ごあいさつ
この度 第19回日本褥瘡学会 関東甲信越地方会学術集会を令和4年11月26日(土)に、茨城県つくば市のつくば国際会議場にて開催させて頂きます。
本学会が茨城県で開催されるのは10年ぶりのこととなります。我々をとりまく環境は、令和2年はじめ中国武漢での発生を端緒とした新型コロナをひとごとと考えていた時とは激変、自分事として、毎日対策、対応の真っただ中におります。そのような状況においても、褥瘡を診る我々は粛々と処置を継続しております。
現在、高橋が10年前とは異なる立ち位置で医療に携わらせて頂くようになり、褥瘡治療に対する見方が微妙に変わってきたと感じております。もとより褥瘡を治すには多職種の方々の力がかかわっているのですが、介護の世界がより身近になっていることで、多職種の方々の褥瘡の見方の大切さをより感じるようになっております。そして、褥瘡への対応は、褥瘡が形成されてからの処置方法のみではなく、褥瘡にならないようにする、予防から始まるという感を深くしている次第です。
それで、今回は 「身近な褥瘡 みんな(多職種)ならどうする!?」というテーマを掲げさせて頂きました。多職種の方々それぞれの立ち位置で、ちょっとした工夫、コツ、困った例などを持ち寄って頂き、褥瘡に対する情報の共有の場、融合の場にして頂ければ、われわれ多職種同志がよりよい褥瘡治療を還元できるようになればと考えております。
また、3年ぶりに会員・参加者との情報交換等のために企業展示会の開催を企画しております。参加の方々には、今後の治療に参考になる情報と企業からの最新の資料を持ち帰っていただき身近の褥瘡を持つ方へ還元していただき、褥瘡治療の質の向上に資する場となれば幸いです。
メイン会場は定員1300人であり、十分なソーシャル・デイスタンスを保ちながらのご参加が可能なようにお席の配置をおこなっております。
多くの多職種の方々のご参加を心よりお待ち申し上げております
会長 高橋 元
(介護老人保健施設春秋園 施設長・牛久愛和総合病院 形成外科)