研究協力のお願い
研究課題「自律訓練法の自覚的習熟度と心拍変動による交感神経活動指標との関連」へのご参加ご協力のお願い
【研究課題】
「自律訓練法の自覚的習熟度と心拍変動による交感神経活動指標との関連」
【研究目的】
自律訓練法は、様々な心理的あるいは身体的症状の改善・精神面の健康水準向上に有効な、体系化された自律神経活動を自らコントロールする技法です。しかし、この効果に関して、主観的な、自覚的習熟度を測定することによる検証は行われていましたが、客観的な指標には乏しい状況です。一方で心拍変動は、自律神経活動の客観的な測定手法でありますが、設備コストの面から普及していません。本研究では自覚的習熟度との関連を検証することで、効果の評価に関して、従来通りの自覚的習熟度によるものでよいのか、心拍変動測定をより取り入れていくべきなのかを検証することを目的としています。
【研究への参加をお願いしたい方々】
心身ともに健康な成人(20歳以上)男女(最大で30名)
【研究参加者となる方々が行うこと】
今回の研究に参加される方々は、(1) 初回、(2) 1~2週間後、次の指導と検査を受けます。
- 心拍センサを装着します。
- 自律訓練法の指導を行わせて頂きます。
- 気分(不安、抑うつ、ポジティブ感情)を貸し出すスマートフォン上で記録します。
- 自ら自律訓練法を行っていただきます。
- スマートフォン上で、どれだけ習熟できたかに関して,図に示してお答えいただきます。また、再び気分(不安、抑うつ、ポジティブ感情)を記録します。
1回の検査につき,最大で30分かかります。
初回から2回目の検査間には心拍センサとスマートフォンを貸し出しますので、入浴等の時以外は心拍センサを常時装着するとともに、最低1日1回は自律訓練法の練習をしてください。練習の前後には気分(不安、抑うつ、ポジティブ感情)、練習後には自律訓練法の習熟度に関して、スマートフォン上で記録してください。貸し出した心拍センサ・スマートフォンは2回目の検査時にご返却ください。
【研究協力の任意性と撤回の自由】
この研究にご協力いただくかどうかは、研究参加者の皆様の自由意思に委ねられています。研究にご協力いただけない場合にも、あなたの不利益につながることはありません。研究期間中にご本人の申し出があれば、いつでも調べた結果を廃棄します。
【個人情報の保護】
この研究に関わる成果は、他の関係する方々に漏えいすることのないよう、慎重に取り扱う必要があります。あなたの情報・データは、分析する前に氏名・住所・生年月日などの個人情報を削り、代わりに新しく符号をつけ、どなたのものか分からないようにした上で、当研究室において厳重に保管します。
【費用負担】
今回の研究に必要な費用について、あなたに負担を求めることはありません。なお、あなたへの謝礼を、参加1回につき三千円お支払いします(期間中の合計:最大で六千円)。また、交通費については負担致しません。
【研究参加:お問い合わせ先】
お問い合わせ先:ryoneda-tky*umin.ac.jp *⇒@に変更してください
研究責任者:吉内一浩
連絡担当者:米田良、大谷真
連絡先住所:〒113-8655 東京都文京区本郷7-3-1東京大学医学部附属病院心療内科医局