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こだまの世界

2003年4月中旬号

「国が臓器移植法で臓器売買を禁止するのは勝手ですが、 ドナーを十分に確保できていないのに禁止や制限条項ばかり加えていたら、 助かる患者さんも生命を落とすことになってしまう。 偉い方々はすぐ、『臓器は物ではなく、 それを売買することは人間の尊厳を汚す』 だとか、 『臓器売買を認めると、無知で貧しい人々がドナーとなり、 弱者からの搾取に繋がる。 また、レシピエントの間にも、臓器を買って生き延びる金持ちと、 買えずに死ぬのを待つしかない貧乏人の間に不平等が生じる』 と臓器売買に反対するけど、 無償なら人間の尊厳を損なわず、 貧富の差が生まれないとでも言うのでしょうか。 きれいごとを言ってはいけない。 金持ちは日ごろから莫大なカネを払って、最先端治療を受けたり、 各種スポーツやフィットネスクラブに通って健康な体を作ることができます。 今でも十分に貧富の差はあるんです。 貧しい人々は自分の臓器を売ったカネで幸せな暮らしを買う。 その自己決定権に難癖をつけ、タダで奪う方がよほど人権侵害であり、 金持ちの驕りではないでしょうか」

---森下 (一橋文哉『ドナービジネス』に登場する臓器斡旋業者のセリフ)

「自由な人々は過ちを犯す自由も、罪を犯す自由も、悪事をする自由もある」

---ラムズフェルド米国防長官、暴徒化したバグダッド住民について


主な話題

物欲リスト


11/Apr/2003 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中

やはり真夜中に起き出してから勉強を始める。社会主義。

真夜中2

いわゆるサービス業の発展が資本主義経済にもたらした影響について 知りたいのだが、どこを見たらいいのか分からない。 19世紀後半あたりの経済史を読めばいいのかな。

う〜ん、経済学を一から勉強する必要があるなあ。

夜明け

まだオーウェン。

「結着が着く」「犯罪を犯す」という繰り返しの表現はあまり好きではないのだが、 国語辞典に載っているようだ。ううむ。

早朝

寒いのでラーメンを作って食べる。

新聞。社説によると、イラク復興は国民本位でやるべきだそうだ。 日本の戦争参加は「抽象的な正義」ではなく日本の国益に従うべきだと 言っておきながら、 戦後処理はイラクの国益に従って行なうべきというのは一貫しているのか。 現実主義的な産経としては、 「イラクの復興において日本は日本の国益を追求しなければならない」 と言うべきではないのか。

早朝2

新聞。

「明後日の都知事選の投票率が30%台になるのではないかと心配されているようです」

「なんで?」

「え〜と、 立候補者が4人と少ないのと、戦争の陰に隠れてあまり報道がなされていないのが 原因とされています。天気は良くなるみたいですけど」

「無党派層が投票に行かんということか?」

「そうですね、無党派層は、 ほっておいても石原知事が再選されると考えているかもしれませんね」

「いや、そもそも都知事選があることも知らないかもしれんぞ」

「イラク戦争と都知事選をもっと結びつけることができたら、 投票率は伸びたかもしれませんけどね」

厚労省の生殖補助医療部会の最終報告書で、 別の夫婦からの「胚提供」を認める方針を明記したそうだ。

洗濯、ゴミ出し(今から)。先日買った枝豆にすでにカビが生えはじめていたが、 とりあえずゆでてみることにする。

今日の英語: labour of love, labour of necessity

好きでする仕事と、生活のためにする仕事。後者はlabour of dutyとも。

よくあることだが、最初は好きでやり始めた仕事でも、 そのうち生活のためにする仕事になる。恋愛もそうである。

ただし、逆に義務感から始めた仕事が好きになることもある。 ハリウッド映画の恋愛は、たいていこのようにして始まる。

朝2

詩人、ラムズフェルド

さっきBBCラジオで知ったが、 ドナルド・ラムズフェルド米国防長官が詩人だという、 ジョークというか、話題があるようだ (MSN)。

有名なのは次の発言。

"The Unknown"

As we know,
There are known knowns.
There are things we know we know.
We also know
There are known unknowns.
That is to say
We know there are some things
We do not know.
But there are also unknown unknowns,
The ones we don't know
We don't know.

--Feb. 12, 2002, Department of Defense news briefing

試しに訳してみると、

「未知のもの」

ご存知だろうが
既知の知がある
自分が知っていることを知っている事柄のことだ
それにまた
未知の知もある
それはすなわち
自分が知らないことを知っている事柄のことだ
しかしそればかりでなく
未知の未知もある
自分が知らないことを知らない事柄のことだ

…詩人というよりは、哲学者かも。

朝3

トーストを焼く。なんか食べてばっかりだ。さきほど枝豆も食べた。

そういえば、庭に雑草が生えはじめている。 早い目に抜かないとたいへんなことになる気がする。

お昼前

オーウェン、ようやく読み終わる。

永井氏の『ベンサム』も、もう一度よく読み直す必要あり。

お昼すぎから夕方まで爆睡後、晩ごはん。鮭の塩焼き、 チンゲン菜、その他。


12/Apr/2003 (Saturday/samedi/Sonnabend)

早朝

よく寝た。起きる。

BBCラジオで外務報道官の高島肇久氏(たぶん)が出ていた。 イラクの戦後復興のための日本の財政支援に関していじわるな質問を されたのだが、流暢な英語でスマートに返事をしていた。 かっこいいな。

早朝2

バグダッドで略奪が起きているのに、 米英軍が有効な手を打たないのは何か意図があるのだろうか。 ほっておくとインフラが破壊され、 市民同士での醜い争いは後に過恨を残すと思うのだが。

病院だけでなく、ユニセフの事務所も襲われているようだ (朝日)。 日本大使館を含む各国の大使館も同様の様子(産経) 米英軍は介入して市民に嫌われるのを嫌がっているとある。 しかし、無政府状態をほっておく方が無責任と非難されるのではないか。

早朝3

大教大附属池田小の児童殺傷事件の宅間被告。 犯行動機について「今まで他人から『殺してやろう』と思うほど不愉快な 思いをさんざんさせられてきた。だから、関係のない人間を殺しても 自分の中では正当化できる」と公判で述べたとのこと(産経本日付)。 この「だから」っていうのはすごいな。 どういう理屈になっているのだろうか。

「ところで、『拉致は現在進行形のテロ』というのはどうなんでしょうかね」

「現在進行形のテロということは、テ、テロリング?」

「何をバカなことを言ってるんですか。中山内閣官房参与も 『ニューヨークの世界貿易センタービルにハイジャックされた 飛行機が突っ込み、一般市民を巻き込んだ行為をテロというのであれば、 北朝鮮による拉致はまさに不特定多数を巻き込むテロ行為と言えるのではないか』 と言っています(産経本日付)。拉致はテロなんじゃないでしょうか」

「『テ』ってよくよく見ると、『〒』と似てるよね」

「…もういいです」

朝食。ご飯とホウレン草、みそ汁。

新聞。

お昼前

玄関のドアベルが鳴ったので、コンピュータが来たのかと思ったら、 郵便公社がネットで注文した古本を届けに来たのだった。いや、 朝日新聞の勧誘よりはうれしいんだけど。

と思っていたらデルが来た。時間差攻撃だな。さっそく組み立てよう。

お昼

さて。

昼下がり

さらにコンピュータの設定。

去年リブレットを買ったときのメモはここここ

夕方

う、またcygwinではまってしまった。 インストールするときに、defaultをinstallに変更すること。 じゃないとmakeできない。 ここを参考にしてちょっと勉強。眠い。

あー。cygwin以降、うまく行かないのでしばらくこれはほっておくことにしよう。 はまってはいけない。勉強しよう。


13/Apr/2003 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中 (午前)

サーバのアップデートのようで、しばらくログインできなかった。 晩ごはんを食べたあと、デルのコンピュータをいじる。

Meadowは、現在では便利なインストーラが出ているので、 手動でやる必要はないのだった。以下を参照。とても役に立った。

Meadow上で走るw3m(emacs-w3m)というのもやってみた。

わ、なんということだ、世の中にはこんなに便利なものもあったのか。 さっそくmill上でも動くようにする。

もっとちゃんとコンピュータの勉強しないとあかんな。修業修業。

emacs-w3mのスタートページは/.w3m/configに
export WWW_HOME="http://hogehoge/"
という風にしたら設定できた。たいへん便利になる。

というわけで、辞書関係も入れたし、だいたいまともに動くようになった。 快適。しかし、きっとラムズフェルドがunknown unknownsと言うように、 まだまだオレの知らない便利なソフトがあるんだろうな。 いや、これはknown unknownsかな?

真夜中2 (午前)

あれ、さっきの

emacs-w3mのスタートページは/.w3m/configに
export WWW_HOME="http://hogehoge/"
という風にしたら設定できた。たいへん便利になる。
というのは勘違いのようだ。う〜ん、修業不足。

ウィンドウズのシステムの環境変数のところを
WWW_HOME
http://hogehoge/
にして再起動したらうまく行ったようだ。

ついでにサーバからwwwdocs/とMail/をtar+gzipしてダウンロードしておいた。

しかし、ことコンピュータの設定となると、6時間近く寝食を忘れて真剣に やってしまうというのはどういうことだろう? これと同じくらいの情熱を 勉強に注ぎこむことができれば、 今ごろ本の一冊や二冊は軽く書いているはずなのだが…。

電話で起こされる。

あ、w3mで最初に開くページの設定をするのは.emacsに
(setq w3m-home-page "http://hogehoge")
とすればいいようだ。う〜ん、修業が足りない。

お昼前

新聞。

お昼

シャワー。

そういえば、学振にようやく新しいIDカードを発行してもらった。 去年はくれなかったんだよな。

M-x w3m-weatherというのも覚える。navi2chも使ってみる。 詳しくは次のページで。

真夜中

昼下がり、駒沢大学駅前の100円ショップに行き、売られている商品の多様さに 驚く。道理でデフレなわけだ。セッケンなどいくつか買う。

また、天気がいいので二子玉川にも少し足を伸ばしてみる。 東工大と東洋英和がくっついているようで、 駅前にはサークルの名の書いてあるボール紙を持った学生が大勢いた。 玉川の土手では多くの人がピクニックをしていた。

夜、環七沿いの備中うどん屋でぶっかけうどんを食べる。うまい。

今日他に覚えたこと。


14/Apr/2003 (Monday/lundi/Montag)

真夜中 (午前)

あれ、もう知事選の結果が出ているのか。石原氏が大差をつけて再選とのこと (朝日)。

真夜中2 (午前)

たまっていた食器を洗う。なるべくためないこと。

真夜中3 (午前)

なぜかbashの勉強。というか、cygwinの勉強なのだが、 起動につまるので、bashから始めることに。

cygwin.batに
bash --login -i
とあり、どうも/home/.bashrcが読み込まれていない。 そこで、/etc/profileを見て(bash --login -i --verboseなどにして) いろいろ試したところ、
mv .bashrc .bash_login
とするか、/etc/profileの最後に
test -f ./.bashrc && . ./.bashrc
を入れてやるとうまく行くことがわかった。 googleで書いてある説明にはこのようなことが書かれておらず、 単に.bashrcを作ればよいと書いてあるのだが…。

夜明け前

cygwinを使ってFreeX86だっけかを立ち上げる練習をしていたが、 どうも不幸なことが続くので、あまり益もない気もするし、 やめることにする。それよりもMeadowの勉強をしよう。 というか、そんなことをやっている場合じゃないのだが。

早朝

navi2chで書き込みができないので、なんでだろ〜と歌いながら調べてみると、 Meadowのtime stampがLDT (Local Daylight Time)になっていたので、 とりあえずWindowsの環境設定でTZ=JST-9としておいた。これでどうだ。

と思ったが、うまく行かない。あれえ。

navi2chの使用はめんどうなのであきらめた。あきらめも大事。 2chの過去ログもときどき眺めることにして、 今回の修業はこのくらいにしておこう。

朝食。お腹が減っていたので食パンを4枚、 グレープフルーツを一つ食べてしまう。 こないだまで伊予柑にはまっていたが、 最近はグレープフルーツ(赤)。うまい。

石原都知事は300万もの票を獲得したそうだが(前回は166万票)、 東京都知事選の投票率は約45%で戦後三番目に低い投票率だったそうだ (朝日)。 今回の統一選挙のキーワードは「低投票率」および「脱政党」らしい。

侵入か進入か

産経がまた怒っている。朝日新聞など、米英軍がイラクに「侵入」 したというのは米英軍を侵略軍あるいは占領軍とみなした場合の言葉使いであり、 本来なら新聞は(産経新聞のように)価値中立の「進入」を使うべきだというのだ。

まあその是非はおいといて、倫理学的には、 言葉が持つ価値負荷性についての重要な指摘だ。 「占領軍」か「解放軍」かというのも然り。 ある事柄をどのように呼ぶかがその人の態度の表明につながっている。

お昼前

お腹をこわす。そろそろ寝なければ。

また古本が届く。

お昼すぎ

近くのスーパーに買物に行く。たまごを買うのを忘れた。

昼ごはんを作る。しいたけをフライパンで焼いたものと (焼いている途中、電話の応対をしていたら焦げてしまった)、 讃岐うどんで作った昨日のぶっかけうどんのようなもの。 なかなかおいしかった。またやろう。

あれ、いろいろ〆切が。コンピュータをいじるのはやめて勉強しなければ。 いや、その前に寝ないと死ぬ。

ゲノム解析が終了したという正式な発表 (BBC News)。 50年前にDNAの二重らせん構造を発見した天才ワトソン君もラジオでしゃべっていた。

真夜中

昼下がりから夜まで爆睡。

夜、タラのムニエルを作ってみるがうまく行かず。要修業。

それからちょっとマルエツまで買物。グレープフルーツが安いので。


15/Apr/2003 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中 (午前)

風呂に入る。

食器を洗ったあと、小豆パンとグレープフルーツ。 小豆パンを試しにレンジで温めると、 水分がなくなって2、3日おいたフランスパンのように堅くなってしまった。 だめだ。

真夜中2 (午前)

最近、あまり人からメールが来なくなった。ひきこもりだからか。

`Hogehoge and its/his/her Critics'という書名もけっこう多いな。 あ、これバンド名にしたらどうだろう? `Satoshi Kodama and his Critics'とか。

起きる。 メガネをかけずにテレビをつけて放送大学を見ていると、 関西弁のいやに強い講師が「法的サンクションが…」とか話している。 誰かと思ってメガネをかけてあらためて見ると田中成明だった。

朝食。パン、グレープフルーツ。

次の米国の標的はシリアのようだ。 「フセイン政権の要人と大量破壊兵器を 隠しているのはわかっている」 とブッシュやパウエル国務長官やラムズフェルド国防長官がそろって批判をしている。 ブレアは議会で武力攻撃はないと強調しているようだが。

バグダッドにあるイラク国立博物館の被害はかなり深刻なようだ。 千人単位の市民が略奪に参加し、貴重なものはあらかた流出したとのこと。 市民も市民だが、無政府状態を放任した米軍の責任も重い。

SARSが中国、とくに香港にもたらしている負の経済効果は甚大のようだ。 日本政府はこれ以上不況が進まないように、 なんとか水際でウイルス上陸を阻止するとともに、 中国や他の国々と協力してワクチンの開発に貢献すべきだ。

密猟されたパンダの毛皮(人民日報)。 気の毒。いや、キツネだって気の毒なんだけど。

お昼前

新聞。infoやhelpをもっと活用するようにしよう。

XKeymacsで CapsLockとCtrlを入れ換え、ついでに半角とEscも交換した。 ただ、ここしばらくずっと小指を伸ばしてCtrlを押さえていたので、 慣れない感じもする。Escは遠かったのでこれで便利になった。

.emacsに(global-set-key "\C-xw" 'w3m)としてw3m-emacsを起動しやすいようにした。

お昼

いけないいけないと思いつつ、MeadowのFAQを読んで勉強。 fiberの使い方がわからん。 w3m-emacsを使って画像を見るにはどうするんだろう。

う〜ん、M-とC-をよく間違える。慣れてるので変更しない方がいいのかな。

お昼すぎ

ニューヨークのバーで、 ある人がタバコを吸っていた人を注意したらケンカになり、 注意した方がナイフで腹を刺されて死んだそうだ(BBC News)。 ニューヨーク市ではこないだからバーやレストランでの喫煙が全面禁止に なったところ(ここ参照)。う〜ん。

昼下がり

The New Societyの第一章(歴史的アプローチについて)を読む。 Carrの文章は本当に名文だな。いかにも英文解釈の問題集に出てきそうな感じだ。

電気代の請求が来た。前回と比べるとだいぶ安い。 今後も省エネに努めよう。

ちょっと寝る。

晩ごはんはスパゲティ。トマトソースを作る。トマトの缶を捨てるときに フタで指を切ってしまった。かなり鋭いのでいつかやると思っていたが。 今度から気をつけよう。

異様に眠い。

夜2

眠い。ちょっと風邪気味のようだ。


16/Apr/2003 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

早朝

どうも調子が悪かったので、早く寝て早く起きる。

James(デルのコンピュータ)を導入してから、
Windows - システムエラー
ネットワーク上の別のシステムと競合するIPアドレスがあります
というのに悩まされていたのだが、 Jamesでコマンドプロンプトを立ち上げて、
ipconfig /release
ipconfig /renew
とやれば解決した。 ルータや無線LANのアクセスポイントの設定をリセットして損した。

朝食を食べてからちょっと散歩。

JamesとAustin(リブレット)のファイル共有がうまく行っていない問題も解決。 これはFirewallのZoneAlarmが原因だった。 両方にIP Rangeを設定してやることで解決。

Austinがときどきネットにつながらない問題は、 NetBios over TCP/IPを有効にすると解決したようだ(たぶん)。 Shields UP!で確認したところ、 一応外からは見えないようになっていると思う。

朝2

また性懲りもなくコンピュータをいじり出す。 XKeymapsでEscと半角/全角の位置は元に戻し、 かわりにCtrlの位置にEsc、CapsLockの位置にCtrlを持ってくる。 Escは二箇所にあることになる。 CapsLockは「スタート」ボタンのところに指定しておき、 どうせ使わないけど、一応使えるようにしておく。 「スタート」ボタンは二つあるし、まず使わないので大丈夫。 リブレットも同じように変更しておく。

リブレットのCygwinとMeadowをアップデート。

あれ、やっぱりCtrlは元のところの方が小指に負担がかからなくていいのかな。 難しい。まあしばらくこのままでいこう。

昼下がり

午前中はコンピュータをいじって無駄に費される。 深く反省して午後はしっかり勉強しよう。

2時前に近くのスーパーに買物に行くと、すでに閉まっていた。 1時までに行くこと。

昼ごはん。そうめん、納豆。

昼下がり2

新聞。

かつて英国にはパノプティコンという牢獄があり、 その各房は二十四時間明かりがともされ看守から見えない場所はなく、 逆に監視塔は真っ暗なために収監者は常に見られていることを前提に 行動しなければならなかったが、サッダーム[フセイン]はこのような システムを複数の治安・諜報組織と密告システムを通じて 国家大で作り上げたのである。
(産経本日付、大野元裕「サッダームとバアス党」)

いや、パノプティコンはベンタムの尽力にもかかわらず、 結局英国では一度も作られたことはないはずなんですが…。

ところで、皇室とはまったく無関係の話題なのだが、 もし子どもを作ったら、 「愛子様」という名前にしようかと思う。 もちろん「様」も名前の一部である。

こうしておけば、学校で出席をとるときでも、 百貨店で呼出してもらうときでも、 「こだま、あいこさま」 と呼んでもらえることになる。

いや、皇室ネタではないので、念のため。

夕方

「オレたちひょうきん族」のDVDの第1弾(1981-82)が今日発売されるそうだ。 これは買うべきか。

まだ新聞を読んでいたりする。 「若者の大人化どんどん遅く」という記事。 「例えば、小学生の六割が『自分の部屋にいるのが好き』で、 二割が『外へ行くのは面倒』と感じ…」。

読んでいて手が震えた。

ちょっと寝る。


17/Apr/2003 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

早朝

早寝早起き。

駒沢公園に少し早目に散歩に行くと、たくさんの老人が運動していた。 日の出とともに活動を始める人々。

朝食。布団も干す。

お昼前

新聞。燃えるゴミを出す。

う〜、勉強せんと。

お昼前2

う、早く大学に行かないと。

育英会の書類が来る。 異動があったので、学振からの証明書と、 京大に在籍していたことを示す証明書と、 「免除職在職・異動届」に横国の学部長の押印が必要。 なるべく今日中にやってしまおう。

日倫から倫理学年報が来る。

夕方

大学に行くつもりが、 コンピュータをいじっていたら遅くなって行けなくなってしまった。 不登校。明日必ずや行こう。

二時間以上困っていたのは、こっちに引越してきてからおかしくなっていた 無線LANの設定。 アクセスポイントはちゃんと見つけてくれるんだが、 DHCP接続にしていると、なぜか変なIPアドレスを取得してしまい、 ネットに接続できない。 悩みに悩んだ末、結局IPアドレスを指定することによって問題を解決 (というか回避)した。なんでなのかな。

夕方、少し寝る。

ひさしぶりに某東急ストアで買物。 晩ごはんはカツオのタタキとブロッコリなど。

う〜ん、勉強しないと。


18/Apr/2003 (Friday/vendredi/Freitag)

早朝

今日も早寝早起き。しかし、 早寝早起きすると夕方ぐらいに猛烈に眠たくなるのが問題だ。

早朝2

産経にあった小話(産経本日付「赤の広場で」)。

・[イラク戦争]開戦前、男が「戦争は始まるのだろうか」と尋ねると、 別の男が答えた。「始まるよ。ただ、イラクに本当に大量破壊兵器が ないことがわかって安心して攻撃ができるようになってからさ」

・フセイン大統領が「われわれは英国の爆撃機を撃墜した」 と発表した。ブッシュ大統領は、即座に反論した。 「違う! われわれがやったんだ」

洗濯。

今まで撮った写真をバックアップ。 CD-RWが内蔵だと楽で良い。

アマゾンからDVD。

夕方

昼から大学に行き、育英会の証明書をもらってくる。

それからさっさと帰宅。腹が減ったので横浜駅のリトルイタリーでピザ。 帰りの電車ではフランス語の勉強。

今日の英語: publish or perish

学者用語。「出版するか滅びるか」。 兵士なら`Death or Glory'「死か栄誉か」だろうが、 競争原理の強く作用している欧米の大学においては、 学術雑誌に論文が載るかどうかとか、 本が出版できるかどうかということは死活問題で、 毎年業績を出していないと評価が下がってクビになりかねない。

その点、日本の大学は情に厚いので、 一度大学に職を持てばそうそうクビにはならないので安心である。 ただし、最近は独法化の流れに伴って任期制の導入が検討されており、 そのため、業績がないので淘汰されるかもしれないと恐れている 教授・助教授を中心に強い抵抗がある。

なお、 理系では`Publish first or perish'(一番に出版するか滅びるか)と言われる。 この表現には、最初に発表した者の勝ち、 という理系のせちがらい風潮がよく表われている。 その点、文系では同じ内容でも題名さえ違っていれば大丈夫なので安心である(ウソ)。

晩ごはんは中華料理。

眠い。


19/Apr/2003 (Saturday/samedi/Sonnabend)

起きる。ひさしぶりによく寝た気がする。

朝食。パン、リンゴ、ヨーグルト。

夕方

昼から自由ヶ丘駅周辺を散歩。昼は某所で蕎麦。 それから某東急ストアでガラスのテーブルを一つと、 机の横にプリンタを置くためのシェルフを購入する。 また少し部屋に秩序がもたらされた。

夕方2

近くの某スーパーでも買物。

通り雨が止むころ、東の空にきれいな孤をを描いた虹がかかっていた。

晩ごはん。海親子丼、アスパラガス、キャベツとプチトマト、その他。

シャワー、洗濯。

真夜中

某原稿の校正。ファクスでゲラ刷りが送られてきたので見えにくい。 しかも、見出しが付けられているだけでなく、 勝手に段落変えが行なわれている。 読者に迎合した「一文一段落」がそこここに溢れており、 こめかみの血管が切れそうになる。

(一文一段落と言えば、 ウェブの毎日の社説がひどいが、あれは白痴的だからやめてほしい。 あれ、しかし最近はそうでもないようだ。むしろ読売の方がひどい)

段落にはひとまとまりの意味を持たせるべきなので、 短文主義を追求しすぎた段落分けの仕方は望ましくないと思う。 飛ばし読みをしたければトピックセンテンスだけを読んでいくようにすべきだ。

と思うのだが、ペーペーなので文句も言えない。 仕方ないので泣き寝入りすることにしよう。

校正をしたのでファクスで送ろうとすると、 番号が間違えているのかファクスで原稿が送れない。腹立つ。


20/Apr/2003 (Sunday/dimanche/Sonntag)

起きる。よく寝る。

朝食。パン、グレープフルーツ、ヨーグルト。

夕方

昼、駒沢の某マルエツや100円ショップに買物に行く。雑炊。

それからちょっとOCRを使って雑用。

ツナ、カボチャ入りカレー。次から辛口はやめて中辛にするか。

James(デル)に入っていたノートン・アンチウイルスの試用版を使ってみる。 あんまりお世話になりたくないんだけどなあ。


何か一言

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KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Sun May 4 01:25:53 JST 2003