出生前診断/着床前診断に関する基礎資料

2007年の動き


2007年5月22日 神戸市にある大谷産婦人科の大谷徹郎院長や患者らが、「着床前診断」の実施を会告(指針)で制限している日本産科婦人科学会や当時の幹部を相手取り、会告 や会告違反による除名処分の無効確認などを求めた訴訟で、原告側が、東京地裁判決を不服として、東京高裁に控訴する。
「着床前診断訴訟 大谷院長ら控訴」『読売新聞』
2007年5月10日 「着床前診断」を制限する日本産科婦人科学会の自主ルール(会告)は、患者の子を産む権利を侵害するなどとして、産婦人科医らが、会告の無効確認などを求 めた訴訟に対して、請求を退ける判決が言い渡される。
判決文全文(日本産科婦人科学会HP)
「着床前診断制限は適法…東京地裁判決」『読売新聞』
2007年4月26日 乳がんや卵巣がんの発症リスクを高める遺伝子を持たない受精卵だけを検査で選別して妊娠、出産につなげる試みが、英国で近く承認される見通しであることが 分かる。
「受精卵診断:乳がん遺伝子も 初の試み、英国で承認へ」『毎日新聞』
2007年2月24日 胎児の染色体や遺伝子の異常を妊娠前期に調べる「出生前診断」や、受精卵の段階で調べる「受精卵診断」などについて、日本産科婦人科学会が新しい指針(会 告)案を示す。
「出生前診断の新しい指針案を公表 日本産科婦人科学会」『朝日新聞』
「産科婦人科学会、出生前親子鑑定に協力しない方針」『読売新聞』
2007年1月11日 「<いのちの樹> 第1部-芽生える(9) 命の選別?出生前診断利用に迷い」『中日新聞』