主題:肺機能検査講座3「肺機能装置の原理と種類及び精度管理について」
講師:三浦 正俊 氏、仁田原 武 氏 (フクダ電子京滋販売株式会社)
生理研究班講習会「肺機能検査講座3〜肺機能装置の原理と種類及び精度管理について〜」が京都保健衛生専門学校1F視聴覚教室にて行われた。今回は全4回講座の3回目で、「各スパイロの測定原理」、「呼吸機能検査ガイドラインより」、「精度確認及び較正方法について」をテーマに講義された。
最初に「各スパイロの測定原理」について、気量タイプと気流タイプに分けてそれぞれの構造及び注意点を講義された。気流タイプについてはさらに差圧式、熱線式、タービン式及び新しいタイプの超音波式に分けて詳細にお話された。
次に、日本呼吸器学会から出されている「呼吸機能検査ガイドライン」の内容について説明があった。「メンテナンス(日常点検、定期点検など)」、「感染対策」、また感染が疑われる場合の「消毒方法」などを中心に講義していただいた。
その後、「精度確認及び較正方法」について開放回路タイプと閉鎖回路タイプにわけて講義された。閉鎖回路タイプについては実際の精度確認時の画面の提示があり、理解しやすかったと思う。その他、ガス検査行う場合に簡易で確実な「人間での検定」の結果例や、実際の「精度確認シート」の提示及び説明があった。
最後の質疑応答では、とくに質問が多かった「感染対策」や「消毒方法」を中心に話し合われた。
|