CoSTRおよび関連資料(用語集2)ボランティアによるCoSTRおよび関連資料の翻訳における用語に関する論議
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■active compression-decompression (ACD)-CPR
From: A Subject: [CoSTR2][00563] CoSTR第4部のうち「蘇生後の治療」の二次チェック active compression-decompression (ACD)-CPR
From: B Subject: [CoSTR2][00650] CoSTR内の略語 CoSTR内で使われている略語を拾ってみました. active compression-decompression (ACD)-CPR
■acetylsalicylic acid (ASA)
From: C Subject: [CoSTR2][00650] CoSTR内の略語 acetylsalicylic acid (ASA)
■airway
From: A Subject: Re: [CoSTR2][00302] Adult basic life support algorithm(日本語訳について) ・・さん >Open airway → 気道を開通させる → Open airway=気道を開通させる これに、私は、大賛成です。昔から(AHA G86 から)、私個人はこれを使いたいと思い、 個人的な文書にはこれを使っていました。 しかし、一般的にはこれは「気道確保」とされているのではないかと 思います。 器具を使って、しっかり気道を隔離した場合に、気道確保という言葉を使うのが、 日本語としてしっくりいくように思っているのですが。 用手的に舌根の落ち込みを防止し、気道を開通させるのは、素直に「気道を開 通させる」 と言った方がよいと思っているのですが、私のようなものがそういったところで どうにもなりませんし。 皆様いかがでしょうか。
From: B Subject: [CoSTR2][00326] Re:用語 chest compression(胸部圧迫、胸骨圧迫) また、CoSTR Part 6冒頭の見出しメニュー部分が 「気道確保と換気(Airway and Ventilation)」 となっていますが、Aさんをはじめ、みなさんから異論が なければ、本文の表記にあわせて、 「気道と換気(Airway and Ventilation)」 としてはいかがでしょう。
From: C Subject: [CoSTR2][00327] Re:用語 chest compression(胸部圧迫、胸骨圧迫) > また、CoSTR Part 6冒頭の見出しメニュー部分が「気道確保と換気 >(Airway and Ventilation)」となっていますが、Aさんをはじめ、 > みなさんから異論がなければ、本文の表記にあわせて、「気道と換気 >(Airway and Ventilation)」としてはいかがでしょう。 この部分についてはBさんの案に一票です。
From: C Subject: [CoSTR2][00332] Re: LMA そういう意味では、Airway を訳す時、章や内容によって「気道」と訳し、 また「気道確保装置」と訳すこともあります。「食道閉鎖式エアウェイ」など 長くなる用語では適度にカタカナを使ったりしています。
From: D Subject: [CoSTR2][00335] Re: 326 用語 chest compression(胸部圧迫、胸骨圧迫) >また、CoSTR Part 6冒頭の見出しメニュー部分が >「気道確保と換気(Airway and Ventilation)」 >となっていますが、Aさんをはじめ、みなさんから異論が >なければ、本文の表記にあわせて、 >「気道と換気(Airway and Ventilation)」 >としてはいかがでしょう。 → 私は異存ありません。それはタイトルとしてシンプルできれいだからで す。そしてここで言う「気道」が「(用手気道確保を含む)人工気道に よる気道『確保』」であることはどなたも直感でおわかりいただけると 思います。 Aさんは通常の気道確保は「確か」という語を付けるほと確実ではな いというご趣旨ですが、「用手気道確保」(下顎挙上法など)という言 葉もあり、用語「気道確保」自体は定着しているように思います。
From: A Subject: Re: [CoSTR2][00340] Re: LMA (2)Airway 気道とすることに賛成です。 (3)「気道確保」はDさんの仰るように定着しているとは思いますが、 個人的には、やはりしっくりいきません。 「気道の開通」という素直な表現がよいのにと内心思っていますが、 講習会ではもちろん、「気道確保」という用語を使っております。
From: E Subject: [CoSTR2][00396] エアウェイ 訳語についての私見です.現在使用されている訳語の中には,今となっては不十分な訳語 も多々あるかと思いますが,ここで訳を変えてしまうとかえって混乱するものも少なから ずあると思います.あまりに浸透してしまっていて,即ち医療の文化の(ちょっと大げさ か?)一部となっているものです.例えば消防局なんかがその最たるものかもしれません. 私たちの子供が大きくなった頃には,安全管理局が当たり前になっているのでしょうけど ね. エアウェイに関しても目をつぶってそのままにしておいてもいいかなと思っています.と いうのも,僕は人工気道というtermを見た時,まずprosthetic organの人工気管が目に浮 かんできました.advanced airway=2次/高度気道確保器具が無難かなと・・・ いつも 保存的治療ですみません.
From: B Subject: [CoSTR2][00398] Re: エアウェイ Eさん、 コメントありがとうございます。 > エアウェイに関しても目をつぶってそのままにしておいてもいいかなと > 思っています.というのも,僕は人工気道というtermを見た時,まず > prosthetic organの人工気管が目に浮かんできました.advanced airway > =2次/高度気道確保器具が無難かなと・・・ そうですね、結局のところ、言葉は理解されてなんぼですから、 合意が得られなければ、どうしようもなかとです。
From: D Subject: [CoSTR2][00853] CoSTR第二部への意見2 >気道位置決めの器具 W1,49A,W49B → 「Airway Positioning」はこれまで日本では使われていない言葉だと 思います。気道開通と頚髄保護を兼ねた固定器具でしょうね。理解を 助けるために。かっこ内に英文を残してもよいかも知れません。 越智案:気道位置決め(airway positioning)器具
■advanced airway
From: A Subject: Re: [CoSTR2][00364] 教えてください(用語) advanced airway:「高度気道確保」でいいでしょうか。
From: B Subject: [CoSTR2][00367] Re: 364 教えてください(用語) Aさん >advanced airway:「高度気道確保」でいいでしょうか。 → よいと思います。
From: A Subject: Re: [CoSTR2][00377] Re: 364 教えてください(用語) Bさん >>advanced airway:「高度気道確保」でいいでしょうか。 > > → よいと思います。 → わたしは、advanced life support の advanced に合わせたらよいのではないか と考えていました。すなわち、「二次気道確保」です。 ただし、これにこだわるつもりもありません。はっきりとした用語として確立して いないのなら、みんなで考えればよいのですね。 いろいろ意見が出ることを期待しています。
From: C Subject: [CoSTR2][00378] advanced airway ACLS provider manualの邦訳では,”高度”と”2次”のどちらもが使われているのは ご存知のとおりですが,これ以外の名訳もなく,TPOによって”高度な気道確保,高度な 気道コントロール”とか”2次気道確保器具”とか訳されているものと思います.文脈 によりいずれも容認では如何でしょうか. 例えば1次気道管理basic airway management に対比させるならば,2次気道確保がいかもしれませんし,いきなりadvanced aiway contorolが出てくれば,高度な気道コントロールがいいかもしれません.いずれを用いて も,読者は理解してもらえるものと思います.(G2000のprovider manualを読んだ私た ちがそれを証明していませんか? lay person,lay Drには無理とのご意見もあろうか とは思いますが・・
From: D Subject: [CoSTR2][00379] Re: advanced airway Cさん > TPOによって”高度な気道確保,高度な気道コントロール”とか > ”2次気道確保器具”とか訳されているものと思います. 手技に注目すると、確かに「気道確保」「気道コントロール」となりますね。 > 文脈によりいずれも容認では如何でしょうか 同感です。 ところで、資材・器具としての位置づけに注目すると、経鼻・経口エア ウェイとの対比になるのかな、とも思いました。すると「空気の通り道」 としての、何も器具を使わない状態の「自然気道」=「airway」とは 異なる、我々が臨床で使う器具としての「エアウェイ」をどう表現するか、 ということでもあると思います。カタカナ表記の「エアウェイ」をあてる のが一つの方法です。ただ、それでは英語の「airway」が表すものの一部 でしかないので、かえって紛らわしいような気がしました。 そこで、Part 6の一次確認では「高度人工気道」と訳してみました。
From: E Subject: [CoSTR2][00383] Re: 364 教えてください(用語) 「高度気道確保」,「二次気道確保」 Part 4 のはじめにもよくでていますが,advanced airwayの後にdevicesが続くと, 「高度な気道管理器具」も悪くないかもしれません.
From: A Subject: Re: [CoSTR2][00496] advanced airway 再考 > "人工気道" > http://www.google.co.jp/search?q=%22%E4%BA%BA%E5%B7%A5%E6%B0%97%E9%81%93%22&hl=ja&hs=npl&lr=lang_ja&client=firefox&rls=org.mozilla:ja-JP-mac:official&start=0&sa=N > > 医療ー呼吸管理分野での使用が多いようです。 麻酔科でありながら不見識で恥ずかしいのですが、たしかに本としても 沼田先生監修で安本先生や野口先生など呼吸管理の大御所が 書かれていますが、麻酔科、集中治療分野でも「人工気道」の 用語は一般的になっているのでしょうか? ボクは若いときの呼吸管理の本を紐解いてもこの用語は出てきて いませんでした。 この「人工気道」は既に一般的なんでしょうか?
From: D > 麻酔科、集中治療分野でも「人工気道」の > 用語は一般的になっているのでしょうか? 一般的かどうかは、よくわかりませんが・・・。 昔は、麻酔科領域では経鼻・経口エアウェイと気管チューブ、 そしていよいよ駄目な時には逆行性挿管を含む気管への直接の アクセスぐらいしか選択肢がなかったので、用語として悩むこ とは、ほとんどなかった(気管チューブと気管カニュラ以外に モノが無かった)ように思います。そして、LMAが麻酔科診療 に大きなインパクトを与え、それ以後、LMAに代表される上気 道をバイパスする医療材料の開発が活発化してきたのも、ご 承知の通りです。 心肺蘇生の現場で実際に用いられる気管チューブ代替品は、 LMA/コンビチューブが中心になると思いますが、麻酔科をはじ め、呼吸管理を関心領域に含む診療分野では、それ以外の材料 もひとくくりにした用語のニーズが高まってきたのではないで しょうか。 以上のような経緯を考えると、LMA出現以前のテキストを紐解 いて関連用語が見あたらないのも、不思議ではないと思います♪ 先にも述べたように、呼吸管理分野では「確保する」という手 技に注目するよりも、上気道をバイパスする材料としての表現 の方がしっくりくるような気がします。"natural airway"に対す る"artificial airway"ですね。下気道をバイパスするのは、どち らかと言えば特殊な状況と思いますが、誤解を招きにくいように、 より厳密に言うならば、"artificial upper airway"ということ です。しかし、これを「人工上気道」とすると、さらに分かりに くくなってしまいます。 用語全般に言えることですが、読者対象をどこに求めるかによっ ても、好ましい用語が異なってきますね。
From: C Subject: [CoSTR2][00503] advanced airway 再々考 さて,D先生の仰るとおり読者によって用語を変えるのが望ましいとは思いますが,実 際にはそういうわけにはいきませんよね.technical termとして適切でも読者に理解 してもらえなければ,訳出としてはnot fitかなと思ったりします. 読者の観点にた つと,むしろ訳さず”アドヴァンスト エアウェイ”とか”2次エアウェイは如何でし ょう. 要は,advanced airwayである,気管チューブ(TT)やLMA,ETC,LT・・・特 にTTがぱっと浮かんでくる訳語かどうか・・・ 水をさすようで誠に恐縮ですが,高度 人工気道はやはり特別なprosthetic deviceが想像されてしまいます. NPAやOPAには 気道補助器具としか訳出はなく,ましてや1次などの形容詞もついていませんが,1次 エアウェイとすると,simpleな手技で誰にでも挿入できる基本的なエアウェイとして (BOPAやNPAが想像できると思います(僕だけかも?).また2次エアウェイ,高度エ アウェイとすると,skillが必要な器具ということ・TTが浮かんではこないでしょうか. 高度気道確保器具でもOKなのですが,(個人的には)少し長いかな? (Surgical airwayは外科気道,外科エアウェイよりは外科的気道確保の方がわかりやすいと思いま すが・・) ということで(G2000の邦訳版を読んだ時の印象がいまだに残っているの ですが),高度気道確保よりは2次エアウェイの方が,あの何ページもある本を読む時 には,わかりやすいかなと思いました. (気道のlaymanの私見です.)
From: A Subject: Re: [CoSTR2][00511] Re: advanced airway 再考 Dさん |先にも述べたように、呼吸管理分野では「確保する」という手 |技に注目するよりも、上気道をバイパスする材料としての表現 |の方がしっくりくるような気がします。"natural airway"に対す |る"artificial airway"ですね。下気道をバイパスするのは、どち |らかと言えば特殊な状況と思いますが、誤解を招きにくいように、 |より厳密に言うならば、"artificial upper airway"ということ |です。しかし、これを「人工上気道」とすると、さらに分かりに |くくなってしまいます。 ここは頭では理解できるのですが、まず根本的に "artificial airway"という言葉が英語圏で使用されているのでしょうか? 今回のガイドラインのどの辺に"artificial airway"が使用されていますで しょうか? その辺を少し読んで概念を想像したいと思います。 もし、英語圏で使用されていない英語の日本語訳の 「人工気道」が使われてきているのであれば、なんか たんなる言葉の遊びにしか思えません。 素直に従来使用されてきて市民権を得てきている「高度気道確保」 が素直に状況をイメージできます。 「二次エアウェイ」も突然出てきたような言葉ですし・・・・。
From: D Subject: [CoSTR2][00516] Re: advanced airway 再考 > technical termとして適切でも読者に理解してもらえなければ, > 訳出としてはnot fitかなと思ったりします. Cさんが仰る通りですね。 ただ、人によってイメージがまちまちなので、最大公約数を探る必要 があります。その手法の一つとしてweb上で検索を行い、実際にそれ ぞれの用語がどの程度使われいて市民権を得ているのかの目安として、 その結果をご紹介させていただきました。 個々の訳出者が、それぞれの用語候補から受けるイメージはともかく として、広く使われている用語であれば読者に受け入れられやすいで しょうし、今回の一連の訳出作業を通して、我々自身も馴染んで行く価 値があるのではなかと思います。 > "artificial airway"という言葉が英語圏で使用されているのでしょうか? Aさんのお尋ねには、"artificial airway"をweb検索していただける とわかるかと思いますが、膨大な数のページがヒットします。 http://www.google.co.jp/search?hs=unl&hl=ja&client=firefox&rls=org.mozilla%3Aja-JP-mac%3Aofficial&q=%22artificial+airway%22&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr= なお、私が検索して表示された上記URLには、使用ブラウザなどのクライ エント情報も含まれており、このURLのリンクからみなさんも同じ結果 が得られるかどうかは自信がありませんが・・・。 検索エンジンはgoogle、yahoo、goo、いずれでも、得られる結果は似た ようなものです。もっとも、ヒットしたページを逐一は確認できません ので、必ずしもすべてのページで意図通りの使い方がされているとは限 りません。 一方、"高度気道確保"でのweb検索でヒットするページは極めて少数に とどまり、しかもその中には今回のCoSTR粗訳ページが含まれています。 http://www.google.co.jp/search?q=%22%E9%AB%98%E5%BA%A6%E6%B0%97%E9%81%93%E7%A2%BA%E4%BF%9D%22&start=0&hl=ja&lr=lang_ja&ie=utf-8&oe=utf-8&client=firefox&rls=org.mozilla:ja-JP-mac:official "二次(2次)エアウェイ(エアウエイ)"、"高度エアウェイ(エアウエイ)"、 "アドヴァンスト(アドバンスト)エアウェイ(エアウエイ)"のいずれも、 ヒットしないか、ヒットしても極めて少数でした。 [CoSTR2][00489]にも書きましたが、web検索にヒットしたからといって 別段正しい用語とは限りません。これまでに出てきた候補以外にも今回 の訳出グループとして、こうあるべきという新しい用語の提案があって も良いと思います。"advanced airway"という一つの言葉にとどまらず、 訳出用語全般を考える一つの材料として、引き続きみなさまにご検討い ただけると幸いです。
From: A Subject: Re: [CoSTR2][00520] Re: advanced airway 再考 Dさん |個々の訳出者が、それぞれの用語候補から受けるイメージはともかく |として、広く使われている用語であれば読者に受け入れられやすいで |しょうし、今回の一連の訳出作業を通して、我々自身も馴染んで行く価 |値があるのではなかと思います。 了解です。 この訳する作業を通じて、もっとも適切な訳語を提案して行くことが できればいいですね。 緒方洪庵達の気持ちになって、神経を作ったようにいい訳語が できていければいいように思います。
From: B Subject: [CoSTR2][00853] CoSTR第二部への意見2 >人工呼吸 >一回換気量と換気回数 W53,W156A >・・マネキンでの研究(LOE6)81-83と人での研究(LOE7)84では、二次気道確 保器具(気管チューブ、コンビチューブ、LMAなど)が留置されていない 場合、 ・ → 「advanced airway」は「二次」を使うなら「二次的気道確保器具」の 方がよさそうです。または「高度気道確保器具」。
■adrenaline
From: A Subject: [CoSTR2][00458] エピネフリンからアドレナリンへ こんなニュースがありました。 高峰譲吉の「アドレナリン」107年目“名誉回復” http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060104-00000501-yom-soci
From: B Subject: [CoSTR2][00460] Re: 458 エピネフリンからアドレナリンへ 改正薬局方収載は3月末ということですが、CoSTR粗訳文書は「アドレナ リン」で統一してみますか!?
From: C Subject: [CoSTR2][00461] Re:エピネフリンからアドレナリンへ > 高峰譲吉の「アドレナリン」107年目“名誉回復” > http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060104-00000501-yom-soci そうなんですよね。「高峰譲吉の生涯」を書かれている菅野富夫先生が、 ずっと「アドレナリン」の名称復権を厚生労働省に申し入れていたんですが、 このたびやっと認められたとのことです。 現在、アルゴリズムの訳をしているのですが、 ・Give adrenaline every 3-5 mins というCoSTRの英語を私はそのまま「アドレナリンを・・」と訳しております。 周知の通り、ヨーロッパでは「アドレナリン」を採用していますが、米国では エピネフリン。AHAのガイドラインではちゃんと「Epinephrine」になっています。 でも、高峰博士と同じ日本人としては折角「アドレナリン」と書いてある英語を わざわざ「エピ」に変えることもないでしょうと思い、そのままアドレナリンと してありました。 この度の厚生労働省の決定を受けて、今後日本では、ガイドライン表記も英語表記と 異なり「アドレナリン」になるのかもしれませんね。
From: D Subject: [CoSTR2][00462] エピネフリンからアドレナリンへ アドレナリンの知らせに、ほのかな爽快感を感じています。 これが医薬品としての正式名称になるのなら、ガイドライン 等でもアドレナリンを使用するのが当然になるのでしょうね。
From: E Subject: [CoSTR2][00471] Re:エピネフリンからアドレナリンへ CoSTR2の論文はCirculation誌とResuscitation誌に同じものが公開されていますが, Circulation誌ではepinephrine,Resuscitation誌ではadrenalineになっています. Part4の粗訳をしたとき私は,Resuscitation誌を使っていたので,最初なぜみなさ んがわざわざエピネフリンとされているのか,と思っていましたが,Circulation誌 では全てEpinephrineになっていましたので納得していました. 今後はやはりepinephrin=アドレナリンにいたしましょう.
From: F Subject: [CoSTR2][00473] エピネフリンからアドレナリンへ 金沢市では、昔から、高峰譲吉の功績をたたえて、 中学生だったか、高校生だったか、あるいは、双方にだったか 市内の立派な研究をした生徒に「高峰賞」が与えられます。 今も毎年、贈られているはずです。 ヨーロッパでは、「アドレナリン」が使われていたということも 知りませんでした。 地元として無知であったことは恥ずかしいのですが、 何となく嬉しいニュースです。
From: G Subject: [CoSTR2][00774] Re: 提出用CoSTR Part 3 E-J 対照-1.1.doc 除細動前の蘇生処置:「エピネフリン」 JRCに提出する文書としては、「アドレナリン」は採用せず、従来通り「エピネフ リン」を採用するということですね。
From: H Subject: Re: [CoSTR2][00778] Re: 提出用CoSTR Part 3 E-J 対照-1.1.doc > 除細動前の蘇生処置:「エピネフリン」 > > JRCに提出する文書としては、「アドレナリン」は採用せず、従来通り「エピネフ > リン」を採用するということですね。 →最後に整合性を取るのが提出先かと考えましたので、出来るだけ「従来のもの」 とさせていただきたいと思いますがいかがでしょうか。
From: I Subject: [CoSTR2][00779] パート3 ご指摘ありがとうございます > 除細動前の蘇生処置:「エピネフリン」 > > JRCに提出する文書としては、「アドレナリン」は採用せず、従来通り「エピネフ > リン」を採用するということですね。 →仰るとおりアドレナリンの方がいいかもしれません.MLとしてのご意見を頂けれ ば嬉しいです.
From: B Subject: [CoSTR2][00785] Re: 779 パート3 ご指摘ありがとうございます(アドレナリン に統一?) Iさん(CoSTR2][00779): >> ■除細動前の蘇生処置:「エピネフリン」 >> >> JRCに提出する文書としては、「アドレナリン」は採用せず、従来通り「エピネフ >> リン」を採用するということですね。 > >→仰るとおりアドレナリンの方がいいかもしれません.MLとしてのご意見を頂ければ嬉しい です. 「日本版救急蘇生ガイドライン策定小委員会への意見書」 http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/06/q1-iken.htm の中で「JRC、日本救急医療財団として救急蘇生に関する統一用語集を作成 され、今回の新指針や日本語版CoSTRなどもこの用語集に準拠していただき たい。中でも『胸骨圧迫』、『アドレナリン』、『プロトコル』などの用語 に統一願いたい」 http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/06/q1-iken.htm#3e-3 と訴えています。このことから今回私共が小委員会へ送付するCoSTR翻訳も、 公開ウェブ上のCoSTRと関連文書の翻訳資料についても「アドレナリン」に 統一していただけましたら有り難いです。
From: F Subject: Re: [CoSTR2][00800] Re: 779 パート3 ご指摘ありがとうございます (アドレナリンに統一?) Bさん > 「日本版救急蘇生ガイドライン策定小委員会への意見書」 >http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/06/q1-iken.htm >の中で「JRC、日本救急医療財団として救急蘇生に関する統一用語集を作成 >され、今回の新指針や日本語版CoSTRなどもこの用語集に準拠していただき >たい。中でも『胸骨圧迫』、『アドレナリン』、『プロトコル』などの用語 >に統一願いたい」 >http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/06/q1-iken.htm#3e-3 >と訴えました。このことから今回私共が小委員会へ送付するCoSTR翻訳も、 >公開ウェブ上のCoSTRと関連文書の翻訳資料についても「アドレナリン」に >統一していただけましたら有り難いです。 →わたしは、訳は、できるだけ原文に忠実である方がよいような気がします。 問題点は、訳註としてはいかがでしょうか? というのは、今後の討議を考えますと、原文ではどうであったか、という所 へ必ず戻るのではないかと思われるからです。原文自身を今後、検討の対象に していかねばならないのではないでしょうか?
From: B Subject: [CoSTR2][00806] Re: 800 CoSTRパート3(アドレナリンに統一?) Fさんより(CoSTR2 800) > →わたしは、訳は、できるだけ原文に忠実である方がよ いような気がします。問題点は、訳註としてはいかがで しょうか? というのは、今後の討議を考えますと、原 文ではどうであったか、という所へ必ず戻るのではない かと思われるからです。原文自身を今後、検討の対象に していかねばならないのではないでしょうか? 〇 ご承知のように「Circulation」誌上のCoSTRでは epinephrineが、「Resuscitation」誌上のCoSTRでは「adrenaline」が使われています。後者についてはカッコで epinephrineを併記する例もあります。また「Resuscitation」誌上の参考文献の多く (米国発)は当然、原題のまま epinephrineが使われています。 今回のCoSTRの訳については epinephrine/adorenalineのどちらも原文に即している と言えますので、私は日本の事情を優先してアドレナリン(各章の初出時などはカッ コでエピネフリンを併記してもよい)を使うのがよいように思います。 〇 Fさんは AHA 第13部(Initial step) http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/05/aha-130.htm#c で担当された訳に以下の訳注を入れられました。 |訳注:この章ではendotracheal tube気管内チューブ, |endotracheal intubation気管内挿管が使われているが、 |全体的なコンセンサスとしては、tracheal tube気管チ |ューブ, tracheal intubation気管挿管を使うことにな |っているはずである。訳は、原文通りにしておく。 この場合、確かに原文尊重という考え方ですと「気管内挿管」と訳し、訳注において 日本で使われない「気管内挿管」を使うことを断る形になります。でも読者の利便を 考えたら(例えば)「気管挿管」という正しい用語で翻訳文を統一記載し、原文が 「endotracheal intubation(気管内挿管)」になっていることを訳注で示すのがよい ように思います。 エピネフリン/アドレナリンの問題と後半の一般的な用語選択の事情は少し状況が違 いますが、Fさん、皆様、上記2点についてどのようにお考えになりますでしょうか。
From: F Subject: Re: [CoSTR2][00817] Re: 800CoSTRパート3(アドレナリンに統一?) 私は、やはり訳はあくまでも原文に忠実な方が よいと思います。 日本も、そろそろILCOR に加盟するものと思います。 日本からの意見もどんどん出していくということになると思います。 次回のガイドラインは、今回のガイドラインがたたき台になるのでは ないでしょうか。 そのときには、今回のガイドラインの問題点は当然突き出されなければ ならないでしょう。 そうした議論を、日本語版を読んでいる読者にもわかるようにすべきだと 思います。そうした点で、原文をできるだけ忠実に翻訳すべきだと 思います。翻訳中に問題となった点は訳注としておけばよいでしょう。 他方、CoSTRを基にして、「日本版ガイドライン」が作られるものと思います。 それには、当然「アドレナリン」を使うべきですし、「気管内挿管」 ではなく「気管挿管」が使われるべきだと思います。
From: B Subject: [CoSTR2][00818] Re: 817CoSTRパート3(アドレナリンに統一?) Fさんは書きました(CoSTR2][00817): >私は、やはり訳はあくまでも原文に忠実な方が >よいと思います。 → Fさんのご趣旨はよく理解できます。 一方で、エピネフリン/アドレナリンに関しては ・「Circulation」誌上のCoSTRではエピネフリン ・「Resuscitation」誌上のCoSTRではアドレナリン と表記されており(原則として) それゆえ、CoSTR日本語版において誰にはばかることもなくアドレナリ ンを使用してよい(「アドレナリン」も原文に忠実)という私のコメ ントは理解していただけましたでしょうか。
From: F Subject: Re: [CoSTR2][00820] Re: 817CoSTRパート3(アドレナリンに統一?) Bさん > → Fさんのご趣旨はよく理解できます。 > > 一方で、エピネフリン/アドレナリンに関しては > ・「Circulation」誌上のCoSTRではエピネフリン > ・「Resuscitation」誌上のCoSTRではアドレナリン > と表記されており(原則として) > > それゆえ、CoSTR日本語版において何にはばかることもなくアドレナリ > ンを使用してよい(「アドレナリン」も原文に忠実)という私のコメ > ントは理解していただけましたでしょうか。 → わかりました。 同じ、CoSTRなのに違っているということですね。
■American Heart Association (AHA)
From: A Subject: [CoSTR2][00650] CoSTR内の略語 American Heart Association (AHA)
From: A Subject: [CoSTR2][00699] Re: 用語集: AHA > AHAは「アメリカ心臓病協会」と「病」が入るのか入らないのか? > > 英辞郎やインターネット翻訳でも「病」が付くようです。 > 「病」を付けた方が良くないでしょうか・ 日本循環器学会のホームページでは http://www.j-circ.or.jp/information/kaigaigakkai.htm 米国心臓協会(AHA)と使われているようです.
From: B Subject: Re: [CoSTR2][00752] Re: 用語集: AHA Aさn > 日本循環器学会のホームページでは > http://www.j-circ.or.jp/information/kaigaigakkai.htm > > 米国心臓協会(AHA)と使われているようです. どうでもいいような内容になりますがすみません。m(__)m 一応、歴史的に見て「病」をつけないほうが、現在の協会の 状況を良く表すのではないかとのことと理解しました。 ところで、用語集ではAHAは「アメリカ」となっていますが、 MLでの議論は「米国」との発言が多いようです。 Americaはアメリカとするか、米国とするかどちらが好ましいか 御意見をお聞かせください。
From: C Subject: [CoSTR2][00753] 用語集: AHA Bさん > Americaはアメリカとするか、米国とするかどちらが好ましいか > 御意見をお聞かせください。 よく考えたら、「米国」よりも「アメリカ」の方が、最近は 良く使われているように感じ始めました。 (私の以前のメールでは「米国」と書きましたが....) アメリカ....に1票です。
From: D Subject: [CoSTR2][00754] Re: 752 用語集: AHA Bさんは書きました([CoSTR2][00752): >一応、歴史的に見て「病」をつけないほうが、現在の協会の >状況を良く表すのではないかとのことと理解しました。 → 私もそのように思います。 >ところで、用語集ではAHAは「アメリカ」となっていますが、 >MLでの議論は「米国」との発言が多いようです。 >Americaはアメリカとするか、米国とするかどちらが好ましいか >御意見をお聞かせください。 → 話をするときやメーリングリストでの論議などではどちらでもよいよ うに思います。心肺蘇生法指針などの正式な書類の中で使われる用語 としては一つ定める必要がありますが(その仕事はAHA自身かJRCがす るべき)、私個人は「アメリカ心臓協会(AHA)」を推薦します。 米国にならえば、露国とか仏国とか印国とか亜細亜とか・・難しい漢 字を使った心肺蘇生法指針やテキストができそうですので。
From: E Subject: RE: [CoSTR2][00755] 用語集: AHA Bさん > > Americaはアメリカとするか、米国とするかどちらが好ましいか > > 御意見をお聞かせください。 こちらの人に、AmericaとUS(もしくはUnited states)の 語感のニュアンスの違いを訪ねた時のお返事では、 「Americaは 北アメリカ・南アメリカ の両大陸を含む大きなイメージ」 「USはPresidentのいる国、米国という合衆国」 というものだそうで、Americaは米国も含むし、そのものをさすこともある らしいのですが、そういう感覚のもの。 と聞いて、ひざを打ったことがあります。 ですので、わたしは 「米国」 に一票としたいです。
From: D Subject: [CoSTR2][00758] Re: 755 用語集: AHA Eさんは書きました(CoSTR2][00755): >「Americaは 北アメリカ・南アメリカ の両大陸を含む大きなイメージ」 > >「USはPresidentのいる国、米国という合衆国」 > >というものだそうで、Americaは米国も含むし、そのものをさすこともある >らしいのですが、そういう感覚のもの。 > >と聞いて、ひざを打ったことがあります。 > >ですので、わたしは 「米国」 に一票としたいです。 → おもしろいですね(^L^)。 以下はDの屁理屈だと思ってお読み下さい。 ・アメリカ(アメリカ合衆国、南北アメリカ大陸) = 米(米国、米大陸) ・(アメリカ大陸ではなく)アメリカ合衆国(米国)という響きを大切 にするなら 「アメリカ合衆国心臓協会」 「合衆国心臓協会」 「米合衆国心臓協会」 「米国心臓協会」 などが上位候補に浮上する・・ということですね。なるほど、「米国 心臓協会」の得点が上がりますね。 *ちなみにアメリカ大陸からは アメリカ心臓協会(AHA) カナダ心肺蘇生財団(HSFC) ラテンアメリカ蘇生協議会(CLAR) の3つの団体がILCORに加盟し、これらの団体は南北アメリカのすべての 国々をカバーしています。これらの国々において(AHAガイドラインの 翻訳版―スペイン語、フランス語版を除き)独自の心肺蘇生法指針を策 定している国は無いのではないかと思います。 以上、雑談になってしまいました。
From: E Subject: RE: [CoSTR2][00760] Re: 752 用語集: AHA Dさん > >ところで、用語集ではAHAは「アメリカ」となっていますが、 > >MLでの議論は「米国」との発言が多いようです。 > >Americaはアメリカとするか、米国とするかどちらが好ましいか > >御意見をお聞かせください。 > > → 話をするときやメーリングリストでの論議などではどちらでもよいよ > うに思います。心肺蘇生法指針などの正式な書類の中で使われる用語 > としては一つ定める必要がありますが(その仕事はAHA自身かJRCがす > るべき)、私個人は「アメリカ心臓協会(AHA)」を推薦します。 わたしもDさんに同意します。 またAHA自身の訳は、「アメリカ心臓協会(AHA)」 がよいように私も思います。
From: F Subject: [CoSTR2][00761] Re: 用語集: AHA 雑談です。 外国の団体名称の訳語は、当該団体から指定された訳語があれ ば話が簡単なのですが、滅多にそんなことはないでしょうね。 現在の「社団法人日本麻酔科学会」にしても、以前は「日本麻 酔学会」と称していましたが、法人化前に「日本麻酔科学会」 と名称を変更したことは記憶に新しいところです。英文名称は、 以前は、"Japan Society of Anesthesiology"とされていました が、麻酔科医となって以来、何となく違和感を持っていました。 それが"Japan Society of Anesthesiologists"を経て、現在は "Japanese Society of Anesthesiologists"となり、モヤモヤが 晴れてスッキリとしました。別に"Society"が人の集まりである 必要はないとは思いますが。 AHAの訳語は、個人的にはずっと「米国心臓協会」をあててき ました。"USA"という一つの国を表す言葉としては「アメリカ 合衆国」と思うのですが、その略称としては「アメリカ」より も「米国」の方が、「大陸」ではなく「国」であることをよく 表現しているような気がするからです。じゃあ、インドは、 オーストラリアは、と言われると、何故かアメリカに対してだ けなんですね。 ひょっとすると、オリンピックの入場行進などで"America"と いう掲示をあまり見た覚えがないからかもしれません。そう考 えるとイギリスも似たようなもので、"Great Britain and blah blah blah"(うーん、国名をこんな風に書いちゃうと怒られる かも)には「英国」が似合うかな、と。「連合王国」という表 記もありますが、医学関係にはちょっと、という感じです。 他の国は、"Russia"、"France"、"India"と、通常の表記が単純 なので、そのままカタカナにしやすいのかもしれません。 以上は、あくまでも個人的な感覚です。学術用語ではないので、 特に当該団体自体から異を唱えられない限り、一連の訳出に統 一感があり、表記しやすく、わかりやすければOKと思います。 みなさんが「アメリカ心臓協会」とされるのであれば、今回の 訳出にあたっては、私もそれに従います。
■atrial fibrillation
From: A Subject: [CoSTR2][00650] CoSTR内の略語 atrial fibrillation (AF)
From: B Subject: [CoSTR2][00774] Re: 提出用CoSTR Part 3 E-J 対照-1.1.doc 心房細動(AF): あれ、と思ったのが、"AF"です。AFは「粘着除細動パッド対パドル 」の「科学 的コンセンサス」本文が初出ですが、初出時はAFと書かれ、次に「除細動エネル ギーレベル」の第5段落で出てくるときに、やはり原文は"AF"としかありませんが、 訳出では「心房細動(AF)」と表記されています。 昔、細動は"f"、粗動は"F'と表記するように習ったような記憶があります。その後、 心室細動のみは慣習的に"VF"="Vf"であるとして、"VF"の表記の方がより一般的に なったと認識していました。ですから、私などは何の注記もなく"AF"と書いてあれ ば、それは「心房粗動」を指していると思ってしまいます。ところが原文でも "atrial fibrillation [AF]"となっているのですね。そもそも、CoSTR Part 3には、 atrial flutter(心房粗動)がまったく出てこないようです。 不思議に思って日循用語集を検索したところ、昔習ったとおり、AF=心房粗動、 Af=心房細動、となっていました。そこで、G2000を読み直したところ、すでに G2000でAF=atrial fibrillationとの記載がありました。今までまったく気が付き ませんでした。 以上を考えると、確かに原文ではAF=atrial fibrillationとして扱われているとは いえ、我が国で頻用されている表記を考慮すると、少なくとも初出時に「AF: 心房 細動」と説明し、さらに脚注などで説明しておく方が誤解を招きにくいと思います。
From: C Subject: Re: [CoSTR2][00778] Re: 提出用CoSTR Part 3 E-J 対照-1.1.doc > 以上を考えると、確かに原文ではAF=atrial fibrillationとして扱われているとは > いえ、我が国で頻用されている表記を考慮すると、少なくとも初出時に「AF: 心房 > 細動」と説明し、さらに脚注などで説明しておく方が誤解を招きにくいと思います。 →先生と全く同感です。卒業してまだ10年も経っていないのにAFとAfの違いはもう なくなったのだなあと勝手に納得しておりました。脚注をおくアイデアは非常に良 いと思いました。ぜひ使わせていただきたいと思います。
From: D Subject: [CoSTR2][00779] パート3 ご指摘ありがとうございます > 以上を考えると、確かに原文ではAF=atrial fibrillationとして扱われているとは > いえ、我が国で頻用されている表記を考慮すると、少なくとも初出時に「AF: 心房 > 細動」と説明し、さらに脚注などで説明しておく方が誤解を招きにくいと思います。 →ご指摘のとおりです.Af,AFの区別は本邦だけ?でしょうか(僕もそのように習いました). 現在は欧文ではAF,AFL(彼らは1文字多いことで区別しているんでしょうかね〜)の表記が よく見られ,初出時に心房再動(AF),以後AFとしました. 脚注に先生の説明を載せておい た方が親切だと思います.
From: B Subject: [CoSTR2][00781] AF vs Af 「少なくとも初出時に「AF:心房細動」と説明し、さらに脚注などで」 > →ご指摘のとおりです.Af,AFの区別は本邦だけ?でしょうか > (僕もそのように習いました).現在は欧文ではAF,AFL(彼らは1文字多いこと > で区別しているんでしょうかね〜)の表記がよく見られ,初出時に心房再動(AF, > )以後AFとしました. 脚注に先生の説明を載せておいた方が親切だと思います. そのようですね。 AfもAFも、発音する限りでは区別できませんから、大文字と小文字で分けるのは 不合理と言われれば否定できません。心房粗動をAFLとする表記は、国内でも少し ずつ一般的になりつつあるようですが、完全に浸透しているところまでは至って いないと思います(と、自分が知らなかったことを正当化しようとしてますが)。 国際的に通用しないのであれば、略語であっても学術用語として見直す必要がある と思います。日循のリーダーシップを期待したいところですね。
From: A Subject: [CoSTR2][00783] Re: AF vs Af Bさん > 国際的に通用しないのであれば、略語であっても学術用語として見直す必要がある > と思います。日循のリーダーシップを期待したいところですね。 ERC_Guidelines_2005_FULL[1].pdfには「atrial flutter」が結構出ていますが,全く略されて おらず,「AF or atrial flutter」のようにAFと略されても,「atrial flutter」は全てそのま まにされています. AHAのガイドラインは確認していませんが,これがスタンダードかもしれません.
■asphyxial cardiac arrest
From: A Subject: [CoSTR2][00563] CoSTR第4部のうち「蘇生後の治療」の二次チェック 〇2 窒息性心停止 asphyxial cardiac arrest 血糖コントロールの項で「asphyxial cardiac arrest」が出てきます。これ はCoSTRの他の章でも何度も出てくる言葉で気になり始めました。私は VF心停 止との対照的なモデルで、低酸素症から心停止に陥らせたものと読んでいます。 具体的な処置としては(狭義の)窒息の他に、吸入酸素濃度を下げる、筋弛緩 薬を投与して換気せず・・など色々あり得るように思います。引用されていた ピッツバーグからの論文の抄録ではラットの実験であることと asphyxial cardiac arrestということしかわかりませんでした。日本語の窒息より英語の asphyxia の方が意味が広そうで、そのことに少しだけ違和感を持っています。 One study in rats has shown that glucose plus insulin improves cerebral outcome after asphyxial cardiac arrest (LOE 6).518
From: B Subject: [CoSTR2][00568] asphyxiaと窒息 翻訳の際、私も「asphyxia」で多少悩みました。 「hypoxic(asphyxial)」という表現もありますので、 Aさんもご指摘のように、「低酸素による」という意味合 いであることは間違いなさそうです。 しかし、これまたAさんご指摘のように、「窒息」はむし ろFBAOのようなイメージが強いので、asphixiaを窒息と訳す のには多少の抵抗がありました。 が、調べてみたら、「窒息」という言葉には、狭義の窒息 (FABOなど外呼吸の障害による)と、広義の窒息(内呼吸の 障害による=とにかく、細胞での酸素利用が障害されている ならば窒息=一酸化炭素中毒やシアン中毒を含む概念)の二 つの意味があるそうです。 となると、日本語の「窒息」と英語の「asphyxia」は、いず れも同じ概念であると考えても良い....ということで、私は asphyxiaを窒息と訳して問題ないと判断しておきました。
From: C Subject: [CoSTR2][00592] AHA Part 4: Adult Basic Life Support の粗訳 Asphyxial:窒息・低酸素血症
From: A Subject: [CoSTR2][00597] AHA Part 4ウェブ収載、用語の問題 >Asphyxial:窒息・低酸素血症 → そうですね。「窒息・低酸素血症」がよいかも知れません。
From: D Subject: [CoSTR2][00612] Re: AHA Part 4ウェブ収載、用語の問題 > >Asphyxial:窒息・低酸素血症 > → そうですね。「窒息・低酸素血症」がよいかも知れません。 問題ないと思います.
From: E Subject: Re: [CoSTR2][00625] 策定小委員会への意見書(発送の主体と要約) >> >Asphyxial:窒息・低酸素血症 > → そうですね。「窒息・低酸素血症」がよいかも知れません。 →「窒息・低酸素症」の方がよい気がするのですが?
From: D Subject: [CoSTR2][00631] Re: 用語関連 > >> >Asphyxial:窒息・低酸素血症 > > → そうですね。「窒息・低酸素血症」がよいかも知れません。 > > →「窒息・低酸素症」の方がよい気がするのですが? 他の方のご意見も聞いてみましょう.
From: A Subject: [CoSTR2][00677] Re: 631 用語関連(EMS providers) >> →「窒息・低酸素症」の方がよい気がするのですが? ⇒ 「窒息・低酸素症」に1票です。
From: A Subject: [CoSTR2][00765] Re: 625 用語asphyxial 少し前の用語に関する論議への返信です。asphyxialを「窒息による」 と訳することが一つの有力な案ですが。一方「低酸素」うんぬんを表面 に出す場合には、Eさんが書かれたように「窒息・低酸素血症による」 ではなく「窒息・低酸素症による」がよさそうですね。「窒息による」 を主な推薦とし、前後の文章によっては「窒息・低酸素症による」も許 容としてはいかがでしょうか。 Eさんは書きました(CoSTR2][00625): >>> >Asphyxial:窒息・低酸素血症 >> → そうですね。「窒息・低酸素血症」がよいかも知れません。 > >→「窒息・低酸素症」の方がよい気がするのですが?
From: D Subject: [CoSTR2][00773] Re: 625 用語 asphyxial Aさん > 少し前の用語に関する論議への返信です。asphyxialを「窒息による」 > と訳することが一つの有力な案ですが。一方「低酸素」うんぬんを表面 > に出す場合には、Eさんが書かれたように「窒息・低酸素血症による」 > ではなく「窒息・低酸素症による」がよさそうですね。「窒息による」 > を主な推薦とし、前後の文章によっては「窒息・低酸素症による」も許 > 容としてはいかがでしょうか。 asphyxia自体には物理的な窒息だけでなく,シアン中毒などによるchemically induced asphyxiaというようにも使われるようです. CoSTR2に使われているasphyxiaは動物実験モデルでよく出てきます.実際にどのよ うに実験モデルが作成されるかは確認してませんが,そういうときは「窒息」でいい と思います.ただ,臨床的には「窒息・低酸素症」のほうが的確かもしれません.
From: A Subject: [CoSTR2][00780] Re: 773 用語 asphyxial そうでした。日本語の「窒息」が英語の「asphyxia」同様、(細胞レベル の変化も含め)「低酸素症」の意味も持つことについては、Bさんからも ご指摘いただいていましたね。 「asphyxia」は原則「窒息」と訳し、前後の状況により「窒息・低酸素症」 も可という方針で行けそうですね。なお、この場合「低酸素血症」はよくな かったですね。 それでは皆様、引き続き宜しくお願いいたします。 Dさんは書きました(CoSTR2][00773): > asphyxia自体には物理的な窒息だけでなく,シアン中毒などによるchemically induced asphyxiaというようにも使われるようです. > > CoSTR2に使われているasphyxiaは動物実験モデルでよく出てきます.実際にど のように実験モデルが作成されるかは確認してませんが,そういうときは「窒息」 でいいと思います.ただ,臨床的には「窒息・低酸素症」のほうが的確かもしれま せん.
From: E Subject: [CoSTR2][00826] RE: 773 用語 asphyxial 今さらですが、”asphyxia”についてです。もちろん状況に応じてだとは 思いますが、基本的には「窒息」 ≠「低酸素症」であることは抑えておく べきです。私の所持している医学英和辞典にも、「asphyxia;窒息、仮死: 無酸素(anoxia)及び無呼吸(apnoea)と区別して用いる。」とあります。 すなわち、物理的であろうと化学的であろうと、「窒息」とは現症・状態 のことをいうのであって、その結果である「無酸素・低酸素」とはやはり完 全に同じものではないと思います。したがって、「低酸素症による」という 訳語は「かなりの意訳である」という認識を持って使うべきと思います。 Dさんより |> 少し前の用語に関する論議への返信です。asphyxialを「窒息による」 |> と訳することが一つの有力な案ですが。一方「低酸素」うんぬんを表面 |> に出す場合には、Eさんが書かれたように「窒息・低酸素血症による」 |> ではなく「窒息・低酸素症による」がよさそうですね。「窒息による」 |> を主な推薦とし、前後の文章によっては「窒息・低酸素症による」も許 |> 容としてはいかがでしょうか。 | | asphyxia自体には物理的な窒息だけでなく,シアン中毒などによるchemically |induced asphyxiaというようにも使われるようです. | | CoSTR2に使われているasphyxiaは動物実験モデルでよく出てきます.実 |際にどのように実験モデルが作成されるかは確認してませんが,そういう |ときは「窒息」でいいと思います.ただ,臨床的には「窒息・低酸素症」 |のほうが的確かもしれません.
From: A Subject: [CoSTR2][00826] RE: 773 用語 asphyxial *上記のEさんのご意見に賛成致します。
From: E Subject: [CoSTR2][00827] RE: 773 用語 asphyxial 上記一次チェックの守備範囲内に出て くる「aphyxial cardiac arrest」の”aphyxia”の訳についてです。以前も メーリング上で議論されていたことですが、そのときは”ひとごと”であっ たこともあり、あまり気に留めませんでした。しかし”aphyxia=窒息・低酸 素症”には納得いきません。”aphyxia”を辞書で調べてみると、「窒息、 仮死:無酸素(anoxia)及び無呼吸(apnoea)と区別して使う」と明記されてお ります。要するに、「窒息≠低酸素症」であり、「窒息・低酸素症による」 と並列にしてしまってはいけないものと思います。「窒息」とはいわゆるFBAO もふくめた酸素の通り道(上気道など)に起きた1つの現象(現症)のこと であり、その結果として「低酸素症」が存在すると考えられます。したがっ てもちろん「aphyxial cardiac arrest」は「窒息させることによって生じた 心停止」という意味であり、低酸素うんぬんについては全く触れていません。 最終的に、低酸素によって心停止なったのかもしれませんが・・・・・・ 「aphyxia」を「窒息・低酸素症」と訳すのはかなりの”意訳”であること を認識すべきであり、単に「窒息」で良いと思います。
From: F Subject: [CoSTR2][00847] Re: asphyxiaに関して "asphyxia"について調べてみると、 a:ない sphyxia:脈 ということで、元々は脈が触れない状態を指していたようです。 転じて、呼吸をしていない状態を示すようになったようです。 ですので、直訳すれば「仮死状態」になると思います。新生児領域 では「仮死」「新生児仮死」の訳語をあてるのが一般的と思います。 「窒息」とは鼻や口を塞がれた状態を示しますが、"asphyxia"が 示す状態は、それだけではなく、何かによって気道が塞がれた状態 に限らず、呼吸ができなくなっている状態すべて(自発呼吸の停止 などを含む)を指していると思います。 文脈によって"asphyxia"を「低酸素(症)」とするのは、それほど 変ではないと思います。
■asystole
From: A Subject: [CoSTR2][00710] 用語集に対する提案 Asystole; 心静止が一般的かと思います。
From: B Subject: [CoSTR2][00723] Re: 用語集に対する提案 > Asystole; 心静止が一般的かと思います。 それで登録します.
■auto-PEEP
From: A Subject: Re: [CoSTR2][00312] Re: 310 ROSCと略語の取り扱い auto-PEEPに悩んでいます。これは、日本語にしたらかえってわかりづらい のではないでしょうか?日本語であろうとどうであろうと、そもそも生理学的な 理解が無いとどうにもならないですから。(それでも、日本語にすると何らかの 手がかりや、取っ付き易さが出てくるかな...?)
From: B Subject: Re: Re: [CoSTR2][00315] Re: 310 ROSC と略語の取り扱い > auto-PEEPに悩んでいます。これは、日本語にしたらかえってわかりづらい > のではないでしょうか?日本語であろうとどうであろうと、そもそも生理学的な > 理解が無いとどうにもならないですから。(それでも、日本語にすると何らかの > 手がかりや、取っ付き易さが出てくるかな...?) 2002版AHA・用語統一リスト.xls では英語のままauto-PEEPとされています.日本語にす るとかえってわかりにくくなりそうです.
■blow
From: A、B(okad) Subject: [CoSTR2][00738] CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント 12−13.「心室細動に対する二相性波形 対 単相性波形」での「科学的コンセ ンサス」内での「VFにおける二相性波形対単相性波形」に関して (A案)B先生の苦慮された末に意訳されたことが非常に伝わって参ります。この文 章自体は非常にスムースで分かりやすいと思います。文中にもless・・・,at least・・・ と出てまいりますので二相性>単相性というのが文意だと思いますがはっきりと「同 等以上」とは記載されていないのでもう少し弱めてみました。またassociation (associate)自体、統計学的有意差と対語の感がありますので「常に関連した」から 「明らかな関連性」と変更しました。
From: C Subject: [CoSTR2][00740] Re: 738 CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント >(A案)先生の苦慮された末に意訳されたことが非常に伝わって参ります。この文 >章自体は非常にスムースで分かりやすいと思います。文中にもless・・・,at least・・・ >と出てまいりますので二相性>単相性というのが文意だと思いますがはっきりと「同 >等以上」とは記載されていないのでもう少し弱めてみました。またassociation >(associate)自体、統計学的有意差と対語の感がありますので「常に関連した」から >「明らかな関連性」と変更しました。 → 「at least as effective for termination of VF」 は「同等以上の 除細動効果」でもよいと思いました。また以下のようにもう少し簡潔 な表現にできるのではないかと思いました。 C案:・・および複数の動物実験によれば、二相性波形による除細 動は、単相性波形と同等またはそれ以下のエネルギーで、同等以上の 除細動効果があった。
From: A Subject: RE: [CoSTR2][00741] CoSTR第3部への意見(00740のコメントも含む) >C案:・・および複数の動物実験によれば、二相性波形による除細動は、単相> 性波形と同等またはそれ以下のエネルギーで、同等以上の除細動効果があった。 →ここはもう少し続けさせてください。 原文ではスタディの形式がかかれるのに続き・・・defibrillation with a biphasic waveform, using equal or lower energy levels, was at least as effective for termination of VF as monophasic waveforms.となっております。文意のとらえ方は 3人とも変わらないと思いますが訳出を「ベースラインを確保する」ように訳出する のか「はっきりとポジティブに」訳出するのかだと思います。私としては前者かなと 思っておりますが・・・いかがでしょうか?
From: A Subject: [CoSTR2][00766] Part3徐細動の改訂版を送ります。 現時点では ・・・, defibrillation with a biphasic waveform, using equal or lower energy levels, was at least as effective for termination of VF as monophasic waveforms. の部分を 1)…によれば、二相性波形による除細動は単相性波形と同等もしくは低エネルギー で、同等以上の除細動効果があった。 2)…によれば、単相性波形と同等以下のエネルギーで、二相性波形はVFの停止につ いて少なくとも同等の効果があった。 のどちらにするのかという問題が残っております。
From: D Subject: RE: [CoSTR2][00769] Part3徐細動の改訂版を送ります。 ひとつ提起されていたところだけへのレスですが、 > Consensus on Science 科学的コンセンサス > > In 3 randomized cardiac arrest studies (LOE 2), a reanalysis of one of these studies > (LOE 2), 2 observational cardiac arrest studies (LOE4), a meta-analysis of 7 randomized > trials in the electrophysiology laboratory (LOE 1), and multiple animal studies, > defibrillation with a biphasic waveform, using equal or lower energy levels, > was at least as effective for termination of VF as monophasic waveforms. とても長くて、一生懸命Evidenceを付け足して言ったのが読み取れる文章ですね。。。(^.^;) and があるところまでが、ひとつと取れるはずなので、先生方のなされたように In (3 randomized cardiac arrest studies, a reanalysis of one of these studies, 2 observational cardiac arrest studies, a meta-analysis of 7 randomized trials in the electrophysiology laboratory, and multiple animal studies), defibrillation with a biphasic waveform (which was using equal or lower energy levels) was (at least) as effective for termination of VF as monophasic waveforms. つまり、 In the studies, defibrillation with a biphasic waveform was (at least) as effective for termination of VF as (that with) monophasic waveforms. が主要骨格ですね。ですので、 『・・・の研究では、二相性波形による除細動は単相性波形のとき(除細動)と(少なくとも)ほぼ同等な効果としてVFの終結のために有用であった ことが示された。』 が骨格で、この二相性波形の除細動の 修飾語 としての (which was using equal or lower energy levels) であるので 『・・・の研究では、二相性波形による除細動を単相性波形による除細動と同等もしくは低エネルギーで用いた場合、(二相性波形でも単相性波形で も)VFの終結のためには(少なくとも)ほぼ同等な効果として有用であったことが示された。』 となると思うので、 1)…によれば、二相性波形による除細動は単相性波形と同等もしくは低エネルギー で、同等以上の除細動効果があった。 2)…によれば、単相性波形と同等以下のエネルギーで、二相性波形はVFの停止につ いて少なくとも同等の効果があった。 の中では 1) の方がより近い気がしました。 もしくは、1)と2)を足して簡略した 3)…などの研究によれば、二相性波形による除細動は単相性波形と同等以下のエネルギーで、 VFの停止には同等以上の除細動効果があると示された。 などとしてもいいかなぁ。と思いました。 皆さまはいかがお感じでしょうか?
■blow
From: A Subject: [CoSTR2][00416] CoSTR Part4「周心停止期不整脈」 の一次チェック CoSTR 第4部「周心停止期不整脈(Periarrest Arrhythmias)」 http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/05/CoSTR-04.htm#f ・連続してリズミカルな強打が(to deliver serial rhythmic blows) 「blow」ですが、やみくもに「強打」されるとこわいので、「叩打」 の方が落ち着くかなと思いました。 A案:連続してリズミカルな叩打が・・ 叩打のココロは「(前胸部あるいは胸骨の)叩打」ですね
■Basic Life Support (BLS)
From: A Subject: [CoSTR2][00650] CoSTR内の略語 Basic Life Support (BLS)
From: B Subject: [CoSTR2][00710] 用語集に対する提案(岡田さん) BLS skill; BLS技量に、BLS手技も加えては如何でしょう。
From: A Subject: [CoSTR2][00723] Re: 用語集に対する提案 > BLS skill; BLS技量に、BLS手技も加えては如何でしょう。 原文での使われ方によっては「BLS手技」でもいいと思います.
■cardioversion
From: A Subject: [CoSTR2][00710] 用語集に対する提案 Electrical cardioversion; 同期下カルジオバージョン (除細動でなく) Synchronized cardioversion; 同期下カルジオバージョン
From: B Subject: [CoSTR2][00723] Re: 用語集に対する提案 > Electrical cardioversion; 同期下カルジオバージョン (除細動でなく) これは「電気的除細動」で悪くないと思うのですが... > Synchronized cardioversion; 同期下カルジオバージョン 確かに,同期性よりは同期下の気がしますが,同期型もあるようです.
From: A Subject: [CoSTR2][00724] 用語集ありがとうございます synchronized cardioversionは,同期下除細動でなく,やはりカルジオバージョンで お願いしたいと存じます. defibrillation=asynchronized shockですので,どうぞ よろしくお願い申し上げます.
From: A Subject: [CoSTR2][00725] 電気的カルジオバージョン 何度もすいません.electrical cardioversionでした.cardioversion と defibrillationは異なり,electrical cardioversion は pharmacological cardioversionに対比されたtermなので,電気的カルジオバージョンがよいか なと存じます.
From: B Subject: [CoSTR2][00727] Re: 電気的カルジオバージョン > pharmacological cardioversionに対比されたtermなので, > 電気的カルジオバージョンがよいかなと存じます. 賛成です。 除細動はすべてが非同期。カルジオバージョン(麻酔科学会用語集 ではカルディオバージョン)は、薬理学的(薬物的、薬理的) カルディオバージョンと電気的カルディオバージョンに分けられ、 電気的カルディオバージョンは、患者の状態によって同期と非同期 を使い分ける。 synchronized cardioversion:同期カルディオ(カルジオ)バージョン asynchronized cardioversion:非同期カルディオ(カルジオ)バージョン と、特に「同期下」「同期性」としなくても良いと思います。
From: C Subject: [CoSTR2][00745] Re: 電気的カルジオバージョン Bさん > 除細動はすべてが非同期。カルジオバージョン(麻酔科学会用語集 > ではカルディオバージョン)は、薬理学的(薬物的、薬理的) > カルディオバージョンと電気的カルディオバージョンに分けられ、 > 電気的カルディオバージョンは、患者の状態によって同期と非同期 > を使い分ける。 > > synchronized cardioversion:同期カルディオ(カルジオ)バージョン > asynchronized cardioversion:非同期カルディオ(カルジオ)バージョン > > と、特に「同期下」「同期性」としなくても良いと思います。 synchronized cardioversion:同期カルディオバージョン asynchronized cardioversion:非同期カルディオバージョン cardioversion:カルディオバージョン で,よさそうですね.
■case series
From: A Subject: Re: [CoSTR2][00202] 統計用語とその後の表現 差し当たり、Bさんの上げられたものを、非難を恐れず書いてみました。 それぞれの単語や用語が出てきた場所がわからないので、おかしなところは それに当たった方がコメントしてください。 また、正式な会議や学会の名前の訳語の統一もお願いしたいと 思います。 ------------------------------- 統計関連の用語 anecdotal reports:事例報告 case reports:症例報告 case series:一連の症例 Case studies:症例研究 controlled human studies:ヒトによる比較試験 evidence:エビデンス historic cohort study:歴史的コホート研究 meta-analysis:メタ分析 observational studies:観察研究 prospective:前向き prospective controlled nonrandomized cohort studies:前向き非無作為化比較コホート試験 randomized clinical trials:無作為化臨床試験 randomized controlled trial:無作為化比較試験 randomized parallel study:無作為化並列研究 randomized study:無作為化研究 randomized trial:無作為化試験 reports:報告 retrospective analyses:後ろ向き分析 study:研究、試験(前後による) randamized:無作為化・・・randomized trialやrandomized studyなど randamly:無作為・・・randomly controlled studyなど described:記載された documented:文書化された found:設立された、基づいた(前後による) indicated:指示された、指摘された published:発行された、発表された refuted:反対された、誤りが証明された reported:報告された showed:示された suggested:示唆された supporte:支持された International Consensus Conference on Cardiopulmonary Resuscitation and Emergency Cardiovascular Care Science With Treatment Recommendations: 治療勧告を含む心肺蘇生および緊急心血管治療科学における国際コンセンサス会議 From: B Subject: [CoSTR2][00213] Re: 統計用語とその後の表現 --- In CoSTR2@yahoogroups.jp, A wrote: > ------------------------------- > 統計関連の用語 > case series:一連の症例 これは,この前教えていただいたように,症例集積研究か,症例累積研究がよいと思います. プライマリ・ケア国際用語集 http://www.primary-care.or.jp/iggfp/yougo.txt にもありました. CASE SERIES:症例集積研究 対象となる健康問題を持つと判明した患者(症例)群に関して,原因などを推論するために,健常対照群との比較などをせずに,症例を集積して行う研究.症例集積研究は,ひとつの観点を示したり,まれな,あるいは未知の問題を記述するために行われる.症例集積研究が,系統的に対照群と比較される場合に症例対照集積研究という.
■chest compression
From: A Subject: [CoSTR2][00319] Re: 313 用語 chest compression(胸部圧迫、胸骨圧迫) ・・さんよりお送りいただきましたPart 6中、 chest compressionの訳が「胸部圧迫」となっていました。これはもちろん 正解ですが、「前胸部圧迫」あるいは「胸骨圧迫」と訳される場合もあろ うかと思います。私個人は「胸の真ん中、乳頭を結ぶ線上で胸骨上」の意 図に一番近いのが「胸骨圧迫」であるような気がします。
From: B Subject: [CoSTR2][00321] Re: 用語 chest compression(胸部圧迫、胸骨圧迫) Aさん > chest compressionの訳が「胸部圧迫」となっていました。これはもちろん > 正解ですが、「前胸部圧迫」あるいは「胸骨圧迫」と訳される場合もあろ > うかと思います。私個人は「胸の真ん中、乳頭を結ぶ線上で胸骨上」の意 > 図に一番近いのが「胸骨圧迫」であるような気がします。 これは、意図的にそう訳しました。 個人的には私もAさんと同じ考えで、「胸骨」とする方が圧迫位置を より具体的に示していると思います。ただ、先日、他の翻訳資料をみたので 「胸部圧迫」の語が当てられていたように思います。 ちなみに、G2000では「胸骨圧迫心臓マッサージ」となっていますね。
From: C Subject: [CoSTR2][00322] AHA第4部の「Adult BLS Sequence」ウェブ収載 Compression は原文に近くするため、 心臓マッサージとはせず、単に圧迫としました。
From: D Subject: [CoSTR2][00324] 用語 chest compression(胸部圧迫、胸骨圧迫) 個人的には、どちらにしようか、迷うところです。 「胸骨」は一般の人には慣れない言葉でしょうが、その一方 で、「胸の左側を押す」ことを避けるには良い言葉かもしれ ません。
From: E Date: Sun, 25 Dec 2005 17:02:34 +0900 Subject: Re: [CoSTR2][00325] 用語 chestcompression (胸部圧迫、胸骨圧迫) D先生 >「胸骨」は一般の人には慣れない言葉でしょうが、その一方 >で、「胸の左側を押す」ことを避けるには良い言葉かもしれません。 簡単さからは”胸の中央を押す”と表現したほうがよいとありますし,C先 生ご指摘のように,胸部圧迫で胸の左側や肋骨を押す誤解を避けるためにも敢 えて,一般の方々にはなじみが薄くても”胸骨圧迫”は良いのではないでしょうか?
From: B Subject: [CoSTR2][00326] Re:用語 chest compression(胸部圧迫、胸骨圧迫) Currents日本語版で「胸骨圧迫」が使われるのであれば、それに合わせ るのが良さそうですね。
From: F Subject: [CoSTR2][00327] Re:用語 chest compression(胸部圧迫、胸骨圧迫) > Currents日本語版で「胸骨圧迫」が使われるのであれば、それに合わせ > るのが良さそうですね。 市民指導をする際の「わかり易い表現」を指標の一つにしていただき、 市民としても嬉しく存じます。 その上で、今回の「胸骨圧迫」については、市民にも充分に理解できる 表現であると思います。 現実の講習では、絵や写真を用いて説明はするでしょうし、実際の展示や デモで場所の指定はするので、胸骨がどこかということはわかります。 「胸部圧迫」は市民に浸透している言葉ですので、効果が同じであれば 敢えて変える必要はないと思いますが、より精度良い圧迫を期待する 用語として「胸骨圧迫」とすることで混乱はないと思います。
From: A Subject: [CoSTR2][00335] Re: 326 用語 chest compression(胸部圧迫、胸骨圧迫) > Currents日本語版で「胸骨圧迫」が使われるのであれば、それに合わせ > るのが良さそうですね。 → CoSTR翻訳グループの中での方向性としては、やや「胸骨圧迫」に傾い て来ましたね(^L^)。
From: A Subject: [CoSTR2][00337] Re: 334 岡田さんへの次のお願い/用語/胸骨「殴打」? 〇 >ところで,略語や用語統一の件ですが,特別な支障を来さない >限り,学会や消防庁で使用されているものに準拠するのは如何でしょうか. 現在の用語ももちろんreviseした方 >がよいものもありますが,とりあえず使っておくのはそんなに混乱を招か ないように思うのですが・・・. → 上記のお考えは原則 賛成です。でも一部はどうしても押さえておきた い用語があります。CoSTR あるいはERC・AHA新ガイドラインであるから 譲りたくない・・というスタンスのものです。 「胸骨圧迫」はその代表です。人工呼吸から心臓マッサ−ジへのつなぎ の時間をできるだけ短くしたい。肋骨弓をなぞる方法は正確だが時間が かかる。結局「胸の真ん中」「左右乳頭の中間で胸骨上」をすばやく見 つけてひたすら圧迫・・ これが CoSTR あるいはERC・AHA新ガイドライ ンの強い推奨です。 すばやく圧迫部位を知るには用語「胸部圧迫」はやや弱い、ずばり「胸骨 圧迫」がスキ!! これが私の今回の主張です。 〇 追加ですが「胸部殴打」「胸骨殴打」の「殴打」にも疑問があります。 「殴打」は拳で殴ること・・ 示指から小指の第1関節〜第2関節で殴り ますよね。 「叩打」は開いた手か、握った手の小指側で叩く。 「Precordial Thump」は私にとって「叩打」のイメージなのですが・・ そ してその部位としては「胸骨」でありたい。そこで「胸骨叩打」を提案しま す。
From: G Subject: Re: [CoSTR2][00340] Re: LMA (4)「胸骨圧迫」には、まだ慣れていないので、すこし違和感がありますが、 特に、反対というということはありません。 むしろ、「心臓マッサージ」という言葉は消えたのですね。 使い慣れて、また短くて言い易いのですが、やはりこの言葉は 過去の言葉にした方がよいと、個人的には思っています。 AHAはもうずいぶん前から、心マを使っていませんが、 その経緯について、どなたか教えて下さいませんか。 わたしの想像としては、最初胸部の圧迫は、「心臓を圧迫して」血液を 全身に駆出すると考えられていたのが、そうではなくて、胸腔内圧 を高めることによって、血液を駆出するという説が出てきて、 それとともに「心マ」の言葉が消えたのではないかと思って いるのですが、どうなのでしょうか? 例えば、次のような論文があります。 Kouwenhoven, W.B. et,al; Closed-chest cardiac massage, J.A.M.A., July 9, 1960 というのがありますから、欧米でも最初は心臓マッサージの言葉を使っていたのだろう と思っています。
From: H Subject: Re: [CoSTR2][00704] Re: 689 CoSTR Part 8ウェブ収載 せっかくですので、何点か確認となります。 1.chest compression 議論で読み落としている可能性もありますが、「胸骨圧迫」とすることになった のではなかったでしょうか?
From: A Subject: [CoSTR2][00706] Re: 704 CoSTR Part 8ウェブ収載 Hさんは書きました(CoSTR2][0070): >せっかくですので、何点か確認となります。 >1.chest compression >議論で読み落としている可能性もありますが、「胸骨圧迫」とすることになった >のではなかったでしょうか? → 私が提案した「胸骨圧迫」に賛同してくださる方が少なくなかったのは 確かですが、まだ最終決定はしていません。そして、この件では各資料、 各章で統一はできていません。提出用CoSTR Part 1-3をまとめるまでに は決める必要がありますが、もう少しお時間をいただきたいと存じます。
From: A Subject: [CoSTR2][00710] 用語集に対する提案 〇第3段落〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 >In the event of cardiac arrest, early chest compressions and breathing may keep enough blood going to the heart and brain to buy time until the heart can be restarted by an electric shock (defibrillation). >心停止が起こった場合、早期に(胸骨圧迫)心臓マッサージと人工呼吸する ことは心臓と脳へ血流を供給し続けることになり、除細動により心拍が再開 するまでのあいだの時間を十分に稼ぐことができる可能性がでてくる。 → まだ結論が出ていませんが、私は「心臓マッサ−ジ」「胸部圧迫」を 「胸骨圧迫」で統一していただければと考えています。ここいでは初出です ので、「胸骨圧迫(心臓マッサ−ジ)」とし、あとは全部「胸骨圧迫」に させていただきたいのですが、いかがでしょうか。
From: B Subject: [CoSTR2][00711] Re: CoSTR Part 8・二次チェック完了 > 1.chest compression > 議論で読み落としている可能性もありますが、「胸骨圧迫」とすることになった > のではなかったでしょうか? ご指摘ありがとうございます。今後も議論はあるところかもしれませんが、 現時点では「胸骨圧迫」と私も理解しており、つい指が滑ってしまった単純 ミスです。
From: B Subject: [CoSTR2][00717] Re: CoSTR Part 8・修正ファイル作製 修正点は次のとおりです。 1.「胸部圧迫」を「胸骨圧迫」に訂正。
From: G Subject: Re: [CoSTR2][00732] Re: 693 「ERC-PressRelease」の一次チェック・・難解でした Aさん >〇第3段落〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 > >In the event of cardiac arrest, early chest compressions and breathing > may keep enough blood going to the heart and brain to buy time until > the heart can be restarted by an electric shock (defibrillation). >>心停止が起こった場合、早期に(胸骨圧迫)心臓マッサージと人工呼吸する > ことは心臓と脳へ血流を供給し続けることになり、除細動により心拍が再開 > するまでのあいだの時間を十分に稼ぐことができる可能性がでてくる。 > > → まだ結論が出ていませんが、私は「心臓マッサ−ジ」「胸部圧迫」を > 「胸骨圧迫」で統一していただければと考えています。ここいでは初出です > ので、「胸骨圧迫(心臓マッサ−ジ)」とし、あとは全部「胸骨圧迫」に > させていただきたいのですが、いかがでしょうか。 →胸骨圧迫心臓マッサージだったかな、と思ったりしていました。 わたし個人としては、生理学的な観点から「心臓マッサージ」という用語は そろそろ、やめて欲しいなと思っています。「開胸下の心マッサージ」は よいと思いますが。 生理学的観点からは、胸部圧迫が一番よいと思います。 「胸骨圧迫」は手技の観点からの命名ですね。理由は理解できるので、特に 反対ではないですが、少ししっくりしないという気もします。 ただ、chest compressions は、臨床の場では、リーダーが言いやすく、また 聞き取りやすいものという要素が非常に望まれる気がします。 そういう点では、「心マ」が上記の候補の中では、断然いいですね。 難しいですね。
From: A Subject: [CoSTR2][00737] Re: 732 「ERC-PressRelease」の一次チェック・・難解でした 〇第3段落〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 >→胸骨圧迫心臓マッサージだったかな、と思ったりしていました。 >わたし個人としては、生理学的な観点から「心臓マッサージ」という用語は >そろそろ、やめて欲しいなと思っています。「開胸下の心マッサージ」は >よいと思いますが。 >生理学的観点からは、胸部圧迫が一番よいと思います。 >「胸骨圧迫」は手技の観点からの命名ですね。理由は理解できるので、特に >反対ではないですが、少ししっくりしないという気もします。 ⇒ 「日本版救急蘇生ガイドライン策定小委員会への意見書」 http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/06/q1-iken.htm#3e-2 にも書きましたが、総合的にみて(特に教育と実践)「胸骨圧迫」が1 番よいのではないかと考えています。 >ただ、chest compressions は、臨床の場では、リーダーが言いやすく、また >聞き取りやすいものという要素が非常に望まれる気がします。 >そういう点では、「心マ」が上記の候補の中では、断然いいですね。 ⇒ 心肺蘇生の現場で「心マ」を使われることは何ら問題ないと思います。 私はCoSTRやERC・AHA新ガイドラインの翻訳版および日本の新指針の「文 書上の用語」として、chest compressionを日本語でどう表現するかとい う観点で提案させていただいています。
From: H、I(okad) Subject: [CoSTR2][00738] CoSTR第3部:除細動の委員会提出案及びディスカッションポイント 11.Chest compressionは心臓マッサージと訳すのが,laymanにとってもわかりや すいと思われるが,healthcare professionalには胸骨圧迫が原語に忠実と思われま す. 文脈で使い分けた箇所もあります.
From: H Subject: RE: [CoSTR2][00741] CoSTR第3部への意見(00740のコメントも含む) >除細動器が使えるまでCPRを実施すること、胸骨圧迫心臓マッサージの中 >断を最小限にすることがある。 救助者が最善のCPRを行い、CPRを重 >視した通電のタイミングや通電波形とエネルギーレベルの組み合わせを最適 >化することにより、除細動が成功する公算を最大限にできる。1回ショック >戦略は胸骨圧迫心臓マッサージの中断を減らすことにより転帰を改善する可 >能性がある。3回連続通電については(リズムに関係なく)、初回通電後す >ぐに有効な胸骨圧迫心臓マッサージを再開し、リズム解析に要するCPR中 >断時間を最小限にすることにより、その効果を最大限にできる。 > >→ この段落内で「胸骨圧迫心臓マッサージ」は最初の1回だけにして、あとは 「胸骨圧迫」でよいように思います。 →了解しました。「胸骨圧迫心臓マッサージ」に関してはAEDと同様、最初のみきち んとした逐語訳、その後は「胸骨圧迫」と略したものにさせていただきます。
■conflicts of interest (COI)
From: A Subject: [CoSTR2][00650] CoSTR内の略語 conflicts of interest (COI)
From: A Subject: [CoSTR2][00696] Re: 用語集のウェブ資料: conflict of interest (COI) > Conflict of interestは > 英次郎では > 利益[利害(関係)]の衝突[不一致・競合・抵触]、公益と私利の衝突、利害問題、 利害の対立、利益相反 > と出ており、「利害の対立」でいいように思います。 COIと略語としても,たびたび出てきます. conflict of interest (COI) 利害の対立 として,登録します.
From: B Subject: [CoSTR2][00824] CoSTR Part 1: Introductionへの意見 エビデンスの評価の方法 (中略) > 合計281人の専門家が276のトピックに対し403のワークシートを完成させ た。 249 人のワークシート著者(アメリカ合衆国からの141名と17の他の国 々からの108名)が、 2005コンセンサス会議に出席した。2004年12月に、エ ビデンスのレビュー、エビデンス評価ワークシートの要約部分、および利 害が対立する記述のワークシート著者がインターネットのhttp://www.C2005.org 上に掲示された。雑誌広告と電子メールでパブリックコメントが公募された。 コメントを送った者は、可能性のある利害の対立を示すように要求された。 → 「Conflict of interest」「COI」「Conflict of interest management」 「Conflict of interest statement」などの訳は重要ですね。私は「COI」 を「利害の対立」と訳すと「Conflict of interest management」や 「Conflict of interest statement」で・・の・・の・と「の」がかぶ りますので「利害対立」とした方がすっきりすると思います。 「Conflict of interest」に関しては「ERC 論説4」 http://plaza.umin.ac.jp/~GHDNet/05/CoSTR-34.htm も大変参考になりました。 上記の訳の「the evidence review and summary portions of the evidence evaluation worksheets, with worksheet author conflict of interest statements, were posted on the Internet at ・・」 は整理ができていないと思います。 B案:2004年12月に、エビデンスのレビューおよびエビデンス評価ワ ークシートの要約部分が、ワークシート担当者の利害対立(COI)申告 書付きで、インターネットのhttp://www.C2005.org上に掲示された。 (中略) コメントを送った者は、利害対立(COI)の可能性があればそれを示す ように求められた。 「Conflict of interest statement」 → 利害対立(COI)に関する申告 「potential conflicts of interest」 → 利害対立(COI)の可能性 「Conflict of interest management」 → B案:利害対立(Conflict of Interest, COI)の調整 利害対立(COI)の管理
■Code critique
From: A Subject: [CoSTR2][00710] 用語集に対する提案 Code critique; これは何を表すのでしょうか? Code blueがmedical emergency、Code red がfire or smoke discoveredなどと同様、Critical situationを指すような気がします。 ググってもhitしませんでしたが・・。
From: B Subject: [CoSTR2][00723] Re: 用語集に対する提案 > Code critique; これは何を表すのでしょうか? Code blueがmedical > emergency、Code red がfire or smoke discoveredなどと同様、Critical > situationを指すような気がします。 ググってもhitしませんでしたが・・。 これも今回のCoSTRには使われていない用語ですので,削除しましょう.(原文で 確認できない)
■comprehensive
From: A Subject: [CoSTR2][00721] Re: 693 「ERC-Press Release」の一次チェック・・難解でした 〇第2段落〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 >The recommendations made by the ERC are based on a comprehensive, evidence-based review of resuscitation science that was undertaken over the last two years by experts from all over the world. → 「包括的(comprehensive)」は幅広いテーマや内容を内包するという 意味だと思います。わかりやく「広範囲にわたる」にしてみたらどうで しょうか。「世界中からの専門家」は「世界中から参加した専門家」 また「レビュー」を日本語にするとすれば、今回は「評価」あるいは 「検討」でしょうか。
■concurrent session(s)
From: A Subject: [CoSTR2][00824] CoSTR Part 1: Introductionへの意見 >全員の出席と同時に行われるポスター会議で、専門的批評家がトピックを 発表した(Expert reviewers presented topics in plenary, concurrent, and poster conference sessions. ) → トピック発表の機会は3通りあったようです。 A案:エビデンス検討者(reviewer)は全体会議、同時進行の分科会 およびポスター会議でトピックの発表を行った。
■core temperature
From: A Subject: [CoSTR2][00563] CoSTR第4部のうち「蘇生後の治療」の二次チェック 〇1 核心温 「治療的低体温」などの項で「core temperature」の訳として「核心温」を 使っておられます。どうでしょうか「中枢温」の方がより一般的かも知れませ ん。
From: B Subject: [CoSTR2][00572] "core temperature" > 〇1 核心温 > 「治療的低体温」などの項で「core temperature」の訳として「核心温を > 使っておられます。どうでしょうか「中枢温」の方がより一般的かも知れませ > ん。 確かに「中枢温」という表現をよく見かけますね。これに 対応するのは「末梢温」でしょうか。 "body core temperature"と"body shell temperature"は、 Aschoffが提唱した温熱生理学的な概念です。この概念に 忠実に訳すると、生理学分野のテキストに採用されている 「核心温」「中核温」となります。 "shell temperature"は「外層温」「外殻温」となります。 日本麻酔科学会の用語集第3版も、そのようになっています。 「中枢温」とすると、"core temperature"が、あたかも 中枢神経系の温度と同義であるかのように捉えられかねない ことを考えると、馴染みが薄くても、より概念的に正しい 生理学用語の採用が望ましいと個人的には考えます。 初出のみ「核心温(core temperature)」「外層温(shell temperature)」としてはいかがでしょうか。
From: A Subject: [CoSTR2][00573] Re: 572 "core temperature" Bさんのコメント、了解です。私も「核心温」「中核温」に慣れ るように致します。 Bさんは書きました(CoSTR2][00572): >"body core temperature"と"body shell temperature"は、 >Aschoffが提唱した温熱生理学的な概念です。この概念に >忠実に訳すると、生理学分野のテキストに採用されている >「核心温」「中核温」となります。 > >"shell temperature"は「外層温」「外殻温」となります。 > >日本麻酔科学会の用語集第3版も、そのようになっています。 > >「中枢温」とすると、"core temperature"が、あたかも >中枢神経系の温度と同義であるかのように捉えられかねない >ことを考えると、馴染みが薄くても、より概念的に正しい >生理学用語の採用が望ましいと個人的には考えます。
From: C Subject: [CoSTR2][00574] core temperature ******************** 〇1 核心温 「治療的低体温」などの項で「core temperature」の訳として「核心温」を 使っておられます。どうでしょうか「中枢温」の方がより一般的かも知れませ ん。 ********************* 上記に関して意見があります。 我々はよく脳低温療法に関わっていますが、 その時の理論的な概念として”core temperature”がでてきます。これは、 ”中枢温”ではなく、全身の温度”に相当する用語です。すなわち、全身の 温度(体温)のうち、見かけ上の体表の温度ではなく、「生体としての内臓 器や体循環も考慮に入れた温度」という意味での”core temperature”だと 理解しております。そういう観点から、"核温"と表現している書物もありま す。”中枢温”にしてしまうと、なんとなく脳神経系としての中枢と誤解さ れやすく、いわゆる脳温と勘違いされはしませんか?私は、”核温”が良い とおもいますが・・・・
From: D Subject: Re: [CoSTR2][00582] Re: 572 "core temperature" Core temperature の訳ですが、出てきている文脈によるとは思うのですが、 臨床では、core temperatureの概念と同義で使用する日本語は 「深部体温あるいは深部温」だと思っていました。 これに対する言葉でshell temperatureという場合、臨床上の概念は「体表温」 ではないでしょうか?
From: A Subject: [CoSTR2][00599] core temp再考 「core temperature」の訳について相川さん、森下さんのご投稿があり、 もう一度考えてみました。 〇 Cさん(CoSTR2][00574) |我々はよく脳低温療法に関わっていますが、 |その時の理論的な概念として”core temperature”がでてきます。これは、 |”中枢温”ではなく、全身の温度”に相当する用語です。すなわち、全身の |温度(体温)のうち、見かけ上の体表の温度ではなく、「生体としての内臓 |器や体循環も考慮に入れた温度」という意味での”core temperature”だと |理解しております。そういう観点から、"核温"と表現している書物もありま |す。”中枢温”にしてしまうと、なんとなく脳神経系としての中枢と誤解さ |れやすく、いわゆる脳温と勘違いされはしませんか?私は、”核温”が良い |とおもいますが・・・・ → 「核温」に賛成されるご意見ですね。なお、「中枢温」については(も はや)私も適切でないと考えています。 〇 Dさんより(CoSTR2][00582) |Core temperature の訳ですが、出てきている文脈によるとは思うのですが、 |臨床では、core temperatureの概念と同義で使用する日本語は |「深部体温あるいは深部温」だと思っていました。 | |これに対する言葉でshell temperatureという場合、臨床上の概念は「体表 |温」ではないでしょうか? → 確かに臨床の現場では、core temperature=「深部体温あるいは深部温」 であり、今回の訳もなじみのある「深部体温」または「深部温」の方がよ いかも知れません。 皆様のご意見はいかがでしょうか。
From: E Subject: [CoSTR2][00601] core temp再考 うーん、確たる信念のない私は「深部温」に惹かれますねえ。 Aさん、いわく: ----------------------------------------------------- → 確かに臨床の現場では、core temperature=「深部体温 あるいは深部温」であり、今回の訳もなじみのある「深部体 温」または「深部温」の方がよいかも知れません。 -----------------------------------------------------
From: B Subject: [CoSTR2][00603] Re: core temperature 再考 「深部温」「深部体温」に馴染みがあるのは、ある医療機器 メーカーから「深部体温計」なる名称で体温測定装置が販売さ れており、「深部体温計による深部温測定」に診療報酬点数が 算定されている影響もあるかもしれませんね。 「深部温」の測定原理は、通常のサーミスタによって測定され る皮膚表面の温度をフィードバックさせながら、測定プローブ のハウジングを暖めてプローブ周囲の組織を暖め、温度的な平 衡状態を造り出すことで外気の影響を遮断し、サーミスタ自体 は皮膚表面にあるにもかかわらず、より深部の温度を反映させ るというものです。深部体温計を使用しても、この特殊な「深 部温プローブ」を用いなければ「深部温」の測定はできません。 このように特殊な技術によって測定される、ある意味で人為的 な「深部温」の測定は、技術的には素晴らしいものの、それ故 に、我が国以外では一般的でないはずです。 前額や体幹で測定する「深部温」は「核心温」をよく反映しま すが、同義ではありません。あくまでも「核心温」を推定もし くは追従するパラメータの一つとして「深部温」を捉える必要 があります。一方、四肢などに深部温プローブを装着して、装 着部位の血流や代謝を反映するパラメータとしての「深部温」 の測定が可能ですが、「核心温」とは生理学的意義が全く異な ることは明らかです。 ところで、"core"と"shell"とは、その両者を明確に区別する 境界線(境界面)があるのではなく、あくまでも身体の中心部 分(核心または中核)と外側部分(外殻または外層)を概念的 に分けるもので、そのどちらも一定の容積"mass"を持っていま す。環境の影響を受けやすい「外殻」と、影響を受けにくい 「核心」ということですね。 このように"shell"とは、表面のみを指す言葉ではなく、ある 一定の深さをもつ外側部分のことです。したがって、"shell" に「体表」をあてることにも、やや難があります。 いくつかご意見が出たように、臨床の現場で「深部温」「深部 体温」「中枢温」、はたまた「体表温」「末梢温」「皮膚温」 などの用語が使われており、それぞれに馴染み深い用語ではあ ります。状況によってはこれらの用語が適当な場合もあるでしょ う。しかしながら"core"と"shell"の概念を示すには、上記の どの用語も正確さに欠ける表現であるといえます。 なお、念のために書き添えておきますが、「深部温度計」は、 測定原理や「深部温」の位置づけを正しく理解して使う限りに おいて有用なツールであり、その臨床的意義を否定する意図は ありません。 少なからず堅苦しい説明で申し訳ありませんが、以上のことか ら、やはり"core"には「核心」もしくは「中核」を、"shell"に は「外殻」もしくは「外層」を、それぞれ訳語としてあてるの が適切と考えます。
From: A Subject: [CoSTR2][00604] Re: 603 core temperature 再考 ご説明有難うございました。「深部体温」「深部温」は退かざるを 得ませんね。 Bさんは書きました(CoSTR2][00603): >少なからず堅苦しい説明で申し訳ありませんが、以上のことか >ら、やはり"core"には「核心」もしくは「中核」を、"shell"に >は「外殻」もしくは「外層」を、それぞれ訳語としてあてるの >が適切と考えます。
From: F Subject: Re: [CoSTR2][00611] Re: core temperature 再考 Bさん > 少なからず堅苦しい説明で申し訳ありませんが、以上のことか > ら、やはり"core"には「核心」もしくは「中核」を、"shell"に > は「外殻」もしくは「外層」を、それぞれ訳語としてあてるの > が適切と考えます。 日麻の用語集では core temperature 深部温/中心温/核心温 shell temperature 外層温 central temperature 中枢温 救急医学会用語集では core temperature 深部体温 だけでした. MedlinePlusでは core temperature the temperature deep within a living body (as in the viscera) shell temperatureは掲載されていません. 深部温がわかりやすい気がします.
From: F Subject: [CoSTR2][00629] 619 Re: core temperature 再考 Aさん > 学会の用語集に収載されている用語は「広く使われている」、「医学的にみ > て妥当」という2つの基準をまずは満たしているということになると思います。 > ただ、Bさんが書かれましたように、これはどうしてもおかしいという用語 > もありうると思います。 > > 「深部(体)温」が出てきた経過から考えますと、やはりBさんのご意見 > に筋が通っているように思います。このあと、皆様のご意見をお聞きして、も > しまとまるようなら、私共のCoSTRと関連文書においては「核心温」または「中 > 核温」を使用し、ウェブには意見交換の経過も注釈で入れるようにしたいと思 > います。意見がまとまらない場合は、後日あらためて協議でもよいと思ってい > ます。 本文中では低体温療法のところで使われていますので,その領域に詳しいCさん も「核温」も薦められています「核温」が良さそうです.