主題:一般検査分野 研修会
主題1:髄液検査法について
講師1:寺西 広樹 技師 (市立岸和田市民病院)
主題2:穿刺液検査法 (主に細胞像について)
講師2:佐伯 仁志 技師 (NHO京都医療センター)
今回は、今年の一般検査基礎講座シリーズの最終回で髄液検査法と穿刺液検査法の2講義を実施した。当日は梅雨も明け、大変暑い中、多くの方に参加していただいた。髄液検査法は、市立岸和田市民病院の寺西技師より、外観、細胞数算定や生化学の基礎的な検査法から、検査所見の読み方まで「基礎から応用」を広く学びました。2講目の穿刺液検査法では、京都医療センターの佐伯技師より、胸水・腹水を主に一般検査領域で必要な基礎知識としてギムザ染色の細胞像を中心に学んだ。穿刺液は、尿沈渣や髄液のような標準法が確立されていないので研修会を通して多くの方と共有できたらと思いました。
形態検査は一般検査に限らずどの分野でも、不明な成分に遭遇することもしばしばあり、このような場合は、鏡検者一人で悩むのではなく、他のスタッフにも確認を求めるなど、ささいな日常のやりとりを見直すことにとよって、質のいいデータを臨床医に報告できると考えられた。
|