2005年7月号 / 2005年9月号 / 最新号

こだまの世界

2005年8月号

学問、芸術、技術、手仕事のすべてについては、 それを獲得するには多面的な労苦をともなう学習と訓練が必要だ、 と一般に信じられている。が、哲学にかんしては、いまや、 おかしな偏見が広く行きわたっている。 目と指をもち、その上に皮と道具が手に入れば、 それでもう靴を作れるかといえば、そうはいかないのに、 もってうまれた理性があれば、それが哲学の尺度となるから、 もういきなり哲学することも哲学を判定することもできるというのだ。 足さえあれば靴作りができるといわんばかりだ。

ヘーゲル、『精神現象学』(長谷川宏訳)


主な話題


01/Aug/2005 (Monday/lundi/Montag)

なんとか起きる。早寝早起きの徳はなかなか身につかない。

夕方

本郷に戻ってくる。

[old prefectural office building]

[旧道庁舎]

朝、市内を散歩。旧道庁舎や時計台を見てくる。

旧道庁舎内の資料館で樺太が戦地であったことを改めて知る。 どの地域にも歴史がある。

[stuffed animals]

[北海道の仲良し動物たち]

旧道庁舎内の展示は無料の割になかなかおもしろいので必見。

JRで新千歳空港へ。この空港はなんだか大きい。 時間がないので適当におみやげを買って機内へ。 論文を少し読んで寝てしまう。

羽田からは京急と三田線で。やはり東京は暑く、 荷物を持って5分ほど歩いたら汗だくだくになった。 いったん帰宅してシャワーを浴びてから大学へ。

金曜日ぐらいまでは雑用でつぶれそうだ。 仕方ないので雑用に集中することにしよう。

夏一杯は某論文を書き直し、 そのあとは公衆衛生の倫理、脳死、尊厳の三つについて研究することにしよう。

夜中

某政治哲学研究会。ネーゲルのグローバルジャスティス論。

そのあと、プールで泳ぐ。30分強で1.2キロほど。 某丼屋で食事したから研究室へ。

真夜中

マンガ喫茶に行き、リフレッシュしてから帰宅。

そういえば、行きの羽田空港の本屋でビジネス書をパラパラと読んだのだが、 チームとして仕事をするときの心構えについては真剣に 考えなければならないと思った。 チーム内で分裂や仲たがいが起こっていると生産性も 下がるし、生産力も低下する。仲の悪い人をそのままにしておくのではなく、 なんとかうまくやってもらえるようにしなければならない。

同じく、仲が悪くなったら、それでもいいやと思わずに、 その原因について考えること。

今日のニュース


02/Aug/2005 (Tuesday/mardi/Dienstag)

お昼前

寝坊。仕事しないとやばい。

真夜中

お昼に大学へ。昼下がりの某ミーティングまで夏期コース関係の雑務、 終わってからも雑務。 夜にジムのプールで1.6キロほど泳いだあと、 某丼屋の丼を買って研究室で食べ、さらに雑務。 今日は雑務で一日が終わった。

今日のニュース


03/Aug/2005 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

お昼前に起きる。お昼は同僚の某氏らと塩ラーメン。 しばらく用事で大学内を彷ったあと、研究室へ。

昼下がりは某学生の指導、某新婚の同僚がおみやげで買ってきたケーキ試食会、 その他の雑用など。

夕方、ちょっと喫茶店に寄ったついでにケーキを買う。 プールで1.25キロほど泳いだあと、購買部で弁当を買い、 研究室で食事。ケーキもいただく。

さて、ちょっと勉強せんと。

真夜中

某博士課程の学生の博士論文の草稿をチェック中。 まだ博士課程を修了してないのにこんなにできててうらやましい。 本当は人のを見ているヒマはないのだが。

せんべいなどを食べだすと止まらないので、ガムを噛む。 ちなみに最近はキシリトールの大きなボトルを買っている。

真夜中2

帰宅。

雑感。水泳はずいぶん上達した。 3ヶ月前は50メートルも泳げなかったのに比べると、格段の進歩。 最近は、口や鼻から少し水が入っても平気になった。 もうそろそろエラが生えてくるかもしれない。

雑感2。 一群の男たちが「万物は水・火・原子からできている」 という話をしているところに、 一人の男が現れ、「徳とは何か」 「有徳であることは幸福になるための必要十分条件か」と話し出した。

それに連られて他の人々も、 「有徳であることは幸福になるための必要条件ではあっても十分条件ではない」 とか「快を感じ不快を感じていないことこそ、幸福であるための必要十分条件だ」 とか「いや、快苦は幸福とは何の関係もない」とか話し出した。

それからしばらくするとロックバンドが現れ、 「愛こそがすべて(必要十分条件)だ」と歌い出した。 このロックバンドの影響力が大きかったため、 現在の人は幸福になるために有徳になろうとせず、 愛を求めるようになった。

今日のニュース。


04/Aug/2005 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

お昼前

ちょっと早く起きたが、まだダメ。もう少し早く寝るようにして、 あと布団をかぶって汗をかくようにすること。 汗をかかないとよく眠れないようなので。

昨日のプールでは意識的にローリングするようにしていたせいか、 肩甲骨のあたりが少し筋肉痛。

昼下がり

お昼に大学へ。同僚の某氏らと昼食を食べにでかけたあと、 研究室で某学生の論文読み。いやに哲学的で難しい。

〆切と約束の時間は守ること。隗より始めよ。

夕方、某学生の論文指導。 そのあとプール。30分しかなかったのでクロールで1.25キロほど。 それから購買部で弁当を買って研究室に戻ってきて食事。

雑感。個性個性というが、たいがいの場合、 個性というのは誤差の範囲内で生じるもので、 それは日本にいるときは日本人の服装や発想は多様に思えても、 外国に行くと日本人はすぐそれとわかるということからも明らかである。 しかしごくまれに突然変異のような個性の持ち主が現れる。 ミルはそのような人が社会を革新していくのだと考えていた。 「これらの少数者こそ、地の塩である。 彼らがいなければ、人間の生活はよどんだ水たまりのようになるであろう」 「天才はきわめて少数派であり、またつねに少数派になりがちである。 しかし、天才を生むためには、天才の育つ土壌を保存することが必要である。 天才は、自由の雰囲気の中でのみ自由に呼吸することができる」(『自由論』第3章)。 もしあなたが天才でなく、 そして天才がやってくるのを待ち望んでいるのであれば、 あなたは天才のために道を譲るだけではなく、 自由な土壌を耕さなくてはならない。

雑感2。「いかがなものかと思う」というのは 政治家が使っている言葉が普及したのだろうか。 「違和感を感じる」「微妙」と共に、 使わなくて済むなら使わないでおこう。

真夜中

某げんきち用の勉強を少ししてから帰宅。 マンガ喫茶に行きたかったのだが、ぐっとがまん。

今日のニュース。


05/Aug/2005 (Friday/vendredi/Freitag)

お昼前

汗をかいてよく寝る。さて、大学に行って勉強せんと。

そうかプラッツ近鉄、つぶれるのか (スポニチ大阪)。 たしかに客が入ってなかったもんなあ。

夕方

お昼は、某氏と定食屋で。それからいろいろ雑用。 翻訳の編集作業や、某飲み会の下見や、某テキストの編集作業。

メモ。つねに合理的に行動しようとすること。 すなわち、合目的に行動し、 不合理な感情(いやだからいや、なんとなくやりたくない、など) に突き動かされないように注意すること。

夕方2

メモ。共同作業というのは色々と面倒なものだ。 しかし、 共同作業によらなければ大きな結果が得られないというのも事実だ。 共生、強制、匡正…。

sleipnir2を インストールしてみた。ちょっと速くなった感じがする。

夕暮れ

雑用の続き。やっと一区切りついたので、 プールで泳いだら某げんきちの仕事をやろう。

プールで1時間2キロぐらい。 途中、ゆっくりしたリズムでしばらく泳いでいたら、眠たくなった。 泳ぎながら寝たらどうなるんだろう(おぼれます)。

また、どうも足が下がっているようで、 なるべく意識的に腰を水面近くに保つようにすると 抵抗が減ってストローク数が少なくなることがわかった。

一緒に泳いでいるとスピードが遅い人がいることも、 障害物競走と思えばあまり苦にならなくなった。 障害物競泳というのはないのかな。

購買部で弁当を買ってきてから研究室で食事。 今週は毎日泳いでいる。 偉いというか、ヒマというか。勉強しよう。

夜中

駅前の某ドラッグストアで買物をしてから帰宅。 帰ってくると勉強する気にならんなあ。よくない。

今日のニュース

早朝

夜中、マンガ喫茶に行ってしまう。 5時間パックというのは長すぎて時間をもてあますので、 もうやめよう。

国際警察長協会による自爆犯の見分け方。 以下を含むいくつかの基準を満たせば、頭部銃撃してよいそうだ。

  1. 暖かい日に厚手のコートを着ている
  2. 電線などが出ているバッグやリュックサックを持っている
  3. 落ち着きがなく、視線が合うのを避ける
  4. 多量の汗をかいている
  5. 祈りの言葉をつぶやく

外国に行くときは自爆犯と間違われて頭を撃ち抜かれないように気をつけよう。


06/Aug/2005 (Saturday/samedi/Sonnabend)

夕方

昼下がりまでよく寝る。起きてからひさしぶりに散髪屋へ(調べると前回は5月28日)。 さっぱりして戻ってくる。

今日と明日で某げんきちの仕事を終わらせること。

夕方2

某ハンバーガー屋で食事をしてから研究室へ。

今年も暑いと言われるが、湿度も低いし風もあるので、 それほど暑く感じない。 たしかに昨日の昼下がりにTシャツの上にもう一枚シャツを着て 散歩したら汗だくになったが、 今日のように半袖Tシャツ一枚だと、外を歩いていても快適なぐらいだ。

ひょっとすると、これは、 水泳(あるいは老化?)で体質が変わりつつあるからだろうか。 とにかく、京都の地獄の暑さに比べると、とても過ごしやすい。

脳死出産

「そういえば、先日、脳死の女性が出産したという記事がありましたね」

「そういう話はドイツや日本でもすでにあっただろう。 『NHKスペシャル脳死』でも読んでみろ」

「やっぱり、死んだ人が出産するのはおかしいので、脳死は人の死ではない ということになるんでしょうか」

「いや、子供が産めさえするならその人は生きているなんていう考え方は変でさ。 じゃあ子宮さえまともに機能できるようにしておけば、 脳やその他の部分の機能が消失してもいつまでも生かしておけってことになる? いくら女性が子宮でモノを考えているって言っても、 それはあんまりでしょう

「あ、今ひどい差別発言が出ましたね。急いで線を引いておきました」

「いや、よく言われる表現を使ってみただけなんで、 本気でそう思ってるわけじゃないよ。 女性も脳で考えてるんだと思うよ、たぶん」

「たぶん、じゃなくて、そうなんです」

「いずれにしても、だから脳死臓器移植はやめるべきだと かいうことにはならんだろう。女性が生き返るわけでもないし、 そもそも男性脳死体は妊娠しないし。 こういうのは例外として取り扱えばいいんじゃないの」

夕方、しばらく某げんきちの校正をしたあと、 プールで1時間ほど泳ぐ。2キロぐらい。 今週は皆勤賞だ。

「核兵器の作成だけでなく、核の平和利用も禁止すべきだ」という議論と、 「生殖目的のクローニングだけでなく、治療目的のクローニングも禁止すべきだ」 という議論は、同じすべり坂論法を用いているのだろう。 論理的には線引きはできるが、かならず一線を越える人々が出てくるというやつ。

真夜中

某げんきちの仕事。あんまり進まず。明日中に終わるよう、 明日は早目に来て仕事をしよう。

真夜中2

帰宅。研究室でカップそばを食べただけなので、 ラーメンでも食べに行こうかと思ったが、やめておいた。

そういえば、医学部3号館の裏の羊小屋に、また子羊が生まれていた。

あ、今週のアド街ック天国は谷中だったのか。録画しておけばよかった。

今日のニュース


07/Aug/2005 (Sunday/dimanche/Sonntag)

昼下がり

早起きするつもりが、お昼すぎまで寝てしまう。いかん。

夕方

昼下がり、某スタバで新聞。夕方、研究室へ。 今年も懐徳館の生垣にはたくさんのセミの脱け殻が。

米国はイランには核の平和利用を認めることにしたようだ。 使用済み燃料を供与元に返還するという条件で認めるようだが、 イランと北朝鮮だと、どういう「道徳的に重要な違い」があるのだろうか。

なお、北朝鮮の核平和利用に反対しているのは日本と米国で、 中国と韓国は基本的に容認、 ロシアは技術提供をする準備があるので賛成だそうだ。

夕方2

某げんきちの仕事。こういうときは真面目に新聞の切り抜きをやっていて 良かったと思う。しかし、もう机の引き出しが一杯なんだよな。 一つ棚を買ってもらうか。

夕暮れ

初めて「公算が大きい」という表現を使ってみる。 広辞苑によると、 公算はprobabilityの訳語で、「確率論」はかつては「公算論」と言ったそうだ。

某イタメシ屋で夕食。帰り道、学内を歩いていると、 アスファルトの舗道の上を彷っているセミのさなぎがいたので、 拾ってから近くの大木に掴まらせてやる。セミも大変だ。

そういえば今年は暑中見舞い葉書を出していない。去年も出さなかったか。

(というわけで)暑中見舞い申し上げます。

真夜中

夜中、順調に某げんきちの原稿を書く。あと一つだったが、 時間切れで帰宅。

途中、先に救助(?)したセミのさなぎが羽化しているかどうか寄り道してみると、 木に新しい脱け殻があったのでどうもそのさなぎは無事に羽化したようだったが、 その木の足元に別のさなぎがひっくり返っていて、アリにたかられていた。 ずいぶん弱っているようだったが、レシートの上に乗せてアリを追い払ってやり、 懐徳館の生垣のところに連れていく。あまり期待できないが、 無事に羽化するとよいが。

帰路、さなぎを助けるべきだったかどうか考えていた。 アリのエサを奪ったわけで、手遅れだったかもしれないし、 無用な介入をせずにそのままにすべきだったかもしれない。 しかし、せっかくさなぎまで育ったのに、セミになれない(flourishできない) というのはいかにも無念だ。もちろんさなぎは財前教授のように 「む、無念だ…」とは考えないだろうが、 それを見た人間の苦痛も考慮に入れるべきようにも思う。 その場ではつい直観(rule of rescue)に従って助けてしまったが、 功利主義者としてはどうすべきだったのかなあ。

今日のニュース


08/Aug/2005 (Monday/lundi/Montag)

夜明けごろに寝たが、寝苦しかったのか、割と早起き。 早目に大学に行って勉強しよう。

そういえば、 先日韓国で犬のクローンに成功したそうだ。

昼下がり

朝、某スタバで新聞。研究室に来てから某げんきちの推敲など、雑務。 昼は同僚の某氏と二食で。戻ってきてから某翻訳(医療倫理)の推敲。

郵政民営化法案、参院で否決(賛成108、反対125)。 予想された以上に造反者が出たということか。 さて、小泉首相はこのまま消え去るか、 世論の支持を受けて返り咲くか。

夜中

昼下がり、某翻訳の推敲、某夏期入門コースの簡単なリハーサル、 某げんきち原稿の推敲、等々。雑用で日が暮れる。

夜、閉まり際のジムへ行き、プールで泳ぐ。25分ほどでクロール1キロ。 ちょっと飛ばしたせいか疲れた。

夜は購買部で買った弁当。それからまた雑用。

首相が公言していた通り、自民党はぶっ壊れるんだろうか。

真夜中

某げんきちの原稿が完成したので、郵便局で投函して帰宅。 結局一日余分にかかってしまったな。

帰り道、またセミのさなぎがアスファルトの舗道の上をてくてく歩いているので、 懐徳館の生垣のところに移動してやる。 ほんとに羽化というのは命がけだなあ。

メモ。常に全力で何かをしようとするのは、 良くないことがあるから気をつけるべきだ。 たとえば、常に批判的であろうとして、 普段の会話でも命がけで反論しようとする人 (こういう態度はクリシンの本でも戒められる→TPOが大事)。

また、東一局から南四局まで同じ調子で打つ人。 手の抜きどころ、勝負のしどころを見極めることが大事だ。 大局的な視野を持っていなければ、 いきおい目の前のことにがむしゃらになってしまう。 それではいけない。 勝つべきところで勝ち、負けるべきところでは負ける。 批判すべきところでは批判し、どうでもいいところでは批判しない。 そういう姿勢を身につけよう。

今日のニュース


09/Aug/2005 (Tuesday/mardi/Dienstag)

起きる。洗濯と朝食。もういかないと。

夜中

朝、某お茶の水の医科歯科大へ。臨床試験の概略についての講義を聞き、 治験関係の書類が置いてある部屋や、治験薬の棚などを見せてもらう。 午後は京橋に本社がある某製薬会社へ行き、 有名な某抗インフルエンザ薬の開発についてお話を伺う。 臨床試験というのはこれだけで生命倫理学の一大テーマとなるような、 おもしろい分野だと思う。

情報交換会(ie懇親会)は失礼して本郷に戻ってきて、 ジムのプールで泳ぐ。1時間で2.3キロ。 ストローク数を21-25ぐらいに減らして、 なるべくスピードを落とさないで泳ぐ練習。 あまり疲れない分、長く泳げる。

研究室に戻ってきてから購買部で買った弁当をもそもそと食べる。

そういえば、参議院郵政法案否決による衆議院の解散は、 ちょうど「江戸の敵を長崎で討つ」というやつだな、と思っていたら、 亀井静香がそういう発言をしていたそうだ。 小泉首相はガリレオを引き合いに出したそうだが、 どうせなら「それでも郵政は民営化する」と言ってほしかった。

真夜中

今日も雑用で日が暮れる…。

そういえば、Exile on Main St.が届いた。ごきげん。

マンガ喫茶に行きたいが…ぐっとこらえて帰ろう。欲望に負けてはいけない。

真夜中2

帰宅。学士会館のそばの舗道で、 セミのさなぎが踏みつぶされていた。 flourishする前に死んで気の毒。

an sichとかfür sichとかいう意味はいまだによくわからないが、 大人になっても、即自的というか、自己意識に厚みのない、 二次元的な人というのがいる(今日も一人見た)。 ときどきウェブ日記を見ていてもそういう人がいる気がする。 日記はいやでも自分を客体化させると思うのだが、 単に傍からそう見えるだけなのか、 あるいはほんとに自分を客観的に見る視点が育ってないからなのか。

まあ、自分を単に客観的に見て自己批判するだけで、 自分を受け入れられないのも問題だと思うが。 自分を受け入れるとan und für sichという境地に立つんだろうか。 またそのうち精神現象学を読んでヘーゲル先生に教えてもらおう。

今日のニュース


10/Aug/2005 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

夜中

朝起きて、後楽園にある某CRO会社へ。 遅刻しそうだったので行こうか行くまいか最後まで悩んだが、 それで休むようではいかんと思い、結局20分ほど遅刻して出席。 次回は遅刻しないようにすること(といつも言っているが)。

午前中はうとうとしながら、CROとSMOの話を聞く。 お昼からは白金の某研究所に行き、 第I相の治験について話を聞く。 今回はちらりと治験の現場を見せてもらった。

夕方、いったん帰宅して着替え、大学へ。 同僚の某氏とそのお客さんの某氏としばらく歓談。

それからジムに行き、プールで1.4キロほど。 自分のゴーグルを忘れてしまい、 ジムで借りたのは度の付いていないゴーグルだったので、 まわりが見えないしゴーグルはくもるしで辛かったが、 弱音を吐いてはいかんと思い、がんばって泳いだ。

某丼屋で大盛りの丼を食べて少し気分が悪くなりつつ、研究室へ。

真夜中

研究室でしばらくうたた寝して、ちょっと勉強してから帰宅。

帰り道、公園のベンチに任天堂のゲームボーイ(DS)が置いてあるのを見る。 放っておこうかと思ったが、落とした本人ではなく他の人が拾ってしまう 可能性が高そうだったので、面倒だが本三の派出所に届けに行った。 派出所では、 「職業は?」「大学教員です」「え、学生さんですか」「いや、教員です」 とお決まりの質疑応答をする。 まあTシャツとジーパンではそれも仕方ないが。 拾得物は半年しても誰も何も言わなければ拾った者の所有物になるとのこと (ただし、権利放棄もできる)。 落とした人はちゃんと警察に連絡してくれるといいが。

それから帰宅。ふと『ペイ・フォワード』を思い出す。 明日大学に行ったら、 シンガーがティトマスについてどう言っていたか、チェックすること。

メモ。姿勢のいい人というのは見ていて気持ちいい。見習うようにしよう。

今日のニュース


11/Aug/2005 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

昼下がり

よく寝る。お昼前に起きて大学へ。同僚の某氏と某定食屋で食事。

雑感。人からのattentionが欲しくて、問題を起こす人がいる。 そういうときは、つい「自分の面倒を見るだけで手一杯だから、 あんたの世話までするつもりはない」 「大人なんだから自分のことは自分でなんとかしろ」と言いたくなるが、 それは自分が困ってないからだろう。 人はそんなに強くないし、saneでもないので、 SOSを聞いたらできるだけ助けるようにすること。

常識はあるがsaneではない人と、非常識だがinsaneではない人。 非常識な人をinsaneと呼ぶことがあるが、 insaneが精神的な疾患を指すなら、 かならずしも同じではないだろう(と思う)。

あれ、臓器移植改正法案って、一応先の国会に提出されてたのか (毎日)。あやうく某げんきちにウソを書くところだった。 まあ、解散による廃案覚悟で出したアリバイ的なものなんだろうけど。

真夜中

夕方まで雑務。夜、プールで1.6キロ泳ぐ。研究室で購買部の弁当を食べ、 しばらくベンタムの勉強。

それからバトラーの言う「自愛の原理」が「特定の情念」に負けてしまい、 マンガ喫茶へ。3時間ほど楽しんで帰宅。

メモ。カラダは鍛えることができる。アタマも鍛えることができる。 しかし、ココロは鍛えることはできないのだろうか。カラダに比べると、 ココロはひどく脆いもののように思われる。 (だが、ココロとは何か)

今日のニュース。


12/Aug/2005 (Friday/vendredi/Freitag)

昼下がり

目覚しをかけないで寝たら、寝すぎてしまい、同僚の某氏からの電話で目覚める。 お昼はラーメン。お腹一杯。

日航ジャンボ機墜落事故から丸20年。

夜中

昼下がり、某学生の指導。夕方、いったん自宅に戻ったあと、 プールで800メートルほど泳ぐ。

それから某教授某兼任祝いの飲み会を某所で。 ワインを飲んで歓談。

雷も鳴る雨の中、研究室に戻ってくる。 かなり大雨になりそうな気配。

真夜中

またマンガ喫茶に行ってしまう。 心の健康について考える。

法律をやると法律相談ができ、 心理学や精神医学をやるとカウンセラーになれる。 しかし、倫理学をやっても何もできないのはなぜだ? (答1)倫理学はそういう意味では実践的でないから。 (答2)倫理学者が怠惰でそういう実践の場を開拓してこなかったから。

何かできないかなあ。何もできないだろうなあ。

今日のニュース。


13/Aug/2005 (Saturday/samedi/Sonnabend)

夕方

お昼すぎに起きる。最近夜更しが多くなっていかん。 今日からまた1時には寝るようにしよう。

某所でカレーを食べ、某スタバでしばらく新聞を読んでから研究室へ。

鴨川神社では古本祭りをやっているんだな。本郷が一つ不便なのは、 ブックオフのような古本屋がないこと。いや、老舗は多いんだけど。

メモ。コーランにも「ひと一人を殺すと、人類すべてを殺すことになる」 という趣旨のことが書いてあるそうだ。カントの「汝の人格にある人間性」とか、 「女の敵」(これはカントではない)という表現に見られる、 この普遍化のロジックについてよく検討すること。

メモ2。ウガンダの国会議員が、女性が処女のまま高校を卒業するなら、 大学進学の費用を持つという約束をしたそうだ。HIV感染を防止するのと、 女性の高等教育推進を目的としているようだが、 それなら高校卒業時にHIV感染の有無の検査をするだけにして おいたらいいのではないか。

先日からちょっと肩が痛いので今日はプールはお休み。また月曜日に行こう。

真夜中

夕方まで少し勉強したあと、ちょっと新宿へ。 東急ハンズで温湿度計を二つ(Empex sucre midi, Adesso Model GF-563)と、 衣類ラックを二つ買う。 温湿度計の一つは大学用。 衣類ラックのおかげでずいぶん押し入れが整理された。 今度もう二、三つ買うようにしよう。

新宿でイタめし。 チーズを食べすぎて気分が悪くなる。 帰りは突然の大雨で濡れて、さらに気分が悪くなる。 暖かくして早く寝よう。

今日のニュース


14/Aug/2005 (Sunday/dimanche/Sonntag)

早朝

昨夜は早く就寝。夜明けごろに暑いので目が覚める。 温湿度計を見ると、室温は27度前後だが、 湿度がやたらに高い。毎朝暑かったのはそのせいかと思い、 エアコンを冷房からドライにする。

目が覚めてしまったので、 しばらく新聞でも読もう。今日は一日勉強すること。

7月31日8月1日の日記に 北大と札幌の写真を追加。たいしたことないけど…。

夕暮れ

朝、つい二度寝してしまい、お昼すぎに目覚める。

それから某ディスカウントショップに行き、 洗剤、衣類ラック、折りたたみ椅子などを買う。 自宅の机用にちゃんとした椅子が欲しかったのだが、 場所を取らないのと、案外座り心地が良かったので、 安い折りたたみ椅子にしてみた。

いったん帰宅して買ってきたパンを食べてから、某スタバに行き新聞を読み、 夕方に研究室へ。懐徳館の生垣のセミの脱け殻を見ていると、 蚊に容赦なく刺される。

しばらく中公クラシックスの『コーラン』と日本聖書協会の『アートバイブル』を 飛ばし読み。偶像崇拝はいけないのかもしれないが、 やっぱり絵があると話がわかりやすくてよい。

さて、勉強せんと。

真夜中

夜、研究室で勉強。なかなか集中できず、いろいろ本を読む。

夕食は某ベトナム料理屋で。研究室に戻る前にしばらく散歩。 研究室に戻ってくると、うたた寝してしまう。 目覚めると少し気分が悪かったので、早々に帰宅する。 今日はなんだか調子が出ず。

ジョージ・A・ロメオ監督のゾンビ映画がまた公開されるのか。 公式サイトを見るだけで恐いけど(恐いのでリンクは貼らない)、 見てみようかなあ。

今日のニュース。


15/Aug/2005 (Monday/lundi/Montag)

朝遅くに起きる。今日も暑い。

同僚の某氏と昼食をとったあと、 某監督の仕事。 なぜか監督主任になっていたので、精神的に疲弊する。

夕方、某夏期コースの雑務。夜、ジムのプールで1.4キロほど。 二日ほど休んでいたせいか、調子がよかった。 これからは一日おきに泳ぐようにしよう。

某丼屋で丼を食べてから、研究室へ。雷が鳴り出したと思ったら、 研究室に戻ったとたんに大雨が降り出す。

さて、勉強しよう。

真夜中

外で大雨が降る中、研究室でしばらく勉強。 雨が止んだので帰宅。

今日のニュース。


16/Aug/2005 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中

今日のこと。

今日は大文字の日のようだ。 エルヴィスが死んだ日でもあるようだ(BBCNews)。 マドンナの47才の誕生日でもあるが、落馬して大怪我をしたそうだ (CNN.com)。

今日のニュース


17/Aug/2005 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

夜中

お昼前に起きて大学へ。同僚の某氏らとイタめしを食べながら密談。

お昼すぎからは某学生の指導や雑用でつぶれる。夕方、ジムのプール。 今日は1時間で2.35キロ。当面は1時間2.5キロを目指そう。

購買部で弁当を買ってから研究室に戻ってきて夕食。たらふく食べる。

さて、心を落ち着けて勉強しよう。

それにしても、Maroon 5、かっこいいなあ。 メインストリートのならず者も、ひさしぶりに聞くとかっこいい。 Let It LooseとかSweet Virginiaとか。

真夜中

夜、研究室で真面目に少し勉強してから帰宅。 明日から4日間、某夏期集中入門コースが始まるが、 某勉強も継続しないと間に合わん。自愛の思慮、自愛の思慮。

今日のニュース


18/Aug/2005 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

お昼前

そこそこ早起きして大学へ。

今日から某夏期集中入門コース。

夏期コース一日目、終わり。一応無事に終わった。 自分の授業もつつがなく終わったので一安心。 あとは基本的に裏方なので、他の人が気持ちよく授業できるように準備しよう。

真夜中

しばらく大学でゆっくりしてから帰宅。ちょっと勉強しないとまずい。

今日のニュース


19/Aug/2005 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中

今日のこと。

今日のニュース。


20/Aug/2005 (Saturday/samedi/Sonnabend)

今日も早起き。朝食と洗濯のあと、大学へ。

某入門コース三日目。今日は責任者なので、しっかりやらねば。

夜中

某入門コース三日目、無事終了。朝から晩までのハードスケジュールだったが、 無事に終わってよかった。某名誉教授の講演もおもしろかった。 一月以上前から準備した甲斐もあってか、受講生の反応も上々。 懇親会でも歓談できてよかった。 力を合わせるとこんなに良いコースも作れるんだなあと実感。 ん、ちょっと誉めすぎたか。 気を引き締めて、明日の最終日もがんばろう。

真夜中

帰宅。眠い。早起きして普通の生活をすると、 こんな感じなんだろうなあ。 いや、もっと早起きの人もいるんだろうけど。 怠惰な学生生活が長かったから、 早起きする人生には戻れそうもない…(というのは甘えか)。

今日のニュース。


21/Aug/2005 (Sunday/dimanche/Sonntag)

夕方

某入門コース四日目。 今日も一応お昼前から働いたが、ほとんどやることがなかったので、 打ち上げの準備など。昼下がりに無事に終わる。 そのあと打ち上げ兼反省会を少しやって、5時すぎにすべて終了。 忙しかったが、充実した四日間だった。 10月からのコースもこの調子でがんばろう。

夜中

ちょっと早目に帰宅。今日はゆっくり休んで、明日から勉強しよう。

メモ。人間が病気になるように、チームも病気になる。 昨今、チーム医療の必要性が言われるが、 「チームによる医療」だけでなく、「病んだチームに対する医療」も必要だ。 チームの病の一つの原因は、 組織のひずんだ構造が特定の個人に過度な負荷をかけることにより生じる。 また別の原因は…。

真夜中

マンガ喫茶に行こうかと思ったが、 面倒なのでDVDを見る。

デンジャラス・ビューティ』。 サンドラ・ブロックはたしかに愛敬があっていいが、 映画自体はヒマつぶしに見る内容。 ミスコンに出る女性は性格も頭も悪いというステレオタイプを 覆そうというのがメッセージか。 まあ深読みすれば、 サンドラ・ブロックにとってこの映画は、 ジュリア・ロバーツにとっての『モナリザ・スマイル』 と同じような位置付けにあるのかもしれない (ie. 二人とも、 それぞれの仕方で女性の地位の向上のために努力していると言えなくもない)。

あ、この映画、そういえば続編があるんだった。

今日のニュース


22/Aug/2005 (Monday/lundi/Montag)

お昼すぎ

昨日は夜更しをしてしまい、早起きできず。お昼に大学へ。

夕方

昼は同僚の某氏と蕎麦。昼下がりは、 某テキストの校正(再校)などをやっているとつぶれてしまう。やばい。

夕方、1時間ほど水泳。2.35キロ。 購買部で弁当を買って研究室に戻ってきて夕食。 それから真面目に勉強を始める。

う、某学会の予稿集の原稿の〆切が明後日だ。 そういえばホテルも取っていない。 別の学会の大会参加費もそろそろ払わないと。

真夜中

なかなか捗る。というか、捗らないと困る。 集中してもうちょっとがんばろう。

夏は日中が暑いので、思い切って昼夜を逆転させる サマータイム制を作ったらどうだろうか。 みな夜9時に出勤して、明け方5時の比較的涼しい時間に退社し、 暑くなる前に帰宅して寝る。 子供たちも夜に花火をしたり、セミのさなぎをつかまえたりして遊ぶ。 サマータイムに切り換えるのが大変だが、 地球の裏側に旅行に行ったと思ってがまんしてもらう。 …しかし、これではあんまりサマータイム制を導入する意味がないかなあ。 みんな太陽の光を浴びないと病気になるか。

真夜中2

ずいぶん真面目に勉強して、夜中遅くに帰宅。眠い。

今日のニュース


23/Aug/2005 (Tuesday/mardi/Dienstag)

お昼すぎ

お昼前に起き、同僚の某氏と昼食を食べてから大学へ。勉強しよう。

先日、エアロスミスのPumpが届いたが、 ひさしぶりに聞くとマッチョなので辟易。 もっとも、朝、家を出るときに聞くと元気が出て良い。

今日はCCRのWillie and the Poor Boysが届いた。 これもひさしぶりに聞くとギターがチープだが、 ジョン・フォガティの歌は良い。とくにFortunate Sonが最高。

某予稿集の原稿書き。これは明日が〆切なのだが、 おそらくエライ先生方は〆切を守らないだろうから、 来週までに完成させることにしよう。

業務連絡。今は日本にいます。ロンドンにいれたら幸せですが。

真夜中

夜から真面目に某論文のリバイズ。しかし、今いち調子が上がらない。 もう帰って寝よう。

明日は遅くとも昼までに大学に来て、真面目に勉強すること。

真夜中2

帰宅。雨に降られる。

メモ。「でも、みんな信念という意味では同じでしょ」という相対主義的な発言と、 「でも、みんな欲求という意味では同じでしょ」という心理的利己主義的発言の 類似性に注意せよ。

今日のニュース


24/Aug/2005 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

お昼すぎ

お昼前に起きて、蕎麦を食べて大学へ。

駒大苫小牧の不祥事について

自宅でシャワーを浴びながら、 やはり駒大苫小牧の優勝旗は返還すべきだろうと考えていた。 その理由は。

要するに、一貫性の問題と「悪しき先例」という理由だ。

と一応結論を出してから蕎麦屋で産経新聞の社説を読むと、 「明徳義塾の不祥事と、駒大苫小牧の不祥事は種類が違う」 という主張と、「体罰と指導は区別すべきだ」という主張がなされているのを見る。

一つ目の論点は、 明徳義塾は野球部の部員である生徒が煙草を吸うなどしていたのに対し、 駒大苫小牧は生徒ではなく指導者が体罰を行なったので、種類が違う、 というものだ。野球部の集団で責任を取るという体質が良いのかどうか という問題はさておくとすると、前者なら甲子園出場は辞退すべきであり、 後者なら甲子園出場は辞退しなくてもよいという理由は何だろうか。

喫煙していた生徒は悪いが、体罰を受けた生徒は基本的に悪くないから、 前者では野球部に責任があり、後者では責任がないのだろうか。 しかし、監督や部長などの指導者の責任という意味では、 同じであるように思われる。 もしも野球部部長に関してはトカゲの尻尾のように野球部から 切り離して考えられるのだとすれば、 なぜ喫煙していた生徒は同じように切り離して考えられないのか。

また、仮に産経の「種類が違う」(道徳的に重要な違いがある)という主張を 受け入れて、駒大苫小牧の優勝に関しては何の取りざたもしない場合、 それによって「監督や部長が体罰などの不祥事を起こしても、 少なくとも甲子園終了後に公表すれば、野球部の成績は残る」 という悪い先例を作ってしまうことになる。 今回の駒大苫小牧の不祥事が明徳義塾の不祥事と同様に考えるべきかどうかが 一つのポイントだが、たとえ種類が違うということになっても、 高野連の方から何の処分も行なわれなければ、 野球部の隠蔽体質を強めることにつながるように思われる。

もう一つの「体罰と指導は区別すべきだ」という論点については、 さすがに産経も今回の件での報道が事実だとすれば、それを「愛のムチ」と 呼んで容認するつもりはないようだが(なので、なぜ産経がこの論点を あえて出してきたのかわからないが、まあ長年の持論を披露したということか)、 「体罰は許されないが、『愛のムチ』は許される」 というのは興味深い主張だ。 そもそも体罰と指導(愛のムチ)がどう違うのか、ちゃんと定義する必要がある。 そうしないと、すべり坂論法を使って、「『愛のムチ』と体罰は区別できないので、 全面的に禁止すべきだ」という主張が通るだろう(論理的なすべり坂)。

また、もしちゃんと区別できたとしても、 「『愛のムチ』を容認すれば、必ず行き過ぎた体罰を行なう学校が出てくる。 それゆえ、『愛のムチ』も容認すべきではない」という主張も考えられる (経験的なすべり坂)。 功利主義的には、「愛のムチ」と「体罰」をしっかり定義して、 一つ目の論理的なすべり坂が起こらないようにするのと、 それでも経験的なすべり坂が起きてしまうというデメリットと、 「愛のムチ」を認めることによる教育的なメリットを比較すべきだ ということになるだろうか。

昼下がり

秋の某入門コースの出足が遅くて心配になってきたので、 ちょっと宣伝。 関係者の方は、興味のありそうな友人などに転送してください。 Spread the word (please).

ついでに、リスク・マネジメントの集中コースも宣伝。

昼下がりから夕方まで真面目に勉強。 日が落ちたころにジムに行き、プール。1時間で2.1キロほど。

購買部に行く途中、セミのさなぎを見かけたので大木に乗せてやる。 まだいるんだな。購買部には弁当が残ってなかったので、 ひさしぶりに某丼屋に行き、夕食。

さて、真面目に勉強しよう。

真夜中

遅くまで真面目に勉強(ちょっとテーブルの上で寝てたが)。 疲れたのでそろそろ帰ろう。 明日こそは早起きして真面目に一日中勉強しよう。

真夜中2

帰宅。

今日のニュース


25/Aug/2005 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

お昼すぎ

お昼に起きる。昼食は某ローソンで買って研究室へ。 大学に来るときは大雨だったが、 セミがここを先途とばかりによく鳴いていた。 台風が過ぎると秋になってたらいいなあ。

研究室に来ると、CCRのCDが届いていた。CCR, Bayou Country, Green River, Cosmo's Factory, Pendulum. 散財。

さて、おれもここを先途とばかりに勉強しよう。

あれ、もう夜か。日暮れがずいぶん早くなったな。

昼下がりからCCRを聞きながら真面目に勉強。 一息ついたところで散歩がてら購買部に行き、買物。 新しいリブレットが出ていたが、 キーボードのピッチが狭すぎて全然打てない。 あれは不評なんじゃないのかなあ。

さて、そんなことを書いてないで、勉強しよう。

真夜中

あれ、いつの間にかもう真夜中。困った。

ベンタムかベンサムか

どう読むかについて、以前ちょっと調べた気がするのだが、 「ベンタム」と読むべきだという結論だけ覚えていて、 なぜそう読むべきかという根拠についてはすっかり忘れていたので、 ちょっと調べてみたところ、 昔のベンタムメイリングリストにこんな記述が残っていた。

Benthamの発音が「ベンサム」か「ベンタム」か、という重大な問題がありま
す。

『市民的改革の政治思想』(岩佐幹三、法律文化社、1979年)のあとがきによる
と、「ベンタム」が正しいのだそうです。この本の著者は現在発刊中のベンタ
ム全集の元編集責任者であるJ.Burnsに聞いたのだそうです。

また、ぼくがあつかましくもベンタムプロジェクトのホームページ管理者であ
るJ.Harrisにお聞きしたところによれば、「Benthamのthはthoughtのthと同じ
読み方をする。Bentham自身は自分の名前をBentamと発音したが、彼の同時代
の人はそのことをあまり普通でないと思っていた」とのことです。(ちなみに、
1838-43に出版されたベンタム全集の編集者であるBowringの読み方は、ドイツ
語のBauerと同様、「バウリング」と読むんだそうです)

そこでぼくは本人の意志を尊重して「ベンタム」と呼ぶことに決めているので
すが、もちろん「ベンサム」と呼び、そう表記してもらっても構いません。

あと、ベンタム主義者のことをBenthamiteと呼びます。-iteはあまり見かけな
い接尾辞ですが、Tokyoite(東京っ子)とかHarlemite(ハーレムっ子)とか
Luddite(ラッド主義者)とかBurkite(バーク主義者)とかいくつかあります。

Hegelianとかいう化けものみたいなのよりはいいですよね?

(1997年8月6日付の児玉がポストしたメール。 --socioサーバの頃のメールが、 なぜ今のuminサーバで使っているmewですぐに調べがついたのかも謎。 たぶんいつか、昔のデータを引っぱってきてくっつけたのだろう)

真夜中2

台風が関東に上陸するようだ。帰宅しないでがんばろう。

真夜中3

勉強中。すごい風になってきた。 停電しないといいが、なんだか不安になってきた。 停電したら恐いなあ…。


26/Aug/2005 (Friday/vendredi/Freitag)

夜明けごろまで真面目に勉強したあと、テーブルの上で3時間ほど寝る。 起きたら台風は去っていた。しかし、〆切は去っていないのだった。 今そこにある〆切(clear and present deadline)。

腹が減った。しかし、 もうしばらく集中してがんばらないと人生を棒に振ってしまう。がんばれ。

お昼すぎ

プリントアウト中。やばい、遅刻する。


27/Aug/2005 (Saturday/samedi/Sonnabend)

お昼前

昨日と今日のこと。

さて、ちょっと一段落ついたが、 いろいろ〆切があるので気を抜かずに仕事をしないと。 一つ〆切の催促が来たので、今日中に出すこと。

しばらく行ってなかったので、歯医者の予約。 部屋にして健康にしても、 普通に使っていたらいつのまにか汚なくなってしまうので、 ときどきちゃんと清掃しないといけない。 …とわかっているのだが、ついつい面倒で先延ばししてしまう。 あいかわらずプルーデンスが足りない。

連用日記は誰に聞いてもなかなか不評だが、 めげずにとりあえず一年間続ける予定。

夕方

起きる。 一昨日からあまり寝ていなかったが、なんとか復活。

知らない内に体重が60キロを割っている。 最近は体重を毎日チェックしていないので、 間食をなるべく減らすようにしているせいか、 寝不足からなのか、原因がよくわからないが、 もうちょっと食べるようにしよう。

大学へ。 「連続性がない」という連用日記の欠点を少しでも克服するために、 2005年8月というファイルを作って、 そちらにも適宜前日までのデータを加えることにした。

この方式の欠点は、連続している日記の更新が一日遅れるということと、 上から8月1日、2日、…、という形になっているので、 新しい情報は下に来てしまうということ。また、作業が増えて面倒なこと。 フレームを使えばもうちょっと工夫できる気もするが、 なるべくローテクでやろう。

夜2

ジムのプール。1時間弱で2.1キロほど。 某丼屋で食事をしてから、本三の駅前でちょっと買物をして研究室へ。

メモ。京都の市営地下鉄では「テロ対策のため、構内のゴミ箱を撤去しております」 という貼り紙がある。そのうち、地下鉄の入口に、 「テロ対策のため、地下鉄を撤去しました」とかいう貼り紙が出ていたら おもしろいだろう。と、今朝もうろうとした頭で考えていた気がする。

ついにベンタムの時代が。 「人間の「痛み」数値化 オサチが測定装置発売へ」。 この調子で、精神的苦痛や快楽についても研究すれば、 快楽計算ができるようになる日が来るかもしれない…。

夜中

〆切を過ぎていた某学会の原稿をメールで提出。あんなんで大丈夫かなあ。 ついで宿泊の手配もしよう。

真夜中

30分ほど悩んで、ホテルの予約。JR岡山駅の西口の方にしてみた。

真夜中2

真夜中までいろいろ雑用をしたあと、 お腹が減ったので上野駅の某ラーメン屋まで行ってラーメン。 今ひとつ。近い春日に行けばよかったと後悔。

ついでなので某ディスカウントストアで少し買物してから帰宅。 DVDレコーダーのハードディスクが一杯で、昨日、 今日のNHKニュースが取れてなかった。 某放送大学の授業をDVDに落とさないとまずい。


28/Aug/2005 (Sunday/dimanche/Sonntag)

昼下がり

夜明け前に寝て、お昼すぎに起きる。明日からもう少し規則正しい生活をしよう。

連用日記だが、「がんばれ」というメールも何通かいただく。 こういう日記を作るプログラムがあると思っている人もいるようだが、 残念ながらすべて手動です…。

夕方

某スタバで新聞を読んでから研究室へ。 駒大苫小牧の件は、産経社説で主張されていたように、 「明徳は生徒による不祥事だが、駒大は指導者による不祥事」 という区別が通って、非常に寛大な裁定が行なわれ、 優勝旗の返還も要求されずに結着。

しかし、ではなぜ一部の生徒による不祥事で、 野球部が甲子園出場停止になるのか。 指導者の監督責任が問われるからなのか、 あるいは周りの部員が不祥事を止めなかったことに責任が問われるからなのか。 これらいずれの理由も明徳だけでなく駒大の事例にも当てはまるように思われる。 すると、不祥事を起こした帳本人が一部の部員か、 指導者かで処分が変わる理由は他にあるだろうか。

いずれにせよ、「報告が遅れてもそれほど厳しい処分はされないから、 報告は甲子園が終わったあとにすればよい」 という誤ったメッセージを送る結果になってしまったように思う。 駒大の校長は悪い人ではないようだが、 今後の高校野球のことを考えれば、高野連からの処分がなくても、 誰かが自主的に責任を取るべきだったのではないか。

…う〜ん、直観的には何かおかしい気がするのだが、やっぱりよくわからん。 どうも指導者の場合は指導者だけが責任を取り、 部員の場合は野球部全体が責任を取るという区別が理解できていないようだ。 野球部有機体説?

夜中

夜、ちょっと心に余裕ができたので、長いあいだ不義理をしてしまっていた 某文献データベース作成をする。途中、 某ハンバーガー屋(マクドナルドではない)へ行き、フィレオフィッシュ。

真夜中

某文献データベースは一応完成。今後のアップデートをどうするかが課題。 なんかメールサーバの調子が悪いみたいなので、 某氏たちには明日送ることにしよう。

某論文要旨を急いで作成。 プリントアウトして明日郵送することにしよう。あ、いや、よく考えたら明日たぶん会うだろうから、直接渡せばいいのか。

夜明け前

早く帰宅して寝るつもりが、春日でラーメンを食べてマンガ喫茶へ。 『フライ、ダディ、フライ』とか。なるほど、それなりにおもしろい。 しかし、予定調和的な終わり方が今ひとつ。

帰宅。もう寝よう。メールサーバは完全に落ちているようだ。

「しかし、早寝早起きしなければならないと思う自分がいる一方で、 こういう不健康なのが良いんですよねえ。生きてる実感があって」

「そういう生活をしないと生きてる感じがしないというのはダメ人間の証拠だろう。 それじゃ不良の中学生や高校生と同じようなもんじゃないか」

「そうなんですよね。思うに、結局のところ、 本気で打ち込めるものをまだ見つけてないんだと思いますね、 自分で言うのもなんですが」

「衣食足りておきながらぜいたくな悩みだな」

「ぜいたくと言われればその通りなんですが、 本当だから仕方がないじゃないですか」

「何を開きなおってるんだ。けしからん。 ちゃんとアンガジェせんからいかんのだ。 世の中には困っている人がたくさんいるし、 お前にはいろいろできることがあるだろう。 できるからにはすべきなのだ。大義に身を投じろ」

今日のニュース


29/Aug/2005 (Monday/lundi/Montag)

お昼前

なんとか午前中に起きる。

体重60.3キロ、体脂肪率12.8、基礎代謝約1500キロカロリー。

昼下がり

午前中、ちょっと指の荒れを見てもらいに近く皮膚科へ。 ここも医薬分業をしているので、近くのお抱え薬局でお薬をもらう。

そのあと、同僚の某氏と某ハンバーガー屋(マクドナルドではない)で昼食。 研究室に戻ってくると、とても眠くなる。寝不足だ。

なんか、連用日記にして並べて見ると、 どうしようもない映画ばかり見ていることがばれるな。

真夜中

昼下がり、ジムのプール。50分で2キロちょっと。 今日は何度か後からプレッシャーをかけられたので、 スピードを落とさず泳ぎ続けた。 次は45分2キロを目指そう。

夕方、某神田の大学へ行き、某科研の集会に参加する。 今日は自己紹介と飲み会のみ。 知り合いが多くて気楽な会合だった。

そのあと、名古屋の某氏と上野まで歩き(!)、ラーメンを食べてから帰宅。 眠いし、酔っぱらい。ビールジョッキ一杯と、赤ワインと白ワインのグラスを 一杯ずつなんだけど。つかれてたのかな。

今日のニュース


30/Aug/2005 (Tuesday/mardi/Dienstag)

比較的早起き。今日は出張で箱根へ行く予定。温泉出張というやつだ:-)

今日は家賃を払うこと。歯医者の予約も忘れずにせよ。

気管と食道がつながっていることについては、 こないだ産経で太田和夫氏が解説していたと思うが、話を忘れてしまった。

お昼

箱根行きのバスの中で。

朝、ちょっと早めに出たが、某不動産屋で家賃を払ったときに 政治談議になり、時間を食う。さらに、新宿の喫茶店で朝食を 食べたときにも食事が出るのに時間がかかり、結局バスの発車時間 ぎりぎりになってしまう。バスの中ではしばらく良く寝る。

う、ぐねぐねした山道を通過中なので ディスプレイを見ていると気分が悪くなってきた。やめよう。

お昼すぎ

箱根の山の上の方にある高級ホテルに到着。 昼食の値段も上流階級用だ。

夜中

夕方まで真面目に研究会。そのあと、露天風呂に入り、 2時間ほどかけて夕食。いろいろ教わるところあり。

明日は何もないので、どうしようかと考えている。


31/Aug/2005 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

昼下がり

帰宅。今日のこと(so far)。

真夜中

夕方、満員の安田講堂で某先端医療の講演会を聞く。 立花某の講演も聞いたが、話にまとまりがないのと、 時間を過ぎても延々としゃべっていたので、 しばらく我慢していたがしびれを切らして退出し、 閉まる間際のプールに行く。

30分で1.475キロ。 腕をこれまで以上に前に前に出すようにしてみる。 この調子だと1時間で約3キロ泳げるはずだが、 さすがにちょっとしんどい。がんばって鍛えよう。

某丼屋で食事をしてから帰宅。雑多な勉強。 腰を据えて本を読む時間が欲しい。

昨日のニュース

今日のニュース


KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Wed Sep 14 06:15:21 JST 2016