後知恵で結論めいたことをいえば、そもそもヒュームの挑発に乗ったことが 間違いのものだったのだ。はじめから勝てない戦である。 ニュートンをなで切りにし、カントを狂わせた人物からけんかを買ってはいけない。 ロールズを含め、合理主義道徳理論の支持者たちは、ヒュームに答えるのではなく 無視すべきなのである。
---渡辺幹雄『ロールズ正義論再説』
単純に言って、天才ミルがその深い思索の果てにたどり着いた功利主義が、 ロールズによって易々と斥けられてしまうとは考えられないのだ。
---渡辺幹雄『ロールズ正義論の行方』
定時起床。ゴミ出し、髭剃り、朝食、朝刊。家の片付けなどを少ししてから大学へ。
午前中は某講義の準備など。お昼は遅めに中央食堂で。
昼下がり、某講義。ミル父子その他。
夕方、少し雑用してから某病院の某委員会へ。今回は早めに終了。
夜、帰宅して夕食。それから娘と風呂に入り、食器を洗う。
夜中、娘の寝かしつけ。だんだん暑くなってきた。
いろいろ〆切が…と言いつつ、またSSDを買ってしまう(Intel SSD 330 Series Maple Crest 60GB MLC 2.5inch 9.5mm Reseller Box SSDSC2CT060A3K5)。 Optiplex 755をSSD化してみよう。
少し遅めに起床。今日も娘に起こされる。シリアル、朝刊、髭剃り。母の日。
午前中のうちに散髪。前回は3月下旬だったようだ。そういえば、昨日、娘の散 髪もした(某妻が)。お昼前、娘を連れて近所を散歩。
お昼のあと、少しCDの整理など。お昼すぎに少し寝る。
昼下がり、娘と留守番。いろいろやるべきことはあるが、週末はまあ休むしかない。
夕方、某妻と交代して東京駅に行き、奈良の某氏と丸ビルでお好み焼き。その あとスタバに移動し、いろいろ近況を話す。
夜中に帰宅して、某オンライン研究会。
真夜中、娘を寝かしつける作業。わたしも眠くなったので、さっさと寝よう。 今週もがんばるべし。
定時起床。朝食、昨日の新聞、シャワー。
急いで大学へ。午前中は某学部講義。臓器移植。少し長引いたが、 つつがなく終了。
お昼は某ランチョン・セミナー。今日の午後の研究会の準備。
昼下がり、某先生と某相談をしたり、いろいろ雑用をしたり。休む時間なし。
夕方、文学部で某オーストラリア人のセミナーに参加する。 せっかく勉強していったので、質問もする。
夜、某院生と某翻訳作業。二時間弱。
夜中、某院生らと某郵便局の近くの某定食屋で夕食。 ひさしぶりに某定食屋に行ったら、まだおばあちゃんは健在だった。
それから帰宅。真夜中までソファで死んだように寝る。 今日は楽しかったが疲れた。
早起き。ゴミ出し、シャワー、朝食。
早めに出勤。明日の講義の準備など。早めに来ると、午前中が有用に使える。
お昼、某会議。某氏のおかげで、つつがなく終了。
お昼すぎ、別の某氏と寿司。財布を忘れてきたので、ごちそうになる。感謝。
昼下がり、某桜田門な人々が来訪。研究相談のような話。
夕方、疲れて少し寝袋。
夜、少し早めに帰宅。クリーニングに出していたコートを受け取る。
夕食、新聞。
夜中、食器を洗ってから二階の勉強部屋に行き、守秘義務の勉強。真夜中まで。
さて、もう寝なければ。
定時起床。シャワー、朝食。
定時出勤(少し早目)。午前中は某教室勉強会。
お昼は研究室で雑用をしながら。お昼すぎ、メールのやりとりなど。一瞬寝袋。
昼下がり、某氏と打ち合わせ。そのあと、別の某氏とも打ち合わせ。
夕方、某病院の会議に出席。部屋の場所がわからず迷ってしまう。 会議後も少し打ち合わせ。
夜、しばらく雑用をしてから帰宅。夕食。朝刊、夕刊。
夜中、ソファで少し寝てから某妻とジョギング。今夜は少し肌寒いくらい。 植物園を二周。戻ってからシャワー。
いろいろなことが一度に起きているのでパンク気味。 気を抜かないように注意しなければ。
少し二階の勉強部屋で勉強。一日一歩。
1時間遅起き。今日も寒い(二階の室温12度ぐらい)。とりあえずシャワー。
昨晩、あれだけ食べたのに、朝になると腹が痛いほど減っている。 ひょっとしてお腹の中に虫がいるんではなかろうか、と不安になる。
中国四川省で地震。死者8700人超す。
朝食、朝刊。
某ゲラが届く。日曜日にやることにしよう。
午前中は少し自宅で勉強。スーツを着てお昼に大学へ。 お昼は某ランチョン・セミナー。
腕、肩、背中のあたりが筋肉痛。やたらと眠いので、30分ほど仮眠。 自分のいびきの音で目覚める。
昼下がり、某院生にいろいろ教えてもらう。
夕方、少し勉強してから、某仕事。 某氏らと一緒に、某偉い人に会いに行く。 そのあと、某氏らと某相談を一時間ほど。
夜、某氏らと本三のお好み焼き屋で夕食。よく飲んで酔っぱらう。 懐メロの話など。いろいろ考えるべきことがある。
朝起きる。シャワー、朝食、新聞。
お昼に某母親が来たので、近くのイタメシ屋で昼食。 そのあと、家で母の日のプレゼント(歩数計)を渡す。
某母親は日本橋の百貨店に何かを観に行くというので昼下がりに別れ、 某妻と某区立図書館へ。頼んでおいた本を受け取る。
帰宅してから一睡し、夕方から押し入れの掃除。 衣更えのついでに着なくなった服などをゴミ袋に詰める作業。 できれば古着の回収に出したいと思っているが、要検討。 服その他で45Lのゴミ袋6袋分くらいになる。 おかげで押し入れが片付いた。
夕食後、某妻とDVD鑑賞。 『スパニッシュ・アパートメント』。 主人公はスペイン語とスペイン経済の知識を身に付けるために、 エラスムス奨学金を使ってバルセロナに一年留学しにきたフランス人大学院生。 他のヨーロッパ諸国の学生と共同生活をして、 いろいろな(留学生にありがちな)経験をするうちに、 自分らしい生き方(アイデンティティ)を見つける、 という話。 典型的なビルドゥングス・ロマンであると同時に ヨーロッパ共同体という複数のアイデンティティがあり一見混乱した社会が、 どうあるべきかという話でもあるようだ。 欧州に留学経験のある人、あるいは留学中の人は必見。B
雨音を聞きながら、いつもより2時間ほど長く寝てしまう。
大学に行こう。
某院生の某書類のチェック。まだまだ売り物にはならない。
なるべく今日中に某事典の項目を書き上げてしまおう。 しかし、とりあえず食事に行き、ついでに喫茶店で新聞を読もう。
昼下がり、某海鮮丼屋で昼食。 その後、某スタバに行き、ガーディアン・ウィークリーを読む。 食後だったせいか、少し居眠りする。
ブルンディのMarguerite Barankitseというimpressiveな女性のことを初めて知る。 「アフリカのマザー・テレサ」と呼ばれているそうだ。
某事典の項目執筆。一つ終わった。 あと二つ。
とりあえず、プールに行こう。
夜、プール。クロールで手を伸ばす練習をしていたら疲れてしまい、 500メートルを3本泳いだあとにいったんサウナで休憩し、残り500メートル泳ぐ。 そういえば、 今ごろ気付いたが、5月1日から夜9時半まで延長しているようだ。 時間延長は7月31日まで。
雨が降っていたので、構内の某コンビニで適当に買物してから研究室に戻ってくる。 つかれたが、某事典の仕事の続きをせねば。
某事典の項目、もう一つ書き上がる。 あれ、どうも時間切れで明日に持ち越しのようだ。 ラーメンでも食べて帰ろう。
とりあえず帰宅。
最近、朝から大学に行くようにすると、 明らかに残業が多いことに改めて気付いた。 しかし、裁量労働制(奴隷制とも言う)なのでもちろん残業手当は付かない。
そうすると当然「なぜ残業手当も付かないのに、馬車馬のように働いてるんだろう」 という問いが頭をもたげてくる。それに対しては、「愛の労働だから」、 つまり研究が好きだからやってるんだという答が、頭の別のところに用意されている。
しかし、本当に研究が好きでやってるんだろうか。 いつも逃避行動を見せ(最近ようやくましになってきたが)、 〆切というサンクションがないと働かない。 これでもほんとに研究が好きなんだろうか。
ほかの人は自分の技術を愛してこれに要する労力のために身をすりきらし、 入浴も食事も忘れている。ところが君ときては…。 上にいった人たちは熱中すると寝食を忘れて寝食を忘れて 自分の仕事を捗らせようとする。 しかるに君には社会公共に役立つ活動はこれよりも価値のないものに見え、 これよりも熱心にやるに値しないもののように考えられるのか。
---マルクス・アウレリウス先生
う〜ん。寝食を忘れるほど研究が好きだろうか。いつも「ラーメン食べたい」とか 「眠い」とか言っていないだろうか。
まあしかし、一方で、寝食を忘れるほど好きなものは長く続かない気もする。 飽きっぽいわりには、倫理学に対する興味はなんだかんだ言って 10年ほど続いているわけで、まあそれなりに好きなんだろうと思う。
あれ、というわけで結論はなんだろう。やっぱり愛の労働ということか。 あるいは、他にできる仕事もないし、愛せざるを得ないということか。 研究職は比較的自由だし、やっぱり天職なのかなあ。
「まあ、もう若くないんだから、寝食は忘れない方がいいんじゃない?
The Corrsも---
And it doesn't really matter that we don't eat
And it doesn't really matter if we never sleep
No it doesn't really matter, really doesn't matter at all
って歌ってるけど、
`Cause we are so young now, we are so young, so young now
って言ってるわけだしさ」
「いや、それもそうなんですけど、やっぱりアウレリウス先生が言うように 『あたかも一万年も生きるかのように行動するな。不可避のものが君の上に かかっている。生きているうちに、許されている間に、善き人たれ』 という言葉を聞くと耳が痛いんですよね。なんでも後回しにして、 逃避行動に走ってしまって…」
「わかっているんだったらやったらいいんじゃないの。 『某ユニットのために尽力する』というのが今年の抱負の一つでしょ。 ちゃんと公共精神を発揮してがんばったら?」
「いや、そうなんですけど、意志が弱くて…」
「それは倫理学者の悪い言い訳だ。有言実行で立派に生きたまえ」
ちょっと春日でラーメン。
そういえば今日は寒かった。風邪を引かないように注意しよう。
今日はしらふ。
あれ、2002年にも上とほとんど同じことを書いてる。 周期的に同じことを考えているようだ。
今日のニュース
某授業があるので早起き。今日も肌寒い。
朝からお昼まで授業。といっても、 某教授が担当の日だったので、座って聞いているだけだったのだが。 来週はオレの番なので、準備をしなければ。
昼食を食べてから翻訳。眠くて椅子に座って寝てしまう。 今日は某神田で授業があるが、出られそうにない。
さらに翻訳。
少女監禁の記事は過剰に報道されている気がするが、 やはり「精神障害の疑い」「性犯罪」「監禁」 「アダルトゲームの影響」などはニュース価値が高いのだろうか。 そうだとすると、ニュース価値が高い理由は何か。
関係ないが、コミュニケーション技法として、 相手に「なぜ」そう判断したかと尋ねるよりも、 「どうして」そう判断したかと尋ねた方が答えやすいという話を聞いた。 これは、判断を正当化する(=判断の正しさを示す)よりも、 判断を説明する(=判断に至った過程を述べる)方が一般に容易だということだろう。 面白い技法だと思う。
夜は某イタリア料理屋。
散歩ついでに根津の某スーパーに行き、 たまっていた牛乳パックを出してきた。 おかげで万歩計は新宿から都庁まで行き、次は渋谷。
今日は疲れたので早目に寝よう。
なぜか早起き。今日の授業の予習をしよう。
「人格を否定」というのはあれだな、 目的自体としてではなく、単なる手段として扱ったということだ。 このフレーズはカント的道徳観をけっこうぴったり言い表している のではないだろうか。
やっぱり「外からの強制によって自律的存在でなくさせる」 というのがポイントだ。ただ、カントは自殺も自分自身の人格(理性)の否定と 捉えるから、「内からの強制によって自律的存在でなくさせる」 のもダメだとも考えている。 この自律についての考え方に多くの人は付いていけないんじゃなかろうか。
早寝早起き。散歩、朝食。
新聞を9時までに読む努力をしてみよう。
あれ、もうこんな時間。どうしても1時間半ぐらいかかってしまうな。
げ、昼寝しすぎた。大学に行かねば。
届いた古本。
もう一冊古本が来ていた。
やっと大学に着く。授業。
科研費の書類に不備があったので、それを訂正して研究室へ。
That noble science of politics: A study in nineteenth-century intellectual historyを読み始める。おもしろい。
帰宅。駅前のファーストキッチンに寄ってしまう。
ちょっとコンピュータをいじったり、焼きそばを食べたり。
無能感に襲われる。勉強しなければ。
と言いつつ、寝てしまうところがオレの限界だ :) けど眠いし。朝起きたら大学に行って書類書こう。 あー、授業の用意もしなくちゃいけないんだよな。
「どうしてこう、最近勉強しないんでしょうね」
「煩悩が多いからだろ。たるんどるんだ」
「それもありますが、大学に寝泊まりしないのもいけないのかもしれませんね。 下宿は快適すぎて…」
「場所のせいにするな。快適だったらテレビもCDプレーヤーも捨てろ。 ふとんも捨てて新聞紙の上で寝ろ。ラジオを聴きながら真剣に勉強できるか」
「そうなんですけどね。だいたい、何か燃えないんですよね。 もう倫理学の勉強もあきちゃったんでしょうか。 教えるのはおもしろいんですけど」
「わしの話を聞いとらんな、貴様。煩悩をなくし、質素な生活をし、 ひたすら本を読め。雑念を捨てて集中しろ」
「やっぱりあきたのかなあ。倦怠期ってやつかな。 そもそも、ぼくはいったい何がしたいんだろう。 自分にとって、何がほんとにおもしろいんだろう…」
「人の話を聞けっ。たるんどるから目標を見失うのだ。 毎日コツコツとベンタム全集を読んでれば何をすべきかおのずとわかってくるはずだ」
「そんなもんなんでしょうか」
「そんなもんだ。わかったら寝食を惜しんで勉強しろ」
「寝食を惜しむほどおもしろくないんですよね、それが」
「それじゃあ向いとらんのかもしれんな。ちょっと人生の実験をして、 寝食を忘れるほどおもしろいものを見つけてみるんだな」
「そんなものあるんでしょうか」
「まあ、きみは退屈な人間だから、ないかもしれんな」
「いや、ちょっとがんばってみます。 いや、もちろん今さら転職する気はないですが。やっぱり天職だと思うし」
「じゃあうだうだ言ってないで、とっとと寝て、早起きして勉強しろ」
「わかりました」
起きる。朝食。
フレッツ解約が済んだようで、モデム接続になってしまった。遅い。
近くのNTT収容局にモデムとスプリッタを返却してから、大学に来る。
某本屋の主人に貴重な本を売っていただく。感謝。
あれ、持ってきたThinkPadを使ってDHCP接続することができない。う〜ん。
あ、DNSサーバのアドレスを指定してたのをやめるとつながった。 あれ、けど今度は大学から外に出れないぞ。
う〜ん、外に出れない。せまいよう。ここから出してくれ〜。
時間の無駄。
う〜ん、自分のサイトの管理がなんだかめんどうなことになってきた。 ミラーとか勉強すべきかな。
中央食堂でパンを買って食べる。
今さらだが、進化論というか、 生物学的な決定論について真剣に考える必要がありそうだ。
あ、学外に出られないのは、KUINSが2から3に移行して、 プロキシの設定が必要になったからだそうだ。
詳しくはKUINS-III 接続ガイドとKUINS-III 利用に関するFAQを参照とのこと。学内向けかな?
あ、KUINS-III、けっこう速いな。 RealOne Playerもプロキシを設定したら使えるようになった。快適。
さて、勉強勉強。3時間もムダにしてしまった。
ダイアン・プリティは、日曜日に死んだそうだ (Husband's tribute to Diane Pretty)。 RIP.
ミル(旧キケロ)は復活したそうだが、 キケロ(旧ミル)はまだだそうだ。 キケロ(旧ミル)の方がサーバになっているので、 もうすこしパスカルの方で更新する必要がある。
しかし、名前が入れ替わってややこしいな。 サーバの人格同一性はどうなるんだろう? ええと、キケロは旧ミルとハードディスクの内容は同じで、 名前が違うから…。 (続きはこういう話の好きな人が引き継いでください)
中央食堂で夕食。 麦ごはん(可)、いわしの生姜煮(良)、きんぴらごぼう(可)、 もずく(不可--味なし)。麦ごはんは誰も取らないのか、 しばらく放置プレイしてあったみたいでとても硬かった。
ようやくキケロ(旧ミル)が復活したようだ。某氏、おつかれさまでした。 KUINS-III移行やハブの不調などのさまざまな要因が重なっていて、 原因の特定がたいへんだったらしい。
というわけで、パスカルの方は緊急用に置いておくことにして(ブックマーク奨励)、 また古巣のキケロに戻る。もともとミルなのだが。 いや、混乱するから書かないでおこう。
と思ったが、どうもまだ今晩あたりまで混乱が続くようなので、 キケロに戻るのは明日にする。
すこし椅子で寝る。
それからようやく勉強を始める。 何しに大学まで来たんだか。 いや、とにかくがんばろう。
なんというか、今、人生の転機を迎えつつある気がする。 いろいろ悩みを抱えているのも、 ついに社会人になりつつある証拠だろう。 正しい選択をして立派な社会人になれるように、 まわりの人によく相談するようにしよう。
今までだましだまし使ってきたが、 RealPlayerやQuickTimeと相性が悪いのは、 どうもThinkPadのオーディオドライバか何かに問題があるようだ。 しかし、どうしたらいいのかよくわからん。 IBMのサイトにはとくにアップデートはないし。
今日の勉強時間…2hr
ミルの勉強中。父として進まず。訂正。遅々として進まず。 やはり〆切が近づかないと仕事がはかどらない。
先日入手したトンプソンのJohn Stuart Mill and Representative Governmentは、現代の政治学、社会学、 心理学の成果を用いながらミルの『代議制政治論』を分析した好著。 翻訳が出ていないのが不思議なくらいだ。 このような本を書けるようにこれから勉強しなくては。10年計画だな。
あいかわらずciceroにftpできない。 あれ、hotmailからciceroのpopサーバにはアクセスできた。 どうなってるんだろう。
シンガーは翻訳が手元にないため、自分で訳した。
う〜ん、DNSサーバが落ちてるのかと思ったが、そういうわけでもないようだ。 ブラウザを使えばアクセスできるみたいだが、 メイルソフトやftpソフトではアクセスできない。 どうなってるんだろう。知識不足のせいで原因がわからない。
夕方、ひさしぶりにピアノ室でギターを弾く。
夜、テレビでやっていた政治と大企業の関係についての番組を見る。
「おおざっぱに言うと、 ベンタムは少数者による悪い政府の専制をどう食いとめるかについて考え、 子ミルは多数者の専制をどう食いとめるかについて考えたわけですが、 今日の主たる政治問題は、 大企業の専制をどうやって食いとめるかということのようですね」
「なるほど、ベンタムの時代には少数の上流階級が政治の手綱を握っており、 ミルの時代には頭の悪い多数者が手綱を握っており、 現在では多国籍企業やメディア王といった連中が手綱を握っているというわけか」
「ええ、それで1970年代ぐらいからですか、 企業の道徳的義務ということが言われだすわけですけれど、 ベンタムが統治者の善意に頼ることの限界を自覚したように、 今日においても企業の良心に頼るだけじゃだめだと思うんですよね」
「しかし、悪い政府に対するベンタムの回答は、 市民全員参加の(代議制)民主主義政体だったわけだけど、 企業の専制の場合はどうすればいいわけ?」
「ビジネス・エシックスで提案された、 株主(ストックホルダー)だけでなく、 利害関係者(ステイクホルダー)が企業の意思決定に参加するという 『ステイクホルダー・アプローチ』というのは、 ベンタムも賛成すると思うんですよね。 しかし、 このシステムをどうやって企業に受けいれさせるかとなるとこれが難しいわけで」
「それは、企業としては無視したり搾取したりできる人々の利益はなるべく 無視したり搾取しつづけたいだろうからな。消費者から搾取し、それがだめとなると 労働者から搾取し、それもだめとなると国外の労働者や環境から搾取する というのが企業の論理だろう」
「ベンタムならそう言うと思います。 とにかく、ベンタムが圧政に対する民主主義という回答を出したように、 大企業の暴走に対して『ステイクホルダー・アプローチ』 を用いてうまくブレーキをかけられるシステムをあみだす必要があると思います」
「無理なんじゃない? 政府が介入して私企業の方針を決めるようになったら、 それこそ自由市場の終焉じゃないの」
「う〜ん、今日でも自由市場に対する干渉は存在するわけで、 そんな白か赤の極端論はできないと思いますが」
「それに、圧力団体である大企業の影響を強く受けた政府が、 有効な法規制を作れるかという問題もあるんじゃないの」
「いや、たしかにそうなんですが、ここでもやはりベンタムが言うように、 たとえ大企業に関しては民主主義のようなシステムを作れないとしても、 世論や情報公開の力によって、 あるていどは大企業の暴走を食いとめられると思うんですよね、 こないだの南アフリカの製薬会社訴訟の例のように」
「しかし、こないだから話しているように、 問題は政府だけでなくメディアも大部分大企業の手に握られているというのが 障害になるんじゃないのか」
「いや、まあそうなんですよね。 しかしインターネットなどによる消費者団体やその他の草の根活動家の 情報収集および拡散能力もけっしてバカにできないわけで」
「けっきょくベンタムやミルが言っているように、 新聞社の良心や人々の知的・道徳的レベルの向上に頼らないといけないわけか」
「まあちょっと楽観的ですけど、ベンタムが言うように 『世論という裁判所は誤つことはあれども、けっして腐敗せず; 絶えず賢明なものになり; 国のすべての知恵と正義を一つに結びつけ; つねに政治家の運命を左右するものであり; そこから発せられる刑罰からは逃れることができない』わけで」
「あ〜、それじゃ楽観的すぎだ。 そんな甘いことを言ってたら、世界はもうすぐ滅びちゃうって。 市民運動だ、市民運動。街に出てでかいデモをやろう」
「いや、世論の力を信じたベンタムもまさにそれを期待していると思います。 しかし問題は、場あたり的な解決を求めるデモではなく、 何か根本的な制度改革を求めるデモじゃないとだめだと思うんですよね」
「じゃあはやく解決策を考えてくれたまえよ、哲学者君」
「う〜ん、あと10年待ってもらえますか」
「だからあ、そんな悠長なことを言ってたら世界は滅びちゃうってば」
前々から書いてますが、次のような「つまり」の使い方には我慢がなりません。
心神耗弱者、 つまり自分の行為の結果を合理的に判断する能力の弱い者または 浪費者
「つまり」というのはもともと「つまるところ」、 すなわち「要するに」という意味なのだから、 この文はむしろ次のようにあるべきです。
自分の行為の結果を合理的に判断する能力の弱い者または 浪費者、つまり心神耗弱者
どうしても「心神耗弱者」を文の前に持ってきたいなら、「すなわち」 を使うべきでしょう。
心神耗弱者、 すなわち自分の行為の結果を合理的に判断する能力の弱い者または 浪費者
まあ、上のような「つまり」の使い方は慣用として定着しているので今さら 言っても始まらないかもしれませんが、 個人的には、「つまり」の使用法を限定し、 この語のあとにはその前で言っていたことを要約する簡潔な一言が来るように した方が良いと思います。
(文法にうるさい編集者F)
昨日は、某所でサンデーとマガジンを購入したあと、 晩ごはんを食べ、シャワーを浴び、朝まで寝る。
お昼前に大学へ。 翻訳の話が持ち上がりつつあるので(ちなみにこれは極秘っす)、 コンパニオン読書会の昔のファイルをひっぱりだして整理する。 昔自分がしていた仕事を見て、ちょっと感慨にふける。
昼下がりは仕事進まず。 夕方に自転車でJR京都駅に行き、 母と会って一時間ほど話す。 また少しお金を借りてしまう。 すんません。
研究室に戻ってきてから倫理学入門読書会(「環境倫理学」その1)。 今日は人間中心的倫理と 動物中心的倫理 という立場の説明。
それから某君*2と某所で食事。
さあ仕事仕事。
某仕事中。死にそう。明日の予習もあるし…。
今日やったこと
昨日は早朝一旦下宿に戻って、少し寝てから授業に出るつもりだったのだが、 疲労困憊のためか体調が悪くなり、起きてからも調子が悪かったので 自主休講してしまった。
2コマ目の授業で当たっていたのだが、 それも連絡せずに欠席してしまった。 近い内にあやまりに行かねば。
それで、下宿で横になっては、 ヘアの『道徳的に考えること』やベンタムの著作を読んだり、 ヴォークトの『スラン』を読み終えたり(傑作!B+)、 起き上がってはスパゲティを作ったり、 やきめしを作ったり、今朝は「みそ入りおじや」を作ったり、 トイレに十数回行ったり、病人していた。
だから今日こそは学振の書類 を完成させなくてはならない。 (学振に関する参考意見ありがとうございます)
あ。そういえば、奨学生手帳というものを見ると、 今月も奨学金が出るのがいつもより遅いらしい。 振り込まれるまで、まだあと数日あるらしい。 現在手元にあるお金は、400円…強。 (自炊してなかったら死ぬところだった)
3コマ目の授業に出席。ベンタムの行為論。
・倫理学入門書読書会の準備をしていた。5月15日の第一回目に目次を読んで、 それ以降どの章を読むかを決めるつもりなのだが、第二回目はぼくの独断で、 「犯罪と刑罰」の章にさせてもらった。というのも、事前に決めておかないと 第一回目に次回のプリントを用意できないからである。
・ちょうど応用倫理学でも死刑廃止論をやるつもりだし、トピックもわかりや すくて良いと思ったので、これを選んだのだが、読んでみるとあまりに概説的 で今一つおもしろくない。やっぱり「自然法」の章にするか?
・ま、とりあえず夕飯を食べに行こう。うむ。
・そうそう、一昨日は帰りに無事コンビニでカーネーションを買えました。ば からしい習慣の気もするけど、こういうときにしか母親に対して感謝の念を素 直に示せないのも事実。
・まだ今日の授業の準備が済んでいないけど、少し寝ることにする。疲れた。
・ふああ、良く寝た。授業の予習しないと。
・お○だくんも今日発表とあって、大変らしい。今ごろ爆睡してるに違いない。
・ちょっと朝食をば。
・修士課程の研究題目は、「近代自然法思想のオルタナティブという観点から 見たベンタム流功利主義の一考察」に暫定的に決定。長いし、カタカナ英語が 入っているので今一つである。
・二コマ目終わり。予習が済んでいないところまで進みそうになったので、足 が震え、生きた心地がしなかった。
・四コマ目のおく○くんの発表終わり。なかなかおもしろかった。お疲れ様。
・修士課程の研究題目も教務に提出する。
・そろそろ帰るか。