大会長挨拶


弓場裕之
第34回     国立大学
    リハビリテーション療法士学術大会  大会長
  鹿児島大学病院  霧島リハビリテーションセンター
  弓場 裕之

   第34回に際し,リハビリテーション コ・メディカル学術大会からリハビリテーション療法士学術大会に移行した最初の学会を鹿児島で迎えられることを大変嬉しく思います.発足当初は理学療法士のみで構成されていた本学会も,リハ部門の他職種の増加や診療支援部の発足などの経緯から,コ・メディカルからリハビリテーション療法士へと,理学療法士だけでなく作業療法士,言語聴覚士の参加も視野に入れた学会へと様変わりして参りました.
   医療制度の改革の波にもまれているのは,大学病院も同様で,研究機関からいつの間にか医療機関へ軸足が傾き,業績より収益を重視される昨今,セラピストとしてのスキルアップや学術的な基盤作りとしてこういった機会を企画していくことは大変意義のあることであり今後も継続していかねばなりません.
   なにぶん私が大会長ならびに大会事務局を仰せつかるのは,初めての経験で,なにかと不手際もあるかと存じますが,スタッフ共々,できるだけ円滑にかつ盛大に学会を運営して参りたい所存ですので,どうか会員皆様のご協力をお願い致します.
   最後に,鹿児島は桜島はもとより,海の幸,山の幸ともに豊富で,指宿や霧島,屋久島などの観光地としても見どころが満載の地ですので,この機会に是非堪能していただければ幸いです.