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こだまの世界
2000年4月中旬号
ナルシストは下からおとなしく自分を認めてくれる人とか、
尊敬してくれる崇拝者とか、
かわいらしく頼ってくれる人とかいうようなものに対しては、
非常に優しい。
ところが、実力で対等な立場を取ろうとする人間、
あるいは、
自分より上に上がった人間に対しては、
別人と思われるほど厳しい態度を取る。
つまり、自分が影響を及ぼす範囲の外へ一歩でも踏み出す子分は、
許せない裏切り者になるのである。
したがって、その瞬間から、
ナルシストはその裏切り者をじわじわと押しつぶす計画を企て実行にかかるのである。
(ハビエル・ガラルダ、『自己愛とエゴイズム』、講談社現代新書、
1989年、15-6頁)
4月中旬の見出し一覧
- 11日
- そろそろ腰がやばいかもしれません。
- 某授業に出ました。
- BMOR読書会をしました。
- 倫理学史読書会をしました。
- 13日
- 健康診断に行きそびれました。
- CNNが日本語版のサイト
を作ったようです。
- 科学技術庁がヒトゲノム法案についての市民の意見を
聞きたがっています。
- 新聞関係の記述は掲示板の方にあります。
- 14日
- 15日
- 半日以上寝ていました。
- 昨日某所で買った本。
- 今日郵便で届いた本。
- 現代口語訳伊勢物語(第二十四段)
- 今日某古本屋で買った本。
- 16日
- 17日
- 3コマ目のヘーゲルの授業に出ました。
- 4コマ目の倫理学概論に出ました。
- 学振の研究報告書を書いて郵送しました。
- ルネで本を買いました。
- 18日
- 昨日、研究室の新歓コンパに出ました。
- 科哲の予習をしました。
- 科哲の授業に出ました。
- 第二演習に出ました。
- 倫理学史読書会をしました。
- 19日
- 健康診断をようやく済ませました。
- 国民年金の猶予願を出すために、区役所に行ってきました。
- BMOR読書会は中止になりました。
- 研究室に新FreeBSD機が導入されます。
- mill
が復活しました。
- 20日
- 3コマ目の科哲の授業に出ました。
- 4コマ目の医療倫理の授業に出ました。
- ルネに注文していた本を受け取りに行きました。
今日のニュース
- そろそろ腰がやばいかもしれません。
- どうしましょう。
研究室に人間工学イス(ergonomic chair)を買ってくれと頼みましょうか。
「甘えんな」と言われてパイプイスを渡されるかも…。
- 某授業に出ました。
- 授業のあと、ルネでテキストを購入しました。
- J.L. Mackie, The Cement of the Universe
-- A Study of Causation, Clarendon Press (Oxford),
1980.
- BMOR読書会をしました。
- バトラーの続きです。まだ第2説教。
- 倫理学史読書会をしました。
- ミル、進化論倫理学など。
今日のニュース
- 健康診断に行きそびれました。
- 健康診断が終了する20分前に行くと、
「今から並んでも無駄だから後日来るように」
と言われました。
- CNNが日本語版のサイトを作ったようです。
- CNNのアジア戦略の一環のようです。
- 科学技術庁がヒトゲノム法案についての市民の意見を聞きたがっています。
- 詳しくは科技庁のサイトをご覧ください。
- 新聞関係の記述は掲示板の方にあります。
- 適当ですが。一応新聞は読み続けています。
今日のニュース
- 日記の整理をしました。
- 4月上旬はFreeBSDを入れたり情報研の仕事をしたり
とやたら長かった気がします。
某先輩の結婚式がずっと昔の話のようです。
- 研究題目・学修および研究計画届
を書きました。
- もう少し煮詰めて今日の夕方までに出す予定です。
- 3コマ目の授業に出ました。
- 去年も受けたスクラーのSpace, Time and Spacetimeの続きです。
今日はマックスウェルの電磁気論とエーテルの話でした。
今年は忙しいのでまとめはやらないつもりです。
- 研究題目・学修および研究計画届
を出しました。
- 指導教官の先生方にもメイルで送らせていただきました。
- 生命倫理学勉強会に出ました。
- 今日は某君の発表による事前指示の話でした。
- 昨日買った本。昨日はスーパージャンプ、今日はモーニングも買いました。
- チェンバース編、『チェンバース 英語ハンドブック』、
東後勝明翻訳監修・中田実訳、The Japan Times、1989年、100円
今日のニュース
- 半日以上寝ていました。
- 油断しました。
- 昨日某所で買った本。
- 最近あんまり熱心に古本屋に行ってません。
- 大津有一校注、『伊勢物語』、岩波文庫、1964年、105円
- 夏目漱石、『吾輩は猫である』、岩波文庫、1990年改版、105円
まだ最後まで読み通したことがない。
もうそろそろおもしろく読めるかな。
- 今日郵便で届いた本。
- 英国と米国の古本屋に頼んでいた本です。
エアメールで頼んだらものすごく早く来ました。
- Mary P. Mack, Jeremy Bentham -- An Odyssey of Ideas
1748-1792, Heinemann (London), 1962.
- Elie Halevy, The Growth of Philosophic Radiacalism,
Faber and Faber (London), 1972 (Paperback edition).
- 現代口語訳伊勢物語(第二十四段)
- 適当訳です。間違ってたら教えてください。
- 今日某古本屋で買った本。
- どんどん本が増えて…どうするんでしょう?
- 広瀬立成・細田昌孝、『真空とはなにか』、講談社ブルーバックス、
1984年、50円
しばらく前から探していた本。見つかってよかった。
- 湯川秀樹、『科学者のこころ』、朝日選書、1977年、100円
- 浅野順一、『旧訳聖書を語る』、NHKブックス、1979年、200円
- 時実利彦、『人間であること』、岩波新書、1970年、50円
そのむかし、男は片田舎に住んでいた。
彼は「官庁に勤めてくる」と言って、
女との別れを惜しみながら去っていったまま、
三年間戻ってこなかった。
女は待ちわびて、
熱心に口説いてくる別の男に、
「では今夜お会いしましょう」と約束したところ、
元の男が帰ってきてしまった。
男は「この戸を開けてくれ」と言って戸を叩いたが、
女は開けず、外に聞こえるように歌を読んだ。
三年間待ちわびて今宵新しい夫と新枕するの
と読むと、男は、
ぼくがずっと君を愛してきたように、君はその男を愛するがいい
と歌を読んで去ろうとしたところ、女は、
昔からずっとあなたを愛していたのに
と言ったが、男は去って行った。
女は胸のしめつけられる思いがして、男のあとを追いかけたが、
追いつくことができず、力尽きて清水があるところで倒れてしまった。
そしてそこにあった岩に、指の血でもって歌を書き記した。
あたしを愛してくれない人を引きとどめることができず
あたしはもうすぐ死んでしまうのね
と書いて、そこで帰らぬ人になってしまった。
今日のニュース
- 嵐山に行ってきました。
- はじめてトロッ○列車に乗りました。
あまりにすばらしい体験だったので報告しておきます。
嵐山名物といえば○津川の急流下りと○ロッコ列車でしょう。
というわけで、今回は嵐山に行ったついでにトロッ○列車に乗ってきました。
ト○ッコ列車での小一時間の旅はとてもすばらしいので、
まだ乗ったことのない方にはぜひ乗るようにお勧めします。
ではいったい何がそんなのすばらしいのか?
列車から見える風景がすばらしいのは当然のことながら、
それ以上にすばらしいのが、徹底した平等主義と、
車掌と乗務員による手厚いもてなしです。
以下ではこの二点について説明しましょう。
まず、運賃のあり方に平等思想が貫かれています。
列車の座席は全席指定となっていますが、
座席に座れるチケットも、
満席のため座席に座れず立ちっぱなしになってしまうチケットも、
等しく同額です。
もちろん、座席に座ることのできる人々も、
座席に座れず往復一時間近く立ちっぱなしになってしまう人々も、
車掌と乗務員による手厚いもてなしを等しく受けることができます。
次に、車掌と乗務員による手厚いもてなしについて説明しましょう。
先に乗務員の接客態度のすばらしさから見てみましょう。
嵐山から亀岡に行くあいだに、
インスタントカメラを持った乗務員が、
立っている乗客の間をすり抜けすり抜けして、
座席に座っている乗客の写真を撮ってまわります。
そればかりか、終点に着く前に、
その写真を乗客に1000円という安値で売ってくれます。
立っている乗客は写真を撮ってもらえませんが、
これはおそらく時間に制限があるためで、いたしかないことでしょう。
このサービスは行き帰り二回行なわれるので、
カメラを持ってくるのを忘れた人などにはとくにありがたいサービスです。
立ち見客が居並ぶ狭い通路をすり抜けすり抜けしつつ
写真を撮ってくれる乗務員の、
客を大事にする態度には脱帽せざるをえません。
また、車掌のサービスの手厚さも特筆すべきでしょう。
車掌は、乗客がヒマを持てあますことのないように、
マイクを通した大きな声で、「あれが保○川駅です」とか
「もうすぐトンネルです」など、
客の知らないいろいろな事を丁寧に説明してくれます。
そればかりか、「今日は特別サービスです」と言って、
見晴らしのよい二、三の地点で列車を止めてくれたりもします。
また、「荷物にならないおみやげです」と言って、
テレホンカードを乗車客に販売してくれます。
そしてきわめつけは、
終点まぎわで客の感動がピークに達したところで、
マイクを通して○津川にちなんだ演歌を歌ってくれます。
その歌声に聞きほれた乗客は、歌が終わるやいなや、
車掌に向かって拍手喝采し、
感動さめやらぬ中、涙ながらに列車を降りていきます。
帰りは保○川の急流くだりで嵐山に戻る人とは違い、
そのまま列車に乗って往復したわれわれは、幸運なことに、
車掌の歌を二度立て続けに聴くという光栄に浴しました。
以上のように、徹底した平等主義と、
乗務員と車掌の手厚いおもてなしのおかげで、
ト○ッコ列車の旅はたいへん快適です。
まだこの感動的な旅を体験したことのない方には、
ぜひ嵐山に行ってトロッ○列車に乗ることをお勧めしたいと思います。
今日のニュース
- 3コマ目のヘーゲルの授業に出ました。
- でも、今度からは出ないつもりです:-)
- 4コマ目の倫理学概論に出ました。
- アリストテレスの『政治学』をテキストにして、
アリストテレスの正義論(正義とは、等しいものを等しく扱うことである)
を勉強しました。
- 学振の研究報告書を書いて郵送しました。
- 書類はここです。
- ルネで本を買いました。
- 授業用の教科書その他です。
- Ernest Sosa/Michael Tooley ed., Causation,
Oxford, 1993.
- Antony Flew, How to Think Straight,
Prometheus Books (New York), 1998.
- グレゴリー・E・ペンス、『医療倫理1』、
宮坂道夫・長岡成夫訳、みすず書房、2000年
今日のニュース
- 昨日、研究室の新歓コンパに出ました。
- 今年は3人ほど博士課程の学生が留学して日本から消えますが、
他方で、新3回生が10人来たり、留学生が4人来たりと、
研究室は大盛況のようです。
新参の方も古参の方も、倫理学研究室を盛り上げていきましょう。
いや、ほんとに。
- 科哲の予習をしました。
- ヒュームの『人間知性論』の第4章を読みました。
この章は、「結果となる出来事は原因となる出来事に内在している」
という形而上学的主張に対して、
経験論者ヒュームが鋭い批判を行なっている箇所です。
- 科哲の授業に出ました。
- 英語を1時間半聴いてました。次回は質問しましょう。
- 第二演習に出ました。
- 今回は授業の予定や合宿の相談をしただけです。
5月末に発表することになりました。
- 倫理学史読書会をしました。
- スペンサー、レズリー・スティーブン、グリーンなど。
今日のニュース
- 健康診断をようやく済ませました。
- 身長と体重を計り、尿検査をしただけですが、
たっぷり1時間半はかかりました。
- 国民年金の猶予願を出すために、区役所に行ってきました。
- 学生証だけ持っていけば済む簡単な手続きです。
また来年も行く必要があります。
- BMOR読書会は中止になりました。
- 食あたり患者が出た模様です。お大事に。
- 研究室に新FreeBSD機が導入されます。
- それに伴ないしばらくmillが停止します。
新PC購入に関しては某助教授と某師匠に感謝。
- millが復活しました。
- 某氏のすばやいインストール作業のおかげです。
今日のニュース
- 3コマ目の科哲の授業に出ました。
- 幾何学と認識論の話でした。
- 4コマ目の医療倫理の授業に出ました。
- 次回は5月11日です。
少し発表することになりました。
- ルネに注文していた本を受け取りに行きました。
- 授業のテキストその他です。
- デイヴィッド・ロスマン、『医療倫理の夜明け』、
酒井忠昭監訳、晶文社、2000年
- E.B.ゼックミスタ/J.E.ジョンソン、
『入門篇 クリティカルシンキング』、
宮元博章・道田泰司・谷口高士・菊地聡訳、北大路書房、1996年
- E.B.ゼックミスタ/J.E.ジョンソン、
『実践篇 クリティカルシンキング』、
宮元博章・道田泰司・谷口高士・菊地聡訳、北大路書房、1996年
何か一言
KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Wed May 3 15:42:37 2000