講演1:精度管理報告
講師1:土田 幸生 技師 (京都医療センター)
講演2:血球観察の基本事項および白血病症例と遺伝子異常について
講師2:坂東 史郎 先生 (公立大学法人 愛媛県立医療技術大学)
協賛:シスメックス株式会社
精度管理報告では、京都医療センターの土田氏により、今年度、京都府技師会血液分野の精度管理報告を行っていただいた。昨年同様、概ね良好な結果であった。
愛媛県立医療技術大学の坂東先生には、血球観察の基本事項および白血病症例と遺伝子異常についてとして、まず、血液形態学観察の基本となるロマノフスキー染色について、染色の歴史と化学的原理、標本の観察について分かりやすく解説していただいた。次いで、白血病の染色体、遺伝子異常の解説を実際の症例に照らし合わせて、WHO分類との関連も含め、詳しくお話いただいた。複雑な染色体、遺伝子異常の機序を一つ一つ、丁寧に説明していただき、大変勉強になった。
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