第40年会概要


1.名称
日本社会薬学会第40年会

2.年会テーマ
『社会薬学とレギュラトリーサイエンス*』
   *科学技術の成果を人と社会との調和の上で最も望ましい姿に調整するための学問

3.会期
2022年10月1日(土)~2日(日)

4.会場
昭和薬科大学
東京都町田市東玉川学園3丁目3165

5.年会長
宮崎生子(昭和薬科大学 社会薬学研究室 教授)

6.実行委員長
廣原正宜(昭和薬科大学 臨床薬学教育研究センター長)


7.実行委員会
年会長 宮崎 生子 (昭和薬科大学 社会薬学研究室)
委員長 廣原 正宜 (昭和薬科大学 臨床薬学教育研究センター 実践薬学部門)
委 員 益山 光一 (東京薬科大学 社会薬学教育センター 薬事関係法規研究室)
    渡邊 伸一 (帝京平成大学 薬事・情報学ユニット)
    山田 博章 (横浜薬科大学 レギュラトリーサイエンス研究室)
    田口 真穂 (横浜薬科大学 レギュラトリーサイエンス研究室)
    小澤 知博 (汐田総合病院 安全管理室)
    戸張 裕子 (東京薬科大学薬学部 薬学実務実習教育センター)
    三溝 和男 (望星薬局)
    唐澤 淳子 (ヒューメディカ)
    関本  司 (長谷川病院)
    江藤不二子 (綾部薬局)
    橋本  登 (徳永薬局)
    佐々木善信 (北里大学病院 薬剤部)
    藤田  聡 (クオール株式会社)
    小山 貴史 (株式会社あさひ調剤)
    渡部 一宏 (昭和薬科大学 臨床薬学教育研究センター 実践薬学部門)
    菊池 千草 (昭和薬科大学 臨床薬学教育研究センター 地域医療部門)
    岸本 成史 (昭和薬科大学 薬学教育推進センター 薬学教育推進研究室)
    長谷川仁美 (昭和薬科大学 薬学教育推進センター 薬学教育推進研究室)
    高田 公彦 (昭和薬科大学 臨床薬学教育研究センター 地域医療部門)
    濵本 知之 (昭和薬科大学 臨床薬学教育研究センター 応用薬物治療部門)
    庄野あい子 (昭和薬科大学 社会薬学研究室)
    長南 謙一 (昭和薬科大学 臨床薬学教育研究センター 医薬品情報部門)
    串田 一樹 (昭和薬科大学 社会薬学研究室)

8.特別講演
年会長講演:宮崎 生子 (昭和薬科大学 社会薬学研究室 教授)
『社会薬学とレギュラトリーサイエンス』
  
特別講演:Timothy F Chen(Sydney University)
『Implementation of Quality Indicators in Primary Care in Japan』

特別講演: 太田 美紀
(厚生労働省 医薬・生活衛生局総務課薬事企画官/医薬情報室長)
『最近の薬務行政 -デジタル化に向けた検討』


9.シンポジウムのテーマ
(1) 医薬品の安定供給と品質保証    
座長 益山 光一(東京薬科大学) 江藤 不二子(綾部薬局)

 医薬品の供給をめぐって、特に、後発医薬品の製造中止や製品回収が続いており、医療現場で混乱が起きている。この問題は、医薬品の品質、医薬品製造の品質管理体制、サプライシステムのあり方など、医薬品提供体制について改めて考える機会となった。今回、この課題について、厚生労働省で対応の現状や、国立医薬品食品衛生研究所等での取組みや考え方、また医療現場の状況と問題点などについてご講演頂く。その内容を踏まえ、品質等の問題が発生してから回収、現場への情報提供の実態の中で生じているそれぞれの立場の問題や課題について議論を深め、患者を中心に見た場合に、行政・医療機関・アカデミアはどのような対応を行うべきかについて、社会薬学的視点から次への一歩を考える機会になれば幸いである。

山本 剛(厚生労働省)
『医薬品の安定供給の対応の現状と課題(仮題)』
奥田 晴宏(一般財団法人医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス財団
代表理事・会長) 
『医薬品の品質問題に関する国の取組と最近の課題等について(仮題)』
小澤 知博(汐田総合病院)
『病院の立場からみた医薬品の安定供給と品質問題について(仮題)』
橋本 登(徳永薬局)
『薬局の立場からみた医薬品の安定供給と品質問題について(仮題)』


(2) 薬剤師のキャリアマネジメント
座長:廣原 正宜(昭和薬科大学) 佐々木 善信(北里大学病院)

 薬学教育6年制の卒業生が社会人として10年を超えたことから、薬剤師のキャリアマネジメントについて議論する機会とする。24歳以上で社会人になることから、薬剤師は薬剤師としての専門性を追求することや家庭をもつことなど、キャリアを自身で設計する必要がある。また、社会では女性の社会参加が求められており、女性が多い薬剤師の分野では、多様な社会への貢献が期待されている。一方で、専門薬剤師など認定制度も進みつつあり、薬剤師は生涯にわたって研鑽をつむようになってきたことから、薬剤師のキャリアマネジメントについてシンポジウムを開催する。

鏡  友純(日本薬学生連盟 東京薬科大学)
加藤 美和(国立成育医療研究センター薬剤部レジデント)
佐藤 周子(シドニー大学博士課程)
野村 洋介(I&H株式会社)

(3) 新しい薬局機能
座長:串田 一樹(昭和薬科大学) 木村 正彦(あけぼの薬局)

 薬機法改正によって2021年8月から、地域連携薬局、及び専門医療機関連携薬局の 申請が始まった。2月末現在の登録状況は、地域連携薬局が2,043薬局、専門医療機関 連携薬局が94薬局という状況で、その活動は未知数である。今後、登録した薬局がどのような連携体制を構築し、地域医療を支えていくのか、その活動に多大な関心が寄せられている。今回、新しい薬局機能の地域連携薬局、専門医療機関連携薬局の連携体制について、薬局の連携のあり方を議論する。
    
基調講演:
宮本 真司(昭和薬科大学客員教授)
シンポジスト:
廣田 憲威(大阪ファルマプラン)
『当薬局法人が健康サポート薬局と地域連携薬局にこだわる理由について』
白石 丈也(けや木薬局)
『地域医療連携の中で求められる薬局の役割とは?』
仲山 有歩(スギ薬局 名古屋大学病院店)
『専門医療機関連携薬局の機能とは? ~地域の中でのこれからの役割を考えて~』
串田 一樹(昭和薬科大学)
『薬局調査から見えた連携の在り方』 


(4) 妊婦・授乳婦に対する医薬品情報
座長:渡邊 伸一(帝京平成大学) 山谷 明正(国立成育医療研究センター)

 妊婦・授乳婦は医薬品使用に対する不安を抱えている方々が少なからずおり、それに 対して適正な医薬品情報を提供することが望まれている。それにはエビデンスを創生する研究者から、患者さんに伝える臨床現場の薬剤師に至るまで、連携して適切な医薬品情報を伝える必要がある。1970年代後半に、妊婦暴露例に関する胎児リスクに関する研究が進み、欧米諸国では、Teratology Information Services(TIS、催奇形情報サービス)の ネットワーク化が進んだ。我が国では、1988年の「妊娠と薬相談外来(虎の門病院)」の開設に始まり、2005年に国立成育医療研究センターに「妊娠と薬情報センター」が設立されるに至った。今回、妊婦・授乳婦を対象とした薬の適正使用について議論する。
   
村島 温子(国立成育医療研究センター)
林  昌洋(虎の門病院)
宮崎 生子(昭和薬科大学)
川邉 祐子(いとう薬局南店)


10.ポスター発表
 第1日目 10月1日(土) 13:00~14:30
 第2日目 10月2日(日) 10:45~12:15


11.ワークショップ
ワークショップ1 10月1日(土)10:00-12:00
「臨床現場から研究をはじめてみよう」

ワークショップ2 10月1日(土)10:00-12:00
薬剤師は、「くすりの教育者」-小学生に対する薬教育指導者養成ワークショップ

12.年会事務局
実行委員長 廣原正宜
昭和薬科大学 臨床薬学教育研究センター  hirohara@ac.shoyaku.ac.jp
〒194-8543 東京都町田市東玉川学園3-3165


13.年会運営事務局
株式会社ドーモ(担当 金澤・水垣)
〒100-0014 東京都千代田区永田町2-9-6 十全ビル4F
TEL:03-5510-7923  FAX:03-5510-7922
E-mail:shayaku@do-mo.jp

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