人間の偉大さは、人間が自分の惨めなことを知っている点で偉大である。 樹木は自分の惨めなことを知らない。
だから、自分の惨めなことを知るのは惨めであることであるが、 人間が惨めであることを知るのは、偉大であることなのである。--パスカル
昨夜は某所でカキフライ定食(900円)を食べたあと、 そのまま下宿へ。しばらくギターを弾いたり、 本を読んだりしてから日付が変わる前に寝る。 あ、テレビでやってた『エイリアン2』 をつい見てしまった。
11時前に起き、風呂に入る。 ビジネス英語をMDに録音している間に、 ちょいと外出して、一条寺にある某中華料理屋で昼めし(680円)。 まずい。
それから下宿にいったん戻り、 荷物をまとめて大学へ。 これからライブ (経済学部の地下、2時半から)。 がんばらねば。
ライブ終わり。後半ボロボロ。MDに録音失敗。
ライブの前に古本売場で一冊本を購入。100円。
もう少ししてから受付の仕事。
バンドの連中と某所でキムチ鍋(630円)を食べたあと、 E地下で2時間ほど受付の仕事。
ゴティエの勉強をせねば。 第二章は選好と価値の話(すべての選好に価値があるのか、 あるいは熟慮の上の選好のみに価値があるのかというような問題) でけっこうおもしろい。 しかし、話が進まない。 もっと簡潔に書いてくれ。
今日やったこと
昨夜はまた半日ぐらい寝てしまった。 ゴーティエ進まず。
お昼過ぎに出かける。 銀行でお金を降ろして某喫茶店へ。 ピラフセット。ジャンプ。朝日新聞。650円。
なんだか憂鬱だ。が、とにかく勉強すべし。
「人間の偉大さは、人間が自分の惨めなことを知っている点で偉大である。
樹木は自分の惨めなことを知らない。
だから、自分の惨めなことを知るのは惨めであることであるが、
人間が惨めであることを知るのは、偉大であることなのである。」
パスカル、『パンセ』、世界の名著では219頁。ちょっと訳が悪い気がする。 「人間の偉大さは、人間が自分の惨めなことを知っている点で偉大である」 って、明らかに文法的におかしいではないか。後半は「である」が多すぎだ。
それはともかく、パスカルの主張は正しいんだろうか。 ほんとに、「自分が惨めである」という意識を持つ人の方が、 その意識を持たない人あるいは物よりも偉大なんだろうか。 これと同じ発想が、有名な「考える葦(アシ)」の断片にも出てくる。
「人間はひとくきの葦にすぎない。 自然のなかで最も弱いものである。 だが、それは考える葦である。 彼をおしつぶすために、 宇宙全体が武装するには及ばない。 蒸気や一滴の水でも彼を殺すのに十分である。 だが、たとい宇宙が彼をおしつぶしても、 人間は彼を殺すものより尊いだろう。 なぜなら、彼は自分が死ぬことと、 宇宙の自分に対する優勢とを知っているからである。 宇宙は何も知らない」(同、204頁)
殺されることを知って死ぬことや、 強者によって殺されることを知って死ぬことが、 どうして死ぬ者を尊くするのだろうか。 自己意識ないし自覚を持つことが、 それほど素晴しいことなのだろうか。
(いや、まあ、なんとなく素晴らしい気もするけど)
中央食堂でチーズケーキ(市販のカップのやつ)と200mlの牛乳パックを購入。 食堂の席でチーズケーキを食べながら、 ようやくゴーティエ第二章を読み終える。まずい (チーズケーキが、ではない)。 今日中に第六章まで読まねばならんのだが。
しかし、 「価値は、……、それが選好の尺度であることから主観的であり、 それが個人的選好の尺度であることから相対的である。 善いものは窮極的にはそれが選好されているから善いのであり、 それを選好する人々の……観点からみて善いものとされるのである」 (翻訳、77頁)ということを言うために何ページかかったのか。 話が全然進まない。
そういえば、二週連続でビジネス英語を録音しそこねた。 日曜にまとめて録音しようとするのは危険である。
いったん下宿に戻る。 途中、某所でカレールーその他と電池(1610円)、 某ギター屋でギター弦(630円)を購入。 水道代も払う(2250円)。
風呂に入ってからまた大学へ。
某所で餃子定食(680円)。 それから少しゲーセンに寄り(450円)、 某所で買物(100円)。
某コンビニで買物(561円)したのちに、ふたたび大学へ。 これから勉強っす。
ああ、そういえばパーフィットも囚人のジレンマについて何か言ってるんだなあ。 しかし、つまらなさそうなので読む気にならない。 ゴーティエの本が(おれにとって)おもしろくないのは、 ゴーティエの書きぶりが退屈だから、 という原因だけではなく、 合理的選択というテーマがまだおれの興味を引かないから、 というところにも原因があるようだ。
う〜ん、ゴーティエの第三章、何が問題になっているのかまったく理解できん。 難しいよう。
一応、第三章を読み終える。しかし半分も理解していない。まいった。
『蒼天航路』のワナにはまる。第2巻から第5巻まで。 それからソファで4時間ほど眠る。ああ。勉強勉強。
どうも「均衡状態」がまだ理解できていないようだ。 「もしある(期待)結果が行為者たちがそれぞれ戦略をとったことの所産であり、 しかも他の人々により選択された戦略を所与の前提とした場合に各人の戦略が 当の戦略を選択する当人の期待効用を極大化しているならば、 そしてこのときに限り当の結果は均衡状態にある、 あるいは均衡した結果である。 もっと簡単に次のように言えるだろう。 つまり、ある結果が均衡状態にあるのは、 それが相互に各人の効用を極大化しあう複数の戦略の所産であるときであり、 このようなときに限られるということである」(翻訳、86頁) う〜ん、よくわからん。
とにかく経済学の用語の流用が多くて困る。 いや、まあ、倫理学をよりよく理解するためには、 経済学も勉強しなきゃなんないんだろうけど。 しかし、もうちょっと丁寧に説明してくれてもよさそうなものだが。
NF古本市に行くが、目ぼしいものはなし。
まだゴティエは第四章の途中までしか読んでいないが、 ライブの時間が近づいてきたのでもう行かねば。 ああ。まいるなあ。
ライブ終わり。
某先輩に囚人のジレンマの文献を教えていただく。感謝感激。
やっと第四章を読み終わった。わああ。ぜんぜんだめじゃんっ。
今日やったこと
某君とゴーティエの勉強中。うう。間に合わん。
某君はとりあえずいったん下宿に戻った。 おれはちょっとソファで寝るつもり。
どうしよう。終わらない。
ひい。もう9時。
某君が来るまで眠ってしまう。 マクドナルドで朝食を買ってきてくれる。感謝。 次回はぼくがごちそうします。
やばい。時間が。
とりあえず発表終わり。 時間的にも能力的にもうまくまとめることができないので、 「訳者あとがき」を利用して発表した。 ああ恥ずかしい。すっかり忘れてしまおう。
そういえば今日は某氏が、 研究室にいらしていた。 あまり変わりなく、元気そうだった。 3コマ目の授業にも出席されていた。
夕方、某喫茶店でサンデーとマガジンを読みながらピラフセットを食したあと、 いったん下宿へ。某所でガムを買う。
それから四条に行き映画をみる。
ようやく『マトリックス』を見る。
しばらく忙しかったから、
なかなか見られなかったのだ。
感想: おもしろいおもしろい。
SF的な物語も壮大でいいし、アクションも見ていて楽しい。
話が終わってない感じだったから、きっと2もあるんだろうな。
B+
某所でオムライスなど食したあと、 某コンビニに寄って大学へ。 コンビニで大学サークルの勧誘員らしき女性に「すいません、 大学一回生の方ですか」などと訊かれる。 いいえ違います、とぶっきらぼうに答えてしまったが、 「ええ、博士課程一回生ですけど」とか答えればよかった。
今日やったこと
モリニュクス問題って、 まだ実証的な解決はついてないのかな。
しんどいから下宿に戻って寝よう。IELTSの勉強もせねば。
下宿で半日寝てしまう。起きたら夕方。ひええ。
京都市議会の実況中継をテレビで少し見る。 そろそろ市長選があるらしい。誰に投票すべきなのか。
下宿を出て某喫茶店へ。カレーセット。チャンピオン、プレイボーイ。
勉強せねばならないのだが、脱力感がはなはだしい。温泉に行きたい。
(以下、いいかげんな記述なので正確な情報はブリティッシュカウンシルから 得てください)
IELTSは、International English Language Testing Systemの略で、 英語を母国語としない人が、 英国の息のかかった国々で高等教育を受けるさいに必要とされるテストです。 また、 オーストラリアやニュージーランドへ移住したい人も受ける必要があるそうです。 お近くのブリティッシュカウンシルにて受験できます。 受験料は2万円です。テスト結果は約3週間後にお手元に届きます。
テストは、四つのパートがあり、 リスニング、リーディング、ライティング、 スピーキングに分かれます。 このうち、リーディングとライティングに関しては、 アカデミックのものとジェネラルトレイニングのものの二つに分かれます。 大学(院)での勉強を希望している人は、ふつうアカデミックの方を受けます。 なお、1999年から試験的にコンピュータによるリスニング、 リーディングおよびライティングも 一部のテスト会場で実施されているそうです。
リスニングは30分40問。4セクションに分かれ、 最初の2セクションでは2人の会話、 あとの2セクションでは最高4人の会話を聴くことになります。 会話は一度だけ放送されます。 放送後10分間、答を回答用紙にうつす時間が与えられます。
リーディングは60分40問。3つの文章を読まされます。 いくつかの専門用語には説明がつきます。
ライティングは60分。二つの課題が出され、 一つ目の課題(約150語で作文)に20分、 二つ目の課題(約250語で作文)に40分の時間を費すのがお勧めだそうです。 第一の課題は、図表あるいはグラフに関するレポートを書くというものです。 第二の課題は、ある主張に対して説得力のある賛成意見、反対意見を書く、 というものです。
スピーキングは10分から15分。 5セクションに分かれます。
面接はすべて録音されます。
なお、テストは各パートごとに9段階で評価され、 それらに基づいて9段階の総合評価がなされます。
ちなみに、 もう一度テストを受けたい場合は最低3ヶ月待たなければなりません。
うひゃー。これは大変だ。大変です。とくにスピーキング。 やばいっす。やばいっす。 なんであんたは三日前になるまで準備しないのっ。ばかばかばか。 脱力してる場合ですかっ。
目標7.5。がんばれ。
リーディングのテストをやってみた。40問中25問。 だめだだめだだめだ。
ライティングをやってみる。自己嫌悪。だめだだめだだめだ。 段落分けをきちんとやること。接続詞を使うこと。
あ〜。やばいやばいやばい。
昨夜はコンビニでモーニングやミカンなどを買って下宿に戻り、 下宿でお米を炊いてカレーを食べる。レトルトのやつ。
IELTSの勉強をすべきだったのだが、 科哲の予習をしたら力尽きてしまい、 11時ごろまで寝る。
風呂に入り、洗濯物を干してから大学へ。 そういえば、ソファベッドもカビの脅威にさらされている。 床が板なのが悪いのか。とにかく何か対策を講じねば。
スクラーの授業に出席。 説明がかなりしどろもどろになってしまった。 要点をうまくまとめるのはむずかしい。 もっと準備してかからねば。 反省。課題出る。
生命倫理学勉強会に出席。 今日はエイズの話。 HIV検査の問題、 HIV陽性の人の性交を法的に禁じるべきかという問題、 HIV陽性の患者の治療を医者は断わることが許されるかという問題など。 今ひとつ盛り上がらず。
さて、下宿に戻ってIELTSの勉強をせねば。
今日やったこと
昨夜は某所で焼きそばその他を食べたあと、 下宿に戻って早々に寝た。また半日寝てしまう。 勉強するつもりだったのに。ばかばかばか。
お昼すぎに起きて大学へ。某所でチーズカレー。
大学に来て各所にメイル。二時間ぐらいメイルを書いていた。 ばかばかばか。
ようやくIELTSの勉強を再開。リーディング30/43。むずかしい。 センター試験やTOEFLなんかと比べると選択肢がかなり微妙で、 「どっちでもいいじゃないか」と思って選ぶと間違えることが多い。 選択肢にも問題があるような気がするが、 文句を言っても仕方がないので、 微妙な違いを見分ける眼力を身につけるべし。
ちなみに、本を買ったり借りたさいに、
のようにいちいち書いているのには、いくつか目的があって、 (1)買った本、借りた本の記録のため、 (2)あとで簡単に引用できるようにするため、 の他に、 (3)あとでデータベース化する可能性を考えて、 というのもある。
データベース化する可能性があるのか、 ということはさて置いといて、 データベース化が容易にできるように、 フィールドの間に読点などを忘れずに入れるようにしている。 ただ、翻訳書の場合に訳者名も書くと普段よりもフィールドが一つ増えるので、 データベースを作るときにそれが問題になる気がする。 ま、たぶんなんとかなるだろう。
あああ。ライティングの練習もスピーキングの練習もしないと。 ライティングのポイントは、
などなどらしい。当たりまえなんだけどこれが難しい。がんばれ。
日本語にしろ英語にしろ、もっと文章修行を積まないとなあ。 どうしたらいいんだろう。
某所でさんま焼定食。ビッグコミックオリジナルを2週間分。
総理府の世論調査によると、死刑に賛成する人が79%で、 5年前の調査から5.5%上がったらしい。 もっとも、この世論調査は、死刑廃止論者たちに言わせると、 質問の仕方にバイアスがかかっているそうな。 今回そのあたりは改善されたんだろうか。 そのうちまた調べてみよう。
リーディングをもう一回分やってみた。32/40。 やはりどちらでもよさそうな選択肢にひっかかってしまう。 むずかしい。
リスニングとスピーキングもやらねば。
IELTSの試験。実はまだ面接が残っている。 順番がかなりあとになったらしく、まだ面接まで2時間ほどある。
昨夜は下宿でリスニングとスピーキングの練習。 どちらもそれほどやらなかったが。
風呂に入り、3時間ほど寝てから会場のブリティッシュカウンシルへ。 受験者はいくつかの小教室に分かれて受験。 リスニングはまあまあ (最後の方は難しかった)。 リーディングはよくできたと思う。 最後の問題はカールポポー、じゃない、カールポパーの 仮説演繹法の話だった。
恐れていたライティングも、一応最後まで書けた。 二つ目の問題は 「機械翻訳の水準が高くなれば子供が外国語を学ぶ必要はなくなると思うか」 というもので、 「機械翻訳は人間ほど優れた翻訳をするようにはならないし、 たとえそうなったとしても、 計算機ができたからといって子供が数学を学ぶ必要がなくならないのと同様に、 外国語を学ぶ必要もなくならない」という主旨のことを書いた。
あれ、おれは機械翻訳推進派だったのでは? ああ、まず「たとえそうなったとしても、 計算機ができたからといって子供が数学を学ぶ必要がなくならないのと同様に、 外国語を学ぶ必要もなくならない」の方を先に思いついたから、 話におもしろくするために(というか、段落分けをするために) 「機械翻訳は人間ほど優れた翻訳をするようにはならない」 という主張も加えたんだった。
ま、翻訳するときに人間の頭でやってることが分析できれば、 そのうち高水準の機械翻訳も可能になると思うんだけど。
それから某所でお昼。カレーパンセット。 実は某所に入るのは初めて。カレーパンセットというから、 カレーパンが出てくるのかと思いきや、 カレーの入った皿と白いパンが別々に出てきたのであった。 ちょっとミスリーディングだと思うなあ。 いや、いちおうメニューに写真があったんだけど。
ああ。日記を書いてる場合じゃない。面接の練習しなきゃ。
しかし総合評価7.5は厳しそうだなあ。
研究室のソファでうとうとしていたら某先輩がやってこられる。
スピーキング(面接)終わり。 なんとか間はもたせることができたが、 やはり総合評価を下げたことはうたがいがない。
女性の面接官で、おれの書いたプロフィールに基づき、 京都のこと、京都大学のこと、 ベンタムのことなどを質問された。 「大学の教授になりたいなんて言ってるけど、 社会に貢献する気はあるの」とか訊かれたり。 ごもっとも。
しゃべりたいことがあっても、 話が少し複雑になると、 どうしてもとぎれとぎれになってしまう。 やっぱり日頃から英語で会話する必要があるな。 なんとか機会を作らねば。 これからは研究室のみんなに英語で話しかけようか:-)
研究室に戻ってきてまたいろいろメイル。 ああ。やらねばならないことがたくさんあるなあ。 IELTSが終わったらヒマになるかと思っていたが、 ぜんぜんヒマにならないぞ。 どうなってるんだ。責任者を出せっ。
[CANON IX-4015] ちょっと英文を電子テキスト化しようと思って 研究室のスキャナを使うとハングアップする。 しかたないのでシステムを見てみるとドライバを更新せよと書いてある。 しかたないのでドライバを探すが見つからないのでgooで キャノンのサイトに行くとうまい具合に見つかったのでダウンロードして 展開したファイルを起動してコンピュータを再起動する。 それでもうまくいかないのでいろいろいじっていると、 TWAINではなくASPI設定にしたら不思議と動いた。 よくわからんが動いてるのでそっとしておこう。
疲れた。もうどっかでご飯食べて下宿に戻ろう。
今日やったこと
八木紀一郎の『経済思想』(日経文庫、1993年)はわかりやすい。 あれ、この人は京大の先生なのか。一度授業を聴きにいくべきだな。 根井雅弘編の『経済学88物語』(新書館、1997年)も、 経済学の代表的な人物と代表作がわかっておもしろい。 ブキャナンの『自由の限界 (自由の条件)』というのもおもしろそうなので、 そのうち手に入れて読もう。
この本をみると、ハイエクやハルサーニやアロー、ナッシュなど、 みんなノーベル経済学賞をとっていることがわかる。 最近ではセンもノーベル賞をとった。ロールズはまだだ。 ヘアはきっともらえないだろう。 シンガーがもらったら暴動が起きてしまう。
どうやら倫理学者が手っ取りばやくノーベル賞を取るには、 ゲーム理論における革新を行なうか、 平和活動に従事するしかなさそうだ。 (あるいは文学という手もあるが)
しかし、なぜ文学や経済学にノーベル賞があって、 哲学や倫理学にはないのだ? 「世界平和」にだってノーベル賞はあるのに? (いや、まあ、法学にも史学にもないんだけど)
ま、それはそれとして、 スティグリッツの『スティグリッツ 入門経済学』 (藪下史郎他訳、東洋経済新報社、1994年) もたいへんわかりやすい入門書。例が豊富でよい。 公共財、外部性(外部経済)、ただ乗りなどの倫理学的にも重要な用語も わかりやすく説明してある。
これらの本をみると、 最近の倫理学と経済学がずいぶん接近していることがわかる。 ゴーティエにせよハルサーニにせよ、 経済学の考え方で道徳を説明しようとしている。 具体的に言えば、 「自己利益の最大化を目論む各個人にとって、 道徳のルールを守ることは理に適っているといえるか」 という問いに対して、 効用、アローの不可能性定理、効用の個人間比較、パレート最適、 ゲーム理論、マキシミン原理、公共財、 等々の経済学用語を用いて答えようと試みている。
もちろんこのような経済学-倫理学(economico-ethical)アプローチは 今にはじまったわけではなく、 市場と道徳を結びつける考え方はマンデヴィルやスミス以来、 伝統的な道徳理解の一つになっているといえる。 ただ、まだ経済学と倫理学が未分化だった頃に比べて、 今日の経済学-倫理学アプローチにおいては、 純粋に経済活動を説明するために作りだされた諸概念が、 道徳を説明するために流用されていると言えると思う。
倫理学に先んじて「科学」になった経済学の考えを用いて、 道徳を解明しようという試みはおもしろいし、 もっと勉強しないといけないのだが、 ほんとにこのアプローチでいいのだろうか。 経済学の諸概念を借りてくることによって 道徳の問題も解決されるのだろうか。 なんか、他の人のために仕立てられたスーツを着ているような、 居心地の悪い感じがあるのだが。
ま、いずれにせよ、 「経済学と倫理学はどの点で共通で、どの点で異なるか」 という問いはちゃんと考えなくちゃな。 (あ、またいいかげんなまとめをしてしまった)
朝ゴミを出してから二度寝して、12時すぎに起きる。 ヘーゲルの授業に出る。今日で最後。
それから、元セブンで古本市がやっているというので、 行ってみたがあまり安くないので何も買わず。 某喫茶店でピラフセット。朝日新聞。 マネジド・ケアという言葉を学ぶ。
これは、 保険料の高騰を緩和するために米国で行なわれているやり方で、 医師による治療の仕方を保険会社の方で指定するんだそうだ。 それによって無駄な薬や治療が行なわれて保険料がかさむのを抑えるのが目的だが、 高価な薬を患者に処方することができなくなる、という問題点もあるらしい。
それから大学に来てメイルを書いたり読んだり。 最近やたらとメイルに時間を取られている。
昨夜は某コンビニで買物をし、 某ビデオ屋で2本ほどビデオを借りてから下宿へ。 一本はモンティパイソン、もう一本はたしか『ヨーロッパ』とかいう映画。 ビデオを借りるのは久しぶり。
下宿でごはんを炊いてレトルトのシーフードカレー。 部屋にある経済学の本を数冊読んでから寝た。
昨夜は帰りに某所で本を買いこんだ。 今週はジャンプは発売されないようだ。
倫理学史読書会の準備とBMORの準備をして12時すぎに就寝。 午前中に起きる。
某所で買物。悩んだあげく、マフラーだけ購入。 銀行で国民健康保険の振込み。
そういえば、某クレジット会社から請求書が来ていた。 開けてみると、とても口に出していえない金額を、 12月上旬に払えと書いてある。ひい。 イギリスで使ったお金や、2回分のGREの振込みなどの請求だ。 わあ。やばい。イギリスのやつは1月振込みだと思ってたのに。 神様どうしましょう。
それにしてもクレジットカードって恐ろしいな。 このようなカードはおれにはまだ身分不相応なのか。
3コマ目の授業に10分遅刻して出席。すぐ終わる。 中央食堂でサンドイッチと野菜ジュースを購入して研究室へ。
とにかく倹約しなきゃ。
4コマ目、某君による討議倫理。残念ながらほとんど理解できず。
6時から倫理学史読書会。グロティウス、ホッブズ(途中)。
読書会後、某所にてスパゲティ。
コンビニで買物してから再び研究室へ。眠い。
今日やったこと