11月上旬号へ / 11月下旬号へ / 最新号へ

こだまの世界

99年11月中旬号

哲学という学問は、他の学問へ至る道である。 しかしそこで止まろうとする者は暗闇に落ち込む。

--ボナヴェントゥラ


11月中旬の主な話題


何か一言


11/11/99 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

早朝

ああ。昨日はほとんど勉強しなかった。 マガジンを読んでさっさと寝てしまった。 ばかだ。ばかだ。 おれのばかばかばか。

というわけで反省して早く大学に来た。勉強せねば。


普遍論争(実在論、唯名論[および概念論]) が神学的にどう問題だったのかを調べること。 どうも三位一体説、世界創造などに関係するらしい。


ああ。 こんなときに限って、 なぜ中世哲学がこれほどおもしろく見えるのだ。 こんなもの(『後期中世の哲学』)を読んでいてはいけない。 焼かねば。焼かねばならない。禁書だ禁書。

ところで、音声認識のワープロがもっと発展すれば、 講義を録音したテープから 簡単に本を作ることができるようになるのではないか。 某教授の『ヘーゲル論理学註解』とか。


中世の学者が論文の構成方法として用いた「問題」方式は非常に優れている と思う。

「問題」方式とは、 ペテルス・ロンバルドゥスが『命題集』において定式化したもので、 もっとも理想的な形式はだいたい次のようなもの (14世紀に入るとだんだん形骸化していったようだが)。 5段階に分かれる。 (『後期中世の哲学』第一章を参考にした)

  1. まず問題提示(「神は存在するか?」)をし、
  2. 次に理性と権威による異論(「アリストテレスはこう言っている」)を引用し、
  3. 三番目に(1)を支持する立場の理性と権威による議論 (「しかるに聖書ではこう言われている」)を引用する。
  4. このようにして今日までの議論にある矛盾を示したあと、 ようやく(1)を支持する自分の論証を示す。
  5. そのあと、さらに(2)の反論をけちらす。

こういう書き方をデカルトやベーコンは批判したようだ。 それは、 一つには矛盾を解消しようと試みるさいに言葉を精妙に区別することが、 単なる「言葉遊び」として映ったからであり、 また一つにはアリストテレスなどの権威への訴えが無意味だと考えたからであろう。 たしかにその通りである。 しかし、それらの点を除けば、 論文構成の方法としては非常に優れているのではないだろうか。

ぜひとも模範にすべきであるが、これがなかなか難しい。 ついつい(3)だけで終わってしまうこともあるし、 (4)が書けたにしても、(2)と(3)をしっかり記述することが大変だ。 ましてや、(5)などは大変な力量が要求される。 しかし、 これまでのように方法論を意識せず「なんとなく」論文を書いてしまうのではなく、 この方式を模範にすべく努力せねば。 (次の論文から…)


某喫茶店でモーニング。チャンピオン。『方法序説』第一章。

それから某銀行に行く。げ。金がない。やばい。


お昼

少しソファでうつらうつら。 勉強を再開するとまもなく、 九州の某県から京大に通学されている某さんから電話。 「ようやくインターネットにつないだんですけども、 倫理学研究室のホームページのアドレスがわからなくて…」 ネットにつないだ主な理由は、 某先生の授業で某サイトをチェックしておく必要があるからのようだ。 ネットにつなぐまでにもずいぶん苦労されたに違いない。 気の毒なので思わず涙する。


う。やばい。息苦しくなってきた。どうしよう。助けてくれ。し、死ぬ。

けど、やっぱり逃げることも人に代わってもらうこともできないわけで、 (まさにこの他ならぬ)おれがやるしかないんだよなあ。がんばれおれ。

某先輩が研究室にいらしたので、 ロンドンの話を少ししたあと、発表の話になる。 今晩11時にレジメをメイルすると約束する。 というわけであと6時間ほど必死でやらねばならない。 なぜ午前中のおれは中世哲学などを勉強していたのか。 ばがやろっ。


中央食堂で食事。 サーモンいくら丼、じゃこおろし、大根煮。672円。

うう。発表原稿書かねば。


某所で勉強していた某君に肩を揉んでいただく。 うう。かたじけない。もったいない。 この御恩は必ずお返しします。


夜10時。 し、死にたい。もういやだ。死なせてくれ。

ああ、いかん、こんなこと言ってては。 最後までがんばるんだ。


何か一言


11/12/99 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中

とりあえず3時間ほどで5000字弱のレジメを新たに書いて、 某君と某先輩にメイルした。 自分では客観的に評価できなくなりつつあるので(あ、最初からか)、 容赦なきご批判をお待ちしています。

今夜は下宿に戻って寝て、朝に荷物をまとめて大学に来る予定。 金曜日はそのまま大学に泊って土曜の朝に某大に行くだろう。 ひげそりを忘れないこと。散髪にも行きたいが金がない。

明日はできれば某教授にもレジメを持っていくこと。 スクラーの授業は休ませてもらうつもり。 最後までがんばろう。


早朝

下宿でぐっすり寝るつもりが、 結局3時間ほどしか寝られず。 暖かく眠ることができたのでよかったが。 一部の狂信的な学生とは違い、 睡眠と食事をけずることは最大限避けるべきものと考えている。

昨夜は、下宿に戻る前にモーニングを某所で買った。 お腹が減ったので、風呂のお湯を入れているあいだに、 台所にあったジャガイモとタマネギを炒めて食べる。

モーニングを読みながら食事しているあいだに 某能楽の人に先に風呂に入られてしまい、 人生の不条理を痛切に感じる。 せっかく風呂桶を掃除してお湯を入れたのに。 風呂に入りながら「一番風呂に入る生得の権利を奪われた」とおいおい泣く。 しかし法実証主義者はそんな言葉使いをしてはならないのだ。

それはともかく、 食器を片づけて風呂に入ってからぐうぐう寝る。

朝7時に起きて、朝のニュースを見ながらスーツなど荷物をまとめ、 大学に出発。やや強い雨。

研究室に来てメイルを見ると、 さっそく某君からの詳細なコメントが来ていた。 感謝。この御礼はいずれ。


ちょっと中央食堂で朝食。 ポピュラー定食A、ライスS、ミソシルで304円。 めちゃ安い。


お昼前

20分ほどソファでうつらうつらする。 某君が来て起きる。


昼下がり

勉強はかどらず。さきほど再び中央食堂にて食事。 ツナカニ丼、じゃこおろし、ホウレンソウ。546円。

眠い。


夕方

某先輩に指導してもらう。 ほんとに某先輩に比べるとおれはまだ縄文時代人である。 いや、類人猿かも知れない。いや、アメーバかも。

うう。もっと賢くなりたい。

こだま「か、賢いって…、賢いってなんですか?」

会長「(ゴクッ)」

こだま「なん…です…か?」

会長「…知りたいか?」

こだま「(コクリ)」

会長「ならば発表してこい。関倫で発表してこい! さすれば、おのずと、答えは出るじゃろう」

こだま「…そうですよね。ボクもそう……思っていました」

会長「がんばれ小憎!」

こだま「(関倫で発表すれば----発表すれば。 ずっと追い続けた答えが出る!!)」

(意味不明の人は『はじめの一歩』第30巻を参照してください)


某君と中央生協で食事。 ホッケ、キントキマメ、キムチ、その他。462円。安い。

某教授室に立寄る。 明日、某教授は関倫には来ないらしい。 やるな。


あかん。いろいろと筋に破綻が。


何か一言


11/13/99 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中

3時。死にたい。しかし、そういうわけにもいかない。 考えろ。思考しろ。最後まであきらめるな。


5時。発表原稿を読み上げてみる。うむ。 20分ほどで読み終わってしまった。うむ。 発表時間は30分。質問が10分。 うむ。どうするのか。うむ。

気分が紅葉しだした。うむ。 マーシャルアンプでギターを思い切り鳴らしたい。 しかし、今後の発表の場は、ライブハウスではなく学会の会場なのだ。 はたしておれは学会発表が楽しめる人間になれるだろうか。うむ。


夜明け前

6時だ。うむ。やばい。うむ。


早朝

ああっ。7時だっ。うむ。やばい。うむ。遅刻する。うむ。 プリントアウトせねば。うむ。 ヒゲを剃ってスーツを着なければ。うむ。


わああ。コピーコピー。うむ。 スーツスーツ。うむ。あ。しまった。ヒゲヒゲ。 うむ。わああ。時間が。行ってきまーす。

うむ。


何か一言


11/14/99 (Sunday/dimanche/Sonntag)

やっと京都に戻ってきた。 昨夜は岸和田に住む某ギターの独身寮に泊めてもらったので、 京都には戻ってこなかったのだ。 ま、これからバンドの練習だから、 詳しいことはまた後で。


バンドの練習終わり。次はライブだ。 一応、宣伝しておくと、 日曜日の2時半から経済学部の地下、 火曜日の1時20分から西部講堂。 去年も言ってた気がするが、 今年で終わりなのはまちがいない(と思う)。 というわけで見に来てね。

練習後、ギターのやつが先に帰ったので3人で某あやとりにて食事。 うなぎ柳川丼。700円。食事のあと、研究室へ。


関倫で発表

昨日からの記録。回想ともいう。

朝、研究室と某所を汚したまま出発。 出町柳駅で某先輩と某氏に会う。 一緒に急行に乗って京橋へ。

京橋からJR環状線で天王寺に出る。 天王寺で阪和線に乗り換え、杉本町へ。 阪和線の電車に乗ったら、 某君に会う。

杉本町の駅前のマクドナルドでフィレオフィッシュのセット。415円だっけ。 それを持って、大阪市大の会場(何とかセンターという10階建のビル)へ。 某先輩、某君、某君がすでに来ていた。 懇親会費や会員費を払う。12000円。 それから食事。 相変わらずマクドナルドの食べ物は塩辛い。

食事のあと、トイレに行きネクタイを締める。 (ネクタイを締めるのにかかった)所要時間約5分。 最初の発表が始まったので、 発表会場に入って準備。 レジメを入口の人に預ける。

まもなく前の発表者の質疑応答が終わる。 おれの司会者を勤めてくださる 某先生と一緒に壇上に上がる。 人数は40人くらい?

某先生に紹介されて、 発表。 時間がなかったので章題だけを書いたレジメを配ったが、 やはり某先輩に言われたとおり、 フルペーパーを配った方がよりよく理解してもらえたように思える。

某先生の簡単なコメントがあったあと、 質疑応答。某先生が、 「法実証主義と功利主義の結びつきはどういうものなのか」 という質問。これは結論で述べたことを繰り返した。

次に別の某先生の質問。 「功利主義も幸福追求権を認めているのではないか」。 答えて、 「いや、ベンタムがそのような権利を認めている証拠はない」。 さらに、「『一人は一人として数えよ』 という格言は権利を認めているということではないのか」。 答えて、「あれはミルがコメントしているように、 算術的真理を述べただけであって、権利を認めているわけではない」。

時間がすでに5分オーバーしていたので、 これで質疑応答は終わり。 某君や某先輩によれば、 なかなか立派にやったらしい。 とりあえず終わってほっとする。

そのあと、某氏のミルの性格論を聴く。 それで午前中は終わり。 某君、某先輩と食事。 かまどやのメンタイ弁当。400円。 某先生とも少し話す。 某師匠や某先輩、某三重大の先生なんかもこのころに来たようだ。

午後の発表は遠慮させてもらい、 『実践哲学研究』の販売をしながら、 情報倫理の発表の準備を始める。 まったく忙しい。

最後の某先生の「自律と寛容うんぬん」には出たが、 思いっきり寝てしまった。すいません。

それから懇親会。某先輩、某先輩、 某三重大の先生も出席。 しばらく話していたら、 寿司やさしみなどはあっという間に無くなってしまう。 しくしく。ケーキも食べれず。

質問をしてくれた先生方も含め、 何人かの先生と話し、名刺を渡す。 とくに阪大出身の若い某先生と知り合いになれたのはよかった。

懇親会のあと、 某大学の連中について天王寺に行き、 しばらく飲む。

それから某ギターの寮へ。 天王寺から新今宮へ行き、 南海に乗り換えて春木駅へ。 駅のそばでしばらく待っていたら迎えに来てくれる。 彼の住む独身寮に行き、しばらく音楽などを聴いてから寝る。

あまりに疲れていたのか、寝坊する。 9時40分ごろに市大に着いてなければいけないのに、 起きたら9時30分。ひえ。 急いでスーツを着て出発。 春木からなんとかという駅に行き、 そこから東なんとかというJRの駅まで歩き、 さらに鳳で電車を乗り継いで杉本町へ。 けっこう時間がかかった。

11時前に市大へ。 発表も聞かずに『実践哲学研究』の販売をしながら 情報倫理の発表の準備。 午後のシンポジウムも聴かず、 某君らと、 「今後の実哲研について」 というテーマでシンポジウム。 3時ごろ、先に失礼させてもらう。 そういえば、今日は某教授や某先輩が来ていた。

杉本町→天王寺→京橋→出町柳と電車を乗り継いで京都に戻る。 1時間40分ぐらいで戻ってこれた。 そのあと、お昼を食べていなかったので、 某所にてカレー。

というわけで関倫は終わり。 とりあえずちゃんと発表できたのでめでたしめでたしだ。 今回も、某先輩、某君、 某君などに大変お世話になった。 感謝感激である。 来年の関倫は徳島でやるらしいが、 (日本にいれば) ちゃんと働きに行きます。

(なお、別の視点からの関倫参加記が 某君の日記にある。1999年11月13、14日の分)


今日やったこと


何か一言


11/15/99 (Monday/lundi/Montag)

真夜中

日記の整理。眠い。


うわ。

文字が、

右へ行ったり、

左へ行ったり。

こういうのも
なかなか
かっこいいが

ずっとやると
やっぱり
変だと思う

まんなかに
書くのも
すこし
変だ


夜明け

ソファで少しだけ寝るつもりが、6時間ほど寝てしまう。 ああ。勉強せねば。

腹が減った。


プライバシーの勉強中。 ああ、また眠くなってきた。

ところで、 リオタール(Lyotard; ポストモダンの立役者)と レオタードの関係を考えていたのだが、 レオタードという言葉は、 もともとフランスの軽業師Jules Leotardの名前から来ているらしい。 ようするに両方ともフランス人の名前なのだ。

レオタードのことを考えていてリオタールのことが思い浮んだのか、 その逆だったのか思い出せないが、 けして変なことを考えていたわけではない。 と思う。うむ。


1時間ほどソファで寝る。よけいにしんどくなる。ふらふら。


昼下がり

朝、某喫茶店にてモーニング。350円。ジャンプ。

そのあと、いったん下宿に戻り、シャワーを浴びたり着替えたり。

お昼すぎに大学へ。雨。ヘーゲルの授業に出る。眠い。 意識の能動性、受動性についても調べてみること。

授業後、中央食堂で食事。ホタテ中華丼、ホウレンソウ。462円。

中央生協でリプトン紅茶と牛乳を購入。388円。

だんだん家計簿化してきたな、この日記:-)


しばらく某所で勉強したあと、 雨の降る中、ルネヘ。

携帯用のラジオを見に行ったのだが、 ルネでは店頭販売していないようだ。 あきらめて書籍部に行こうとして、 ふとレジのところを見ると、 誰かが挨拶をしている。 あっ、某くんだ。

少しだけ生協でバイトをしているらしい。 卒論は大丈夫なのか。 コンピュータについて情報をくれるように頼んでおいた:-)

それから注文していた本を含め、3冊購入。 もうほんとに科研費が尽きる。しくしく。

さ、勉強勉強。


う。『はじめの一歩』の罠にはまる。第33巻、第34巻。 このあたりからマガジンでも読み始めたようだ。


今日やったこと


何か一言


11/16/99 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中

夜、某所でカキフライ定食。900円。 そのあと、某所で1時30分まで熟睡。

う。やばい。レジメを書かねば。

風がすごい音で吹いている。


「憤死」という言葉がある。 文字どおり憤概のあまり死ぬことであるが、 現在でも憤死で死ぬ人は少なからずいるのだろうか?

怒りのあまり口がきけなくなって、 口からぶくぶく泡を吹きながら「む〜ん」 とか言って卒倒したりするんだろうか。 う〜ん、一度は見てみたいものである:-)

「死因は憤死です」っていうのもなかなかいいな。


早朝

あれ、 情報のレジメなんかもうできてしまった。 えらく早いな。 まだ〆切まで6時間近くあるぞ。 ついに自愛の思慮が身について来たのかな?

レジメはA4で10枚と結構多い。 要約のヘタさを示している。 ま、これを元にしてもっと短いバージョンを作ればよかろう。


ちょっと寝ようと思っていたのだが、 メイルを書いたりしていると遅くなってしまった。 勉強もしないとなあ。 賢くなるには睡眠時間をけずるしかないのか?


少しソファで寝る。悪夢にうなされる。 某先輩が来て起きる。 けっきょく30分くらいしか寝れなかった。死ぬ。

そういえば、先月受けたGREのスコアが送られてきた。 今週末にもう一度受ける予定。 来週末はIELTSのテスト。死ぬ。


お昼前

中央食堂で朝食を。しかし、朝食メニューは10時で終わっていた。 こいもの唐揚げ、ホウレンソウ、キムチなど。367円。


お昼過ぎ

眠い。今から情報倫理の授業。


3コマ、情報倫理の発表。他の論文も合わせて読む必要あり。 終わってから中央食堂で菓子パンと野菜ジュース。350円くらい。

4コマ、某君による尊厳死について。 「オランダについて」という表現がおかしかった。

そのあと、実哲研の発送作業。 某教授にお寿司をおごっていただく。感謝感謝。

注文したお寿司を食べる間もなく、 倫理学史読書会。 ボナヴェントラ、決疑論、宗教改革。 ようやく中世を終える。 途中で、心やさしい某君が、 お寿司を少し持ってきてくれる。 (いや、心やさしいのは某君だけではないだろうが)

それから某所にて食事。カキフライ定食。 850円。

眠いよう。死ぬ。


今日やったこと


何か一言


11/17/99 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

早朝

またソファで寝てしまった。 こないだ下宿で寝たのはいつだったか。

とにかく、7時間近く爆睡。よく寝た。

今日は某君が囚人のジレンマについての発表をするようなので、 ゴーティエの見解を予習しておかなければならない。

GREとIELTSの準備もすること。


昨日の寿司を食べる。

ゴーティエを少し読むがわからん。


再び中世哲学の勉強。 「自己を脱け出て神をその本質において見る」。 なんだかすごいがよくわからん。


昼下がり

朝、いったん下宿に戻って洗濯、風呂。 ギターも少し練習。

それから3コマ目の授業に出る。 某君その他の発表による囚人のジレンマ。 数字が出てきたのでめまいがして数十分失神する。

来週、 ゴティエが囚人のジレンマをどのようにして解決しようとしているのかについて、 発表することになった。忙しい。ひい。


夕方

附属図書館で本を返し、 実哲研の某発送作業を手伝う。 それから某喫茶店で遅目のお昼。 カレーセット。 サンデー、マガジン。


しばらくマキシミン原理とか、 囚人のジレンマとかを 英語の哲学事典で調べたりしていた。 ミニマックス原理の正確な意味が事典を読んでも理解できず、 某君としばらく議論する。 某君がGauthierのMorals by Agreement をぼくと某君の分までコピーしてくれる。感謝。

勉強していたら中央食堂に行きそこねた。 もう某定食屋も閉ってしまった。どうしよう。


というわけで某所で焼きそばを食べてきた。 あそこは客の入りが悪い。もうつぶれるかも。

眠い。


何か一言


11/18/99 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

昼下がり

昨夜は早々に帰って爆睡。半日以上寝てしまった。 なんてことだ。よほど疲れていたのか。

起きてから、某喫茶店でピラフセット。チャンピオン、プレイボーイ。650円。

研究室に来ると、部屋がやたらときれいになっている。 某君が掃除してくれたらしい。 まったく某君には頭が下がる。 あれ、これ正しい日本語?


夕方から3時間ほど実哲研の名簿作り。 来年の発送作業などにお役立てください。

中央食堂で食事。近頃は夜8時までやっているらしい。 サーモンいくら丼、ホウレンソウ、高野煮、ジャコおろし。714円。

あ、明日のスクラーの準備もせねば。忙しい。 まいったなあ。GREの準備が。


ゴーティエの翻訳、『同意による道徳』は、まあ、 読みにくいのはがまんするとしても、 索引が付いてないのが許しがたい。 原著にはちゃんとindexがついているのに。 し、死死死死死死死死死死死死死死死死ね。


何か一言


11/19/99 (Friday/vendredi/Freitag)

お昼

昨夜は下宿で科哲の予習などをする。 某コンビニでついモーニングなど買ってしまう。 725円(だったと思う)。 真夜中に就寝。

朝9時に起きてシャワーを浴び、大学へ。 百万遍の某銀行に来た時点で、 下宿に財布を忘れてきたことに気付く。ああ。つかん。 しかも、肝心の給料は振り込まれていない…。 今週末に死ぬかもしれん。

相当気落ちしながら、下宿まで財布をとりにいく。 それから銀行で小額紙幣を引出し、 某喫茶店へ。ニュートンの絶対空間の勉強。 いっぺんバケツを回してみないとなあ。

お昼前に大学へ。勉強勉強。

あ、ソウルスターラーズが12月8日に大阪でライブするらしい。 詳しくは交番に行って警官に尋ねてみよう。


昼下がり

スクラーの授業終わり。来週、当番が回ってくる。 宿題を出すと高らかに宣言される。


中央購買部に行って蛍光ペンを買う。399円。 発色がよく長もちする蛍光ペンはなかなか見つからない。 今回は差し込みカートリッジ式のやつを買ってみたが、 たぶんすぐに壊れるであろう。

それから中央食堂へ。 レジでお金を払うときに TUOカードを使うと10パーセント引きになると書いてあったので、 はじめてカードを使って支払った。う。これは便利。 しかし、カード地獄の入口がほのかに見えてきたような気が…。

鯖の生姜煮、カボチャ煮、ジャコおろし、その他。453円。


『合意による道徳』の無味乾燥な第一章を苦心して読み終わる。 抽象的であり、しかも話がどこに行くのかわからないので 読む方にとっては拷問である。これは翻訳のせいだけではない。 第二章以降もこうなのだろうか。だとしたら地獄だ。

いや、まあ、あと10年して読むと内容がもっとよくわかって 楽しいのかもしれないが。


某所でポケットラジオを買う。 クレジットカードで1万円するのを買ってしまった。 あああああ。またやってしまった。あああ。カード地獄。

知らないうちにラジオも進歩してて、 液晶表示、自動選局、巻取りコード式イヤホン、 等々、便利な機能がついている。 ついでだからと思ってAM、FM、TV、それに短波(*1)まで入るのを買ってしまった。

携帯ラジオを買った動機は、 最近ビジネス英語を録音できない機会が多かったので、 ラジオとMDウォークマンがあれば外でも録音できるだろう、 と思ったから。 しかし、MDウォークマンとラジオをコードでつないで録音しようとすると、 ノイズが入ってしまい、まともに録音できない。 困った。というかバカだ。 ううう。情報求む

まあそれはそれとして、 携帯ラジオというのはおれみたいにテレビをまともに見ないもの にとっては非常に便利な情報媒体である。はっきり言ってすごい。 す、すごいっす。 自転車に乗りながら某教授のクローンについての講義が聴けるっす (さっきAM828でやってた)。 ひょっとするとこれはおれの人生を大きく変えるメディアかもしれない。

買物をしたあと、いったん下宿に戻ったのだが、 某所でお好み焼きを食べてから (+冷奴で930円)、 ついまた大学に来てしまう。 早く下宿に戻ってGREの勉強せねば。


*1 たんぱ【短波】
慣用的な電波区分で、波長が一〇〜五〇メートル(周波数が六〜三〇メガ ヘ ルツ)の電波。また、一般に中波より波長の短い電波をいう。電離層の反射に より、遠距離通信が行える。(『大辞林』より)


何か一言


11/20/99 (Saturday/samedi/Sonnabend)

お昼前

昨日は結局ぜんぜんGREの勉強をせずに寝てしまった。 早く起きて勉強しようと思ったのだが、 ずるずると寝てしまった。 起きてから入浴し、そのあと某喫茶店でモーニングを食べながら 高校のときの教科書を読んで標準偏差の勉強をした。なるほど。 偏差値とはこのようにして出てくるのか。

偏差値=10/S(X-Xバー)+50
(Sは標準偏差、Xは偏差値を知りたい点数、Xバーは平均点)

ううむ、無知。統計なんて高校で教えてくれなかったもんなあ。 実はベクトルも予備校で初めて習った。すごいぞ某高校。

とにかくそろそろ行かねば。 そいえばNFの古本市は今日からやってるのかな?


ようやく大学に戻ってきた。

お昼前に、NFの古本市にて本を数冊購入。 全部で400円にしてもらった。

それから自転車で烏丸今出川まで行き、 地下鉄烏丸駅(230円)→阪急梅田駅(390円)→御堂筋線中津駅(200円)へ。 往復1640円か。痛い。中津駅のそばのパン屋でお昼を買う(470円)。 お金がなくなったので近くの某銀行でお金を降ろす。 う。残高が1000円以下になってしまった。まじで死ぬ。

それからテスト。 今回の方が時間配分はましであったが、 それでも論理の部分はぜんぜん時間が足りなかった。 論理が得意な人は速度も上げておくべし。

前回が460(語彙)、720(数学)、740(論理)で総合1920点だったのに比べ、 今回は590、760、690で総合2040点。標準偏差の問題は出なかった:-)

テストの帰り、 一緒にGREを受けた女性の方と話す。 名刺を交換する。

それから脱力しつつ京都へ。疲れた。

明日は2時半からライブ。 下宿に戻って練習しよう。


今日の経験的事実。 地下鉄ではラジオが聴けません。 エレベータでもラジオは聴けません。


今日やったこと


何か一言

your name:

subject:

body:

/


KODAMA Satoshi <kodama@ethics.bun.kyoto-u.ac.jp>
Last modified: Tue Mar 7 09:36:58 JST 2000