先日、いりとあきいさ先生[1]https://twitter.com/pppsychiatryyyの一連の精神科後期研修のおすすめ書籍をまとめたページを作成しました。
その後、Kazu先生[2]https://twitter.com/peacewaffleの取り組みで、Shin Luke Nakaji先生[3]https://twitter.com/luke_629の運営するLINE抄読会、Yasu先生[4]https://twitter.com/psychiatrist_bpの運営する精神科Slackなどで、精神科の先生方から精神科レジデントにオススメの書籍をアンケート形式で答えていただきました。
精神科LINE抄読会
精神科医の集い Slack
私はRを用いて、データ整形と可視化を担当させていただきました。結果はこちらを御覧ください。
目次
アンケート内容
今回のアンケートはこちらから確認できます。年齢を選ぶ択一式質問、おすすめ書籍の複数選択式質問、その他おすすめ書類を選ぶ自由記載形式質問の3つについて分析していきます。
Rコード
今回分析に使用したRコードはこちらを御覧ください。
精神科後期研修おすすめ書籍. 読み込みから可視化まで. https://plaza.umin.ac.jp/shoei05/wp/wp-content/uploads/2021/06/analysis_210606.html
この文章は R Notebookで作成しています。コードは右上の CODEからダウンロードすることができます。
このコード自体は複雑な操作も含まれています。どのような操作をしているか、なるべく読みやすいように補足をつけながらコード記載しています。初めてRのコードを見る方も「このような操作をしているのか」と興味を持っていただけたら嬉しいです。
まずRを勉強するには、2021年5月に改訂2版が出たこちらがおすすめです。 松村優哉, 湯谷啓明, 紀ノ定保礼, 前田和寛. 改訂2版 RユーザのためのRStudio[実践]入門〜tidyverseによるモダンな分析フローの世界. 技術評論社; 2021. https://www.amazon.co.jp/dp/B095W5G8KB
また、こちらのコードの発表前に使用したパイロット版の解析コードはこちらから閲覧可能です。
結果
本のタイトルページをクリックするとGoogle検索できるようにしています。Tablや図はすべてRで作成したものです。pdfとしてダウンロードしたい方はそれぞれボタンを用意しているので、そちらからダウンロードしてください。
回答者数
計31名にご回答いただきました。117冊の本の中から、それぞれの年代の先生が一人あたり選んだおすすめ書籍の数は中央値14冊でした。
Characteristic | 20代, N = 21 | 30代, N = 211 | 40代, N = 81 |
---|---|---|---|
count | 14 (14, 14) | 14 (7, 19) | 14 (10, 23) |
1
Median (IQR)
|
回答結果
一番票数の多かった、精神症候学は、いりとあきいさ先生もおすすめされていました。
それぞれの症候に対して詳しく記載があり、とても勉強になります。周囲とディスカッションする際にも、正しい用語の理解は必要です。みなさんがおすすめとして選ばれるのも納得です。
その他おすすめ書籍
その他のおすすめ書籍として下記の通りご紹介いただきました。
書籍リスト
もともとアンケートに使用した書籍リストは下記の117冊です(!)。このそれぞれ書籍の選定も、上記LINE、Slackの先生方にご協力いただき、Kazu先生にリストアップしていただきました。
下記に上記リストにまだ出てこなかっった20冊のリストを掲載します。全117冊のリストが欲しい場合は、下記のpdfをダウンロードしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。この取組のために色々とご尽力いただいたKazu先生、本当にありがとうございました。いりとあきいさ先生のおすすめ参考書籍をまとめたこちらの記事もぜひご参照ください。
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