていてよかった。

披露宴では、「新郎の友人代表」のスピーチのスロットが 割り当てられていたので驚く。 半年前に「何かギターを弾いてくれ」としか言われていなかったのだが。 でもまあいいかということで、適当にスピーチをして、 よれよれのギターを弾いて歌を歌う。 あんまり緊張しなかったが、いかんせん練習が足りなかった。反省。

歌は`All You Need Is Love'で、 エルヴィス・コステロがライブエイドで一人で弾いていたのと、 ラヴ・アクチュアリーで結婚式に使われていたのでやってみたわけだが、 たいへん笑えることに、新郎新婦もキャンドルサービスのときのBGMにこの曲を 選んでいたのだった。 ちゃんと新郎に相談しておくべきだったが、後の祭り。 一緒に座っていた友人と大笑いし、 少なくとも先に演奏しててよかったね、という話になる。

スピーチは結局即興になってしまった(新郎の友人代表なのにひどい話だ)。 あんまり内容を覚えていないが、 若干理想化して復元するとこんな風になる。

ただいまご紹介にあずかりましたKです。 H君、Kさん、ご結婚おめでとうございます。 また、ご両家の方々におかれましても、なんとかかんとか (なんていうのかわからず、適当に話した気がする)。 実は、今日は、半年前に新郎に披露宴でギターを弾いてくれと言われたので、 押し入れからギターを探し出し、お茶の水でこのアンプを買い、 また先日から一生懸命練習したわけですが、 今日ひさしぶりに新郎に会うと、「え、スピーチだけでいいのに!」 と言われ、本当に荷物をまとめて帰ろうかと思いました。

それはともかく、さきほどの新婦の友人は、 3才のころから新婦のKさんと友人だということでしたが、 わたしは新郎とは小5、え、小6?、そうそう、 小6からの友人で、小中高、予備校まで一緒に行き、 大学に入ってからもバンドを一緒にしたりしていました。 (あ、新郎を誉めるのを忘れた)

あの、話が長くなりますが、もうちょっとだけいいですか。 今日はほんとに、ギターの練習をしないといけないし、 来るのがいやだったんですが、 いざ来てみて、教会での結婚式を見たりしていると、 ああ、いいなあと思いました。 『ラブ・アクチュアリー』という映画を見ましたか? あれです。こう、結婚式にもこの披露宴にもH君とKさんの愛情だけでなく、 家族や親族や上司の方の愛情や、友人の方々の友情があふれていて、 あれ、何を言いたいのか忘れてしまいましたが、 とにかく新郎新婦にはその空気を真空パックにして新居に持って帰って もらいたいと思います。

それでは、新婦はエルヴィス・コステロも好きだそうですが、 そのエルヴィス・コステロもやっていた曲をやりたいと思います。 知っている方は一緒に歌ってください。 ギターなんてうっとうしいと思われる方は、 この機会を利用してお化粧直しに行かれてください。

演奏は散々だった気がするが、まあ一応無事に終わって笑ってごまかした。 あとは友人とだべりながらワインやビールを飲み、 楽しく披露宴を過ごした。

一応泊まる準備もしていたのだが、 友人が用事があってすぐ東京に帰るというので、 オレも披露宴が終わるとすぐに帰ることにした。

大阪城公園駅のみどりの窓口で新幹線の指定席まで予約してもらい、 電車を乗り継いで新大阪へ向かうと、これが時間ぎりぎりであることがわかり、 焦りながら走って新幹線のホームに行くとギリギリセーフで助かる。 あっという間の結婚式だったなあ。 これで親友も無事に逝ったし、結婚式はもう当分ないかな? 少なくともギター弾けという依頼は当分ないだろう。

夜2

京都から名古屋まで前後不覚に寝る。 酔いも覚めたので翻訳をしなければ。

夜3

車内で翻訳。あれ、ちょっと寒気が。汗をかいたまま薄着で寝たのが 悪かったか。まずい。

夜中

さきほど帰宅。シャワーを浴びてすっきりする。

シャワーを浴びつつ、 結婚式というものは準備をする方は面倒で大変だし、 来る方もめかしこんだり芸の準備をしたりで大変なわけだが、 善意とか友情とか愛情とか、 そういうのに包まれた空間を共有するというのはいいものだ、 とか考える。

BBC Radio2の企画で、 英米のミュージシャンたちによるジョン・レノンのカヴァー合戦が行われたようだ。 まだあと5日間ぐらいは聞けるはず。

あっ、お好み焼きを食べてくるのを忘れた!

今日の英語: a victim of one's success

大きな成功が皮肉にも没落を早める結果をもたらすこと。 たとえば、作家やミュージシャンが大きな成功をしたあと、 酒に溺れるなどして破滅してしまうなど。 成功して没落しないことの難しさを物語る言葉。

真夜中

某翻訳。論旨に脈絡がなく、わけがわからんので訳していてつらい。

重い荷物を抱えて旅行したせいか、肩と背中が凝った。 そういえば、さきほど新郎から電話があり、 二次会はなかったそうだ。 明日からオーストラリアはケアンズとシドニーに新婚旅行に行くとのこと。 うらやましい(オーストラリアに旅行できることが)。


11/Dec/2005 (Sunday/dimanche/Sonntag)

お昼すぎ

お昼まで昏々と眠る。

寒い。

昼下がり

本三の喫茶店へ。翻訳をしなければ。

夕方

まだ某喫茶店。翻訳は三つのうち、第一の項目をようやく最後まで訳したが、 意味不明な部分も多いので、他人に送る前にもう一度見直さないといけない。

ホット・クランベリージュースを追加注文。次はホッブズの勉強だ。

ノートパソコンのバッテリが切れたので研究室へ。ちょっと新聞を読む。

そういえば、数日前の話になるが、英国保守党の党首に、 ディヴィッド・キャメロン氏(39)が選出されたそうだ。 ブレアが労働党の党首に選ばれたのは41才。 次の首相はロバート・ゴードンだと思われるが、 果たして保守党の巻き返しはあるのだろうか。

夜2

たまっている新聞を読んだり、論文の相談を受けたり。

夜3

夜、某カレー屋でカキフライカレー。たまたま同僚の某氏と一緒になる。 そのあと某スタバに行くが、日曜日なので早く閉まってしまい、 テイクアウトのラテしか買えなかった。

万歩計の歩数も足りなかったので(どうでもいいが、昨日は 結婚式場のホテルで着替えたあと、万歩計を付け忘れたので、 歩数がぜんぜん足りなかった)、 ちょっと散歩に行く。雪がちらほら降る中、 小石川の植物園のあたりまで足を伸ばす。 某スーパーで牛乳などを買ってから帰宅。

真夜中

しばらくホッブズの勉強。某翻訳も終わらんし、困った。

今日のニュース

昨日のニュース


12/Dec/2005 (Monday/lundi/Montag)

お昼すぎ

早起きして喫茶店で勉強するはずが、お昼前までよく寝てしまう。 起きてから某スタバでしばらくホッブズ。 ダーウォル先生の 現代倫理学的視点からの分析はわかりやすい。 こういうのがやりたいんだけどなあ。

お昼すぎに研究室へ。PilotのMagic (A Golden Classics Edition) というアルバムがアマゾンから届いていた。

真夜中

昼下がり、某教授と某相談をするつもりが明日に延期されたので、 余った時間で明日の某相談の準備。

それから全速力で走って春日に行き、某氏と一緒に某シャツ屋へ。 シャツを作るのは初めてだったので、緊張して適当に返事をしてしまう。 ちゃんとしたシャツが出来てくるだろうか。

そのあと、某喫茶店で一服してから、某政治哲学研究会。 ポッゲの`Real World Justice'という論文を最後まで。 各国がGNPの1%を貧しい国家の援助のために拠出するのは 積極的義務(不完全義務、慈善)ではなく消極的義務(完全義務、正義)だ、 という話。結論には同意するが、論証がちょっとなあ、という話に。

そのあと、某居酒屋でしばらくワインを飲みながら雑談。 某氏と待合わせがあったので、 早目に切り上げてもらい、南北線で白金高輪へ。 が、待ち合わせの段取りが悪かったようで、 しばらく駅前のスタバで待ったが結局会えずじまいになる。残念。

そのあと、三田線で春日に戻ってきて、某所でラーメンを食べてから帰宅。 勉強しよう。

真夜中2

日記の整理。 「朝食にて」という2000年の記述は笑える。 それ以外にも、今日はおもしろいことがいろいろ書かれていて笑える。 中国の有袋類の話とか、 英国人の階級差の話とか。 Politically incorrectな発言がおもしろいのは、 タブーに触れているからだろうか。

真夜中3

ホッブズの勉強。インスタントコーヒーが濃すぎたのか、気分が悪くなる。 そろそろ寝よう。

今日のニュース


13/Dec/2005 (Tuesday/mardi/Dienstag)

お昼すぎ

お昼前に起きる。

ちょっと(いつもの)いいかげんなアナロジーで考えてみる。 臨床と研究という区別と教育と研究という区別の類似点について。

夕方

明日の授業の準備、某ミーティング、某論文の相談、 これから某研究会と、なんだか忙しい。

昨日、待ち合わせの時間に遅れないようにと少し走ったら(結局遅れたのだが)、 今日、太ももが少し筋肉痛になっている。泳いでいるのに足を使っていない証拠だ。 このままでは両足がヒレに退化してしまうのではないかと心配。

真夜中

夕方、某研究会。 『治療を超えて』や倫理コンサルテーションの話。

そのあと、少し某打ち合わせをしてから、 一旦荷物を取りに自宅に戻ったあと、 プールで45分泳ぐ。 腕(というか肘)をなるべく前に前に出すように努力する。 と、あとで疲れて貧血気味になる。きっとお昼を抜いていたからだ。

それから購買部で弁当を買って研究室に戻ってきて、 しばらく新聞を読む。お腹の調子を悪くする。今日は体調が悪い。 が、とにかく明日の授業のために勉強。

日付が変わる前に帰宅。足の筋肉痛だけでなく腹筋も筋肉痛のようだ。 いかん、水泳ばかりしていると本当に退化して人魚かジュゴンになってしまう。 足を鍛えるためにときどきトレッドミルもやるようにしよう。

そういえば、自転車がひさしぶりにパンク。近いうちに直しに行こう。

Franz Ferdinandの `Walk Away'、なんだかかっこいいなあ。

真夜中2

少し落ち着いて勉強中。焦るべきなのかもしれないが…。

「日常の行動が変わって行くことが基本だと思う。その行動が変わって行かな くては、論壇のようなところで倫理的なことを話しても、それは論壇倫理学で す」。パクリ。

真夜中3

まだ勉強中。そろそろ寝ないと。

コツコツと真面目に研究するようにしなければ、 Jack of all trades and master of noneになってしまう。 「ベンタマイトパンチ」とか「功利主義アタック」とか必殺技を磨こう。


14/Dec/2005 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

夕方

朝、早起きできず。一応、朝の某勉強会には遅刻せずに出席。 お昼は同僚の某氏と。

授業の準備は、結局、夕方のぎりぎりまでかかってしまう。 このあたりはまったく成長してないな。

授業終わり。契約論と功利主義。 受講者の質問が鋭くて勉強になる。

さて、授業の準備のせいで滞っていた作業を再開しなければ。 とりあえず、〆切を過ぎているものから片付けていこう。

夜2

同僚の某氏や某院生らとベトナム料理屋で夕食。333ビール。 疲れているのか、酔っぱらう。

例えば、世界最古の木造建築である法隆寺をなぜ守らなければならないか。 老朽化したからといって鉄筋コンクリートで建て替えたら、 法隆寺ではなくなる。女系になると天皇家ではなくなる。

産経新聞2005年12月11日、(旧皇族・竹田家、竹田恒泰氏)

う〜ん、なかなかうまいアナロジーだが、 問題はどういう意味で女系が鉄筋コンクリートなのかだよな。 そんなに純粋でありたいのなら、 いっそのことクローンでも作ったらどうか。

役にたつ学問、すぐにおカネとむすびつく学問だけが生き残り、 「印哲」のようなムダで非実用的な学問は生存競争の敗者として 消滅してゆくのが当然なのであろうか。…。
ちょっとみたところ世俗から離脱しているような考古学や 歴史地理、文学、美学など人類の胃酸をしっかり研究して後世に つたえてゆくのも学問の義務なのである。 そういう人文学を軽視してはいけない。 いや人文学だけではない。理学部などでも基礎科学には なかなかおカネがまわってこない。基礎研究がおろそかになって、 すぐに役にたつ応用だけが脚光を浴びるというのも学問にとっての危険信号である。

産経新聞2005年12月11日、加藤秀俊

絶滅が危惧されている学問を継続させる意義とは何か。 役に立たない学問をわざわざ税金を払って継続させる意義はどこにあるのか。 100年後に役に立つというのでなければ、なぜ「人類の遺産」 として残さなければならないのか。 それなら、少なくとも見て喜ぶ人の多い能か歌舞伎などに 助成金を増やすべきではないか。 文化や学問は簡単に切り捨てずに大切にすべきだという主張はわかるが、 少なくとも相撲でも角界振興のために新人発掘など努力しているのだから、 金が減らされるような講座は、そうならないようちゃんと努力すべきだろう。

真夜中

まだ研究室。ひさしぶりに新聞をゆっくり読んでいる。 やらないといけないことは多いのだが…。

みずほ証券の発注ミスの件で、やはり一部の証券会社がミスだと知りつつ 株を大量に取得していたようで、「同業者が相手のミスに乗じて 荒稼ぎするのは業界の信義に反する」などと非難されている。 こういう不文律というのは難しいな。

アタマジラミの感染が小学生を中心に増えているらしい。 せいぜい気をつけることにしよう。

真夜中2

帰宅。眠いので早く寝よう。

今日のニュース

昨日のニュース


15/Dec/2005 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

お昼すぎ

わ、早起きするつもりが、寝すぎた。仕事をせねば。

昼下がりは某院生の指導。 これから授業の手伝い。

夜2

某生命倫理と功利主義のゲラを見直す。

非常に良くない思考法だと思うのだが、 原稿の〆切前には 「とりあえずここはちょっと問題があるけれども、 このままにしておいて、ゲラになってからちゃんと考えよう」 などと考え、いざゲラが送られてきたときは、 「とりあえず体裁は整っているから、 てにをは以外はあまり手を入れないようにして出版社に送り返そう」 などと考えてしまう。いかん。これではいかん。 あとで恥をかかないように、 もうちょっと厳しくやるようにしよう。

真夜中

夜、某授業の手伝いをしたあと、 急いでいたのでタクシーに乗って春日へ行き、 米国から一時帰国中の某氏に初めてお会いし、 夕食を食べながら歓談。楽しくお話を伺う。 二人で赤ワインを一本開ける。

いったん帰宅したあと、歩数が足りなかったので大学に行き、 しばらく学内を散歩。銀杏の落葉を踏みながら歩く。

真夜中2

まだ起きてる。

今日のニュース


16/Dec/2005 (Friday/vendredi/Freitag)

昼下がり

今日もお昼前に起きてしまう。

お昼は同僚の某氏と。カキフライ定食。

昼下がり2

これから某四ツ谷の大学に行き、研究会に参加してくる予定。 なんだか調子が悪いが、外の空気でも吸って元気を出そう。

Always look on the bright side of life... (lyrics here).

真夜中

夕方、某四ツ谷の大学で開かれている国際会議をちょっと拝見してくる。 公衆衛生の発表を目当てに行ったのだが、それほどたいした内容では なかったので、少し早目に退席して、高田馬場な某氏とアトレの喫茶店で歓談。

それから湯島へ行き、研究室の忘年会に参加。 楽しく飲む。二次会は本三の駅前で。また楽しく飲む。 ビール、芋焼酎、酎ハイ、泡盛。泡盛が効いたようで、 すっかり出来上がって帰宅。

今日のニュース


17/Dec/2005 (Saturday/samedi/Sonnabend)

午前中に起きて大学へ。 某仙台大学の某先生と某教授と三人で某謀議。 そのあと、某摸擬倫理委員会の手伝い。

某摸擬倫理委員会が終わったあと、某懇親会に少し参加し、 それからプール。今日は当面の目標にしていた40分で2キロを達成する。 といっても、別に泳ぐのが速くなったわけではなく、 折り返しのときに休みを入れないようにしただけだが。 次は45分2.25キロを目指そう。

某外国人はてっきり明日来日予定だと思っていたが、 調べてみると明後日だった。 明日は某翻訳作業をなんとか一区切りさせよう。

夜2

夜は某丼屋で。そのあと、某スタバで小一時間ほど翻訳。 閉店の時間になったので帰宅。

クリスマスカードと年賀状を書かないとまずい。

どうも自分は組織論に興味があるようなので、とりあえず堺屋太一の本を 注文してみる。といっても、アカデミアの組織論なのだが。

真夜中

春日でラーメンを食べてからマンガ喫茶。 〆切に追われて煮詰まった頭をリセットするのに最適だ。

今日いろいろ考えたことをメモ。マルクス・アウレリウス風に。

「血液型や星座や長男か次男かなどで人をカテゴリー分けしないこと。 仮にA型の人、B型の人の性格に一般的傾向があったとしても、 それは『そのように行為するのは彼が日本人だから』 『そのように行為するのは彼女が女性だから』というのと同じで、 偏見に基づき、おそらくは誤った原因を帰する説明になる。 しかし、人々はなぜそういった単純な要因で性格を説明できると 考えたがるのか。複雑な思考を避けて、 単純な説明で済まそうと考えているのか。 あるいは単に自他をカテゴリー分けすることが好きなのか」

「ソクラテスは自分が何も知らないということを知っているだけ、 他の人よりも賢かった。君は自分がしばしば間違えることを知っており、 また他人から間違いを指摘されれば誤ちを正す心構えがある分、 そうでない人々よりも賢くなれるだろう」

「君はなぜ寝てばかりいるのか。 かつては良い本を朝まで読んで感動のあまり一睡もできなかったことも あったのではないか。寝ないと健康に悪いというのか。 しかし、身体の健康のために精神の健康を犠牲にするつもりなのか。 よく寝ないと長く生きられないというのか。 しかし、なんのために長く生きるのか。 良く生きるためではないのか。 だが君は寝てばかりいるではないか」

「一番恐しいことは身体が老いることではない。精神が老いることだ」


18/Dec/2005 (Sunday/dimanche/Sonntag)

夕方

お昼すぎまで寝てしまう。いかんすぎ。

喫茶店に行って勉強しよう。

夕方2

というわけで喫茶店へ。喫茶店というのは落ち着いてよい。 喫茶店に住めないかな…。

今日の英語: competence

何かを遂行する能力があること。abilityやcapacityと同義だが、 かっこよく言いたいときに使う。 また、informed consentのための条件として用いられるときは、 判断能力、対応能力のように訳される。

最近、どうもこの語が多用される傾向にあるようで、 cultural competenceとかnarrative competenceなどのように 使われることがある。これはちょうど日本で、「日本語力」とか 「〜力」のように用いられるのと同じように思われる。 (そこで、上の二つはそれぞれ、「文化力」とか「物語力」とか 訳すとよいかもしれない)。

まだ喫茶店で翻訳。終わらんが、今やっているのは理解可能な項目なので まだまし。

ふと、10年先の自分はどうなっているんだろうと考える。 何にせよ、そのときに重要な仕事ができる立場にいるためには、 30代を無駄に過ごさないようにしないといけない。 40才になるまでのあと8年ちょい、何するかなあ。

夜2

場所を変えて後楽園の某所へ。 ひさしぶりに靴屋に行き、(また)茶色の靴を買う。 今回も革製のウォーキングシューズなわけだが、 考えてみるといつも着ている服もアウトドア系の、 「ちょっとインフォーマルなフォーマル」という感じの服だ。 フォーマルなスーツは苦手だが、 あまりにカジュアルなのも困るというメンタリティの表れか。

それから喫茶店へ。 喫茶店から喫茶店へと移動する渡り研究者。

夜中

某所で和食系の夕食を食べてから歩いて帰宅。

真夜中

DVDに録画していたニュースや英語でしゃべらナイトを見てゆっくりする。

ドアーズのドキュメンタリーがあったようだ(BBC Radio 2)。 そういえば、ドアーズのアルバムって持ってなかったかな。買うか。

今日のニュース

昨日のニュース


19/Dec/2005 (Monday/lundi/Montag)

夕方

お昼前に起きて大学へ。昼食がてら本三の喫茶店に行き、 2時間ほど集中して翻訳をする。つかれて研究室に戻ってきて雑用。 これから某外国人を上野に迎えに行く予定。

夜中

夕方、歩いて上野に行き、 上野の喫茶店で翻訳をしながら時間をつぶしたあと、 某外国人父子を京成上野駅で出迎える。

タクシーで本郷に戻ってきたあと、 外国人を龍岡門側のホテルに連行(連れて行ったという意味)。 しばらく休憩するというので、そのあいだにプールに行き、 1キロほど泳ぐ。

夜、同僚の某氏にも付き合ってもらい、 本三の交差点のそばの焼き鳥屋で食事をしながら歓談。 ビールをジョッキで3杯。酔っ払う。

それからホテルに連行し、研究室に戻ってくる。 Monty PythonのMonty Python Singsと、 Eric Idle Sings Monty Pythonが届いていたのでiTunesに落とす。

翻訳もしないといけないが、しばらくたまっていた新聞を読もう。

産経によるジェンダーの解説(2005年12月16日)。 記録として写しておこう。

ジェンダー
生物学的性別(セックス)ではなく、 社会通念や慣習の中で作り出された「男性像」「女性像」。 このような社会的な性別が、男女の偏見を生み、 男女共同参画を阻害するとした特定のグループが 「ジェンダーフリー」の名の下で活動。文化・伝統や、 「男らしさ」「女らしさ」をも否定し、 人間の中性化を目指したり、家族や親子関係の重要性を否定するような 教育が行われたことから、社会問題となった。

真夜中

まだ大学で新聞を読んでいる。 新聞を読みながらEric Idle Sings Monty Pythonを聴いているが、 曲と曲のあいだのトークがおもしろい。 ひさしぶりに良質のユーモアに触れた気がする。 やっぱりユーモアに毎日触れていないと、 ユーモアのない人間になってしまうようだ。 (そういえば、先々週の「英語でしゃべらナイト」 を見ていてもそう思った) もう少しユーモア力(humorous competence)を養うために、 普段からモンティパイソンや筒井康隆に触れるようにしよう。 SF的発想についても同じことが言える。

「あいかわらず君はユーモアのセンスがないな。 ユーモアについて真面目に語ってどうするんだ」

真夜中2

コンビニで買物をしてから帰宅。

そういえば、今日歩いて上野に行くときに不忍池のほとりを通ったら、 枯れた蓮の茎と茎のあいだに、 どこからか渡ってきたらしい鴨がたくさんいたので驚いた。 不忍池もけっこう凍っているようだ。 鴨もさむいかも。

「く、くだらん。失格」

真夜中3

あれ、`The Beatles are bigger than Jesus.'というコメントについては、 こないだも書いたが、 それとまったく同じ話を2年前にしているな。 2年経つと自分の書いたことを完全に忘れるということか。 自分の考えたことを繰返し書くのはまだ良いが、 本などで読んだ他人の意見を自分の意見と間違えて述べないように気をつけよう。

今日のニュース


20/Dec/2005 (Tuesday/mardi/Dienstag)

昼下がり

某外国人の世話をしなければならないため、比較的早起きして大学へ。 事務手続を手伝ったあと(英語が出てこないで困った)、 同僚の某氏も道連れにして某蕎麦屋で昼食。

というわけで、翻訳の仕事をしなければいけないのだが、進まず。 某先生、すみません…。

夜中

夜、池袋に行き『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』 を見る。映像がきれいで迫力があるが、あまりのめりこめず。C+。

メキシコ料理をたらふく食べてから帰宅。 明日は早朝から築地に行く予定。


21/Dec/2005 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

早朝

早朝、といっても、まだ真っ暗で、いつもならこれから寝る時間なわけだが。 しかし、あまり寝ていないが目覚めは良かった。やっぱり早起きした方が いいのかな?

早朝、外国人2名と同僚の某氏と4人で築地市場へ。ちょっと遅くなったが、 さいわい競りを少し見学することができた。 穴子丼を食べてから帰宅。

お昼すぎまで寝てしまう。急いで大学に来て、某院生の指導。 夕方からは某授業に参加。義務論と徳倫理。勉強になる。

そのあと水泳に行こうと思っていたが、 ジムの閉館時間が迫っていたのと疲れていたのとであきらめ、 同僚の某氏としばらく雑談。

さて、残った時間で翻訳をしなければ。しかし、なんだかしんどい。 とりあえず食事をするか。

アマゾンからThe Best Of Doors 2000が届く。2枚組のやつ。

真夜中

夜、春日でラーメンを食べてから帰宅。堺屋太一の『組織の盛衰』 を読み始める。いろいろ考えさせられる。


22/Dec/2005 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

早起き。あれ、扁桃腺が少し腫れているようだ。まずい。体温は36.0度。 今日も一日長いので、なるべく体調に気を使って暮らすことにしよう。

朝2

とりあえず某翻訳の二つ目の項目を訳し終えた。 今日中に見直して某先生に送るようにしよう。 あと一つの項目も年内にやる予定。

この翻訳のせいで一ヶ月つぶれた気がする。 引き受けたのは自分だが、意味不明な項目を引き受けてしまったせいもあり、 なんだか無性に腹立つ。やりどころのない怒りとはこのことだ。 とりあえず日記にぶつけることで我慢しよう。ええい。この。この。 わたしの大切な一ヶ月を返してください。乱心。乱心。

とにかく翻訳は小さな仕事と思われても引き受けてはいけない。 いつも反省するのだが、学んでないな。 When will I ever learn?

真夜中

午前中に大学に行き、某学生の指導。Hilde Lindeman Nelsonの `Narrative Ethics'という論文を読み終える。物語倫理の主要な類型として、 共同体主義(歴史を引き合いに出して規範を正当化)、 文学批評(文学批評の能力が臨床事例の分析に役立つ)、 患者の物語(病を持った患者のアイデンティティの再確立など)、 決疑論(パラダイムとなる事例から現在の事例を分析)の四つを議論するというもの。 それなりに勉強になった。 学生は一年足腰を鍛えてだいぶ英語も読めるようになってきたので、 次回からはOn Peter Singerを駆け足で読む予定。

お昼は某氏と某大学食堂で食事。 ひさしぶりに食堂で食べる。

お昼すぎから某外国人による、公衆衛生倫理学の講義を拝聴。 自分がこないだサーベイした話とそれほど変わらないので とりあえず安心する。週末にでも英語でサーベイ論文のドラフトを書いて 見てもらうようにしよう。

夕方から某授業に参加。今日は司会だったためほとんど内職できず。 ひさしぶりに同僚の某氏らの授業を聞いて勉強になった。

授業のあと、明日のホテルの予約状況を調べたら、 実は予約をしていなかったことがわかり、 急いでJR京都駅近辺に予約を入れる。 明日は大雪で京都に行けないなんてことにならなければいいが。

しばらく同僚の某氏らとビール片手に歓談。 来年のCBELの仕事についていろいろ計画を練る。 志を同じくする同僚というのはいいなあ。 仲間がいるというのは幸いだ。 来年はもっとがんばろう。

帰宅。ちょっと仕事をしたら寝なければ。

真夜中2

と言いつつ、翻訳の推敲をしていたらすっかり遅くなってしまった。 ようやく三つの項目のうちの一つを相互チェックに発送。 なるべく今週末にあと一つの推敲を終え、年内にもう一つの項目をやろう。 これと、某倫理学事典の項目をやったら年内の仕事は終わりだな。 こんな雑用で師走が終わると思うと、臍を噛んで死にたくなる。 雑用を引き受けてはいけない。これも来年の抱負にしよう。

昨日のニュース

一昨日のニュース


23/Dec/2005 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中

早朝、某外国人らとタクシーで東京駅に行き、 新幹線で京都へ。雪のせいで新幹線は一時間ほど遅れて到着。

そこからタクシーで東一条へ。外国人をホテルにチェックインさせたあと、 東一条の鄙びた食堂で昼食を食べ、某東鴨川大学へ。 昼下がりから夕方までその外国人による講演を聞く。 公衆衛生と市民共和主義について。少人数だったが、そのおかげで いろいろと議論ができて楽しかった。

夜、みなで居酒屋へ。ひたすら食べる。ギネスと焼酎。歓談。

外国人をホテルまで送ったあと、 さらに飲む。焼酎。

それから京阪で七条まで戻り、京都駅のそばのホテルにチェックイン。 狭いがなかなか快適なホテル。

まだ体調が悪い。早く寝よう。


24/Dec/2005 (Saturday/samedi/Sonnabend)

昨晩はホリー・ハンター主演の 『アメリカン・ジャスティス』 をつい見てしまう。 ある地域の炭坑労働者とその家族が賃上げと安全な労働環境を求めて ストライキをして、苦労した末に勝利するという話。C+ ストライキというのも集合行為問題で、 囚人のジレンマと似た状況があるなあと思いながら見ていた。

炭坑労働者のジレンマ

Aはストに参加する Aはストに参加しない
Bはストに参加する 二人とも大きく賃上げされ、 職場環境も改善される可能性がある--(3,3) Aは(見返りとして)現場監督者になり、 少し賃上げがある
Bは解雇--(2,0)
Bはストに参加しない Bは(見返りとして)現場監督者になり、 少し賃上げがある
Aは解雇--(0,2)
二人ともそのままで、職場環境は危険なまま--(1,1)

最も望ましいのは左上なわけだが、 企業側は見返りをちらつかせてストからの離反を求める。 そこで結局、仲たがいして一方が裏切るか、 二人ともあきらめて現状のままになる。

ストが難しいところは、協力相手が裏切るかどうかというだけでなく、 仮に協力してもストは成功しないかもしれないし(労働者側が降参する)、 またストが成功した場合の利益も不確実だということがあるのだろう。 (だから、最終的な成果が3,3であったとしても、ストの成功に懐疑的な労働者 にとっては裏切った代償としての昇進と賃上げの方が魅力的に見える)

それから朝まで寝て、起きるとまだ風邪が悪化。 喉は数日前から腫れていたが、鼻も出るようになった。 とりあえずホテル内の喫茶店で朝食。 他人に伝染さないようにマスクを買おう。

昼下がり

お昼前にホテルをチェックアウトして、 京都駅の地下街(ポルタ)にあるスタバで小一時間ほど某修士論文草稿を読む。

それから、一乗寺付近から自転車でわざわざ来ていただいた某氏と一緒に 某所で昼食。鍋焼うどん定食。 そのあと、(イブのせいか)カップルしかいないこじゃれた喫茶店で、 男性二人で歓談。功利主義の話とか、共和主義の話とか。

今年の学問的成長について

今年は共和主義とか共同体主義の問題意識を (ハートに突き刺さる感覚で)鮮明に理解できたことが学問的には一番の収穫だった ように思うが、某氏と話していて、なぜそこまでこの共同体の問題、 あるいは組織の問題に関心が生じたのか、 その要因がようやくすべてわかったのでメモしておく。

  1. 公衆衛生倫理をやったおかげで、自由主義的個人主義に限界がありそうだ という感じがしてきた(これについては理論的にはまだ未解決)。
  2. 日本倫理学会でも発表したように、 倫理学界という共同体の衰退が心配になりだした。
  3. 某ユニットの存続と繁栄について考えるようになった。
  4. 代議制民主制を中心に政体論について考えていたので、 どのような共同体が存続と繁栄を続けられるか、に前から興味があった。

最初の三つは以前から考えていたことだが、四つ目の話は、今日某氏と話していて 初めて思い当たった。堺屋太一は「今までまともな組織論という学問はなかった」 と述べているが、よく考えてみれば、 どういう政体ならば繁栄し、どういう政体なら衰退するかという政体論は、 組織論の最たるものだと言える。この政体についての議論を土台にして、 身近な共同体についてもっと考えてみることにしよう。

また、昨日某助教授と話していて改めて思ったのは、 共同体の繁栄と存続を憂えると同時に、自分の学問的卓越性についても 心配しなければならないということだ。 後者しか考えなければ気付かないうちに共同体が 衰退する可能性があるが、前者しか考えずに自分を磨くことを忘れるなら、 誰も真面目に話を聞いてくれなくなるだろう。 というわけで、来年は研究成果を挙げる年にしよう。

某氏と別れたあと、伊勢丹その他をしばらくぶらぶらし、 おみやげを買ってから新幹線へ。 喉が心配なのでマスクとのど飴も購入。 なんとか週末中に体調を戻そう。

夜中

夜、東京駅に着く。駅構内で食事をしてから、 東京駅から歩いて帰宅。昨日、タクシーで来たときに道を覚えたので、 今日から始まった東京ミレナリオを横目に、 大手町、竹橋、神保町、水道橋と歩いて帰宅。 ついでに神田教会にも立ち寄り、クリスマスのミサを少し覗いてくる。

すっかり凍えて帰宅。風邪が悪化したと思って体温を計ってみると、 36.5度で平熱。どうやら熱はないようだ。

真夜中

自宅でいろいろ作業。こないだ録画したA Hard Day's Nightも 観る。帰りの新幹線で読んだ某修士論文のコメントもメールで送る。 そういえばちょうど一ヶ月前にも修論のコメントをした。

さて、やるべき仕事もあるのだが、とりあえずよく寝て風邪を治そう。

あ、今年の成果だが、落穂拾い的に残りの収穫を思いつくままに挙げると、 ダーウォル先生のおかげでメタ倫理がだいぶ見通しが良くなった。 規範倫理も功利主義と契約論の理解が深まった。 生命倫理はあんまり進歩がなかったが、 この分野のサーベイの能力がだいぶ身に付いた。 フェミ生命倫理とか物語倫理というのもだいたい雰囲気がつかめた。 しかし、もちろんだが、まだまだ考えるべきことは多い。 来年もがんばろう。

今日のニュース

昨日のニュース


25/Dec/2005 (Sunday/dimanche/Sonntag)

お昼すぎ

よく寝たが、扁桃腺の腫れがまだ引かない。困った。 今日は布団の中で仕事をするか。

昼下がり

お昼すぎ、同僚の某氏と某喫茶店で昼食を取りながら、 某氏の、先日から調子の悪いコンピュータの様子を見る。

それから本三駅前の薬局で薬を買って帰宅。 薬剤師さんに勧められるままにサトウ製薬のストナ顆粒と活蔘28を購入して飲む。 考えるに、風邪などの病気に関しては「自然」信仰があって、 薬を飲まずに治した方が体に良いと考えがちなのだが、 ちょっとこの格律については科学的な根拠に基づいているのかどうか よく調べてみる必要がある。 あれ、これは以前に風邪を引いたときにも書いたな。

韓国の体細胞クローニング技術を用いたES細胞作成をめぐる不正行為の件だが、 不正が発覚したときの負の影響は、研究者本人だけでなく、 科学コミュニティに対する信頼の失墜を引き起こし、 今回の場合のように国のメンツの問題にもなる。 したがって、科学コミュニティだけでなく、 国も協力して、 不正行為が起こりにくいフェアな競争の場を提供できるようにしなければならない。 こないだの一級建築士の件でも、 建築基準の検査にあたっては「性善説」で行なわれていたという話があったが、 科学者の性善説を前提に環境作りをしていたのでは不正行為を防止する ことができない。 `To Err is Human'と同じで、 少なくとも一部の科学者は状況次第で不正を行なうものだという前提で 制度作りをしていく必要がある。

夜中

夕方、しばらく布団の中で公衆衛生倫理の勉強。

夜、ロンドンから帰国中の某氏と本三で待合わせして、 後楽園の某所で一緒に夕食。いろいろ相談。 そのあと、水道橋のそばの喫茶店で一服してから、 歩いて本郷に戻ってきて大学のそばで別れて帰宅。 朋有り、遠方より来たる、亦た楽しからずや。

さて、もう少し勉強しないと。しかし眠い…。

真夜中

一寸寝る。よく汗をかく。しばらく勉強をしよう。

真夜中2

しばらく勉強。

ところで、火曜日にこういうイベントがあるので、 時間のある人は参加してください。 そのあと懇親会もあります。 さらに詳しくはCBELのウェブサイトを見てください。講師は現在接待中の外国人です。


「テリ・シャイボの長い死――私的な悲劇、公的な危険」 
日時:12月27日(火)16:00〜18:00
場所:医学系研究科教育研究棟13階第4セミナー室
講演は英語で行われます

真夜中3

まだ公衆衛生倫理の勉強。しかし、もう寝ないと風邪が悪化するな…。

今日のニュース


26/Dec/2005 (Monday/lundi/Montag)

真夜中

今朝は割と早起きして、しばらく公衆衛生倫理の勉強をしてから大学へ。 某外国人と昼食を食べながら公衆衛生倫理の話をする。

お昼すぎから某外国人による公衆衛生倫理の授業。 感染症と遺伝学の話。勉強になったが、 体調が悪いのであまり気合いが入らなかった。

夜、某外国人と同僚二人と四人で後楽園の某所で食事。 ふぐ鍋その他。楽しく飲み喰いする。

それから歩いて帰宅。明日もまた某外国人と相談をするので、 寝る前に公衆衛生倫理の勉強をしなければ。


27/Dec/2005 (Tuesday/mardi/Dienstag)

よく寝た。体調はほぼ回復。

勉強しないと。

午前中に大学へ。某外国人と公衆衛生倫理について相談するはずが、 1時間遅刻したため時間が取れず。人生、遅刻するものではない。

某ハンバーガー屋でフィレオフィッシュバーガー。 そのあと、某スタバに行き、テリ・シャイボについての勉強。

夕方から某外国人のセミナー(テリ・シャイボについて)に出席。 おもしろく話を聞く。 そのあと、栄養と水分を補給するために、 某イタメシ屋でみなで立食の懇親会。楽しく話す。 ワインを飲みすぎて酔っ払う。外国人は明日帰国予定だが、 上野駅まで送らなくて済むようなので、これで御役御免。万歳。

風邪はだいぶ軽くなったが、風邪薬を飲んでいるせいなのか、 自然経過なのかわからない。年内はもうプールに行けないし、 風邪は引くものではない。 次回から(とくに乾燥した空気に)気をつけよう。

真夜中

夜中、外国人の接待が無事に終わったので、気晴らしに某マンガ喫茶へ。 しかし、読んだマンガが悪かったのか、ひどく実存的な気分になって帰ってくる。 この「実存的な気分」というのは形容しがたいが、焦りとか、いらつきとか、 フラストレーションとか、破壊衝動とか、 昇華しきれない衝動を抱え、自分の存在を持て余している、 十代のときによく感じたあのどうしようもない感じ。

「そんな風に感じるのは、 夜中にマンガ喫茶に行くからだろ」

「そうですね。何か大いに時間を無駄にしている気がして」

「まあいいんじゃないの、たまには息抜きをすれば。 君はなんでも勉強と結びつけるから息苦しいんじゃないのかね」

「そうですねえ。『勉強のためにSF読もう』とか 『勉強の間の息抜きのためにマンガを読もう』とかですからね」

「究極善は勉強かね。そのうち『勉強のために幸福になろう』とか 言い出すんじゃないか」

「それはともかく、自分の中のいろいろな情念や気分をみなはどうやって 扱ってるんでしょうかね。表の顔と裏の顔みたいに使い分けてるんですかね」

「どうしてるんだろうねえ。他人による君の理解と、 君自身による君の理解は異なるし、他人といってもたくさんいるから、 それぞれの理解とか君に対する期待も違うしねえ。 しかし、あまりに一貫させようとすると息苦しくなるよ」

「そうですねえ。それで変身願望とか出てくるんでしょうね。 人間というのはやっかいですね」

「ムーア先生が言うのとは違う意味でindefinableなんだろうな。 君の場合はillogicalでirrationalでもある」

「それって、The Corrsの`Irresistable'の歌詞じゃないですか」

「まあ、なんでもいいから、とりあえずモンティパイソンでも見て、 ユーモアのセンスでも鍛えたまえ。 君に今必要なのはペーソスではなくユーモアだよ」

今日のニュース

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28/Dec/2005 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

記載なし。


29/Dec/2005 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

お昼ごろに家を出て、 電車とバスを乗り継ぎ、 神奈川は葉山のあたりへ。 高田馬場の某氏の好意で、 セレブな某別荘に泊まって政治哲学研究会強化合宿(aka忘年会)。

[sunset]

[水平線に沈む太陽]

夕暮れにあたりを少し散歩したあと、 鍋やら何やらをひたすら食べ、 ワインや焼酎をひたすら飲み、 同世代な方々のお話をいろいろ聞く。 朝4時ごろまで話し込んでから就寝。 ひさしぶりに寮のような生活スタイルを楽しんだ。

焼酎が入ったせいか割と早起きしてしまう。 海の見えるバスルームでシャワー。 そういえば、昨夜は食べすぎたせいか ズボンがきつくてお腹が痛くなった。 お腹が出てきたんじゃないかと心配になる。 いや、きっとズボンが縮んだのだ。 そうに違いない。

真夜中

お昼ごろにみなが起き出してきたので、 近くのリゾートホテルのようなところで昼食。 水平線が美しくて感動する。

それから部屋の掃除をして、荷物をまとめてバスに乗り、 電車を乗り継いで本郷へ戻ってくる。疲れていたせいか、 バスで乗り物酔いしたようで、ふらふらになる。 しばらく休んでから近くのイタめし屋で食事。ピザ、リゾット、ワインなど。 今夜は風も少しあるせいか、外はひどく寒かった。

年賀状を買って帰ってくる。今年は例年以上にimprudentだ。 明日書いて出そう。

とりあえず、疲れたので早目に寝よう。

昨日のニュース


30/Dec/2005 (Friday/vendredi/Freitag)

良く寝て午前中に起き、お昼に東京駅で帰国中の某氏らと食事。 予定が入っていたのであまり長く話せなかったが、 三人で来年の中頃にでもアヴィニョンのミルの墓参りにでも行こうかと密談。 実現に向けて努力しよう。

それから大学に来て、某教授と久しぶりに長く相談。来し方行く末について。 来年は一層がんばりましょうということで落着く。 どうも来年度がこのユニットの総仕上げの年度になりそうだ。

そのあとしばらくメールやら何やらの雑用をして、某スタバに行き、 某翻訳の推敲。そうこうしていると風邪が再び悪化したので、 最近できた某無国籍料理で夕食を食べてから一旦帰宅し、 厚着に着替えて、駅前で買物してからまた某スタバへ。 なんとか二つ目の項目の推敲を終える。

再び大学へ。今夜中になんとか年賀状を書きたい。

年内にあとやり残していること。

Miscellaneous observations.

真夜中

まだ翻訳の推敲中。スタバでは紙ベースで仕事をしていたので、 せこせこと打ち込んでいる。

メモ。健全な懐疑精神、健全な批判精神を失わないこと。「ためにする」懐疑、 反体制派を気取った批判的態度は身に付けないこと。 (万年野党が歓迎される時代は終わった。We have grown.) では、健全な批判と「ためにする」批判の両者を区別する線はどこにあるのか。 アリストテレス先生によれば、 中庸の徳は頭ではなく実践によってでしか身に付けられないそうだ。 優れた人を見習うこと。

メモ2。 来年の抱負の一つ。 同世代の・気の合う・熱意のある編集者を見つけること。 そうなのだ。研究人生もRPGのようなもので、 冒険に欠かせない仲間を一人ずつ見つけて行かなければならないのだ。 これ(=自己充足的な研究者像からの脱却)が今年最大の洞察だった。

真夜中2

ようやく翻訳が終わったので発送。あともう一つあるが、 これは後回しにして、先に某倫理学事典の原稿を送らないと。 しかし、その前に年賀状だな。 年賀状が書けたら帰宅しよう。

いや、やっぱりやめた。 この年賀状ストレスはたまらんので、 どうせもう間に合わないし、 今年の年賀状は来た分だけ返事をすることにして、 年が明けてからゆっくり書くことにしよう。

というわけで、某倫理学事典の作業を終えたら帰宅しよう。

真夜中3

やっと某倫理学事典の項目を書き終わり、早速メールにて発送した (こんなにすぐに終わるんだったら、さっさとやっておくんだった)。 あと年内の仕事は某生命倫理学事典の残り一項目の翻訳だけ(だったと思う)。 なるべく明日中に終わらせてしまおう。

さて、帰って寝ないと死ぬ。

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昨日のニュース


31/Dec/2005 (Saturday/samedi/Sonnabend)

昼下がり

今年最後の日なのに、お昼すぎに起きてしまう。いかん。

夕方

急に「年の瀬」感が迫ってくる。

少し筒井康隆を読んだあと、部屋を小掃除する。 いつも掃除をしないので積もっているほこりを掃除機で吸っていると、 突然、多幸感に襲われる。ほこりに何か変な成分でも入っているのか。

夕暮れ

小掃除のつもりが、なんだか調子に乗ってきて、中掃除ぐらいになる。 部屋を片付けながら、もうちょっとお金に余裕ができたら、 小さなパーティが催せるくらいのところに引越したいとか考えてみたり。

真夜中

もう日付が変わってしまったが、 気付かないふりをして書く。

夕方、某スタバに行き、某事典の最後の項目の翻訳に手を付ける。 一番簡単というか明快なのが残っていたのですらすら進むが、 半分も済まないうちに閉店時間になってしまう。

それから歩いて神保町へ。しばらく某マクドナルドで時間をつぶしたあと (ひさしぶりにマックポテトを食べた)、 都内に残っていた某F氏と一緒に蕎麦屋で蕎麦を食い、 さらに水道橋の居酒屋で焼酎を飲む。 食べすぎたのと、タートルネックのシャツが首を絞めつけるのとで、 吐きそうになる。コーヒーを飲んで春日で解散。 歩いて帰宅しているうちに日付が変わってしまう。

一年を振り返る

今年の抱負の評価

  1. D論の口述試験に通ること
    ---おかげさまでなんとかなりそうです。B+
  2. 功利主義的な思考法を身に付けること
    ---少し身に付きましたがまだまだです。B-
  3. お昼まで寝ないこと
    ---これも少し身に付きましたがまだまだです。 来年こそは早寝早起きの徳を身に付けましょう。C+
  4. 毎週最低一回はジムに行くこと
    ---これは十分に達成。散歩と水泳の習慣が付きました。A
  5. 人と話すときは「でも」を使わないこと
    ---だいぶ身に付きました。 そのかわりに「難しいですね〜」が口ぐせになりました。B+
  6. 新聞の切り抜きを三日以上ためないこと
    ---これは後半、だめになりました。F 7月ぐらいからの新聞がまだたまっています。
  7. 一日一善をかならずやること
    ---これはすっかり忘れていました。F

今年の主なニュース


書いたもの (あれ、あんまり仕事してないな…)


話したもの


訳したもの


読んだ本、論文 (本、読んでないなあ)


観た映画 (今年はあんまり観なかった)

B以上の評価があるものはもう一度見てもいい。 『アイ・ロボット』は何がそれほど良かったのかもう覚えていないのだが、 たぶん哲学的だったのだろう。


買ったCD (たくさん買ってしまった)

一番良かったのはDaniel Powter。その次はStevie Wonderかも。


その他、QOLを上げるのに有用だった買物

最もQOL向上に貢献したのはヘッドフォンとプリンストンのスピーカー。 あとは腕時計かな。他のものもQOL向上に大いに貢献した。

夜明け前

あれ、日記を一年分読み返していたら6時間近くかかってしまった。 時間の無駄。もう寝よう。

今日のニュース


何か一言

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KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Sun Dec 23 12:40:30 JST 2007