古典鍼灸研究会は戦時中に何年か中断はしましたが、お陰さまで2020年に創立80周年を迎えました。

その間、柳谷素霊、井上恵理、本間祥白をはじめ、数多くの先人たちが研究と臨床を積み重ね、六部定位脉診(六部定位比較脈診)を含めた経絡治療を確立させてきました。

現在では北海道から九州まで多くの会員を有し、毎月の例会や年に2回の合宿を行事としています。(現在はコロナ禍のためリモートで行っています)
また4代目会長であった故井上雅文の著した『脉状診の研究』(医道の日本社)をもとに古典理論と臨床とがしっかり結びついた治療で会員各自が日々の臨床に取り組んでいます。

2011年には『脉から見える世界』(医道の日本社)も発刊しました。『脉状診の研究』に基づき実際の臨床や井上雅文の講義も盛り込んだより解りやすい内容となっていますので今まで古典的な鍼灸治療は苦手だと考えていらした方も一度手に取ってみてはと思います。

また定期的に講習会も開催(コロナ禍で現在は中断していますが落ち着きましたら再開する予定です)し会員を募集していますので中国伝統医学や先人たちが積み重ねた治療のノウハウそして井上式脉状診を学びたいと思う方はどうぞお気軽にご連絡ください。

今後も『内経』をはじめとする古典医書の研究、手取り足取りでの臨床実技、臨床報告また各自の研究発表など互いに切磋琢磨しながら、苦しんでいる患者に少しでもより良い鍼灸治療が施せるよう鍼灸師としてのレベル向上に努めてまいります。それが鍼灸界の発展にも繋がっていくと思います。

6代目会長 中村耕三


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