一般社団法人 京都府臨床検査技師会
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会報 理事会議事録 研修会報告
研修会報告(平成22年度)
免疫血清分野

10-031


日時:平成22年08月28日 (土) 14:30〜17:30;メルパルク京都
参加人数:40(30)人  分類:専-20

演題1:HIV感染症に関する最近の知見
講師1:中島 俊彦 氏 (アボットジャパン株式会社)
演題2:腫瘍マーカー基礎、肺がんマーカーについて
講師2:江川 孝則 氏 (富士レビオ 株式会社)
演題3:自己免疫疾患と自己抗体検査 抗核抗体を中心に
講師3:西尾 智康 氏 (医学生物学研究所)

自己免疫疾患と自己抗体検査 自己免疫疾患について病因・種類・疫学、自己免疫疾患の検査方法、診断基準についての内容で講義をされた。特に自己免疫疾患の検査方法として抗核抗体についての測定原理・抗核抗体の染色パターンについて詳しく理解することができた。また、抗核抗体検査は自己免疫疾患が疑われる場合には必須の検査項目であり包括的なスクリーングを経て疾患特異的な各自己抗体の検索を行うことが重要であるということも改めて確認することできた。

腫瘍マーカー基礎
肺がんマーカーについて
腫瘍マーカーの基礎として腫瘍マーカー検査の臨床的意義、問題点、治療効果の判定などについて講義された。また、肺がんについての病態・組織型による分類・抗ガン剤と分子標的薬についての説明もされ、肺がんの血清マーカーの有用性・診断精度についても理解することができた。

HIV感染症に関する最近の知見
HIV感染症について治療の現状、日本における感染者、スクリーニング検査の現状などについての内容であった。特にスクリーニング検査の偽陽性、確認試験についてHIV-1/2感染症の診断ガイドラインから詳しく解説され確認試験に対する知識・手順について理解することができた。

平成23年4月26日報告:荒賀 智永 (綾部市立病院)

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