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こだまの世界

2004年6月下旬号

もし義務が、倫理的要求や政治的要求を満たすさいの実務的側面であるとしたら、 なぜわれわれはこれほどまで権利ばかりに注目するのだろうか。 また、なぜわれわれは、義務について語ったり考えたりするときには、 あまりに無口で適当なのだろうか。 おそらくその理由の一つには、 他人がわれわれになすべきことを考える方が、 われわれが他人になすべきことを考えるよりも楽しいということがあるのだろう。

---Onora O'Neill, A Question of Trust


主な話題


21/Jun/2004 (Monday/lundi/Montag)

真夜中 (午前)

弁当屋で弁当を買ってから帰宅。

新聞。レーガンの葬式後、ブッシュ大統領の支持率が4%上がったそうだ。 共和党は今ごろ、ブッシュ・シニアの葬式の準備もしているかもしれない。

というのは冗談なので、CIAに密告しないように。

そう考えると、 マイケル・ムーアの映画の上映も、大統領選に影響をもたらすかもしれないな。 どこかの映画館で暴動の一つでも起こるんじゃないだろうか。

昨夜も寝苦しくて夜明け前に一度起きたが、冷房を26度に設定して、 扇風機をつけて寝たらよく眠ることができた。 しかし、あまり風に当たると調子が悪くなるので気をつけよう。

台風6号。関東には直撃しないようだ。

真夜中

朝から大学。午前中は知らない間に終わっていた。 お昼は某氏と魚定食屋へ。鰹ウニ丼。

生協の購買部で新しいコンピュータを購入したあと、 いったん帰宅してスーツに着替える。 昼下がりから某倫理委員会の傍聴。眠かったがたいへん勉強になる。

それが終わってから某ロールズ勉強会へ 大遅刻して出席。これも勉強になる。

それからジム。夕食を食べずに行ったので、貧血気味になる。 そろそろプロテインでも摂取すべきか。

夜、某氏らと居酒屋で歓談。台風はどうも去ってしまったようだ。

買ったコンピュータはdynabook SS (SX/210LNLW)。 スペックはここ。 外付けのDVD-ROMドライブとOffice Professional Edition 2003が付いてきた。 とにかく軽いのが特徴。軽すぎてプラスティックのおもちゃみたいだ。 これからいろいろインストールする予定。

まだいろいろ入れんといかんな。

「諸学の女王だって? やめてよ、そんながらじゃないわよアタシは。 そりゃ、若かったころはそんな風に呼ばれていい気になってたときもあったけど。 そうねえ、今のアタシは母親のようなものよ。 だから、 みんな内心では誇りに思ってるけど、人前に出すときには恥ずかしく感じるのね」


22/Jun/2004 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中 (午前)

cygwinはめんどうだから、Meadowだけ入れるか。 過去の日記も参照せよ。

真夜中2 (午前)

さて、帰って新聞を読んで寝るか。今日はちっとも勉強しなかったな。

真夜中3 (午前)

自転車がパンクしていたので歩いて帰宅。明日の朝が不便だ。

帰宅してシャワー。猛烈に首がかゆくなる。 シャワーの水か、ボディソープか、 あるいはバスタオルにカビでも生えているのか。 この部屋はどうも湿度が高いので、湿気を取る工夫をする必要がありそうだ。

湿気はカビとダニの温床になるようだ。なんとかしなければ。 というか、もっと掃除機をかけろってば。

昼下がり

一応朝起きたが、部屋の掃除をしたり、 登校の途中で家賃を払ったりしていると、 大学に来るのはお昼すぎになってしまった。

不動産屋の主人に尋ねたところ、自転車屋は本郷の交差点の交番から春日通りを 上がっていったところに一軒あるきりだという。あとで行ってみるか。

昼下がり2

研究室はクーラーが効かなくて暑いのでリファレンスルームに退避して いろいろ辞書類をインストール。隠れて生きよ。

昼下がりから5時間ほど某ミーティング。疲れた。

夜中

ミーティング後、某氏らと韓国家庭料理屋で夕食。 マッコリを飲みながらみなと話していると、 なんとも幸せな気分になる。 良い同僚に恵まれて幸せだ(と、誉め上げておく)。

それから帰宅。明日は自転車屋に行けるといいが。とにかく今夜は眠い。


23/Jun/2004 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

昼下がり

朝に起きて、大学へ。大学に歩いて行くと、猛烈に汗をかいてしまい、 朝の勉強会のときに恥ずかしい思いをする。

昼、某氏と蕎麦を食べに行き、そのあと自転車屋でパンクを修理してもらう。 外は暑い。

リファレンスルームで勉強。眠い。しかし、そろそろいろいろやるべきことが たまってるんだよなあ。

夜中

夕方、某氏らと霞ヶ関に行き某審議会を傍聴。 一般申込みの傍聴者だけが堅いパイプ椅子に座らされ、 豪華な椅子に座っている委員に夕食が運ばれるのを 横目で見さされるというのはひどい話だ。

初めて役所の審議会を傍聴したが、強行採決というのも初めて見た。 政治レベルでは、ああやって日本の生命倫理の議論が進んでいくわけだ。

某海鮮丼屋で買物をしてから研究室へ。某氏らにビールをおごってもらう。 もうちょっと勉強するか。


24/Jun/2004 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中 (午前)

オニールのA Question of Trustを最後まで読み通す。 BBCラジオ でも聴けるようだ(あ、いや、残念ながらどうももう聴けないようだ)。 信頼の文化を作るためには、人を騙さないカント的義務を守ることが重要だ と言っているが、やはりその義務を制度的に保障するためには透明性や アカウンタビリティが必要なのではないか (もっとも、基本的に彼女はアカウンタビリティや 透明性を全否定しているわけではなく、 現行の制度を改善すべきだと唱えているように見える。 最大の問題は責任なく真偽の怪しい情報を垂れながすメディアだと考えている)。

それはともかく、眠いのでもう帰って寝よう。

真夜中2 (午前)

帰宅して新聞。

そういえば、某氏に指摘されて改めて気付いたが、 「胚の尊厳」なんかよりも、「治療を必要としている患者さんがいる」 という方が、有無を言わせぬ理由として用いられているように思われる。 しかし、患者が「必要」としている研究や治療はすべて許されるべき なのだろうか、と問う必要があると思われる。


25/Jun/2004 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中 (午前)

昨日のこと。

さきほど帰宅。新聞を読んだら寝よう。 明日から仕事をしなければ。

夕方

洗濯をしてお昼前に大学へ。昼下がりからようやく図書室に籠って勉強を始める。 来週は月曜、火曜と発表がある。それが終わったら、再来週の月曜日の発表の準備と、 土曜日の学会発表の準備が…。とりあえず目先のものから片付けていこう。

真夜中

夕方、雨の中、自転車で神田へ。スキャンロン続き。 実践推論は欲求の衝突で片付けられない、複雑な構造があるという話。 欲求の衝突モデルは、たとえ二階の欲求のレベルを作ったとしても、 やはり平面的な(単純な)ものになってしまい、日常的な推論の複雑さを 説明しきれないそうだ。

夜、新宿で兄に天ぷらをごちそうになる。 そのあと研究室に戻ってくる。

深刻なダブルブッキングが発覚。やばい。


26/Jun/2004 (Saturday/samedi/Sonnabend)

夕方

昨晩は夜中遅くまで大学で勉強。今日はお昼前に電話で起きる。

それから某氏と居酒屋で定食を食べ、ジムでワークアウト。 1時間ほど遅刻して某シンポジウムに出席したら、 猛烈に混んでいた。 ちょっとだけ聴講してから、忙しいので研究室に戻ってくる。

昨日のダブルブッキングの件は、某氏のおかげでなんとか解決することができ た。この恩は必ず(って、いつも言ってるけど…)。

夜中

夜、某氏や学生と上野公園を通って上野駅前まで歩いて行き、寿司。 たしかにうまい。そのあと、歩いて大学に戻ってくる。

眠いが、勉強せんとまずい。


27/Jun/2004 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中 (午前)

日付が変わるまで勉強してから帰宅。

風呂の排水がつまりかけている気がする。なんとかしないといけないか。 週に一度は掃除をすること。

昨日の産経抄の割れ窓理論の説明(「悪いやつは『割れたガラスを放置している 家は警戒感が薄い』と目をつけた」)はちょっとおかしい。 これだと、取るべき対策は家主に注意して回るということになってしまうだろう。 むしろ、「割れたガラスを放置している地域では、 より重大な犯罪も許されると悪いやつは考えがちである」ぐらいだろう。

早起き。洗濯。

夜中

今日は兄夫婦の引越しの手伝い。ワインを二本買って帰ってくる。

眠いが、ちょっと仕事をせねば。


28/Jun/2004 (Monday/lundi/Montag)

今日やったこと。


29/Jun/2004 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中 (午前)

忙しい。

真夜中2 (午前)

某氏らと昨日買ったキアンティを飲み、酔っ払う。仕事をしなければ。

夜明け前

とりあえず帰宅。

帰ってしばらくすると、羽アリが数匹いることに気付き、ふと上を見ると、 照明のところに十匹以上の羽アリが…。どこから入ってきたんだろう。困った。

30分ほどかけて、なんとか十数匹の羽アリを窓の外に追放することができた。 どこから入ってきたかを突き止めて、 明日から同じことが起きないようにしなければ。

真夜中

今日の出来事。


30/Jun/2004 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

夕方

う、朝方雨が降っているのを言い訳に、某シンポジウムに出席せず、 そのまま昼下がりまで寝続けてしまった…。

今日は研究日ということにしておこう。

People Get Ready

みんな、用意はいいかい、列車が来るぞ
荷物はいらない、ただ乗るだけさ
信仰があれば、ディーゼルの音が聞こえるはず
切符はいらない、神に感謝しな

みんな、用意はいいかい、ヨルダン行きの列車が来るぞ
客を乗せるために、全国くまなく走ってる
信仰が鍵だ、扉を開けて乗せてやってくれ
神の愛が強き者は、みんな希望を持っていい

どうしようもない罪人は乗せてもらえない
そう、人々を傷つけて自分だけ助かろうとする罪人は
憐れんでやろう、救いの見込みの薄き人々を
神の玉座の前じゃ、隠れるところはどこにもないから

みんな、用意はいいかい、列車が来るぞ
荷物はいらない、ただ乗るだけさ
信仰があれば、ディーゼルの音が聞こえるはず
切符はいらない、神に感謝しな

---Lyrics by Curtis Mayfield, sung by Eva Cassidy


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KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Sun Aug 22 19:44:10 JST 2004