主題:一般検査分野研修会
副題1:「基礎から学ぶ腎機能検査」
講師名:中野 幸弘 技師 (宝塚市民病院 中央検査室)
副題2:「一般検査領域における知識創造の方法論」
-腎機能検査と尿沈渣検査を中心に-
講師名:丸山 篤芳 技師 (三重大学医学部附属病院中央検査部)
副題3:「尿中赤血球形態を鑑別するために必要な知識」
-疾患から考える尿中赤血球形態-
講師名:堀田 真希 技師 (大阪大学医学部附属病院 中央検査部)
副題4:「見て感じて!ここが大事!」
-あなたもデキる!上皮細胞分類-
講師名:山下 美香 技師 (厚生連 広島総合病院 臨床研究検査科)
副題5:「病的円柱の成因と臨床的意義」
-空胞変性円柱・いくら状蝋様円柱はなぜできる-
講師名:田中 佳 技師 (金沢医科大学医学部附属病院 中央臨床検査部)
今回は、京都一検査セミナー2010と題して、一般検査領域の第一線で活躍中の5名の講師を京都にお招きして開催した。この研修会は、日臨技認定一般検査技師資格更新のための「日臨技認定センター承認研修会」ということもあり、京都府をはじめとして近畿地区、関東地区、中部地区、中国地区、四国地区からも参加があり、参加者はこれまでの当技師会一般検査分野主催の研修会では、最高の87名が参加した。
午前中は「知」を磨く腎機能検査と題して、中野技師に腎機能検査の検査法や基本的な考え方、丸山技師からは、尿検査の考え方や情報収集の大切さを教えていただいた。午後からは、「術」を磨く尿沈渣検査と題して堀田技師からは、尿沈渣中の赤血球形態の鑑別方法や重要性を、山下技師からは、誰もが苦しむ尿沈渣中の上皮細胞の分類方法を分かりやすく、田中技師からは尿沈渣中の特殊円柱として分類される「空胞変性円柱」の由来を検討された結果を講義していただき、今回のセミナーは「温故知新」、「考え方」、「尿沈渣成分の基礎」、「最新の知見」と幅広く学べた一日であった。最後に、この場を借りて、多忙にもかかわらず、本セミナーの講師を引き受けてくださった講師の先生方に深謝いたします。
|