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こだまの世界
2000年4月上旬号
すべてのものはそれそのものであり、別のものではない。
行為の善さや悪さは、
その行為がたとえば「せんさく好きな」とか「嫉妬深い」
などと形容されうるかどうかによって決まるのではないのと同様に、
その行為が「自分の利益になる」または「自分の利益にならない」
と形容されうるかどうかによって決まるわけでもない。
行為の善し悪しは、
その行為に現在あるいは将来の快苦がともなうかどうかによって決まるのではなく、
その行為そのものによって
--すなわち、
その行為がわれわれのような生物に似つかわしく、
当の状況において必要とされるものであるのかどうかによって--
決まるのである。
バトラー、『15の説教』
4月上旬の見出し一覧
- 1日
- 2日
- `Every thing is what it is, and not another thing.'
- 日記の整理をしました。
- 某先輩の披露宴に出席してきました。
- 最近の新聞
- 3日
- 4日
- 家賃を払いました。
- BMOR読書会をしました。
- 倫理学史読書会をしました。
- 5日
- 6日
- 某書類を提出しました。
- 歯医者に行きました。
- 今日の新聞
- 7日
- 某古本屋で本とCDを買いました。
- 事務で学生便覧をもらいました。
- BMOR読書会をしました。
- millの接続届を出しました。
- 今日の新聞
- 8日
- 9日
- ムーアの翻訳の手直しを一応終えました。
- 某教授の新しいエッセイをウェブに掲載しました。
- 某君の論文紹介の手直しを手伝いました。
- amazon.comから本が届きました。
- 某古本屋で本を買いました。
- 昨日の新聞
- 10日
今日のニュース
- FreeBSDを学ぶ人のために: 再起編
- もちろんまだまだ続きます。
- 今日の新聞
- 今日もThe
Daily Yomiuriです。読むべき新聞がたまってます。
- Unemployment rate climbs to record 4.9%
- 二月の失業率が前月から0.2%上がって4.9%になったらしい。
仕事を持っている人が6311万人、失業者は327万人とのこと。
経済企画庁(でよかったっけ)の堺屋太一長官によると、
4月には職がないまま学校を卒業する者がさらに失業率を
押し上げ、いよいよ5%の大台に乗ることになるが、
この失業率は必ずしも現在の景気回復傾向を否定するものではないとのこと。
> う、なんか回りくどい言い方だな。
とにかく失業率はまだしばらく高いが
堺屋氏によれば景気は回復しつつあるらしい。
- The men who introduced Western culture
- The Daily Yomiuriは今日で創刊45周年になるとかで、
今日の新聞では英語についての特集が組まれている。
その中の一つがこの記事で、
ジョン万次郎と福沢諭吉の英語に対する姿勢が、
二人の記者によって対比的に描かれている。
二人の違いとは要するに、ジョン万次郎は耳で英語を覚え、
他方の福沢諭吉は読み書き重視で英語を学んだということだ。
万次郎の作った英会話の本には、カタカナによる発音が書かれていて、
たとえばeightは「エイ」、
set upは「セタアフ」のように書かれているらしい。
一方、英語をわかりやすい日本語に翻訳することによって
西洋の思想を大衆に伝えた福沢諭吉は、当時の人の話では、
`Mr. Kuriyama is honto ni kind man,
keredomo he is taiso busy kono setsu,
yes?'
てな調子で外国人と話していたらしい。やるなあ。
今日のニュース
- `Every thing is what it is, and not another thing.'
- というのは訳しにくいですね。
内容は「AはAであり非Aではない」ということで、
ムーア先生も
『倫理学原理』の最初に引用しています。
この一見あたりまえの同一律の表現が「善は善であり快ではない」
という形を取ると自然主義的誤謬の議論になるわけです。
- 日記の整理をしました。
- 〆切に追われる日々でした。今月もなんですが。
- 某先輩の披露宴に出席してきました。
- 「児玉が言うとウソくさい」とみなに言われましたが、
ほんっとにすばらしい披露宴でした。
俗流に言えば「ザ・結婚式」という感じで、
哲学的に言えば「結婚式のイデア」という感じです。
もちろんみながみなああいう結婚式をできるとは思いませんが、
それでも一つの目指すべき理想像を与えてくれるという意味で、
貴重な体験でした。お二人の幸福を祈ります。
- 最近の新聞
- 読んでなかった記事を簡単に紹介します。忙しいです。
まずは3月30日の新聞。あ、全部The
Daily Yomiuriです。
- Donor organs to be transplanted to 7
- 脳死体から6つの臓器が7人の患者に移植されるという話。
肝臓は二つに切られるらしい。
たしか一応全部うまく行ったんじゃないのかな。
臓器移植にあたっては、
本人のリヴィングウィルと家族の承諾があったということ。
また、1997年の臓器移植法施行後、
これが脳死体からの臓器移植は5件目だそうだ。
今回はプライバシー保護のためになるべく
ドナーの情報をもらさない方針らしい。
- Ozawa to make up mind on secession after talks
- 自由党の小沢投手じゃない党首が自自公の連立政権から離脱する気だ、
という話。これは4月1日の夕方に本決まりになったようだ。
自由党も減数分裂する模様。なお、自民党はLDP、
自由党はJiyuto (Liberal Party)、
新公明党はNew Komeitoと表記されている。
- Blair remains undecided on taking parental leave
- 英国の首相ブレアの奥さんが近々4人目の子どもを生むらしく、
首相が公職を休んで数日あるいは数週間の育児休暇を取るべきか
どうかについて問題になっているらしい。
> 休まないと批判されるし、休んでも批判されるだろうが、
やっぱり何日か休むのが無難な判断だと思うが。
あれ、他の日の新聞は大体読んでたか。
31日の新聞にはワシントンポストの記事で、
「米国国旗を燃やすことを禁じる修正条項を認めることは、
表現の自由に対する例外を認めることになり、
米国の精神に反する」
という趣旨のことがすべり坂論法をまじえて書かれていた。
今日のニュース
- 学振に在学証明書を送りました。
- 文学部新館にも証明書発行機が設置されたようです。
- イギリス哲学会に入会申込書を送りました。
- 紹介者は某先輩です。
- FreeBSDを学ぶ人のために: 再起編
- もうやめたつもりがまだやってます。
- ときどき読んでない日記
- lynx理解が少し進んだので(実はこないだまでOptionをいじったことがなかった)
暫定的に公開します。同様の手法でUNIX関係のリンク集も作ってみました。
- 今日の新聞
- 今日もThe
Daily Yomiuriです。
昨日の新聞にはたいしたことは書いたありませんでした。
- Report: 3 Beatles to publish memoirs
- ビートルズの3人が360頁になるBeatles Anthologyを
今年秋に出版する予定らしい。
定価は50ポンド(1ポンド170円として8500円)ぐらいとか。
この本を販売することによって英米だけで10億ポンドかせげる見込みらしい。
1700億円! もうけたお金は小野洋子とビートルズの3人で仲良く(?)
分ける予定とか。
> えっ、ビートルズのメンバーで字が書けたのっ? とか言って。
- London's Byways Yield Food for Thought
- ロンドンのタクシー運転手の脳が(ほんの少し)大きくなってることは以前に
書いたと思うが、それがまた(ロサンジェルス・タイムズの)
記事になっている。特に新しい情報はないが、
おもしろい英文を紹介しておく。
`The longer the driver had been on the job,
the bigger the hippocampus. That's not a university
for African mammals, but the place where the brain keeps
spatial and conscious memory.' (hippocampusがミソ)
`If we had bigger and better brains, we wouldn't be doing
this job, mate. I'd be a millionaire in Monte Carlo
with a beer in one hand and a girl giving me a massage in the other.'
今日のニュース
- 家賃を払いました。
- 今月から振込みに手数料がかかるようになりました。ちくしょ。
- BMOR読書会をしました。
- バトラーの続きです。
- 倫理学史読書会をしました。
- ミルの続きです。
今日のニュース
- FreeBSDを学ぶ人のために: 再起編
- まだやってます。もうやらないつもりですが。
- やっと情報研資料集の手直しの作業が終わりました。
- いや、人のを見ただけなんで、これから自分のを直さないといけないんですが。
- 今日の新聞
- 今日もThe
Daily Yomiuriです。
- 昨日の新聞
- 昨日もThe
Daily Yomiuriです。
- Netherlands may be first to make euthanasia legal
- 事実上、安楽死(医者が致死性の薬を患者に与え、患者がそれを服用する)
を認めているオランダが、
12才以上の安楽死を合法化する法案を今年夏頃に議会出すらしい。
一つ問題になりそうなのは、12才から15才までの子供の安楽死が、
親の承認なく行なわれうるか、という点だそうだ。
> 日本ではとうてい認められそうにないが、
オランダでは12才以上の女性は親の同意なしに
人工妊娠中絶をすることが許されているらしい。
オランダでは12才ですでに一人前ということか。
(あるいは12才を過ぎるともう賢くならないと考えているのかもしれない)
- Downside of gene decoding posing problems for U.S.
- ヒトゲノム解析が進むことによって、
遺伝子差別が生じる可能性がますます高まってきたという話。
主に問題になるのは遺伝子情報に基づいた健康保険の加入拒否とか、
就職拒否だが、
これらの差別が横行してしまうとせっかくの遺伝子技術を利用する人が
少数になってしまうのではないか、と米国政府は恐れているようだ。
> しかし、「わたしは遺伝的に見て8割の確率で40才までに死にます」
てな人でも平等に受けいれてくれる保険会社なんてあるだろうか?
他方、結局個人の遺伝子情報はひたすら隠すということになると、
保険会社と加入希望者はだまし合いになってしまうかもしれない。
(1)保険会社は加入希望者の遺伝子情報を知ることはできるが、
それに基づいて差別してはならない、という指針と、
(2)保険会社は加入希望者の遺伝子情報を入手してはならない
という指針のどちらが有効だと言えるだろうか。
かなりディレンマがある気がする。
(3)保険会社は加入希望者の遺伝子情報を入手してよく、
またその情報に基づいて差別してもよい。
というのが保険会社にとっては理想的だよな。
どの指針を採用すべきなのだろうか。
- Obuchi in coma after suffering stroke
- たぶんまだ誰も知らないと思うが、小渕総理が脳梗塞で倒れたという話。
以下、脳卒中関係の重要語句。
- suffer stroke 脳卒中で倒れる
- in a coma 昏睡中
- be rushed to a hospital 病院にかつぎこまれる
- a brain infarction 脳硬塞
- U.K. seen approving human embryo cloning
- 英国で、研究目的のためのヒト胚のクローニングが許されるみこみだ、
という話。
「可能性はとてつもない。これによってわれわれは心筋や骨髄を
再生することができるかもしれない。またこれは人間性への脅威ではない」
そうだ。
- SHpelling itt out--who cares when comunicating via computer:)?
- e-mailにおける頻繁なスペルミスや文法的誤りについての記事。
少し引用してみよう。
「識者によるとコンピュータを使ってやりとりする人々は
ますます形式ばらない表現--そしてずさんな表現--を使うようになっている。
e-mailがタイプミスや文法的誤り、
大文字がないなどのさまざまな省略形だらけであるのは
日常的なことである。
シリコンバレーにおける服装規定と同じくらいイイカゲンなこの傾向は、
文法原理主義者たちをかなりいらつかせている。
「学生が教授室にやってきて汚ない英語を使って質問をする
なんてことはないでしょう。
それなのになぜ学生たちはそのような誤ちを犯しているe-mailを
わたしのところに送ってくるんでしょうか」
と米国某大学の某氏は文句を言っている。(以下略)
> このあと、「それでいいじゃないの」という人の意見と
「なげかわしい」という人の意見がいくつか紹介されている。
個人的には、
まがりなりにも今までより多くの人が文字を使って
頻繁に意思伝達をするようになったのだから、
その点を評価し、
文法やスペルの誤りにはあまり目くじらを立てなくても
いいんじゃないかと思うのだが。
ま、そのうちワードについているような
おせっかいなスペル&文法チェッカーがemailソフトに
標準装備されるようになるんじゃないのかな。
今日のニュース
- 某書類を提出しました。
- 今年から独立生計にしたのでいろいろ大変です。
- 歯医者に行きました。
- 虫歯はないようです。歯石だけ取ってもらいました。
- 今日の新聞
- 今日もThe
Daily Yomiuriです。
毎日新聞の英字新聞も手に入ることがわかったので、
明日からはしばらく毎日の方にするかもしれません。
- Obuchi Cabinet's tasks stalled at halfway mark
- 「安定した政治的基盤を作る」という目的を持ち「経済の再生」
を目指していた小渕政権が志半ばにして頓挫してしまったという記事。
> 小渕政権で印象に残って日の丸法案を通したことと、
国会でディベートを開始したということぐらいか。
小渕首相も今度の森首相も、
早○田の有名なディベートクラブに入っていたらしい。
その割には…いやいや。
- Gene test helps scientist trace family names
- オックスフォード大学のサイクス(Sykes)
という研究者が、
同名の人をランダムに選び、
その人たちの遺伝子を調べられるように細胞片を送ってもらい、
Y染色体を調べたところ、
61名の半分が同じ父親を祖先に持つことがわかったらしい。
今後は遺伝子による家系図調べが盛んになるだろうとのこと。
> Y染色体には「指紋」
と同じ役割を果たすような部分があるらしい(microsatellitesと呼ばれる)。
日本だと「天皇家とのつながり」
を調べる人がたくさん出てくるだろうなあ。
- Pop alchemist turns bubble gum into gold
- 「つんく」という人がプロデューサーとしての手腕を発揮し、
「モーニング娘」という素人集団をJ-POPのスターに仕立て上げた、
という話。話の終わりに、
`It was also hard not to marvel at Tsunku's
achievement. Not only does he give the people what they want,
but he systematically lowers their standards in the process.
Now that's genius.'
(それにしてもつんくの手腕はすごい。
人々に彼らが欲しいものを与えるだけでなく、
その過程において彼らの水準を計画的に下げていくのだから。
これは天才だ)
なんて辛辣なことが書いてある。
- Read responsibly, baby on board
- Dave Barryというコラムニストの記事。
表題は`Drive responsibly, baby on board'
(運転注意、子供が乗ってます)というフレーズのもじり。
筆者に子供が生まれたことを冗談まじりに語っている。笑える。
たとえば:
So with Month 15 of labor looming, the doctors
decided to remove the baby via Caesarean section,
a medical procedure named for the Roman emperor Julius Section.
(妊娠15ヶ月目の出産は危険だというので、
医者たちは赤ちゃんをシーザーセクション[帝王切開]
で取り出すことに決めた。
シーザーセクションというのは、
ローマ皇帝ジュリアスセクションの名にちなんで付けられた手術の方法だ)
> ちなみに赤ちゃんの体重は3.4キロもあったそうだ。
今日のニュース
- 某古本屋で本とCDを買いました。
- モーニングも買いました。
- クラウス・ヘルト、『現象学の最前線』、小川侃編訳、 晃洋書房、
1994年、100円
う、安すぎる。
- 木田献一・他編、『聖書の世界 総解説 増補新版』、自由国民社、
1988年、200円
- 大沼忠弘・他、『新版 世界の大秘術・講話』、自由国民社、
1985年、200円
なんか怪しい。
- Carl Becker, American and English Ideals,
The Eihosha Ltd., 1991, 100yen.
- 岩津圭介執筆・松本道弘編集顧問、
『ジャンル別 最新日米表現辞典』、小学館、1984年、100円
ちょっと古いがなかなか役に立つ。
- 茅野良男、『実存主義入門』、講談社現代新書、1968年、50円
もう数年したら、実存主義というのも勉強しなきゃいけないな。
- ピーター・ミルワード、『聖書は何を語っているか』、
永井晃子訳、講談社現代新書、1986年、50円
- ハビエル・ガラルダ、『自己愛とエゴイズム』、講談社現代新書、
1989年、50円
- David Johansen, David Johansen,
Razor & Tie, 1992, 300yen.
たしかニューヨークドールズのヴォーカルだった人。
- 事務で学生便覧をもらいました。
- 今年は柿か朱肉のような色の表紙です。
- BMOR読書会をしました。
- バトラーの続きです。
- millの接続届を出しました。
- 今日の新聞
- 今日はMainichi
Daily Newsです。
毎日の英字新聞は読売に比べるとずっと薄いです(値段は同じ)。
これはおそらく、読売の英字新聞は曜日ごとに特集を組んでるからでしょう。
ま、薄いと読むのが楽なので、しばらく毎日を買ってみましょう:-)
- Hikaru Utada to enter Columbia Uni
- ヒカル・ウタダという人がコロンビア・ウニを食べたという話。
じゃなくって、コロンビア大学から入学許可をもらったという話。
昨日日記で見て知ったのだが、毎日も同じソースから情報を得たようだ。
> ん、いや、やっぱりちょっと気になるじゃないですか、ほら、
まあ、その。
あれ? 他におもしろい記事はありませんでした。
今日のニュース
- 今日も某古本屋で本とCDを買いました。
- 引越しのこともあるし、あんまり本を買うべきではないのですが。
- I.A.Richards/Christine Gibson,
English Through Picture Book I and
A First Workbook of English, Yohan Pub., 1975, 100yen.
- バルタザール・グラシアン(J・レナード・ケイ編著)、『賢者の教え』、
加藤諦三訳、経済界、1993年、100円
- ヴィクター・ボクリス、
『キース・リチャーズ [伝説にならなかった男]』、
野間けい子訳、ソニー・マガジンズ、1994年、500円
- 大島一彦、『ジェイン・オースティン』、中公新書、1997年、100円
イギリス文学も少しは勉強しようと思って。なぜか100円とられた。
- FreeBSDを学ぶ人のために: 再起編
- 今日はcgiの勉強をしました。
掲示板を導入。
死ぬまでに一度は書きこんでみましょう。
今日のニュース
- ムーアの翻訳の手直しを一応終えました。
- 推敲は人に手伝ってもらわないとなかなかできないものです。
今回手伝ってくれた某君に感謝。
- 某教授の新しいエッセイをウェブに掲載しました。
- 美術館での講演らしいですが、某教授の博学さに改めて驚かされます。
- 某君の論文紹介の手直しを手伝いました。
- 明日が〆切なのでみんな大変そうです。
- amazon.comから本が届きました。
- 二冊とも主に書式とか引用の仕方とかの説明が書いてあります。
一冊で十分だったかも。
- Joseph Gibaldi, MLA Handbook for Writers of Research
Papers (Fifth Edition), The Modern Language
Association of America (New York), 1999.
- Kate L. Turabian, A Manual for Writers of
Term Papers, Theses, and Dissertations (Sixth Edition),
The University of Chicago Press (Chicago and London), 1996.
- 某古本屋で本を買いました。
- 古本屋に本がよく出る時期なので、ついつい買ってしまいます。
- W. イエシュケ/H. ホルツァイ編、
『初期観念論と初期ロマン主義』、相良憲一・岩城見一・藤田正勝監訳、
昭和堂、1994年、100円
う、安い。
- 西山賢一、『勝つためのゲームの理論 適応戦略とは何か』、
講談社ブルーバックス、1986年、50円
- James Baldwin, Fifty Famous Stories,
Kaibunsha LTD. (Tokyo), 1956年、100円
あれ、25話しかない。編集上の都合か。
- Robert McCrum/William Cran/Robert MacNeil,
The Story of English (英語・米語・世界の英語)、
成美堂、1988年、100円
- John McCaleb, That's _Your_ Opinion, Asahi Press,
1987, 200yen.
これも教養の授業用の教科書。あるテーマについて、
賛成と反対の議論が載せてある。
ところで、この人、ものすごく達者な日本語を書いている。
たぶんおれよりも日本語が上手だと思う…。
- エーリッヒ・フロム、『悪について』、鈴木重吉訳、紀伊國屋書店、
1965年、100円
- J.A.Sargeant/J.B.Harris/Kenkichi Sudo,
Systematic English & American Conversation
『系統的英米会話』, 旺文社, 1960年, 100yen.
古いテキストだがなかなか使える。
- 昨日の新聞
- 昨日はMainichi
Daily Newsです。
- North Korea, Japan agree to keep talking
- 北朝鮮と日本の国交正常化の交渉はうまくいかなかったらしい。
北朝鮮は「1910年から45年までの植民地化について謝罪し金を払え」
と言い張り、日本は「まず連れさった日本人を返せ」
と主張しているらしい。
日本の主張に対して北朝鮮は「じゃあたぶんいないと思うけど探します」
と容易に言うことができるが、
日本は妥協して謝るつもりがあるのだろうか。
当分平行線をたどる気がする。
- Quack cures flood in for Obuchi
- 病床にある小渕元首相のところに、
呪文を唱えるとか魔法の水で癒すなどの怪しい治療法
(quack cure)を提案する電話がたくさん来てるらしい。
今日もたいした記事はありませんでした。
あ、米国でヒトゲノムのシーケンスの決定が終了した、
という話ぐらいかな。
今日のニュース
- 昨日の新聞
- 昨日はMainichi
Daily Newsです。ちなみに今日は新聞休刊日です。
- Money talks and Mori walks
- 森のモットーは「公共善に尽すこと」(滅私奉公)で立派だ、
と誉めておきながら、リクルートや佐川急便関係の汚職、
在日韓国人に対する差別発言などを指摘して
けちょんけちょんにけなしている記事。
いやみ過ぎてあまり笑えない。
- Briton dodges danger in world-record run
- 世界の七大陸を走破しようとしている英国人がいるらしい。
ロンドンのピカデリーサーカスから走りはじめ、
すでにオーストラリア、アジア、ヨーロッパ、南アメリカを
走り終えたようだ。すでに中国やロシアで恐い目に遭っているようだが、
近々入国するコロンビアでゲリラに殺されるんじゃないかと
心配されているそうだ。
また、仮に北アメリカとアフリカを走破したとしても、
南極を横断することが可能なのか、という問題もある。
いったいどうなるんだろうか。
彼が更新しているホームページがあるようだが、
なぜか見ることができない。
グリーンピースのページに詳細が書いてある。
- Oz town uses mass DNA tests in rapist hunt
- オーストラリアの田舎町で起きた強姦事件の犯人を調べるために、
町中の男性約600人のDNAテストを行なうらしい。
テストは断わることもできるそうだ。
> 気になるのは`Police searching for the rapist of a 91-year-old
woman...'となっているところ。91才?
19才の間違いのような気がするのだが、
ひょっとしてオージーは熟女がお好きだとか…。
- Foreign words baffle Osakans
- 大阪の市役所が出す書類にはカタカナ外来語が多く理解できない、
と市民が苦情を言うので、カタカナ語に対するメモを作成中なんだそうな。
550人の市民にカタカナ語理解度テストをしたところ、その約9割が
「プレイ・ロット」(って何?)、「スキーム」、「サマリー」(サマライかな?)
などの語を理解できないと答えたらしい。
もっとも難解なカタカナ語は「アカウンタビリティ」で、
テストを受けた人の1.8パーセントしか理解できなかったそうだ。
その次は「サーヴェイランス」で2.1パーセント。
> 「スキーム」や「アカウンタビリティ」
をカタカナにするフィーリングは何となくアンダスタンドできるが、
なぜ「サマリー」は「要約」とか「要旨」とかにしないんだろうか
クエスチョン。
何か一言
KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Fri Apr 7 00:16:11 JST 2006