OVEX 九州大学病院国際医療部海外交流センター

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OVEXについてABOUT OVEX

センター長挨拶

国際医療部海外交流センター(Overseas Exchange Center: OVEX)は平成27年(2015年)に設立されました。主な目的は海外派遣や、外国人医療スタッフの受け入れにより国際的人事交流を通して世界で活躍できる人材の育成です。

インバウンド(受け入れ)に関してはこれまでに世界中の国々から人材を受け入れており、前身の組織を含め、2003年から40カ国以上、200施設、のべ500人以上の外国人医療スタッフ(医師、歯科医師、看護師、技術者、栄養士、薬剤師)、学生の研修を受け入れてきました。
また、見学に関しても2015年~2019年度には5年間で724人の方々が九州大学病院を訪問されております。
アウトバウンド(海外訪問)に関しては九州大学病院教職員の海外研修、施設訪問、医療技術支援を積極的に行い、これまでに26カ国、151施設に延べ332人の医療スタッフを派遣しています。
さらには教職員のための英語研修も行っており、九州大学病院における国際的なニーズに対応可能な人材育成を積極的に行っています。

新型コロナウイルス(COVID-19)流行後、海外訪問および海外からの研修希望を受け入れることが困難となりました、しかし2023年より本邦での水際対策緩和後、本邦におけるインバウンドは予想以上に増加、街中でも訪日外国人と出会うことが増加していることを皆様実感されていると思われます。当センターへの問い合わせも増加しており、すでに多くの医療スタッフとの交流が再開され、以前と同様、もしくはそれ以上の方から興味をいただいております。また、海外からのニーズに対応した医療技術支援も増加、多くの国へ派遣を再開しています。

社会、経済の急速なグローバル化に伴い日常生活でも国内にいながら海外を身近に感じることが増えてきました。医療のグローバル化も同様で、外国人医療スタッフと共に働き、また外国人患者さんに対応する機会も増加しています。我々はこの様な社会変化に遅れることなく、むしろ、医療の国際展開を切り拓けるよう、積極的に海外からの医療スタッフ受け入れを進め、国際交流を活性化し、世界で活躍できる人材育成を目指していきたいと思います。

海外交流センター長
仲田興平
2023年4月

センター長 仲田興平

過去のセンター長挨拶

2021年4月
森山大樹(2021.4~2023.3)

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九州大学病院国際医療部 海外交流センター(OVEX)は、平成27年(2015年)に設立されました。主な業務は国際的な人事交流のサポートであり、外国人医療スタッフが九州大学病院の様々な診療科等で研修する際や病院見学の受け入れ業務(インバウンド)、および九州大学病院職員の海外研修や施設訪問などのサポート(アウトバウンド)などを担っています。また、年々増加する外国人患者など病院の国際化ニーズに対応できるよう、病院職員向けの外国語(英語・中国語)研修サポートなども行っています。

当センターでは、前身の組織も含め、これまでに40か国以上から500人を超える外国人医療スタッフの研修受け入れをサポートいたしました。当センターから院内の様々な診療科や部署での研修をお願いすることが多く、これほどの数の受け入れができたのも、ひとえに職員の皆さまのご協力があったからこそだと、心より感謝申し上げます。また、26か国へ のべ300人以上の職員の海外派遣をサポートいたしました。このような国際交流を通じて、世界中に交流の輪が広がっていきました。

しかし、2020年は、海外からの研修受け入れも海外派遣もできないという、忘れることのできない一年になりました。それでも、国際交流のニーズがなくなったわけではなく、九州大学病院で研修を受けたいというリクエストが海外から多く寄せられています。これまで培ってきた交流の根を絶やすことなく、そして、以前のように自由に往来できる日を望みつつ、今後は時代に即した新しい形での国際交流が進められるよう努めてまいりたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

海外交流センター長
森山大樹
2021年4月

2016年2月
清水周次(2015.4~2021.3)

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海外交流センターは国際的な学術交流を推進することを目的に、国際医療部の一つのセンターとして平成27年4月に新設されました。

私が小学生だった約50年前は東京まで寝台特急列車で12時間以上を要していましたが、今や九州から東京への日帰り出張は決して珍しいことではなく、隔世の感を否めません。現在12時間と言えば飛行機でアメリカやヨーロッパへ行けることになり、本当に地球は小さくなったと実感しています。さらに50年経てばアメリカやヨーロッパへ日帰りが出来るようになるのではと言えば、恐らくほとんどの人は「それは無理だろう」と感じるのではないでしょうか。しかしロンドンからニューヨークまで30分で行けるようになるという記事が先日出ており、ジェットエンジンではなくロケットエンジンを搭載する飛行機が開発されているということでした。

1970年代のジェット機による大輸送時代を人の物理的移動による国際化の第1世代とすれば、現在はインターネットによる国際化の第2世代とも呼ばれています。今や人々は瞬時にして世界中の情報にアクセスできますし、お金や時間をかけることなく桁違いに多くの人の国際的交流を可能にしています。50年前は地域が一つの社会でしたが、現在は日本中に物流や交通機関が整備され日本全体が一つの社会になっています。今でさえインターネットを使えば世界中の人たちとスマートフォンを使っていつでも気軽に画面を見ながら会話を楽しむことが出来ます。50年先は間違いなく世界が一つの社会になっています。

海外交流センターでは、日本へ来られる医療関係者が最大限有意義な研修ができるためのお世話を、また海外を訪れ現地の生活を肌で感じる機会を持てる人を増やすためのサポートを、さらに日本に居ても常に国際的な感覚を磨けるような体制作りを目指します。

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