診療内容medical contents
目 次
院内検査check
【採血/採尿】 血糖値、HbA1c(ヘモグロビンA1c)、尿検査、ヘリコバクター・ピロリ検査
【生理検査】 心電図、ホルター心電図(24時間心電図)、脈波測定(ABI/PWV)、
呼吸機能検査(スパイログラム)、一酸化炭素(CO)測定、聴力検査
【視力検査】 視力計
【超音波検査】 頚部(甲状腺・頚動脈)エコー、腹部エコー
【内視鏡検査】 胃カメラ : 経口(口から)、経鼻(鼻から) 両内視鏡 整備
大腸カメラ : 検査、内視鏡手術(日帰り内視鏡的ポリープ切除)
【レントゲン検査】 胸部/腹部X線検査
頭部CT、胸部CT、腹部CT、造影CT
1) 糖尿病 〜 生活習慣病 〜diabetes etc.
・75gOGTT : 糖尿病診断の精密検査。早朝空腹時、ブドウ糖75g含有液(トレーランG(R))を
内服し、0、30、60、120分後の、血糖値、インスリン値 の測定する血液検査
・自己血糖測定 : コンパクト血糖測定器(無償)で、日常の血糖値の自己測定・管理をする。
(SMBG) 受付で本体メモリ内データを読込み、診察室モニターでグラフ解析、診察
・ヘモグロビンA1c : 採血時から過去1、2ヶ月間の平均血糖値を表す糖尿病の中心的検査値。
(HbA1c) 院内測定器で5分で測定、薬調節などタイムリーな治療が可能です
【 合併症検査 】
・尿検査 : 「3大合併症」 糖尿病性腎症 の検査。尿タンパク、尿中アルブミン 測定
・心電図 : 「心血管合併症」 虚血性心疾患 (無痛性心筋梗塞、狭心症)の検査
・脈波測定(ABI/PWV) : 脳卒中、足壊疽 の原因となる「動脈硬化」の検査。手足の血圧測定
により簡便に血管年齢、血管の詰り具合を測定
・頚動脈エコー : エコーにて頚動脈の壁状態を観察測定する、より精密な「動脈硬化」検査
・内視鏡検査 : 境界型糖尿病、糖尿病 では消化管疾患、特に 大腸癌 のリスクが高い
・頭部CT : 脳梗塞、脳萎縮(認知症) の検査
2) 消化器疾患digestive
【消化管】
・上部内視鏡検査(胃カメラ) : 食道〜胃〜十二指腸 検査。逆流性食道炎、潰瘍、ポリープ、癌。
くちからの経口内視鏡、鼻からの経鼻内視鏡、両方を準備して
います。嘔吐反射(オエッ!)の強い人も大丈夫
・下部内視鏡検査(大腸カメラ) : 大腸検査。便潜血検査は組織ではなく便の、しかも部分採取
の検査のため、大腸癌検査としては十分とはいえません。
40歳を超えたら大腸カメラの検査を
・ヘリコバクター・ピロリ菌検査 : 胃内に感染し、胃炎、胃潰瘍、胃癌 の原因となる
ヘリコバクター・ピロリ菌の検査。患者さんの状態に応じて、
血液、便、息(呼気)、内視鏡での検査
【肝臓・胆のう/胆管・膵臓】
・腹部エコー : 血液検査とともに、肝・胆・膵 の最も基本的で有効な検査
・腹部CT : エコーの後の精密検査。腫瘍病変では造影剤を用いた造影検査を
3) 循環器疾患cardiovascular
・心電図
・ホルター心電図 : シール状の電極をつけ、心電図の24時間記録をとる 不整脈、狭心症 など
の検査
4) 呼吸器疾患respiratory
・呼吸機能検査 : 肺の呼吸機能、「十分吸えるか(肺活量)、十分吐き出せるか(1秒率)」の検査
・胸部CT : 肺炎はもとより 肺癌 も、レントゲンではわからない早期病変の発見に威力
大腸ポリープ内視鏡治療polypectomy/EMR
検査実績check results
当院の検査実績の推移です。
(〜 翌年 3/31) | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 |
心電図 | 212 | 179 | 141 | 95 | 66 | 65 |
ABI/PWV | 70 | 77 | 61 | 47 | 35 | 37 |
CT | 141 | 286 | 78 | 76 | 129 | 79 |
頚部エコー | 409 | 322 | 126 | 35 | 30 | 285 |
腹部エコー | 199 | 186 | 98 | 69 | 178 | 153 |
胃カメラ | 201 | 191 | 99 | 68 | 180 | 148 |
大腸カメラ (ポリープ切除) |
82 (29) |
81 (32) |
52 (17) |
34 (15) |
162 (105) |
128 (79) |
栄養指導nutrition counseling
糖尿病、脂質異常症、高血圧、高尿酸血症 と生活習慣病では薬治療は重要ですが、それとともに、それ以上に重要なのが 「食事運動療法」です。 特に 糖尿病 では、インスリン治療やインスリン分泌刺激薬(SU剤など)による、より積極的に血糖値を下げる治療を行うときほど、食事療法が重要になります。 食事コントロールがされずに厳しい血糖改善治療を行うと、
肥満増悪 → 薬効果低下 → 薬増量 → 更なる肥満
という悪循環になります。
当院では、常勤の管理栄養士による、患者様の来院時間に合わせた、きめ細かな栄養指導を
行っております。また、料理やお菓子作りなどの実践もふまえた「栄養教室」も実施しています。
- 管理栄養士 : 1 名
- 時 間 : 診療時間に同じ
禁煙外来no smoking
喫煙は、血圧上昇など生活習慣病を増悪し動脈硬化を亢進させ、心筋梗塞、脳卒中のリスクを高めます。
(1日のタバコ本数)X (喫煙年数)≧ 200
この条件を満たす方、単なる喫煙習慣ではなく、ニコチン依存性が考えられます。 禁煙を考えている方、禁煙してみたが自力では難しかった方、ご協力いたします。是非、「禁煙外来」 を受診下さい。
現在、禁煙治療内服薬 「チャンピックス(R)」 は、メーカー都合にて製造・販売が停止していますので、治療薬は張り薬 (パッチ製剤) のみです。早期の製造・販売再開が待たれます。
ご一緒に 「禁煙の道」 を歩みましょう !
院内セミナーclinical seminar
新型コロナウィルス(COVID19)感染症の影響で中止していた患者教室、
患者教室 : 糖尿病教室、メタボリク・シンドローム教室
を再開いたします。再開に当たっては「3蜜」はじめ感染症拡大に十分留意し行ってまいります。
ご協力、よろしくお願いいたします。
糖尿病教室、メタボリック・シンドローム教室を定期的に行っています。
「糖尿病って、どうしてなるの? 予防できるの? 遺伝するの?」
「糖尿病って、治療しないといけないの? 命にかかわるの?」
「生活習慣病って、何? 大切なの?」
「太ると、血圧、コレステロール、血糖値 上がる?」
「メタボリックシンドロームって、何?」
これら、よく聞くけどよくわからない、について。
当院通院の有無に関わらず、患者様はもとより、ご家族、ご興味のある方、ご参加下さい。
(
院内ポスター
はこちら)。
糖尿病教室 : 糖尿病の現状、合併症 〜 検査、治療
メタボリックシンドローム教室 : 肥満(内臓脂肪) と 血糖、脂質、血圧、肝障害
- 次 回 : 2024.11.16. (土) 糖尿病教室
- 場 所 : 当院2階、フリースペース
- 時 間 : 12:00 〜 13:00
予防接種vaccination
各種予防接種を行っております。
【小児予防接種】 (詳しくは、 こちらを)
4種混合(ポリオ、ジフテリア、百日せき、破傷風)、
B型肝炎、水痘、麻疹/風疹、ヒブ、肺炎球菌、日本脳炎、子宮頚癌
【成人予防接種】 (詳しくは、 こちらを)
高齢者肺炎球菌
風疹 (妊娠希望夫婦の検査・予防接種)
【季節予防接種】
インフルエンザ (詳しくはこちら)
- 全予防接種、必ず予約連絡(電話)をお願いします。在庫ワクチンのないことがありますので。
- 乳幼児小児の予防接種には、必ず母子手帳を持参下さい。
- 原則、旭川市に住民登録のある方となりますが、旭川市へ帰省中の方、上川町、愛別町、
比布町、当麻町、鷹栖町、東神楽町、美瑛町 の方も助成対象となるものもありますので、
ご相談ください。
健診・ドックphysical check
旭川市実施の健康審査、がん検診、企業/個人健診、人間ドック を実施しています。
【公的健康診査】 (詳しくは、 こちら を)
特定健診 (40歳から75歳未満。但し、旭川市住民登録者は、35〜39歳の方も対象)
後期高齢者医療健診 (75歳〜、65〜74歳の障害者)
生活保護受給者等健康診査 (40歳以上)
- 受診券、国民健康保険証、後期高齢者医療被保険者、診査票、保護手帳 等をご持参下さい。
- 上川町、愛別町、比布町、当麻町、鷹栖町、東神楽町、美瑛町 の方も受診できます。
- 協会けんぽ、健保組合、地域型6共済組合の被用者保険の被扶養者、国保4組合(医師、
歯科医師、薬剤師、建設健保の被保険者等)の方も特定健診を受診出来ます。
【大腸ガン検診】 (詳しくは、 こちら を)
旭川市に住民票があり、満40歳以上の方が対象となります。
- 便潜血検査 2日分
【企業検診】
基本内容 : 身体測定、採血尿、視力/聴力測定、胸部X線検査、心電図
料 金 : ¥5,000 〜
- オプションについてはご相談下さい。
【人間ドック】
基本内容 : 身体測定、血液型、採血尿、B/C型肝炎マーカー血液検査、
ヘリコバクター・ピロリ検査、視力/聴力測定、胸部X線検査、心電図、肺機能検査、
腹部エコー、頚部エコー、眼底検査、胃カメラ検査、便潜血検査
料 金 : ¥35,000円(税込)
- オプションについてはご相談下さい。
治験・臨床試験・臨床研究clinical study
当院では、さらなる患者さんの健康の改善、増進のため、医療の発展のため、
「 治験、 臨床試験、 臨床研究 」 に積極的に取り組んでいます。医学的調査研究を総括して
「 臨床研究 」 といい、この中に 「 治験 」、「 臨床試験 」 が含まれます。
「 治験 」 とは、新たな治療薬、治療法を検討する調査、研究です。
いわゆる 新薬の開発 に携わるもので、第1→2→3相試験とすすみますが、
当院は、この最終段階の 第3相試験 に参加しています。
「 臨床試験 」 とは、すでに承認利用されている薬、治療法の単独もしくは複数をもちい、
さらなる効果、効能、長期利用による結果を検討します。
これら 治験、臨床試験 の参加は、十分な時間をかけて説明したのち、まず第1に患者さんがご理解、ご納得、ご同意 いただいてからすすめるのは言うまでもありません。
当院は開院以来、これら 「 治験、臨床試験 」 に参加し、多数の患者さんに参加いただき、承認前の新薬の効果に驚嘆いただいた方も少なくなく、また治験に参加したお薬で、国の承認に至り 「 新薬 」 として誕生したものもすでにあります。
微力ながら、これからも、「 臨床研究 」 に取り組んで参ります。
【 参加実績 】 (2021.03.31.現在)
- 治 験 : 糖尿病系 (11)、 消化器系 (3)
- 臨床試験 : 糖尿病系 (18)、 高血圧系 (4)、 消化器系 (2)、骨粗鬆症 (1)、不眠症 (1)