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KODAMA'S (NEW) WORLD

And so these men of Hindustan
Disputed loud and long,
Each in his own opinion
Exceeding stiff and strong,
Though each was partly in the right
And all were in the wrong.

---John Godfrey Saxe, `The Blindmen and the Elephant'


昨日 / 明日 / 2012年12月 / 最新 / はてな

この日の出来事


20/Dec/2013 (Friday/vendredi/Freitag)

某国際会議二日目、市内観光など

定時起床。シャワー、朝食、朝刊。今日も小雨。

午前中は某国際会議の人文部会に出席。常用漢字の話がおもしろかったが、あ とは中国語が大半でよくわからず。また、今後の交流について相談など。

お昼はみなで中華料理。うまい。昼からビール。

午後は少しホテルで仕事。夕方、某氏とMTRに乗って台北駅周辺に行き、お茶を 買ったり。その近辺で夕食をとり、再び台北駅からMTRに乗って戻ってきて、師 大通りのあたりの夜市でいろいろ食べたり飲んだり。とにかく物価が安いので 楽しめる。夜中に帰宅。

帰宅後、某校正作業。真夜中まで。他にも仕事がたまっているのでがんばらな いと。


20/Dec/2012 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

京都へ、某会議など

少し早めに起床。ゴミ出し、髭剃り、朝食、朝刊。

娘を少し早めに保育所に送ったあと、東京駅に行き、無事に新幹線に乗る。車 内では某校正作業など。

お昼前に京都に着き、真っ直ぐ大学へ。某会議。遅めのお昼を食べたあと、さ らに日が暮れるまで会議。

夜、某本を読む作業。夜中、少し遅めの夕食。それからまたしばらく某本を読 み、遅めに帰宅。

真夜中、いろいろ作業。家賃も振り込んでおく。もう寝ないと。


20/Dec/2011 (Tuesday/mardi/Dienstag)

研究会、忘年会など

定時起床。明け方、娘が激しく泣き、某妻はそのまま起きることに。わたしも あまり寝られず、二人ともグロッキーに。ひげ剃り、シリアル。

娘を保育園に送ってから、本三の喫茶店でお昼前までいろいろ雑用。

お昼、某ランチョンセミナー。最近の新聞記事など。

昼下がり、某ミーティング。夕方、某研究会。卒論生が二人報告。まだ先は長 い。そのあと、しばらく某国際会議の打ち合わせ。

夜、教室の忘年会。楽しく飲む。飲み会は一定の回数まではソーシャルキャピ タルが上がるのでもっとやりたいところだが、なかなかそうも行かず、難しい ところ。一人卒業生が結婚していた。めでたい。

一次会終了後に帰宅。これから娘を風呂に入れて寝る予定。某原稿がやばい。


20/Dec/2010 (Monday/lundi/Montag)

真夜中

定時起床。シャワー、朝食。

定時出勤。午前中は某図書館で某論文を読む作業。

お昼、某ランチョンセミナー。PVS関連。 お昼すぎ、某院生の相談に乗る。英語添削とか。

昼下がり、某図書館でまた別の勉強。

夕方、購買部と書籍部で買い物。書籍部で校費で本を買うのって、 すごい罪悪感があるんだけど、何なんだろう。購買部でPCやソフトを買うときは あまり感じないんだけどなあ。

夜、某政治哲学研究会。いろいろ相談。 政治哲学をとりまく情勢も変化してきたので、どうしたらいいかなど。

夜中、本三の居酒屋で懇親会。ビールと日本酒。真夜中まで歓談。

帰宅。もう寝よう。


20/Dec/2009 (Sunday/dimanche/Sonntag)

お昼前

朝遅くまで惰眠。起きてシリアル、朝刊。 今日は一週間分の新聞を読まねばならぬ。

そろそろ今年一年を振り返って、来年の計を練らねばならぬ。 本当、「何々しなければ」が多い。 自分に課した義務に拘束されて生きている。

真夜中

お昼すぎまでWiiで遊んでしまう。昼食をとってから、 巣鴨の漫画喫茶で夜までchill outする。休日。

夜、帰宅して夕食。それから、たまっていた新聞を読む作業。 途中で力尽き、真夜中までソファで死んだように寝る。 年だから今ごろ疲れが出たに違いないと某妻博士に言われる。

まだ眠い。新聞を読み終わったら寝るべし。


20/Dec/2008 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中

朝、ゴミ出しをしてから二度寝。少し遅目に起きる。 シャワー、シリアル、朝刊。

お昼に大学へ。休日出勤。某購買部で買物。弁当を研究室で。

お昼すぎから夕方まで、某先生らと某相談。

夜、某氏と1時間ほど某相談。

それから帰宅して夕食。夕刊を読んでから少しソファで寝る。

真夜中、風邪を引いている某妻を残して漫画喫茶へ。2時間ほどchill outする。 MAJOR、ONE PIECE最新巻など。買物をしてから帰宅。

またリブレットを出してGoogle Chromeを入れたり(15分以上かかった)。 やっぱり遅くて使いものにならんな。 リブレットも「ネットブック」として復活してほしい。

来し方行く末を考える

メモ。コンピュータが更新ソフトをインストールしていて動かないのと、 家が寝静まっているのとで、ちょうどいい、少し来し方行く末を徒然と考えよう。

今日、久しぶりに会った(日本語が達者な)某外国人に、 「最近は何の研究をしてますか」と訊かれたが、最近は何の研究をしてるんだろう。

いかにも中途半端だな。 抱えている論文はいくつかあるが、 急いでいるものはない(いや、すっかり忘れていたが、一本あるな)。 グローバルCOEの仕事で忙殺されているから、 なるべく抱えないようにしている。 来年はもう少し勉強しないとなあ。 ちょっと研究計画立てないと。 御研究は計画的に。

それにしても、週末も付き合いや休日出勤でゆっくり勉強する間がない。 新聞や週刊アスキーを読むので精一杯で、Guardian Weeklyも好きな本も読めず、 いったいどうしたらいいのか。某妻にいろいろ家事をやってもらっているおかげで、 ずいぶん助かっているが、それでも時間がない。 しかも最近は疲れていてジムにも行けない。 もうちょっと、無理矢理にでも勉強時間を作らないとな。

他にもいろいろ考えるべきことはあるが、またにしよう。 とにかく、忙しいからこそ、義理を欠かないこと、 スケジュール管理をきっちりすることが大事だ。 自分の力の及ぶ範囲内で、 自分に対する義務と、他人に対する義務をちゃんと果たすこと。

まだインストールが終わらないので、続きを書く。 最近気になっていることは、なぜW.D.ロスが未だに米国でもよく読まれているか、 ということだ。フランケナのせいなのかな。 フランケナについても調べてみたいのだが、あまりよい文献は出てこなかった。

あ、インストールが終わったので、もう寝よう。


20/Dec/2007 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中

今日は早起きして大学へ。 朝から夕方まで、予防接種に関する某国際コンファランスに参加。 日本人や外国人の報告を聞きながら、よく寝てしまう。 何にも発言しないのはまずいので、最後に一つだけ質問する。疲れた。

夜、本三の居酒屋で懇親会。ビール。同僚たちと簡単に二次会をやってから帰宅。 新聞を読む。

明日も早いので、とっとと寝よう。


20/Dec/2006 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

定時出勤(少し遅刻)。今日も落ち着いて行動すること。

午前中は某申請書を書いて郵便局で発送。定額小為替というのを初めて使う。 郵便局は待たされるので面倒。 いや、正確には「待たされるので面倒」というより、 待たすことに慣れているように見えるのが腹立つ。 民営化したら変わるんだろうか。

お昼から昼下がりまで図書館でメタ倫理の勉強。 マッキーもネ申であることを知る。 4年前に読んだときには気付かなかった。 一部でパーソン論の話が盛り上がっているが、 マッキーの倫理学も日本での評価が不当に低いように思う。 両者の共通点は…(以下、自己検閲機能が作動し、削除されました)。

夕方、某講師に付き合ってもらって某テキストの相談。 なんとか今週中に書き上げたいところ。

夜中

夜、本郷の散髪屋で髪を切ってもらったあと、 ひさしぶりに水泳。1キロほど。

それから帰宅して夕食。ゆっくり過ごす。

文化相対主義の文脈で「ある国の慣習がわれわれの慣習と『違っている』ことは、 それだけではそれが『間違っている』ことにはならない」 というような表現はかっこいいな。いつか使ってみよう。

真夜中

眠いが、しばらくメタ倫理学の勉強。楽しい。

今日のニュース


20/Dec/2005 (Tuesday/mardi/Dienstag)

昼下がり

某外国人の世話をしなければならないため、比較的早起きして大学へ。 事務手続を手伝ったあと(英語が出てこないで困った)、 同僚の某氏も道連れにして某蕎麦屋で昼食。

というわけで、翻訳の仕事をしなければいけないのだが、進まず。 某先生、すみません…。

夜中

夜、池袋に行き『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』 を見る。映像がきれいで迫力があるが、あまりのめりこめず。C+。

メキシコ料理をたらふく食べてから帰宅。 明日は早朝から築地に行く予定。


20/Dec/2004 (Monday/lundi/Montag)

昼下がり

やばい、半日以上寝ていた。

昨日のこと。昼に起きて上智へ(30分遅刻)。 生命科学にかかわる知財の話。 特許権というのが分配的正義の問題であることを(今さらながらに)認識し、 これは授業で使えるなと喜ぶ。

そのあとの飲み会に付き合って帰宅。非常に眠いので寝てしまう。 いったん起きてテレビでサンダーバードを(なぜか)見ていたが、 また寝てしまう。なんてことだ。

夕暮れ

あっという間に夕暮れ。昼下がりは某氏が大学に来られたので、喫茶店に行き歓談。

夕方、勉強(明日の某面談のための予習)。 夜、ジムに行き、ワークアウト。 最近根性がなかったので2キロを10分で走ることができていなかったが、 今日はがんばって走り切る。筋トレも一通りきちんとこなす。 年を取ると、 身体的にも精神的にも「昨日と同じだけがんばる」 というのが目標になってしまいそうだが、 まだ(ある程度)若いんだから「昨日よりもう少しがんばる」 を目標にしなければならない、とか思ったり。

そういえば、今日、結婚している女性と話す機会があったが (もちろん今日が初めてではないが)、 結婚した女性の夫のことを尋ねる場合は、 「(〜さんの)だんなさん」と呼ぶと良いようだ。 または、「パートナー」「ハズ」「連れ」だろうか。 なんて言ったらわからなかったので「〜さんの夫は…」と言ってしまったが、 それだとなんだか自分の夫について語っているように思われそうだ。 なんとなく、 知り合いの結婚相手のことに言及するのは恥ずかしい気がするのだが、 これはなぜなんだろうか。

夜2

夜は生協で買った弁当を研究室で。 つかれたので帰宅。 しかし、今日は寝ないで論文を書かねば。

コンビニでコーヒー牛乳を買ってきた。 ときどき無性に甘いコーヒー牛乳を飲みたくなるのはなぜか。 体が糖分を必要としているのか。

(できれば)今日やること


20/Dec/2003 (Saturday/samedi/Sonnabend)

夜明け

今日も早起き。夜明け前の三日月がきれいだ。

まだ新幹線。

予定通り新横浜からのぞみに乗ったのだが、 名古屋あたりから雪が積もっていたらしく、 徐行運転で1時間弱到着が遅れることになってしまった。 某氏らの日記の記述で雪が降っていることは知っていたので、 こういうことも予想しておくべきだった。プロメテウス、失敗。

お昼すぎ

朝、遅刻して某女子大学へ。 某臨時政治哲学勉強会。 某氏の論文の書評と、 グッディンの本の一部のまとめ。 時間がなかったので蕎麦屋で注文を待っているあいだに勉強をしたりする。

それから某研究会に出席(中)。

昼下がり

一つ目。テロリズムの定義と正当化についての発表。 テロリズムは価値語として確立されてしまっているので、 中立的な定義は難しいと思う。 ベンタムなら新しい中立的な語を作ったらと言うだろう。

ホテル着。 今回は打ち上げがJR京都駅で、ホテルも京都駅の近くなので助かった。

昼下がりの発表の続き。 二つ目の発表は死刑制度について。 三つ目の発表は法による利他的行動の支援について。 なぜか三つ目はいきなり司会をやらされることになって困った。

そのあと、 JR京都駅ビル内の某イタリア料理屋で打ち上げ。 ワインを飲み過ぎて足がフラつく。 調子に乗って飲むのはやめること。 歓談、密談など。

シンガーの『現実的な左翼に進化する』を読み始める。


20/Dec/2002 (Friday/vendredi/Freitag)

お昼前

よく寝る。ノドが痛い。

韓国大統領選、接戦のすえ与党民主党のノムヒョン(盧氏、Roh Moo-hyun)が 野党ハンナラ党のイフエチャン(李氏、Lee Hoi-chang)を破って勝利。 投票率は7割で、票差は56.5万票ほどの僅差。ノムヒョン氏は 金大中現大統領の太陽政策(北朝鮮に対する融和政策)を受けつぎ、 日米の「核開発放棄と引き換えに経済支援する」という方針とは対照的に、 無条件に経済支援を続ける方向を支持するとのこと。保革対決で、 革新が勝利したことになり、 今後米国との関係、北朝鮮との関係の展開が注目される。

産経は社説でも識者のコメントでも盧氏に対して否定的な意見が多い。 太陽政策はすでに破綻している、韓国の大衆民主主義は嘆くべきものだ、など。

夕方

某所でパスタを食べたあと、大学に来て雑誌を閲覧する。

真夜中

夕方、大学で若干の作業をしたあと、帰宅。 某面接に通ったという知らせが来ており、仰天する。 これから一層修業に励みます。

夜、香港人の友人と食事。タコ焼を食べたあと、天ぷら。恋愛論など。

机に向かっている時間…1.0hr
今日の勉強時間…1.0hr
マルクス係数…0


20/Dec/2001 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

「早くクリスマスカードを出さねば」

「え、まだ出してなかったの。全然だめじゃん」

「あ、年明けに歯医者の予約をしておいた」


20/Dec/2000 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

今日の勉強

先日から怠惰な自分に鞭打ってベンタムを読み、 つらつらとエッセイを書いている。 書きだすと読んでいるだけでは気がつかない点に気づき、 勉強している気になる。 が、それだけに時間もかかり、進まない。

というわけで、もっと勉強する時間を増やさないといけない。 まじめに勉強すべし。

音楽室

[Music Room]

夜、寮の地下にある音楽室(music room)をはじめて使う。

アンプがいくつかと、ピアノ、ドラムが一応そろっている。 一本だけ立っているマイクは半分壊れている。

が、 とりあえず一人でアコギを弾いて歌うだけなので、 防音の部屋さえあればあとはなんでもよい (そのうちドラムの練習もしたいが)。

今日は一時間すこし練習して楽しんだ。 あきるまで毎日行こう。

左手の指の先が痛い。

News Memorandum

from today's Independent


12/20/99 (Monday/lundi/Montag)

お昼

昨晩は、リッチーの本を読もうと思ってすぐに寝てしまう。 朝起きて大学へ。途中、某喫茶店でピラフセット。

今日は事務で英文の成績証明書をもらうこと。 ステートメントも書くこと。


夕方

今年最後のBMOR読書会。ハチソン。あまり進まず。


事務に英文の成績証明書を受けとりに行く。感謝感謝。

某君にたこ焼きをいただく。感謝感謝。


今日やったこと


12/20/98 (Sunday/dimanche/Sonntag)

夜 (下宿)

やはり夕方目覚める。

今朝は、先日から読み始めているハインラインの『栄光の道』(つまらん) を早朝まで読んで、風呂に入って寝た。

これから勉強っ。


真夜中 (下宿)

…のはずであったが、カレーを食べたあと、 ついハインラインの小説に手が伸びてしまった。 『栄光の道』読了。後半はなかなか。

さ、またカレー食って、それから勉強しないと。


12/20/97(Saturday/samedi/Sonnabend)

・真夜中・

・夕方にちょっと寝るつもりが、起きたら次の日になっていた。どうして こんなに眠ることができるんだろうか。

・これからいろいろベンタム関係の勉強。大変。


・もうすぐ夜明け・

・ううむ。さらにベンタム。実哲研の合評会でもベンタムに関する論文の 論評をしなくてはならないのだ。

・そいえば、そろそろ年賀状を書いて出さないと。来週の頭にやるべし。


・む。夜明け。

アルビー(Albee)先生はベンタムのことを思いっき りこきおろしている。曰く、「倫理学をそれ自体として厳密に考えるなら、ベ ンタムの倫理学に対する貢献で重要なものはほとんどないと言える」(Albee, A History of English Utilitarianism, 1902, p. 190)。

・アルビー先生によると、ベンタムの善=快という考えはすでに先達がいる し(ゲイやタッカー--もちろんロックも)、功利主義の考え方もすでに登場して いた。これらの点においてベンタムは何も目新しいことをしていない。

・また、アルビー先生によるとベンタムの快楽計算は功利主義を駄目にす るものであって、改善するものではないらしい。

・けどさ、ベンタム以前の人って、ほんとに功利原理を唯一の正・不正の 基準にしてたのかなあ?直観的にはベンタムは倫理学プロパーに関しても革新 的なことをやったんじゃないかって気がしてるんだけど。これはただの身内び いきかなあ。

(ん?ベンタムはぼくの身内だったっけ?)

・「ベンタムとベンタム以前の功利主義の比較」は面白いテーマだけど、 相当大変な作業なわけで(しかも思想史的には意味があるが現代的意味はほと んどない)、やはり修論では、「(ベンタムが想定する限りでの)自然法思想と、 ベンタムの功利主義との比較」をやってベンタムの功利原理の倫理学的意義を 検討する、ってな内容で行くと思う。


・朝・

・下宿に戻って寝ます。


12/20/96(金)

・昼下がり・

これからビジネスエシックス研究会。忙しい。


・夜・

ビジ研終わり。リンリー教授との会 話を掲載しておく。某助教授は必ず読まれたし。

これからバンドの練習。忙しい。


・さらに夜・

これからバンドの連中と夕飯。もちろん外食。忙しい。


・しつこく夜・

誰もいない。今夜は誰も来ないのだろうか?

ところで、去年も塾で小六国語というのを教えていたのだが、(いや、これは もう2年前の話か?二十歳を過ぎると自分の年齢さえも不確かになってくる)、 小六では慣用句というのが出てくる。いや、何年生の国語でも出てくるが。

その慣用句なのだが、国語の苦手な生徒にとってはこの手の問題はとても難し い。「〜を洗う」という問題に「手を洗う」と書いて、これでどうしていけな いの?という質問をしてくる。(もちろん正解は「足を洗う」)

昨日教えてた生徒も、これはことわざであるが、「〜人寄れば文殊の知恵」の 「〜」に漢数字を入れなさいという問題に対し、「人い れば文殊の知恵」と堂々と書いてきた。「う〜ん、確かに三人以上だったら何 人でも良いような気がする...」と思い、僕はこれを一応正解にしてしまった。 (むちゃくちゃな教師だ--いや、ちゃんと正解も教えときました)

さて、前置きはここまでである。問題は2年前の話である。2年前にいた、あ る生徒の話である。彼は自慢じゃないが刃化だった。かなり刃化だった。特に 国語は全然出来なかった。ぼくはその刃化の彼を含む生徒たちに慣用句を教え ていたのだが、そこで次のような問題にぶつかった。

問い
次の「〜」に体の部分を表わす一語を漢字で書き入れなさい。
「〜」から火が出る

もちろん正解は「顔から火が出る」である。が、さて、ここで刃化の彼がなん と答えたか?

え、から火が出る?

え、から火が出る?

え、へそから火が出る?

あまいあまい。その程度のことであればいちいちここに書くほどでもない。

そうではなく、刃化の彼はこう書いたのである。(心の準備をしてから次に進 むこと)

ここをクリックしてね

あ、あほかっ。「体の部分を表わす一語」とちゃんと書いてあるやんけ。それ なのに、この答えである。こ、壊れてる完全に壊れてる。

...だが今考えてみれば、もしこの答えを冗談で書いていたのだとしたら、彼 は天才であったのかもしれない、とも思う。

その後彼はまもなくして塾から去って行ってしまった。僕のせいじゃない...と思う。


・深夜・

今まで「からふねや」で蔵田氏、小林氏、鈴木氏、斎藤氏と漫談。文学論などなど。

「だ・である」と「です・ます」の問題に関する追記。折衷案として「ですだ・ ますだ」はどうですだ?


・もっと深夜・

(斎藤氏から聞いたが)筒 井康隆執筆再開っ。いやいや。おめでとうございます。いやいや。及ばず ながら草葉の陰から応援さしてもらいます。

ところで、『エリア88』がまた読みたい。古本で買おっかな。中3のとき読ん で感動したなあ。家にほとんどそろってたのだが、知らない間に捨てられてい た。他に捨てられたのは『三つ目がとおる』(『火の鳥』より好きかも)、『き わめてかもしだ』(中学生が読む本ではない--けど、いろいろとおもしろかっ た)、『魔界都市ハンター』(僕は一時期菊地秀行ファンだった--が、このマン ガはしり切れトンボっだった気がする)などなど。世の中には、本は捨てては いけないが、マンガは捨ててもいい、という考えを持っている人もいるようだ。


Satoshi KODAMA
email: satoshikodama-tky[at]umin.ac.jp
All rights undeserved.
Last modified: Tue Dec 31 22:52:00 JST 2013