群馬がん患者ミーティングからの報告

 群馬がん患者ミーティングにご参加頂いたがん体験者の皆さまから、このページのために体験談をお寄せ頂いたのでいくつかご紹介いたします。
①「水が甘く、味噌汁が苦かった。何を食べてもおいしく食べられなかった。酢を利用した食べ物や、麺類(薄味)で乗り切れた。」(50代女性、悪性リンパ腫のため、R-CHOP療法を体験)②「治療開始から3-4日間が一番つらかった。二日酔いに似た症状で、においに敏感となり吐き気を催した。口が渇き、唾液が出にくい。体重が15Kg 減った。ポッカレモンや味ぽん、酢をよく使った。」(60代男性、悪性リンパ腫のため、R-CHOP療法を体験)
③「インターフェロン治療中、香が不快になり、何でもしょっぱく感じた。治療終了後、半年後に症状が改善した」(60代男性、肝臓がんを体験)

<患者・家族の立場からの医療者への意見>
「妻が乳がん治療中に味覚変化症状があったが、医療者からな特に対処法の指導はなかった」「(本日の講師など)看護師が持っている情報や研究データが医師や薬剤師と共有されておらず、患者や家族の元に届きにくい状況がある。職種間の連携向上を図ってほしい」(70代男性) 
「医師は治療方法の説明後に治療選択を迫るだけで、副作用に関する説明や指導は全くない。数ヶ月前に受けた初めてのがん告知が進行がんだったので、味覚変化や食欲低下、吐き気などの副作用を抱えながら、とてもつらい毎日を送った」(50代男性、大腸がんのため、カペシタビン治療を体験)

2016年03月30日