1月下旬号 / 2月中旬号 / 最新号

こだまの世界

2002年2月上旬号

われわれの生まれたのは、ただ一度きりで、 二度と生まれることはできない、 これきりで、もはや永遠に存しないものと定められている。 ところが、君は、明日の〈主人〉でさえないのに、 喜ばしいことをあとまわしにしている。 人生は延引によって空費され、われわれはみな、ひとりひとり、 忙殺のうちに死んでゆくのに。

---エピクロス、出隆・岩崎允胤訳、『エピクロス--教説と手紙』、岩崎文庫、1997年、89頁

「解消できない結婚というものは信者にだけあてはまるという考え方、 そしてそれゆえに、 信者はそれを市民社会全体に『押しつける』ことはできないという考え方は、 克服されなければなりません。 人間の法に『押しつける』という言い方は意味がないのです。 なぜなら人間の法は自然で神聖な法を反映しそれを守らなければならないからです」

---ヨハネ・パウロ二世、 「法律家は離婚裁判にかかわることを拒むべきである

わたしは、あいまいで、混乱していて、ご神託のような書き方が大嫌いである。 だからわたしはこのスタイルで表現する著作家たちにはまったく我慢がならない。 わたしの考えはこうである。いやしくもある事柄が表現されうるならば、 文化的な言語や適切な記号体系であればそれを簡潔かつ明快に表現することができる。 そして言葉のあいまいさは、ほとんどいつも、頭が混乱しているしるしである。

---C.D. Broad

「わたしは歯を全部失ない、気力を失ない、そして一番重要なことですが、 生きる意志も欲求も失ないました。この種の末期は、 ペットや農場の動物には訪れません。 同情的な獣医ならこんな事態は起こらせないはずです。 彼らは優しく動物を安楽死させます。 だったら、それほど不合理なことなのでしょうか、 同情的な医者が人間にも同じことをすることを望むことは?」

---Nancy Crick, an Australian cancer patient who wants to have euthanasia


主な話題


01/Feb/2002 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中 (午前)

「ちょっとコタツでうたた寝をしていたら電話で起こされる」 「もう2月か」「明日は朝から歯医者だ」「歯医者か」「もう2月か」 「勉強しよう」「勉強勉強」

真夜中2 (午前)

キムチ雑炊。次回は冷凍エビを入れてみよう。

しかし、昨日のクローズアップ現代を見ていて思ったが、 なぜ雪印食品からあのように証拠となる改竄データが 今頃になってぼろぼろと出てきたのか。 処理がずさんだったと言えばそれまでだが、 普通あそこまで悪質なことをやっておいて証拠を残すか?

「いや、もちろん証拠が残ってるからこそ明るみに出るわけで、 証拠が残ってなければそもそも発覚しなかっただろう」

「それはそうなんですが。しかし、あれだけ証拠を残すということは、 もう長い間不正をしていたので気が緩んで証拠隠滅を忘れた、 ということなんでしょうか」

「単に頭が悪いからデータ消去しなかっただけじゃないの?」

「いや、そんな簡単には片付けられないでしょう」

「だいたいあれだけ大規模にやれば、どっかで話は漏れちゃうわけでさ」

「いや、けっこう冷蔵庫の中で冷たくなってる死体なんかもあるんじゃないですか、 口封じのために…」

「また怖いことを。『怒りの鉄拳』じゃないんだから」

「う〜ん。真実はまだまだ隠されてる気がしますね」

真夜中3 (午前)

ひさしぶりにどうしても理解できない英語構文に出くわし、 30分ほどああでもないこうでもないと頭を痛める。

こういう場合はたいてい、単語に知らない意味があったり、 動詞が知らない構文を取ることがあったりするものだから、 辞書でいちいち単語の意味と用法を確認するのがよい。

わからないと沽券にかかわるのでしばらく真剣に悩んだすえ、 なんとかそれらしい解釈に辿りついたが、ちょっと自信がない。 あとで某君の意見を聞くことにしよう。

「ふん、沽券にかかわるだと。空しいプライドを抱きおって」

夜明け前

「ウィリアムズの勉強を終え、今はなぜかエピクロスを勉強している」

「エピクロス先生曰く、『見たり交際したり同棲したりすることを遠ざければ、 恋の情熱は解消される』」

「リンリー教授曰く、『見たり交際したり同棲したりしていれば、 近いうちに恋の情熱は解消される』」

「エピクロス先生曰く、『欠乏しているものを欲するあまり、 現にあるものを台無しにしてはならない、現にあるものも、 われわれの願い求めているものであることを、考慮せねばならない』」

「リンリー教授曰く、『浮気はだめちゅうこっちゃ』」

早朝

わ、明日も勉強会があることをすっかり忘れていた。 今日はその予習をせねば。

起きた。というか、二時間も寝ていない。 こんなことをしてると死んでしまう。

歯医者歯医者。

朝2

歯医者に行ってきた。麻酔をかけられ、昔やった詰め物を取られ、 型を取られる。来週詰め直すそうだ。面倒。

終わったら喫茶店に行こうと思っていたが、 麻酔が切れるまで家で寝ることにした。

緒方貞子は外相に就任せず、川口環境相が新外相に。

う。起きたら6時。喫茶店に行って新聞を読みたかったのだが…。

とりあえず明日の予習をしなくては。

う、国民健康保健高すぎ。国民年金が払えない…。

う〜ん、う〜ん。いろいろ計算してみたが、 やっぱり国民年金が払えない。なぜなんだろう? こんなにつましい生活をしてるつもりなのに。

「ウソつけ」

夜2

海親子丼。節約節約。

勉強勉強。

真夜中

勉強勉強、と思っていたが、 ちょっと気になったのでUCLの某教授や某博士にメイルし、 今年の夏に行ったら世話してくれるかとか、 来年半年ほどそちらに行ったら世話してくれるかとか打診。

今年中に英語で論文を書きたいよう。 来年にはポルトガルで開かれる某学会で発表したいよう。

「君、最近ベンタムの勉強してないだろう。 毎日少しでも読まないとダメだってば」

「そですね。毎日コツコツやります。 Utilitasもちゃんと読みます」

真夜中2

ついでにUtilitasの講読継続の手紙も書く。 あ、明日は郵便局は休みか。

今日の勉強時間…3hr


02/Feb/2002 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中 (午前)

散歩がてら近くのコンビニに大股で歩いていき、電話代を払う。

「なんで大股なの?」

「いや、エクササイズということで…」

星をひさしぶりに見たら、すっかり名前を忘れていることに気付く。 また覚えなおそう。

日記の整理

真夜中2 (午前)

C・L・テンの論文おもしろいなー、 と思って読んでいたらいつの間にかコタツで寝ていた。いかんすぎる。 勉強勉強。

夜明け

ひさしぶりに熱心に勉強。テンの論文やたらとおもしろい。

テンを読みながらいろいろと考えていると、 メタ倫理学勉強会で勉強したことや、 某君と議論したこと、ベンタムの議論、ミルの議論、 などなどがある種のつながりを持ちはじめてきた。

知識は互いに結びついている(あるいはムリヤリ結びつけうる)ので、 どんな勉強も無駄ではない。

メモメモ。 外的選好 は道徳判断の一種と言えるかどうか (たとえば「黒人は白人と同じロースクールに入学させたくない」という選好)。 もし道徳判断だったら、 ベンタム功利主義の枠内でも無批判に功利計算に数え入れられるのではなく、 まずその合理性が問われるはず。 『序説』2章の第12節以降、15章24節を参照のこと。 もし道徳判断と言えなかったら?

やっとテン論文読んだ。外的選好とか「イスラム教の豚」問題については、 自分が考えていたことはすでにリーズによって より明快に述べられていることを知った。 しかし、テンがいささか的外れな批判をしているので、 この点に関して論文を書く価値はあるかもしれない。

いずれにせよ、テンの論文はたいへんおもしろかった。 論文を読むのがこんなにおもしろいと思ったのはひさしぶりだ。 この論文のおかげでようやく外的選好の話題にも関心を持つようになった。 ウィリアムズやドゥオーキンもしっかり読むべし。

朝2

キムチ雑炊。あ、冷凍エビを入れるのを忘れていた。

ちょっとだけ仮眠するつもり。

お昼前

あ。奇跡的に30分寝ただけで起きれた。

さて、喫茶店に行ってすこし勉強してこよう。

お昼すぎ

ほんとにちょっとだけ某スタバで勉強した。眠い。

自由主義読書会。グレイの論文の続き。 この人は話の内容も言葉遣いもわかりにくくて読む気がしない。 「深い」哲学は苦手だ。次回はテン。楽しみ。

先日に某友人に出したハガキが戻ってくる。 切手も貼ったはずなのにどうしたのかと思ったら、 宛先の住所を書くのを忘れていた :) あほや。

Amazon.co.ukからFawlty Towersがまた送られてくる。 今回着いた方が、最初に送ったもののようだ。 2ヶ月かかって到着したことになる。 迂回して月にでも行っていたのか。

信用度が落ちるのもいやなので、 メイルで送り返しますとAmazon.co.ukに知らせたら、 郵便代が高いだろうから取っておいてくれとのこと。 それじゃ誰かにあげることにするか。

それと、英国の某友人から郵便物が届く。感謝。

夕方、買物がてらちょっと某ショッピングセンターへ。 たこ焼を食べながらしばらく新聞を読む。 しかし眠いのであまり集中できず。 寒いせいでお腹も壊してしまう。

買物をしてから下宿に戻ってくる。 眠い。ちょっと寝てから、 今夜は某頼まれ事に着手し、 『現代哲学がわかる。』を読み、 その他適当に本を読もう。

今日の勉強時間…9.0hr


03/Feb/2002 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中 (午前)

日付が変わるころに起きた。

起きてからしばらく、原因不明の多幸感につつまれる。 しばらく差しせまった〆切がないからだろうか。 しかし、どうももう終わった模様。感情ははかない。

夜明け前

明太子いわし、いかの塩辛、納豆など食べる。

それからちょっとよからぬことに従事中。

早朝

う。もう朝。勉強しなきゃ。

雑用中。もう寝よう。

昼下がりに起きる予定が、起きたら夕方だった。う〜ん。

とりあえずトーストを食べながらネットで新聞を読む。 喫茶店に行こうか、行くまいか。

自分を探している君は問う、わたしはいったい誰なのですか、と。 まるで辞書を引けばその答えが見つかるとでも言わんばかりに。

わたしは言う、 君は「時計とは何なのですか」という問いと同じ調子で 「わたしとは何なのですか」と問う。 だが、 「わたし」は「時計」と違って発見されるべき定義などないのだ。 「わたし」は発見されるものではなく創造すべきものなのだ、と。

しかし君はこう言う、 それはわかりました。けれども、 わたしがわたしを創るときには、 正しい創造の仕方があるのではないのでしょうか、と。

夜2

ん、上に意味不明なこと書いてるな…。

某ミスドに行き、1時間ほど『現代哲学がわかる。』を読んでいた。 途中まで読んだかぎりでは、あんまりわからん。 悪口を書きたいが、やめておくことにする。

近くの某ミスドは混んでいるので長居できない。 やっぱりあそこに行くのはやめよう。 買物をしてから下宿に戻ってくる。 生協オンラインで本を数冊注文。

真夜中

コタツに入って新聞を読んでたらうたた寝してしまった。 う〜む。

吉田神社の節分祭に行きそこねた。無念。

今日の勉強時間…2hr


04/Feb/2002 (Monday/lundi/Montag)

真夜中 (午前)

学習の動機づけ(学習意欲)を高める方法

先週のThe Guardian WeeklyのLearning Englishの記事から。

倫理学では理性(あるいは理由)が動機を生みだすか、 なんて一般人には意味不明な議論が行なわれているが、 心理学では学習者の動機づけの仕組みが熱心に研究され、 とくに90年代以降はどうやって学習者の動機づけを高めることができるか、 ということが研究対象になっているようだ。 (`Much more than carrot and stick' in Learning English, January 24-30 2002, p. 6)

この記事は第二言語の学習者について語っているが、 この記事の筆者によれば、 一般的に言って学習者の動機づけを高めるには三つの原則があるそうだ。

  1. 「アメとムチ」以外にも動機づけを高める方法はいろいろある。 (→単位だけで学生を操ろうとしないこと)
  2. 動機づけは一度高めればよいものではなく、維持されなければならない。 (動機はほっておくと常に弱まる傾向にあるから)
  3. 動機づけを高める方法は数よりも質が大事。 (よって、あらゆる手段を用いる必要はない)

さらに、より具体的な手段として、 動機づけを高める次の9つの方法が提示されている。

  1. 授業内容を学生に売り込み、好奇心と関心をかきたてる。 (「中国語はこれから絶対に役に立つ」など)
  2. 成功の基準を明確にするなどして、 学生に「これならおれでもできる」と楽観的予想を持たせるようにする。
  3. 授業内容を学生の関心と結びつける。 (→学生の人生にとって無関係なテーマであるとは思わせない)
  4. 単調さを避ける。(授業に少しずつ変化を付ける工夫をする)
  5. 学生に自信をつけさせる。(たとえば、難しい質問をして顔をつぶさせない)
  6. 学生に積極性をもたせる。(前項と似ているが、 学生に自分がクラスのヒーローであると思ってもらえるようにする)
  7. 学生の自主性を高める。(学生に選択の余地を与える、 参加型の授業にするなど)
  8. 学生の満足感、達成感を高める。(とくに成功したときに誉める)
  9. 単位を与えるときの注意
    1. 透明な基準を用いる
    2. 達成度だけでなく、努力も評価する
    3. 出席などの継続的な評価基準も用いる
    4. 自己評価の機会も与える

逆に言えば、次のような発言をする倫理学の先生は望ましくないことになる。

  1. 「倫理学は社会に出たときに何の役にも立ちません」
  2. 「倫理学には答えがなく、これができたら成功という基準はありません」
  3. 「倫理学はあなたの日常生活とはまったく無関係です」
  4. 「今回も前回と同様に、 わたしが20年前に作った授業ノートを読み上げます」
  5. 「あー、きみ、きみは賢そうだから、 今渡したプリントにあるヘアの英文を訳してみてくれないかね」
  6. 「カントの定言命法も知らないなんて、 きみは人間失格だ」
  7. 「わたしの言った通りにやることが重要です。 勝手なことはしないこと」
  8. 「まあこのくらいできて当然だからね」
  9. 「単位は期末試験だけで決まります。 基準はわたしのムーア的直観に基づくので説明できません」

どうやって動機づけられるかという問題は、学生を動機づけるというだけではなく、 自分を動機づけるという点でも重要だ。 研究をすることに対するおれの現在の動機づけと言えば、 読書会と原稿の〆切ぐらいしかないからな。 自分でもっとさまざまな短期的・長期的ゴールを設定して研究することにしよう。

「たとえば? ウィリアムズ風に言えば、君には研究するどういう理由があるの?」

「え〜、たとえば、おもしろい授業をするためとか、 D論を書くためとか、就職するためとか」

「なるほど。しかしもっと内在的な動機づけはないのか、 研究が好きだからやるとか」

「いや、ありますけど、 そういう動機づけはしばしば他の強い欲求に負けてしまうわけで。 眠いとか、あ、テレビで映画やってるとか、 2chをチェックしないとなとか」

「なるほど。ところで君にはD論を書く理由があるのか?」

「ありますあります。一杯あります」

「君にはD論を書く動機づけはあるのか?」

「う、そう言われると…」

外在的理由だな、そうすると」

真夜中2 (午前)

昨日に引き続き、明太子いわし、納豆、しそにんにくなど。 かなり臭いそうだな、この献立は。人に会わないようにひきこもろう。

アニマルズのエリック・バードンもソウルフルでよいが、 マンフレッド・マンのポール・ジョーンズも歌うまいなあ。 このころはスモールフェイセズのスティーヴ・マリオットにしろ、 スペンサーデイヴィスグループのスティーヴ・ウィンウッドにしろ、 やたらと歌がうまい。ひさしぶりにCDを聴いてみることにしよう。

そういえば、 ロンドンのミュージカルBuddyはもうすぐ終了するそうだ。 13年続いたらしい。Catsも終わるとのこと。

さらにそういえば、 昨日はロックンロールが死んだ日。 バディ・ホリーやリッチ・ヴァレンズらがツアー移動中に飛行機事故で死亡。 新聞配達少年だったドン・マクリーンが新聞記事を読んで衝撃を受け、 のちにアメリカン・パイを歌うことになる。

真夜中3 (午前)

というわけで、CDを漁っていろいろ聴く。

夜明け前

「早く『アイリス』 見たいなあ。 映画紹介を読むだけでじ〜んと来るので、 観たら泣いちゃうんじゃないだろうか」

「『アメリ』は見ないの?」

「そうですねー、あれも見ないと…」

早朝

しばらく雑用にいそしむ。

さきほど、 座椅子に座って背中を伸ばそうと背もたれにもたれかかったら、 中のパイプの一本がぐにゃりと曲がってしまった。 最近ちょっと調子悪いなと思っていたのだが、ついに逝ってしまった。

パイプをある程度直したので一応まだ使えるが、 ちゃんとした座椅子でないとコタツに座って勉強するのは辛いから、 近いうちにもう少ししっかりしたやつを買おう。

今日から某大資料集の原稿を書かねば。

昼下がりに起きるつもりが、 起きたらクローズアップ現代が始まっていた…。 めちゃくちゃだ。

原稿、原稿。

夜2

勉強中。 英国でまたシャム双生児の難しいケースが出てるらしい。

「う〜む、やたらとタイムリーですね」

「君が論文を書く上でだろ。けしからん言い方だ」

今日の勉強時間…3hr


05/Feb/2002 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中 (午前)

う〜ん、もう次の日。ちょっと新聞を読んだら論文を書き出さねば。

明日ジョージ・マイケルの新曲がラジオで発表されるらしい。

昨日はカレン・カーペンターが拒食症で死んだ日。 ちょっとカーペンターズでも聴くか。

真夜中2 (午前)

今日もいわし明太、納豆その他。 いわしが三匹あったので、 毎日食べることになってしまった。 なんて多様性に欠ける質素な食事。 明日は生活の実験をしよう。

そろそろciceroがやばいことになってるらしいので、 ひさしぶりに自分のディレクトリのバックアップを取っておくことにする。 ethicsの方も念のために取っておくか。

真夜中3 (午前)

ciceroの~kodamaをtar cfvzしたら、 約100メガのtarファイルができた。 ちなみに、ethicsのwwwdocsフォルダはgzipしたあとで、約6.5MB。

早朝

風呂に入り、洗濯をし、朝食のパンを食べる。そろそろ寝るか :)

う。勉強せねば。

あれ、トレインのドロップス・オブ・ジュピターって、 ずいぶん前から出てるじゃないか。注文しよう。

もう寝ないと。

朝2

「まだ起きてるのっ。早く寝なさいっ」

「はいはい」

昼下がり

ひさしぶりに早起き。いざ学校へ。 あ、会計にも呼ばれてたな。いざ会計へ。

夕方

ちょっと大学で所用。ひさしぶりに附属図書館に入る。 何年ぶりだろうか。なかなか痴的な雰囲気がただよっており、 ひょっとすると勉強できるかもしれないので、 これからもときどき寄るようにしよう。

会計にも書類をいただく。 ありがたく記入させていただきます。

ちょっとメモ。
C.L. Ten ed., Mill's Moral, Political and Legal Philosophy, Aldershot: Dartmouth, 1999.

雨。某ルネで本を買い、下宿に戻ってくる。

うどんを作ったので、2階で食べようと丼を持って下宿の階段を上っていたら、 階段に蹴つまづいてすこしこぼしてしまった。以後気をつけよう。

今日の勉強時間…2hr


06/Feb/2002 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

真夜中 (午前)

う。コタツでずいぶん寝てた。

難解嫌いのブロード先生

「わたしは、あいまいで、混乱していて、ご神託のような書き方が大嫌いである。 だからわたしはこのスタイルで表現する著作家たちにはまったく我慢がならない。 わたしの考えはこうである。いやしくもある事柄が表現されうるならば、 文化的な言語や適切な記号体系であればそれを簡潔かつ明快に表現することができる。 そして言葉のあいまいさは、ほとんどいつも、頭が混乱しているしるしである」

「しかし、ブロード先生、表現の難しさというのには一定の基準があるのでしょうか。 というのは、難しさというのは読む側に十分な知識があるかどうかにもかかわる ように思えるからです。たとえば、ぼくにとって『枕草子』の原文は難しいですが、 国文をやっている人にはきっと非常に簡単でしょう」

「たしかに表現の難しさにはそういう側面もある。 しかし、わたしが言っているのは、 同じことを簡単に言える場合に難しくしか書けないというのは頭が悪い証拠だと いうことだ」

「その、同じことが簡単にも難しくも言えるというのが気になるんですよね。 より簡単に言われたことと、 より難しく言われたことは同一でありえるんでしょうか。 たしかに数式やコンピュータ・プログラムだと、 より簡潔に書けることを明らかに冗長な仕方で書いているということはありますよね。 しかし、哲学の文章だとどうなんでしょうか。 ヘーゲルの言いたいことを内容を変えずに簡単に表現することは可能でしょうか」

「ヘーゲル以外の人間がやると、内容が同じだという確証は得られないだろうが、 できない理屈もないだろう。もちろんヘーゲルの文章にある文学的価値は失われる かもしれんがな。そんなものがあるとすればだが」

「なるほど。もうすこしよく考えてみます」

真夜中 (午前)

食べるものがないので、とりあえずご飯と納豆とみそ汁で済ませてしまう。 なんて経済なんだろ。

研究する人生にもギコナビをに激しく同意。 どうでもいいが、この日記に負けないぐらいおれも記述量を増やそう :D

「それではここでちょっとカレンさんに登場して愛について歌ってもらいましょう。 コミットメントがないと愛は得られないという実存主義的メッセージソングです」

I Need to Be in Love

これまでにやった一番困難なこと
それは信じ続けること
この狂った世界にわたしを待っててくれる人がいる、と
つかのまの人生にやってきては去る人々
だけどいつかわたしにも幸運がおとずれるかもしれない

昔はよくこう言ってた
「約束はなしよ。難しくするのはやめましょう」
だけどそんな自由が役に立ったのは
さよならを言うことだけ

時間がかかったけどようやく学んだわ
タダで手に入るものなんてないってこと
もうすでにかなりの費用を払ったつもりよ

わかってる、愛がなくちゃ生きていけないって
わかってる、ずいぶん時間をムダにしてきたって
わかってる、こんなに不完全な世界に完全さを求めてるって
…そしておろかにもいつかそれを見つけられるって思ってるって

ポケットにいっぱいの善意
だけどそれじゃ今夜の慰めにはならない
朝の4時になっても目が覚めたまま
友だちもいずに一人ぼっち
すがりつけるのは希望だけ
だけど心配しないで

わかってる、愛がなくちゃ生きていけないって
わかってる、ずいぶん時間をムダにしてきたって
わかってる、こんなに不完全な世界に完全さを求めてるって
…そしておろかにもいつかそれを見つけられるって思ってるって

By Carpenters

真夜中3 (午前)

「全国の髪の薄い方に朗報 (「発毛細胞再生させる新物質開発 住友電工が商品化目指す」)。 あと10年もすれば髪の悩みはなくなるかも」

「現在、国外に3ヶ月以上住む日本人は、 約84万人らしい。記録を更新中とのこと」

「なんでまだ新聞読んでるんだろう? まあいいや、 この記事最高におもしろい。 『恋人の大事な部分を最初に見たときの女子学生たちの印象もまた特筆に値する。 「お父さんのと違うわ」というのが14才の女生徒の意見で、 より年季の入った19才の女学生は、「ダースベーダーみたい」と思ったと言う』。 お、可笑しい…。

「まあ。まあまあまあ。まあ。い、いやらしい。そ、そんな。ダ、 ダダダ、ダースベーダー。い、いやらしい。きいっ」

勉強と言えるかどうかわからないが、 いろいろな哲学書を3時間以上飛ばし読みしていた。 お腹が減ったのでトーストを食べる。

キルケゴール、ニーチェの他、田中美知太郎の『哲学入門』、 出隆の『哲学以前』など。伝記が心を打つのはなぜなのだろう。 やはり「ああ、この人がんばってたんだなあ」 と人のがんばりに感動するのだろうか。 とすると、スポーツ選手の試合までの姿を描く番組に感動するのと同じ?

お昼

起きた。二時間ほどコタツで寝た気がする。

げ、3月に期限が切れるはずのクレジットカードがすでに使えなくなっている。 こないだ4月からの更新を取り止める旨の書類を提出したせいか。まいるなあ。

ラットレース

お昼に起きて、四条に出て、 某氏と一緒にラットレースを観た。 前評判はよくなかったが、観てみるとそこそこ笑えた。

ストーリーはたしかにくだらなくて、 何でも賭事にしてしまう金持ちを懲らしめるという結末はいただけないが、 それでも途中からは没頭して笑いながら見ることができた。C+。

あ、某氏にモンティパイソンのテレビシリーズがすべて 収録されている7枚組DVDを貸していただいた。激しく感謝。

今日の勉強時間…3.5hr


07/Feb/2002 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中 (午前)

ヘーゲルの『精神現象学』を読んでいると意識が飛び、 3時間ぐらい爆睡してしまう。

某原稿書かねば。

真夜中2 (午前)

などと言いつつ、なぜかwebcopy(free-BSDのミラーソフト)を勉強しようと思い、 最近一度飛んだmillにlynxをインストールするところから始めている。

(あ、そもそもは倫理学研究室の哲学リンク集のミラーサイトが古いので、 なんとかしようと思い立ったのだった)

アルツハイマーが進み、もう手順をすっかり忘れたので、 portsのインストールの仕方から勉強。次回のために記録しておこう。

cd /usr/ports/www/lynx
sudo make (あ、省略可能か)
sudo make install

あれ、エラーが出る。


===>  Installing for lynx-2.8.4.1b
mv -f /usr/local/bin/lynx /usr/local/bin/lynx.old
mv: rename /usr/local/bin/lynx to /usr/local/bin/lynx.old: No such file or direc
tory
*** Error code 1 (ignored)
install -c -s -o root -g wheel -m 555 lynx /usr/local/bin/lynx
install: /usr/local/bin/lynx: Operation not permitted
*** Error code 71

Stop in /usr/ports/www/lynx/work/lynx2-8-4.
*** Error code 1

Stop in /usr/ports/www/lynx.
*** Error code 1

Stop in /usr/ports/www/lynx.
*** Error code 1

Stop in /usr/ports/www/lynx.

よくわからんが、どうも権限がないようだ。 腹が立ったのでsuして同じことをやってみるが、 同じ結果になる。 先にwebcopyをインストールしようと試みても同じ。 なんだなんだなんだ。

あきらめて明日某氏に尋ねることにしよう。

真夜中3 (午前)

ああ、思い出した。 パッケージのインストールにはインタラクティヴでできる /stand/sysinstallというのがあったんだ。

sudo /stand/sysinstall

でlynx-2.8.4.1bとw3mir-1.0.10を入れてみた。 ちなみに京大のftpサーバはftp4.jp.FreeBSD.org。 インストールはうまくいった気がしたが、 lynxを立ち上げようとするとcommand not foundとなる。 う〜む、やっぱりあきらめよう。

「君は不合理だ。 ここで我慢づよくFree-BSDハンドブックを一から読んだり、 googleや2chで検索をかけるのが合理的な人間のすることだ」

「いや、時間のことを考えたら、 知者に尋ねた方が合理的ですよ」

「人に甘えてはいかん。自立だ、自立」

「世の中は助け合いということで」

真夜中4 (午前)

おかしい。pkg_infoするとちゃんと入っているのに、 lynxが立ち上がらない。 .loginファイルや.tcshrcがなかったのでそれもコピーして binにpathを通したが、そもそもどのbinディレクトリにも lynxの名前が見えない。なぜだっ。

locateでいろいろ調べると、 /usr/local/binにlynxのバイナリファイルができていないから 立ち上がらないようだが、なぜか原因は不明。ううむ。

やめたやめた。

夜明け前

ちょっとNavi2chを MeadowNTにインストールしてみた。一応記録しておくと、 navi2ch-1.5.1のソースを取ってきて、cygwin上で


tar xfvz navi2ch-1.5.1
cd navi2ch-1.5.1
./configure --with-lispdir/Meadow/site-lisp/navi2ch  ;(Meadowフォルダは、c:/cygwin/Meadow/)
make
make install

でうまく行ったが、infoファイルが/usr/local/infoにできてしまったので、 navi2ch.infoを手動で/Meadow/1.14/infoに移した。

ここを参考にした。

早朝

あれ、しかしM-x navi2chとすると
Searching for program: no such file or directory, gzip
と出て起動途中で止まってしまう。

infoを見るとgzipが古い可能性があるというのでgzip --versionで調べると1.3。 念のためここから1.3bをダウンロードして、 tar, ./configure, make, make install。ちょっとerrorが出た気がするが、 まあなんとかインストール。しかし、まだ動かない。パスの問題?

あ、meadow単体で立ち上げるんじゃなくて、 cygwinからmeadowを立ち上げると動くんだ。う〜ん、めんどくさいな。 しかしまあいいか。

navi2ch、すばらしい。研究する人生も見れるような気がするが、 今そっちが落ちてるので確かめられない。

が、なぜかスレによってはひどく文字化けしてしまう。う〜ん、直らん。

朝2

上の文字化けの件、今だになぞ。.emacsの設定とは無関係ということは 確認したが…。

朝3

某クレジットカード会社に電話。 やはりすでに退会してしまっているようだ。 が、カードを再発行してくれるとのこと。 近いうちに四条に行く必要あり。

あ、ごめん、navi2chでは研究する人生は読めなさそう。 ということは、文字化けの件もあるし、 もうしばらくギコナビに頼った方がよさそうだ。 う〜ん、時間の無駄。

お昼前

もう寝よう。

真夜中

あれ、起きたらニュースステーションが始まっていた。 10時間近く寝ていたことになる。しかも風邪ぎみ。う〜む。

しかし、論文書かねば。

今日の勉強時間…0hr


08/Feb/2002 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中 (午前)

深夜テレビでやっていた、 デミ・ムーア主演の『恋人ゲーム』を観てしまう。 たあいのない青春映画。デミ・ムーアがジャズを歌うところは かっこいいが、演技が下手なので口パクまるだしなのが辛い。C。

真夜中2 (午前)

さらに、『君さえいれば--金枝玉葉』という香港映画を観てしまう。 理想のカップルとして知られているアイドル歌手とプロデューサーに憧れ、 男装してオーディションを受けた少女が、 大のゲイ嫌いだったはずのプロデューサーの心を悩ませてしまう、 という内容。三角関係がうまく描かれていておもしろかった。C+。

テレビは勉学の妨げになることが実証的に示されたので、 さきほど電源を切っておいた。コンセントも切断すべきかもしれない。

真夜中3 (午前)

あっ、ようやく書く気になってきたっ。 眠気も襲って来たけどっ。

とにかく、今回は明快な文章を書くことを目標にしよう。

真夜中4 (午前)

「む、むらむらと執筆欲求が…」

「それは性欲なんじゃないの、しかも昇華されきれてない…」

書く前に文献を読んでいたら止まらず。 しかもまだ読むべき文献がある…。 やっぱり原稿が上がるのは週末か。

お昼

朝、一時間ほど寝る。 起きてから急いで歯医者に行き、詰め物をしてもらう。

治療が終わったのでベッドから立とうとすると、 ズボンのチャックが開いていることに気づき、凍りつく。

まさか看護婦が下ろしたわけはないので、 歯医者に来たときからずっと開いていたのだろう。 どうやら家を出るとき急いでいたので、気づかなかったらしい。

いっそのことその場で舌をかんで神のもとに召されようかと思ったが、 天命を思い出したのですんでのところで思いとどまり、 上着で前を隠してなんとかごまかす。 なんてことだ。

ひとけのないところでチャックを閉め、気を取り直して買物に行く。 そのあと、郵便局で国民年金を二ヶ月分支払う。 まだ二ヶ月ほど支払いが遅れている。つらい。

下宿に戻ってきて、洗濯物を干したあと、 暖かいので本の片付けをすこしする。 一階に積んであるダンボールを四箱ほど二階へ持って上がる。

しかし、やたらと新書などがあり、本棚が足りないことに気付く。 だいたい、なぜ中村雄二郎の『哲学入門』が三冊もあるのだ。 まだ一冊も読んでないぞ。

とはいえ、本を売ることもできないので、 またそのうち本棚を買わなくてはいけないだろう。 しかし、どこに置けばいいのか。某君は、二階に本棚を置きすぎると、 下宿がボロいので床が抜けるかもしれないと言っているし。

わ、金がない。給料日まで一日千円ペースで生きていかなければならない。 う〜む。

夕方

昼はキムチ雑炊。そのあとコタツで少し寝る。

夕方に自転車に乗って四条にある某住友三菱クレジット会社に行き、 クレジットカード申請の手続をする。 おれの要領が悪いのもいけなかったのだが、 そこの受付の女性の態度が悪くて、くくく首をしめてやろうかと思った。

「実家の住所も書いてください」

「え〜、ちょっと住所今すぐにわからなくて…」

「エッ」(と怪訝な顔をする)

「いや、すいません。ちょっと引越しとかがあって覚えてなくて。 あとでメイルで送ったらだめですか」

(声を荒げて)「そんなんダメです。うちはそんなサービスしてませんから」

「ああ、そうですか、すいません」

「仕方ないですね。じゃああとで電話して教えてください」

「わかりました」

無礼な態度に腹が立ったので今回は本気で途中で退席しようかと思ったが、 相変わらず小心者なので思いとどまった。 しかし、次にカードを作るときは別のところに変えることにする。 近く知り合いがここの系列会社に就職する気がするが、そんなことは知らん。

「なにを怒ってるの、そんなに。学生なんだから軽くあしらわれるのは当然でしょ」

「いや、人に対して払われるべき当然の敬意というものが感じられ なかったんですよね。ぼくがトロいのも悪いんですが」

「またまた。京大生に対して払われるべき敬意がなかったから怒ったんでしょ」

「ち、ちがいますよ。京大生だろうが誰だろうと、 客を親切に扱う気がないとこはダメです」

「まあ、そんなとこばかりでもないからね。 ロンドンでも痛い目に遭ってきたんじゃないの」

「いや、銀行は概して親切でしたよ。慣れてるせいか、 下手な英語でもしんぼう強く聞いてくれてたと思います」

それから急いで大学に戻り、生命倫理学勉強会。 臓器移植について。配分の正義の問題。おもしろい。 なぜ臓器提供を義務化しないのか、という愚問をしてみたが、 この問いは興味深いので真剣に考えてみよう。

今日の勉強時間…5hr


09/Feb/2002 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中 (午前)

さっきまでコタツで寝ていたが、〆切厳守という情報が入ってきてアセる。 やばいっすよ。

Beverly Knightsの新シングル`Shoulda Woulda Coulda'をチェックすること。 いや、たいした曲じゃないんだけど、仮定法の歌詞が気になる。

Joey Ramoneの`What a wonderful world'、かっこいい。 某バンドではこれをやってみたいな…。

あれ、Joey Ramoneって去年ガンで死んでるのか。RIP. 上の曲が入っている初めてのソロアルバムが今月18日に英米で出るようだ (日本では3月21日)。買おう。

真夜中2 (午前)

とか言いつつ、ついつい誘惑に負けて、 こないだ借りたモンティパイソンの第一シリーズを途中まで観てしまう。 この内容量で38000円は安いかもな。

さて、勉強勉強。

勉強していたが、 なぜかシャム双生児とは何の関係もない実存主義の勉強をしていた。 いかん、こんなはずじゃないのに…。は、 これもおれの選択したことだからおれが責任を取らんといかんのか。

お昼前

う〜む、書かねば。やばい。

お昼すぎ

推論の過程は省略するが、 やはりフランス語とドイツ語はある程度できないまずいという結論に到達したので、 これからしばらくSpiegelLe Mondeの見出しを日替りで 訳すことにする。発音はともかく、読解力に関しては新聞を読めるくらいになろう。 そのうち中国語と韓国語もやりたい。

なお、アクサンの表示についてはここ(ホームページでのフランス語の表示)。

あ、フランス語の辞書がない。大学に置いてきたかな?

奇特な方の善意によるコメントも随時受付中。

Sommet africain à Paris (パリでアフリカサミット)

Treize chefs d'Etat et de gouvernement africains se sont réunis, vendredi, à Paris, autour du président Jacques Chirac pour discuter du Nouveau partenariat pour le développement en Afrique (Nepad). Entériné lors du G8 de Gênes, en juillet 2001, le Nepad ambitionne d'établir un lien contractuel entre les Etats africains et les bailleurs de fonds occidentaux. (from Le Monde)

13人のアフリカの国家と政府の首席が金曜日にパリで会議を開いた (複合過去形être+se réunir)、 ジャック・シラク大統領を囲んで、 新アフリカ開発協力(Nepad)について議論するために。 2001年7月のジェネバのG8サミットのときに承認され (Entérinéは過去分詞形のようだ)、 Nepadはアフリカ諸国と西洋の支援国のあいだの契約関係の確立を期待している。

というような話だろう、きっと。アクサンめんどくさいし、 ソースを見てると気が狂いそうになる。アクサンは付けるのやめよう。

昔やったフランス語の勉強も参考にしてみよう。 訳がついてないので不便だけど。

あっ、こんなことをしてる場合ではないっ。

お昼に某ルネに行き、本を受け取る。

それから部屋の勉強用の60W電球が切れたので某所で二つほど購入。

夕方

シーチキン、エビ入りインドカレーを作る。

眠い。

今日の勉強時間…5hr


10/Feb/2002 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中 (午前)

5時間ほど寝ていた。さて、勉強勉強。

英国のエリザベス2世女王の妹のマーガレット王女が死んだそうだ。 享年71才。若いときはかなり美人だった様子。

真夜中2 (午前)

カレー。さて、脇をしめて書くべしっ、書くべしっ。

Italienerin Belmondo holt das erste Gold (イタリア人ベルモンド、最初の金をゲット)

Die italienische Ski-Länglauferin Stefania Belmondo hat den ersten Wettbewerb der Olympischen Spiele von Salt Lake City gewonnen. (from Spiegel)

イタリアのスキー長距離選手ステファニア・ベルモンドは、 ソルトレークシティのオリンピック競技の最初の競争(der Wettbewerb)に勝利した。

ドイツ語の方がかなり容易だ。原文は手で写すようにすること。

あ。Ski-Länglaufeは「クロスカントリー選手」なんだそうだ。

夜明け

「勉強せずにモンティパイソンを見ていたなんてとても言えない。 人に知られたら半殺しにされてしまう。…。ハッ」

「さて、ワードを開いてページ設定も済ませたし、タイトルも書いたから、 いよいよ書きはじめるか。 いや、書きはじめる前にちょっと寝た方がすらすら書けるかもしれんな」

「ぐだぐだ抜がしでないで早ぐ書けっ」

「やっと書きました」

「え、もう終わったのか」

「いえ、『はじめに』の部分を…。ちょっと寝ていいですか」

「し、死ねっ」

昼下がり

「お昼に起きました。書いてます、書いてます。 すらすらと順調に書いてます」

「それにしても君の文章はいつ読んでも英語を翻訳したような文章だな。 ただタテのものをヨコにしただけじゃないんだろうな」

「違いますよ、失敬な。呻吟しながら自分で作文してます。いいんです、 翻訳みたいな日本語でも。簡潔明快が第一ですから」

「ところで、今年の抱負はよく覚えててさ。 (1)議論をする、(2)愚問をする、(3)明晰判別な文章を書く、 (4)新聞を読む、でしょ。 ちゃんとこのように短かくまとめたから暗記しちゃったよ」

「明晰判明にしゃべるとか、仏独をマスターするとか、 人づきあいをよくするとか、そういうのも足した方がいいんじゃないの?」

「アセらない、アセらない。一度に一つずつが基本です」

「一つじゃないじゃん、四つじゃん」

「いや、これらは四元徳で一セットでして。 これを身につけたら次はいよいよ七つの徳をマスターすることに 挑戦するというわけで」

「何をわけのわからないことを」

「わからない人は、 ここを参照してください。 院試の受験生、がんばってる?」

夕方

カレー食べる。

寝てはいけない
寝てはいけない
寝てはいけない
寝てはいけない

寝てません
寝てません
寝てません
寝てません
寝て……

いや、寝てませんてば。 シャム双生児の二審での判決文を読んでるが、非常におもしろい。 倫理的問題についての裁判官の洞察はおれの数倍するどいと思う。 なんというか、さまざまな事柄が十分に考慮され、 反対意見が吟味され、過去のデータが列挙され…、 などなどと、気配りのゆき届き方がすごい。 もっとも、 ベンタムが批判するように過去の意見に権威を与えすぎなきらいはあるけど。

「しかしきみも、昔の哲学者を引用して自己満足してることが多いじゃないか」

夜2

さっきカレーを食べた。 コーヒーを飲んでカフェインパワーに頼りつつ執筆中。 やっと半分書けた気がする。

今日の勉強時間…12hr


何か一言

your name:

subject:

body:

/


KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Sat Feb 23 22:33:58 2002