聖路加国際大学ペリネイタル・ロス研究会
ホーム › 研究活動 › 研究会メンバーの個人研究の紹介

研究会メンバーの個人研究の紹介

  • 太田尚子
    大学病院での臨床経験から、このテーマに関心を持ち、ライフワークとして研究を続けています。これまでの主な研究テーマは、死産を経験した母親のケア・ニーズ、看護者研修プログラムの開発と評価、看護者のケア上の困難などがあります。日本のあらゆる病院や地域おいて、赤ちゃんを亡くされたご両親が、ニーズにそったケアを受けられるようになることを目指して探求を続けています。
  • 堀内成子
    女性を中心としたケア(Women-centered care)の概念を活用した研究を行っています。 死産を経験した家族へのケア、天使キットの開発と評価、死産後の次子妊娠時の不安を軽減する胎動モニタリングの研究などを行なっています。
  • 蛭田明子
    天使の保護者ルカの会の活動を通して、医療との関わりを離れた後も続くご両親の悲嘆のプロセスを知るようになりました。お子様を亡くされた後の一連の出来事のつながりをご両親がどのように捉えて生きていっていらっしゃるのか聞きとることを通して、医療者のみならず周囲の人々のご両親への支援について研究を続けています。また、家族の相互作用に注目し、周産期にお子様を亡くされたご家族に対する包括的なアプローチについて探求したいと思っています。
  • 石井慶子
    周産期の死別経験者として、自助グループの活動をしています。主な研究テーマは、死別体験の心理、周囲の言葉かけがもたらす影響、不妊治療と周産期の死別などです。看護職や研究者とともに行うサポート活動から、関連職種の連携の可能性について、検討を続けています。
  • 堀内祥子
    臨床心理士として周産期喪失(ペリネイタルロス)を体験した家族と関わり、 また助産師や看護師のケアトレーニングに携わる中で、ペリネイタルロスが女性や その家族に与える心理的影響(悲嘆、複雑性悲嘆、PTSD、うつ)、ケア提供者の二次的 トラウマ、共感疲労、バーンアウトについて興味を持ち研究をしています。現在は、 アメリカ合衆国カリフォリニア州にて、喪失と共感疲労の2つに焦点を当てて研究をしています。
  • 今村美代子
    助産師として臨床を経たのち、ルカの会で活動しています。これまでの研究テーマは、perinatal lossを経験した父親の視点から取り組ませていただきました。
  • 北園真希
    主な研究テーマは、妊娠期に困難な意思決定を体験される方々へのケアです。研究で得られた学びを臨床現場に還元できるよう、また臨床現場での日々の体験を研究活動に活かせるよう、日々奮闘しています。
  • 勝又里織
    助産師としての臨床経験を通して、妊娠をしたけれども事情があり、産まない選択をした女性に対する看護ケアに関心を持っています。主に、妊娠初期に人工妊娠中絶をする女性に対する看護ケアのあり方について研究しています。