行事名:第7回京都北部CDEの会 講習会
主題:糖尿病と歯周病
共催:京都CDEの会
共催:京都府臨床検査技師会
共催:京都府病院薬剤師会
共催:京都府看護協会
共催:バイエル薬品株式会社
特別講演:「糖尿病と歯周病」について、これらの関係の深さが今回のテーマだった。
「歯周病を治療したら、HbA1cが改善した」という報告例の紹介に始まり、謎解きの様に二つの病気の関係について話が進んだ。
歯周病の原因となる嫌気性菌の影響でインスリンの効きが悪くなったり、骨組織が溶かされたり・・・と、多々影響を受けることを知った。
また、糖尿病も歯周病を引き起こす要因となることも理解した。
この悪循環を断ち切るためにも、血糖コントロールと、プラークコントロールが必要であり、そして、この事を医療従事者が理解し、患者様に的確なアドバイスをしていきたいと思った。
一般演題:今回は コメディカルの演題は 1件だったが、歯科衛生士さんによる実技研修であった。
2人ずつペアになり、歯ブラシ・歯間ブラシ・糸・ミラーを使い実際に色素を付けてチェックした。
理屈ではわかっていても、実際に毎日の生活の中でそんなに気を使って歯磨きをしていない事を改めて感じた。
今回は歯周病がテーマだったが、高齢者に多いと思われがちなこの病気が、単なる感染症ではなく、環境要因と遺伝要因が重なり合って発症する「生活習慣病」であることを知ってもらい、患者さんはもとより、自らも正しい知識を身につけ、定期的に歯科受診するように心がけたい。
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