一般社団法人 京都府臨床検査技師会
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会報 理事会議事録 研修会報告
研修会報告(平成21年度)
北部事業部

09-013


日時:平成21年06月20日(土)14:00〜18:00;舞鶴医療センター内 地域医療研修センター
参加人数:53(4)人  分類:C

主題:糖尿病腎症患者をチームで支える
特別講演 主題:糖尿病腎症の診断と治療―チーム医療の重要性―
特別講演 講師:古家 大祐 教授 (金沢医科大学 内分泌代謝制御学)
一般演題1 :糖尿病腎症における薬物療法のポイント
講師1: 三宅 健文 氏 (西陣病院 薬剤科)
一般演題2 :糖尿病性腎症の進行をきっかけに療養生活の見直しに至った事例
講師2: 村内 千代 氏 (関西医科大学附属滝井病院 看護部)
一般演題3 :糖尿病の検査〜当院の糖尿病教室より〜
講師3: 小林 丈夫 氏 (京都第二赤十字病院 検査科)
一般演題4 :腎症患者への支援 管理栄養士として
講師4: 菅野 美和子 氏 (京都大学医学部附属病院 管理栄養士)

特別講演:「ADAの糖尿病専門医は血糖値とHbA1cしか重視していない」という話に始まった。日本人2型糖尿病患者の42%が腎症を合併しているという報告から、腎症の評価と治療効果判定に尿中微量アルブミンや尿蛋白、 GFRなどの検査を定期的に行う必要性、薬物療法、CKDとの関係、そしてチーム医療の大切さなど多岐にわたる内容であった。  
一般演題:各コメディカルによる、糖尿病性腎症のかかわり方についての報告や、他職種への教育的内容の演題もあった。特に興味深かったのは、薬剤師や管理栄養士など臨床検査技師以外の職種が検査データをどのように活用し、何を重視しているか、そして薬物療法や栄養指導にどう繋げ評価していくかという部分であった。薬物療法と検査データの関係については、じっくり勉強してみたいと思った。 

特別講演でも一般演題でも検査の重要性が話の基本にあった。一般演題2題目の臨床検査技師の発表について、大変勉強になり刺激を受けた。再び勉強し直そうと思うきっかけとなった。
特別講演においては講演された先生と座長の先生が、難しい内容についてもわかり易く?み砕いて説明してくださり、また、最後に内容の総まとめがあったり、まるで学生時代に戻って教室で講義を聞いているようであった。
今回は、今注目されている腎症がテーマであり多くの技師の参加を期待していたが、やはり参加は少なかった。CDEの会が主催であるが、CDEのみの会ではないことを知っておいていただきたい。

平成21年07月10日報告:橋 久美 (市立舞鶴市民病院)

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