主題1:オートプシーイメージング:京都市立病院での経験
講師1:山本 憲 医師 (京都大学医学部附属病院 放射線診断科)
主題2:抗体医薬 その動向と病理検査の重要性
講師2:長嶋 健二 氏 (ニチレイバイオサイエンス株式会社)
オートプシーイメージング(Ai)は最近注目されてきており、 死亡時に主にCTなどの画像撮影を行い診断するもので、
導入される施設も徐々に出てきている。 講師の先生が実際に経験されたAiについて、 どういうものなのか、どのようにして行うのか、
現在考えられる利点、欠点等を非常に分かりやすく講演していただいた。 生きておられる人の画像と、 亡くなっている方の画像ではかなり見え方が違う部分があり、
まだまだ今後症例の蓄積によって発展させていく必要があるということを言われており、 画像撮影後の解剖による詳細な検索はまだまだ必要であるということを教えていただいた。
また、Aiの導入に関しては施設全体で協議しなければいけないと提言があった。 非常に興味深い内容であり、分かり易く話していただき大変勉強になった。
第2部ではこちらも最近注目されてきている抗体医薬についての講演があった。 抗がん剤と共に使用されることがある抗体医薬について、
その仕組みや特徴など分かりやすく講演いただいた。 その中でも病理組織検査での検査実施が非常に重要である事も教えていただいた。
HER2検索、EGFR検索等導入されてきている施設もあり、 日常行っている検査がとても重要で、 どのように治療に生かされているかを知る良い機会となったと思う。
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