日本エンドオブライフケア学会

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第3回学術集会:学会長挨拶

第3回学術集会のお礼

参加者数

目標より、多くの専門職に、ご参加いただきました。心よりお礼を申し上げます。一方、生活支援職種にご参加いただくためには、さらに学術集会を魅力的なものにする必要がある。今後の宿題をいただきました。本当にありがとうございました。2020年9月12日(土)13日(日)第4回学術集会、岡山で会いましょう。 

  • 一般演題140演題(目標の151%)  
  • 参加者人数719名(目標の144%)  

    一般市民91名は除く  

     市民公開講座参加者数は除く  

     招聘講演等演者23名は除く  

     ボランティアの皆様60名超は除く  

  • 介護系職種参加人数64名(目標の43%) 

学会長挨拶

2019年9月14日(土)15日(日)、名古屋大学医学部基礎研究棟において、日本エンドオブライフケア学会第3回学術集会を開催させていただきます。メインテーマは、「地域とつなぐ!アドバンス・ケア・プランニング(ACP)~介護から救急医療まで人生の物語を大切な人へ~」に決まりました。全ての地域で、市民と医療ケア提供者が一緒になって、自分の価値観や意向を表明できるような、そんな地域文化が育まれることを願い、このテーマに決めました。

ACPは、エンドオブライフケアの中核となるアプローチ方法であり、地域で展開される必要があります。地域とつなぐACPにおいて、市民は、人生で譲れないことや医療ケアの目標について、自分が望みさえすれば、意思表明する機会を得ることができます。人生の最期に、どのような医療ケアを受けたいか受けたくないか、どこで療養し最期の時を生き抜きたいか、意思表明できます。これが、地域とつなぐACPの理想像です。

実際、市民生活の場、介護や救急医療の場、様々な場でACPは重要です。ACPの場が、医療機関だけではないことは明らかです。市民の生活の中にこそACPがあります。しかし、市民にとっても、医療ケア提供者にとっても、ACPについて語ることは決して簡単ではありません。市民が、ACPを、自分のこととして、あたりまえのこととして捉えられるような地域つくりが重要です。市民が、ACPを始めたいと望んだ時、その機会を提供できるよう、われわれ医療ケア提供者は準備する必要があります。ACPコミュニケーションの知識を学び、研修や実践の中で、ACPに必要な態度・技術を身につけ、そして、ACPを展開するための仕組みつくりをしなければなりません。

本学術集会のプログラムでは、介護と医療の垣根を取り払い、様々な企画を準備します。ACPはもとより、非がん疾患の緩和ケアのエビデンス、法律、倫理、哲学、医療安全、高齢者、小児、全ての領域に門戸を開きます。参加者同士が、ACPやエンドオブライフケアについて語り合う場を準備します。特に、一般演題では事例発表を奨励します。介護支援専門員、生活相談員、介護士等、生活の場からの事例発表を奨励します。様々な発表形式において、地域の多職種が一堂に会し、参加者相互が語り合う機会になることを願ってやみません。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

日本エンドオブライフケア学会 第3回学術集会
                      学術集会長  西川満則
副学術集会長 三浦昌子
実行委員長  長江浩幸
実行委員長  杉浦 真 
                        学術集会企画委員 一同

関連情報

2019年4月28日(日)第30回日本医学会総会2019中部

  • 社会とともに生きる医療、超高齢化、少子化とともに生きる  超高齢社会におけるエンドオブライフ(EOL)ケアのあり方―QOLからQODへのシームレスケア 
  • 上記シンポジウムに、日本エンドオブライフケア学会から、島内節、西川満則、平原佐斗司、長江弘子が登壇します。2019年9月14日(土)15日(日)の第3回学術集会まで、盛り上げてまいります。                    

2019年5月18日(土)19日(日)エンドオブライフにむけた意思表明プロセスを支援する実践セミナー 

  • 当学会(意思表明委員会)主催の上記セミナー情報をご覧下さい。2019年9月14日(土)15日(日)の第3回学術集会 のアイデンティティーを感じていただけると思います。                    

2019年6月6日(木)日本老年医学会 

  • 「ACPの推進に関する提言」~提言に至る背景と解説~ 
  • 上記シンポジウムは、当学会の企画ではなく、当学会の学会員としての参加でもありませんが、日本エンドオブライフケア学会から、西川満則、片山陽子が登壇します。関連学会とも協力して、意思決定支援の領域を盛り上げてまいります。

2019年7月14日(日)第1回日本在宅医療連合学会と当学会との合同企画

  • 今後のEOLの捉え方
  • 上記シンポジウムに、日本エンドオブライフケア学会から、西川満則、長江弘子が登壇します。2019年9月14日(土)15日(日)の第3回学術集会まで、盛り上げてまいります。                   

2019年7月20日(土)非がん疾患のエンドオブラフケア セミナー

  • 当学会(専門職委員会)主催の上記セミナー情報をご覧下さい。2019年9月14日(土)15日(日)の第3回学術集会 のアイデンティティーを感じていただけると思います。     

2019年9月15日(日) 市民と専門職が協働するための実践・教育・研究委員会主催セミナー 

  • 当学会(市民と協働委員会)主催の上記セミナー情報をご覧下さい。2019年9月14日(土)15日(日)の第3回学術集会 のアイデンティティーを感じていただけると思います。