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こだまの世界

2004年7月上旬号

本屋に置いてある通俗な倫理学書のほとんどは、 次のいずれかの種類のものである。 一つは、心の温まる話--魂の慰めと高揚とを混ぜ合わせた、 ベタベタしたお菓子の箱詰め--を 提供するものである。もう一つは、 神経科学者、生物学者、動物行動学者、進化論学者の いずれかの専門の生命科学者によって書かれたものである。 彼らは、人間がみな何らかの種類の存在であることが 「科学」によって証明されたことを伝えようと躍起になっている。 (中略)われわれは仮面を剥がされる。 [彼らによれば] 人間は「プログラム」されているのだ。 われわれは利己主義者であり、利他心は存在せず、 倫理は単に利己的な戦略を隠すためのイチジクの葉にすぎず、 われわれはみな条件付けられており、 女性はみな世話好きであり、男性はみなレイプ好きであり、 われわれは何よりもまず自分の遺伝子を気にかけている。

---サイモン・ブラックバーン


主な話題


01/Jul/2004 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中 (午前)

昨日のこと。

ボーナスらしきものが入っていた。ちゃんと貯めよう。


02/Jul/2004 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中 (午前)

昨日のこと。

それからしばらく仕事。 明日は少し早目に起きて大学に来ること。

夕方

結局今日はお昼前に起きたが、なんとか仕事はこなす。 11月からは今やっている授業の他に、もう一つ授業をする必要があるようだ (数名の同僚と一緒にやるから、全部授業をしなくていいんだけど)。 D論のことを考えるとウツだ。

夏休み末に〆切があるもの

夏休み以降に〆切があるもの

まあ、なんとかなる。がんばろ。

ところで、某赤門前のナチュラルローソンが、酒を置くようになった。 その代わりに、置き場所がなくなったコルトレックスなどのミネラルウォーターが 売り場から姿を消してしまった。水ではなく酒を飲めということか。 どうもあそこのナチュラルローソンは堕落しつつある気がする。 「人間と人間の仕事の本来の傾向は、堕落に向かうことである」(ミル)。 オレも堕落しないように気をつけよう。もうだいぶしてるわけだが。

夕方、神田の某授業はお休みして、資源配分の勉強。 ネーゲルは「正義」についても「平等」についてもわかりやすく書いてるなあ。

夕暮れ時、ジムへ。ものすごく混んでいた。


03/Jul/2004 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中 (午前)

真面目に資源配分の勉強。あとは、トリアージの歴史をもう少し勉強し、 ディスカッションのネタ論文を読めば、だいたい授業の準備ができる。 脳死・臓器移植の授業の準備もやらんとなあ。

しかし、今日は月曜日の勉強会の発表の準備をすること。

昨日はほとんどまともに食事をしなかった。ちゃんと食べないと体に悪い。

早朝

早朝までマンガ喫茶で過ごしてしまう。あれ、『モンスター』って、 とっくの昔に終わってたのか。あっけない終わり方だな。

チョコの食べすぎで、虫歯になったような…。体重も、1キロ増えたのだが、 これは居酒屋で飲み喰いのしすぎかもしれない。 もうちょっと走って脂肪を燃焼させるか。

自転車がパンクしかけている。どうもこないだ修理したときに、 完全に直っていたわけではないようだ。 面倒だが、また行かなければ。

目先のことだけでなく、大局的に物を考えられるようになりたい。 …と思うのは、なぜだろうか。そういうのにあこがれるのは、 どうしてだろうか。

夕方

お昼ごろに起きて洗濯をしたが、ふとんから出られず、結局昼下がりに起き、 それから大学へ。

日記の整理

逃避的に読書。

某所でインドカレーを食べてくる。帰りに梅酒を買う。

真夜中

ちょっと緑茶梅酒というものを飲んでみる。変わった味だ。

勉強せんと。


04/Jul/2004 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中 (午前)

明日の発表の準備中。どうも今日の横浜の研究会は顔を出せなさそうだ。

ロールズに教えてもらうまでもなく、 人々の生まれつきの能力には差異があり、 障害を持って生まれてくる人もいれば、 そうでない人もいるし、 平均以上にできる人もいる(教育の効果も無視できないが)。 こういう違いについてわれわれはどうすべきなのか。

ロールジアン「各人を道徳的に等しい者として扱うなら、 公平な機会を与えるべく、 ハンディのない優れた人から一部の利益を取り上げ、 ハンディを背負った人に与えなければならない」

リバタリアン「別に、 障害を背負っている人に対して私が何か不正をしたわけじゃないから、 何かする義務はない。慈善として助ける分にはかまわないが、 わたしに何かするよう強制するのは間違っている」

功利主義者「社会福祉制度を作って困っている人を助けた方が 社会全体がよくなるんなら、その方がよい。 ただし、新生児があまりに重病な障害を持っている場合、 死なせた方がその子のためだし、社会全体のためにもなる」

因果応報論者「ハンディを背負った人は、何か前世で悪いことをしたんじゃろ。 その報いだから、何もせんでええ。せいぜい反省すればええんじゃ」

社会進化論者「障害を持って生まれた人は、 淘汰されるべきだから、 助けるとかえって進化のプロセスを遅らせることになります。 優れた人は競争に打ち勝って来ているわけだから、 彼から何かを奪いとるのも、やはり進化のプロセスを遅らせることになります」

夕暮れ時

昼下がりに起きてしまう。どうも冷房が効きすぎているようだ。 今一つよく寝た気にならない。

夕方から大学へ。勉強。一応論文を読むのだが、 どうも書く気がでない。う〜ん。

真夜中

夜、某スタバで二時間ほどたまっていた新聞を読む。 そのあと、某氏の手料理をごちそうになる。感謝。

猛烈な逃避行動。逃げてはいけない。書け。


05/Jul/2004 (Monday/lundi/Montag)

真夜中

今日のこと。

帰宅。ほんとに寝不足だとロクなことがない。 肌の調子は悪くなるし、頭の回転もさらに悪くなるし…。

げ、サンテラスと部屋をしきっている窓の外に羽アリがたくさん…。 どっから入ってくるんだ?


06/Jul/2004 (Tuesday/mardi/Dienstag)

いつもよりは少し早く起きる。

お昼すぎ

とりあえず何もしないうちに午前中は終了。いかん。

真夜中

昼下がりから夜まで5時間、ミーティング。勉強になったが、たいへん疲れた。 そのあと、某同僚の方々と某居酒屋で食事と歓談。

ジムに行きそこねる。明日は必ず行くべし。

眠い。しかし、ちょっとは勉強しないと。


07/Jul/2004 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

真夜中 (午前)

いろいろメール。3ヶ月間、「早く返事をしなければ…」と思ったまま 返事をせずにいたメールにようやく返事を書いて出す。 ちょっとすっきりする。Procrastination is the thief of time.

真夜中2 (午前)

いや、`Procrastination Kills'だな。これを標語にしてしばらく生きよう。 前日に次の日の予定表を作り、日曜日には次の週の予定を確認すること。 D論その他の仕事は後に延ばさずにやること。 人生を無駄に過ごしてはいけない。

あれ、しかし、以前、そういう堅苦しい生き方に嫌気が差してヤメたような…。 まあいいや、「人生の実験」をやってみないと。

なんとか起きる。洗濯、朝食。

今日はスケジュール通りに生活中。

眠いがもうすこし勉強する必要がある。

が一冊届けられた。そういえば、 某氏や某氏や某氏に謹呈しなければいけない気がするが、 まあ科研費を持ってる連中が多いので、自分で買ってくれるだろう。 今回は許して。


08/Jul/2004 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中 (午前)

昨夜、どうしても眠くなり、リファレンスルームで仮眠。 それからベンタムの勉強。 今までかかったが、今日のノルマはなんとかこなす。 この調子で明日からもがんばろう。

さて、帰って寝よ。

お昼前

予定より1時間寝坊。朝食、洗濯、大学。


09/Jul/2004 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中 (午前)

昨日のこと。

勉強せねば。


10/Jul/2004 (Saturday/samedi/Sonnabend)

昨日やったこと。

今日やったこと


何か一言

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KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Sun Aug 22 19:51:38 JST 2004