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理事長からのごあいさつ

 本学会が始まって丸20年、2014年に成人式を迎えました。

 理事長としてこれまで仁志田博司先生に始まり、戸苅 創先生のお二人が成人までを牽引してくださった本学会であり、研究会から学会へ、そして名称変更と、その流れは時代の趨勢と要請に精確に対峙して確実なものとして歩んできたといえるでしょう。

 わが国においてもこの20年近くでゼロにはならないもののSIDSの減少は事実であり、以前ほど学会活動が医学的にも社会的にも重視されなくなった感も否めない印象があります。そんな流れの中、3代目として学会をお世話することになりましたが、学会名称を変えて広く子ども達の突然死を研究し、予防につなげようという本学会の活動目標をもっと広く周知し、多くの医療関係者にその想いを共有して頂き、医学的活動も社会的活動も盛り上げようとの想いを新たにしたところです。

 元々、本学会の学会員構成が小児科医、新生児科医、麻酔集中治療医、病理医、法医、救急医と多様な専門家集団であり、その異集団が一致して子どもの突然死の解明を行い予防しようという同じ目的に向かっている、とてもユニークな学会と思われます。

 禅の思想に円融(えんゆう)の思想というのがありますが、その意味は「それぞれが個性を発揮しつつひとつに溶け合って円満な世界を形成する」ということだそうです。まさに本学会活動が、会員も増えて、「円融の結果」を導き出せればと、心から願い、そのような活動支援をしたいと思っています。当学会独自の症例検討会は社会的要素が強い反面、突然死究明の唯一の集学的検討会であり、Child death review(CDR)の充実がわが国も叫ばれる中、まさにそのコアの役割を担っていると思われます。この検討会の充実を学会活動の柱として、関連学会との連携を深めていき、わが国でのCDR体制確立の礎石としていきたいと思っています。このようにして、子どもの突然死予防の輪を広げることができればと期待し、会員の皆さまの御支援と御指導を賜りながら、本学会の更なる隆盛に尽力したいと願っています。

2014.3.20

理事長 市川光太郎