一般社団法人 京都府臨床検査技師会
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会報 理事会議事録 研修会報告
研修会報告(平成22年度)
学術部

10-043


日時:平成23年01月08日 (土) 14:00〜17:15;サンプラザ万助(福知山)
参加人数:41(2)名

行事名:平成22年度 京都府糖尿病対策推進講習会(福知山市)
講演1:糖尿病の新しい診断基準
講師1:中村 直登 教授 (京都府立医科大学)
講演2:インクレチン関連薬
講師2:和田 成雄 医師(和田内科医院院長
講演3:糖尿病治療薬と服薬指導
講師3:小山 裕之 氏 (みやこ薬局薬剤師)
講演4:糖尿病患者の療養を支えるフットケアと地域連携
講師4:肥後 直子氏 (京都府立医科大学看護師)
講演5:食事療法編
講師5:管野 美和子 氏 (京大病院管理栄養士)
講演6:糖尿病と歯周病
講師6:木村 功 医師 (公立南丹病院歯科口腔外科医長)
共催:京都府糖尿病協会
共催:京都府臨床検査技師会
共催:京都府病院薬剤師会
後援:京都府看護協会
後援:京都府栄養士会
後援:京都府歯科医師会

第1演題では、糖尿病の新しい診断基準について、「現行診断基準との連続性」や「HbA1cの位置付け」そして「科学的妥当性」など、様々な角度からの講義であり理解が深まった。
第2演題のインクレチン関連薬については、インクレチンの作用、インクレチンによるインスリン分泌のメカニズム、関連薬の特徴などについての話が分かりやすく、苦手意識の強い「薬」について勉強してみたいと思った。また、第3演題の薬剤師による糖尿病治療薬の話では、インスリン製剤は、どのような原理で作用時間が調節されているかを理解することができた。経口治療薬については薬の作用、特徴、指導上の注意事項など再確認することができ、薬について「もっと知りたい」と思った。
第4演題の糖尿病患者の療養を支えるフットケアについては、フットケアとは単に足のケアをするだけではなく、全身状態や生活状況、セルフケアが可能かなどを踏まえて行うものであることを改めて理解した。
第5演題の食事指導編では、肥満度などの身体状況や生活習慣をベースに、「患者さんの検査値から食事・運動における問題点を細かく推測して食事療法を決定していく」という過程が面白く、検査データの重要性を再認識した。また、『食行動と検査値の関係』『栄養素が血糖に変る速度と割合』の説明も興味深く、機会があればもう一度、講義を受けたいと思った。
糖尿病と歯周病については、「口腔とはどんなところ?」に始まり、歯周病の発症メカニズムや全身疾患との関係、糖尿病との関係についてよく理解できた。

今回の講習会でも「様々な分野と検査の関わり」を知ることができた。これがチーム医療の面白さでもあると思った。

平成23年03月18日 橋 久美 報告 (市立舞鶴市民病院)

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