ご挨拶

第31回日本リウマチ学会近畿支部学術集会
会長代行 西本 憲弘
（医療法人晴愛会　大阪リウマチ・膠原病クリニック　院長）

　この度、第31回日本リウマチ学会近畿支部学術集会を令和4年9月3日（土）、4日（日）に、神戸国際会議場で開催させていただきます。

　リウマチ学領域では新しい治療薬が次々と開発され、疾病のコントロールは当然のこととなって参りました。しかし、平均寿命の延伸とともにリウマチ性疾患の患者さんも加齢に伴う退行変性、慢性疾患、がん・認知症、脳血管障害といった合併症が問題となっています。薬物治療や外科治療に加えて、活動を育み、患者さんを生活者として捉え、それをサポートするために、包括的チーム医療の必要性・重要性が再認識されるようになりました。 そこで、リウマチ性疾患の患者さんに最期まで、元気に、しあわせに生活していただくためのリウマチ学を広めたく、学術集会のテーマを「しあわせ視点のリウマチ学」と致しました。 また、明日のリウマチ学を担う若者が中心となったプログラム委員会が大活躍し、大変興味深いプログラムが出来上がりました。「若手の、若手による、若手のための」学術集会としても大いにご期待下さい。

　一般演題にもたくさんの応募を頂きました。全員参加型の投票形式で優秀演題を決定し、表彰する予定です。こちらにもどうぞ奮ってご参加下さい。 すべての講演が、明日からの診療・研究に役立つことに疑いの余地はありません。ひとりでも多くの方々にご参加いただき、本学術集会を盛り上げていただくことを心から願っております。