PQJ2025(大阪医科薬科大学)観戦レポート by 工藤大樹

PQJ2025(大阪医科薬科大学)にPQJスタッフとして参加した工藤大樹先生(PQJ2023代表)が、観戦レポートを寄稿してくれました!


PQJ 2025観戦レポート

PQJ 2025 (Physiology Quiz in Japan 2025)は2025年3月23日に大阪医科薬科大学の主催で現地開催されました。

大阪医科薬科大学はPQJ 2017の主催校(当時は大阪医科大学)であり、PQJ 2017は前年に岡山大学で開催された第1回大会からの流れを汲みつつも、海外からの参加者を受け入れるにあたりPQJに名称変更を行った、PQJとしては初の大会でもありました。

8年の時を経て大阪に舞い戻ってきたPQJには、まだ短いながらもそれだけの歴史があるのだと感じます。

 

参加チームは札幌医科大学、大阪医科薬科大学、香川大学、近畿大学、スロベニアのUniversity of Liubljana、シンガポールのNational University of Singaporeからそれぞれ1チームずつ、インドネシアのUniversitas Muhammadiyah Makkassarからは2チームの合計8チームでした。1つのチームは2-5人のメンバーで構成されます。

前年のPQJ 2024と参加チーム数は変わりませんが、海外からの参加チームは2チームから4チームへと倍増しており、国際色豊かになっています。アジアだけでなくヨーロッパからも来てくれるチームが毎年いることには驚かされます。(日本のチームも増えてほしい…!)

 

オープニングでは代表挨拶や事務局長からの挨拶、ジャッジの紹介、チーム紹介、スケジュールの説明などがありました。

まだ会場に初対面の緊張感が漂う中、いよいよクイズがスタートします。

 

午前中は4チームごとにSection 1とSection 2に分かれて競う形でした。

回答形式はクイズの王道、早押しです。選択肢のないパターンと選択肢のあるパターンの両方があり、ブザーの音が鳴りやまない白熱した戦いが繰り広げられました。

基礎的ながらも臨床的にも重要な知識を問う問題が多く、幅広い分野から出題されているのが印象的でした。問題のあとには解説のスライドがあり、その場でスライドを読んで勉強できるのは例年同様です。

クイズに答える参加者

Section 2の問題と解答・解説

 

午前のSectionを終え、昼休みにはお弁当が出ました。(とても豪華でした…!)

最初は各チームで昼食を摂っていましたが、昼食後には海外の参加チームに積極的に話しかけにいく日本チームの姿が印象的でした。クイズとクイズの合間にも自然と交流が生まれていました。

親睦を深める参加者たち

 

午後のSection 3は8つのチームが同時に参加するフリップクイズでした。制限時間内に回答をホワイトボードに書き込み、タイムアップと同時にいっせいに掲げます。回答速度がスコアに影響しないフリップクイズは、早押しが苦手なチームにとっては挽回のチャンスでもあります。

フリップクイズの様子

 

Section 3の第1問目は、過去に使用されていた人工呼吸器の画像を見て陰圧換気か陽圧換気かを考えさせるユニークな問題でした。人体の生理的な呼吸様式は陰圧換気であることを前提知識として問いつつも、陰圧・陽圧換気のメリットとデメリットをふまえて人工呼吸器の歴史にまで想いを馳せることができる良問でした。

Section 3の問題

 

すべてのSectionを終え、いよいよ結果発表です。総合得点から入賞チームが決定します。

1位はスロベニアの「Synapse Squad」、2位はシンガポールの「Team NUS」、3位は札幌医科大学の「Team T・S」でした。各チームには教科書や白衣などが賞品として贈られました。

 優勝トロフィーを手にするSynapse Squadのメンバー

 

クロージングでは後援の日本生理学会理事長の久保義弘先生(すごい人来てる…!)から、これだけの大会を学生主導で運営しているのはすごい、amazingだとお褒めの言葉をいただきました。海外で行われている生理学のクイズ大会には大規模なものもありますが、ここまで学生主導で行われている大会は他に例がないのではないでしょうか。

 

クイズのあとはもちろん懇親会、そして恒例(?)のビンゴ大会です!

お寿司やピザなどをつまみながら大盛り上がりです。リーチして簡単なお題(片足で立つなど)をクリアするか、ビンゴした人には豪華な賞品が贈られました。

ビンゴが終わった後も参加者・スタッフ入り交じってSNSを交換したり写真を撮ったりと、時間ギリギリまで交流を深めておりとても楽しそうでした。

懇親会の様子

 

 

お題をクリアして(上)賞品を手にする(下)参加者

 

この日のために準備を続け、当日もスムーズで余裕のある堂々とした運営をしてくれた大会スタッフのみなさんをはじめ、大会を盛り上げてくれた参加者の方々、わかりやすい解説をしてくださったジャッジの先生方、本大会を応援してくださったすべての方々に深く感謝申し上げます。

 

PQJ 2026は3月21日に香川大学の主催で開催されます。

多くの方のご参加をお待ちしております!

  PQJ 2025の集合写真

文責: 工藤大樹(医師・PQJ2023代表)

コメントする