日本子ども虐待防止学会 第32回学術集会おおさか大会

大会長挨拶

会長

日本子ども虐待防止学会
第32回学術集会おおさか大会

大会長 山縣 文治
大阪総合保育大学 特任教授

第22回学術集会から10年、再び大阪の地で3回目の学術集会を開催させていただくことになりました。

大会テーマは「子どもと家族の声と向き合う~つながる現場、超える垣根」。子ども虐待の予防や支援策・支援実践は、近年、着実に充実してきていますが、重篤な虐待事件が発生するたびに指摘されるのが、制度や実践の間の切れ目、あるいは連携不足です。切れ目は、国の行政機関内、都道府県と市区町村、市区町村の行政機関内、市区町村内の支援資源間、制度と制度、子どもの人生、保護者の生活など、様々なところに存在しています。当然のことながら、このような切れ目は、子どもや家族が生じさせているものではなく、制度を含め支援者側に起因するものです。

本大会では、改めて子どもや家族の声を起点に、支援のあり方を検討することをテーマとしました。それを通じて、親子と支援者さらには支援者同士が垣根を越えてつながることのできる社会を実現したという思いを込めています。

ミャクミャクはもういないかも知れませんが、議論好き、新しもの好きで、遊び心旺盛な大阪人はいたるところに繁茂しています。そんな大阪人、関西人とともに、親子が幸せに生活できる社会に思いをはせ、現実的な夢を語り合いたいものです。大阪の地で、皆様方とお会いできることを楽しみにしています。