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KODAMA'S (NEW) WORLD

ユダヤ人差別を論じたものがほとんどすべてだめなのは、 その筆者が自分だけはそんなものとは無縁だと心の中できめてかかるからである。

---オーウェル

政治の目的は不幸になる人を最小化する「最小不幸社会」の実現にある。

---菅直人、元民主党代表


昨日 / 明日 / 2016年9月 / 最新 / はてな

この日の出来事


17/Sep/2016 (Saturday)

ブリストル出張、映画など

早起きしてシャワー、朝食。タクシーで京都駅へ。 はるかで関空。ちょっとラウンジで一服し、 家族とFaceTimeをしてから搭乗。

機内にて1

機体の整備が必要とかで、出発が1時間ほど遅れる。お昼前に無事に出発。発 表の準備をしなければならないが、映画を見てしまう。

『Insurgent』。『ダイバージェント』の続編。展開がつまらなさそうだった ので15分ほどでやめる。賢明な選択だったと思う。

『Lucy』リュック・ベッソン監督、スカーレット・ヨハンセン、モーガン・フ リーマン他。合成ドラッグによって「普段は10%しか使えていない脳」を最終 的に100%まで使えるようになった主人公ルーシーが、ある意味、神になるまで を描く。その話自体は眉唾であれだが、香港マフィア映画的要素が強く、暴力 的なところが最大の見所だろう。映像も美しい。主人公はどんどん人を殺すよ うになり、社会秩序も無視するようになるところを見ると、認知的にエンハン スされても、道徳的にはエンハンスされないようだ。B

ベジタリアンミール。機内が少し寒いせいかトイレが近い。通路側に席を取っ てよかった。

機内にて2

まだ映画を見ている。

『The Day After Tomorrow』地球温暖化でむしろ氷河期が来るという設定で、 世界の(特に米国の)カタストロフィを描いた映画。おもしろかった。みなが 持っているのが携帯電話だったり、ゴアのような大統領が出てきたりして時代 を感じさせる。ちょっと説教くさい部分もあるが、ハリウッドらしい作りで楽 しめた。日本のシーンはいかにもセットらしくてすごい。2004年の映画。B

機内にて3

もう一本見た。アイスクリーム。

『NINA』。ニーナシモーンの話。全盛期を過ぎてからの彼女とそのマネージャー の関係を中心に描いた作品。スターではあるものの黒人かつ女性という社会的 に弱い立場にある彼女がもつ、「恐怖からの自由」というテーマが一つのモチー フになっている。音楽はよいが映画的にはまあまあか。B-

機内にて4

少し寝てもう一本映画。搭乗時間が10時間以上あると何本見ても着かないな。

『マネーモンスター』。ジョディフォスター監督、ジョージクルーニー、ジュ リアロバーツ主演。市場の話を面白おかしく話すテレビ番組の司会者が生中継 のまま人質にされ、コンピュータグリッチとされていた株価の暴落の原因を調 べていくうちに、実は人為的操作だったことが明らかになる、という話だが、 全体的にはウォール・ストリート批判になっている。しかし、ハリウッドの良 心的左翼がこういう映画を作っても、株式市場は今日も続く。ということを考 えさせられるが、迫真の演技で見応えがあった。B+

夕食のベジタリアンミール。それなり。日本時間で夜中のため、少しお腹が減っ ているとはいえ、全部食べるのは苦しい。

そのあと、心理的障壁を克服して、ようやく報告の準備に着手。MBAを出すの はめんどうなので、以前作った報告書を読む作業。この報告書はけっこうよく できているな。

もうすぐ着陸だそうだ。急いでトランジットを済まさないと。

夕方

スキポール空港では同じ飛行機だった某氏と一緒に移動。休む間も無く次の飛 行機に搭乗。

ブリストル行きの飛行機ではよく寝る。夕方に到着。某先生ら一家とも 合流してシャトルバスで市内へ。そこからタクシーでホテル。

夜、某氏と夕食と買い物がてらでかける。センズベリーで少し買い物をし、 結局ホテルに隣接したパブで夕食。フィッシュアンドチップスを頼んだところ、 ウェイトレスの間違いでフィッシュのリゾットが注文されてしまったとかで、 食事がただになる。

夜中、部屋に戻って前回出張時のLebaraのSIMカードを試してみるが、 動かず。あきらめて寝る。


17/Sep/2013 (Tuesday/mardi/Dienstag)

某編集作業、某会議など

定時起床。髭剃り、ゴミ出し、朝食、朝刊。娘が久しぶりに保育園へ。朝は涼 しいが、昼はそれなりに暑い。

朝、大学に行き、某編集作業の続き。著者らにメールする作業。お昼、某支部 会議。いろいろ勉強になる。

お昼すぎ、購買部のサンドイッチを食べながら某翻訳作業。それからまた某編 集作業の続き。一件、情報ネットワーク関連で問題発生。

夕方、少しセンの勉強。それから某病院にて某会議。3時間ぶっ続けで疲弊する。 今日はよく働いた。

夜中、帰宅して夕食。娘を寝かしつけてから真夜中に風呂。月がきれい。

某妻がVAIO Pro 11を買ったようだ。


17/Sep/2012 (Monday/lundi/Montag)

某研究倫理セミナー2日目、b-mobileSIM

定時起床。シャワー。

朝、まっすぐ大学に行き、夕方まで某セミナーの手伝い。それほどやることは なかったが、ファシリテーターの仕事など。内職で某氏の本を読んだり。

夜、打ち上げに出席してから帰宅。娘を風呂に入れる。

某妻に頼んで買ってもらってきたイオン専用のb-mobileSIMが届く。月額980円 のプランXAという低速のやつだが、もうすぐちょっとスピードが上がるのと、 Turbo Chargeという一時的に高速化できるサービスがあるのでちょっと試して みることにした。


17/Sep/2011 (Saturday/samedi/Sonnabend)

夜明け前に起きて朝食をとり、急いでパックアップを終わらせる。 無事にチェックアウトし(ネット代が高かった)、 夜が明けるころにタクシーに乗って空港へ。 無事に2時間以上前に着く。娘は寝たり起きたり。

イミグレを通ってから買い物。 免税店でついにiPad2を買う。白の32GBでWifiなしのモデル。風呂のふたも買う。 少し節約できた気もするが、お金を使い切ろうと他にもいろいろ買ったので 結局は無駄遣い。もったいない。今回はホテルも結構良い値段だったし、 かなりお金を使ってしまった気がする。帰ったら節約しよう。

飛行機は無事に出発。離陸時にはよく寝ていたので覚えていない。 シドニーは乾燥していたので、肌が荒れている。 気をつけないといけない。娘はときどき泣き、ときどき寝ている。 ミルクを作ってもらって飲ませたらよく寝始めた。 (行きの飛行機ではミルクを作るように客室添乗員に頼んだら適温まで 冷やしてくれたが、帰りの飛行機では熱いまま出してきた。)

機内では少し勉強し、少し寝た。子どもがいると映画を見るのはほぼ不可能。 夕方に無事に成田に到着。湿度がすごい。

日暮里からタクシーで帰宅。娘の世話をしたり、iPad2の設定をしたり、 夕食を食べたり、娘を風呂に入れたり。あっという真夜中になる。 体調を崩さないように、さっさと寝よう。

今回の旅行で感じたこと。 シドニーはQOLが高い。食事はそれなりにおいしいし、 自然も美しい(とくに海が近いのがよい)。人もそれなりに親切。 ホテルもまあまあの値段でまあまあのサービス。 子連れにも比較的やさしい街。たしかに地下鉄がなく、 もっぱらバスで移動というのは不便だが、長く住めそうな街だ。 (不動産は相当高いらしいが) 某先生のおかげで、オーストラリアの哲学シーンについてもいろいろ わかったので、今回は充実した旅行になった。

あれ、ちょうど一年前の今日、iPadを買っているな…。


17/Sep/2010 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中

定時起床。シャワー、朝食。

定時出勤、と思ったら、自転車がパンクして一旦家に戻ってくることに。しくしく。 地下鉄で再度出勤。途中で某先生に偶然お会いし、 『正義論』が11月に出るよと教えられる。

午前中は雑用。お昼は某ランチョン・セミナー。 Eggsploitationという先日購入した卵子売買についてのDVDを観る。

お昼すぎに少し雑用をしたあと、お台場に移動。 新橋からゆりかもめに乗るつもりが、なぜか間違って浜松町から 東京モノレールに乗ってしまい、なかなか目的地に着かなかった。 途中でハンカチも落としたみたいだし、今日はついていない。

昼下がりから夕方まで、某所で某先生たちと猥褻文書・画像の調査研究。

夜、有楽町のイタめし屋で某先生たちと夕食。楽しくビールとワインを飲む。

そのあと、ついつい立寄った某大型電器屋で、寄った勢いでiPad wifi 32GBを 購入してしまう。帰宅して逃避的に設定にはまる。いかん、発表の準備をせねば。


17/Sep/2009 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

定時起床。ゴミ出し、髭剃り、朝食。

定時出勤(少し早め)。快晴。さて、仕事仕事。

真夜中

あっという間に真夜中。午前中は雑用と、某相談の下準備。

お昼、某ランチョン・セミナー。某院生が英語で発表してくれる。 英語の発表は初めてだったそうだ。さんくす。

お昼すぎから夕方まで、某先生らと某相談。

夕方、SFTP関係について、某氏に相談。いろいろ教わる。勉強不足

そのあと、某氏来訪。しばらく相談。よい知らせ一件。

夜、某外国人、某院生らと水道橋のイタメシ屋で夕食。某妻、某氏らも合流。 ワイン。いろいろ気を遣う。

夜中、東京ドームのあたりを散歩してから地下鉄で帰宅。新聞。 Wiiで少し汗を流して、シャワー(すでに日課になっている)。もう寝よう。


17/Sep/2008 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

定時起床。ゴミ出し、シャワー、朝食、朝刊。

今日はミーティングが続く日。節電モードで行こう。

真夜中

朝、定時出勤(シャツにアイロンをかけてたら少し遅刻)。午前中は某勉強会。

お昼は某氏と。さんま塩焼定食。

お昼すぎから昼下がりまで某会議。書記。

夕方、某ミーティング。ようやく引越し後の部屋が決まる。

そのあと、某院生の発表について少しコメント。

夜、某先生らとさらにミーティング。今後についていろいろ。

いつもより遅めに帰宅。夕食。 夕刊を読んでから食器を洗い、 二階の勉強部屋で書記の仕事の続き。 それから某単著作業などを少し。もう寝なければ。


17/Sep/2007 (Monday/lundi/Montag)

夜中

敬老の日。祝日だが、某Bentham研をこの日に入れてしまったので、 早起きして(喫茶店で朝刊を読み)大学へ。

少し研究室のダンボールを開けてベンタム関係の本を棚に出したあと、 お昼前から研究会。お昼はパンで済ませる。 今日はダンボールを6個ほど空けた。あと20箱。

午後も研究会。功利主義と宗教、功利主義と法実証主義、 功利主義と民主主義、功利主義と食倫理などなど、いろいろと勉強になる。

夕方から飲み会。祝日は居酒屋がほとんど休みで困ったが、 某スタバの下の店が開いていた。歓談。ビールその他。 本三の駅前で二次会をして、少し早目に帰宅。

誰にも気付かれないように気を使ったせいか、疲れた。 眠い。


17/Sep/2006 (Sunday/dimanche/Sonntag)

今朝も夜明け前に起き、少し翻訳をしたあと、プールで泳ぐ。健康的。

今日のこと。


17/Sep/2005 (Saturday/samedi/Sonnabend)

昼下がり

お昼すぎまで寝てしまう。ひさしぶりにサンテラスの窓を開けてみる。 しばらく窓をあんまり開けていなかったので、 開けるとなんだか昔の匂いがする。 この匂いは、去年か、二三年前の感じだな。

以前にも書いた気がするが、 どうもオレは(「オレ」ってひさしぶりに使ったな。 なんだか恥ずかしい)記憶力が悪く、 過去のことは都合良くほとんど忘れていることが多い。 ただ、匂いによってある時期の雰囲気がなつかしく思い出されるときがある。 まあ、どうでもいいことだがメモ。

ジョニ・ミッチェルの訳詞(2003)は、 `it's ... illusion that I recall'の部分が 強調構文であることに気付かなかったので、誤訳がある (以前メールで指摘してもらった)。 直したのはこっち。 ジョニ・ミッチェルとキャロル・キングは偉大だ。

2004年は、 デジカメの修理をしてもらったようで、 やはりこの頃は修理が気になる時期(?)のようだ。 あるいはモノが壊れる時期か。 「右の足首を痛めた」という記述も気になる。 ひょっとして右の足首を痛めやすいのかな。

夕方

某スタバで新聞。本日のコーヒー(ケニヤ)がおいしかったので2杯。

研究室に来てみると、 民主党代表は2票差で前原誠司に決まったそうだ。43歳。今後どうなるか。

ちょっと大学で勉強中。文献整理がまだ終わらん。

メモ。ある人と別の人を異なったように扱うのが正当化されるのは、 二人のあいだに道徳的に重要な違いがある場合のみ(公平性)。 ある事例と別の事例を異なったように扱うのが正当化されるのは、 二つの事例のあいだに道徳的に重要な違いがある場合のみ(一貫性)。 両方とも、結局、 「道徳的に重要な違いがなければ、 同じように扱わなければおかしい(恣意的だ、不合理だ)」 という発想に基いている。 さて、道徳的に重要な違いとは具体的にどのようなものか。それが問題だ。

夜中

夜、兄夫婦が本三まで遊びに来てくれたので、 スペイン料理屋で2時間ほど食事。サングリアとワイン。 いかすみパエリアなど。 クリーム・ブリュレ(正確にはスペイン風プリン)のにおいが何かに似ている という話になったが、あれだ、 理科でやった炭酸水素ナトリウムと砂糖で作るカルメ焼だ、たぶん。

ちょうど新しい万歩計を先日買ったところだったので、 兄の奥さんにてくてくエンジェルを差し上げる。 食事が終わってから兄夫婦を本三で見送って帰宅。 さっそく新しい万歩計(タニタのpopoloというやつ)を起動させてみる。 散歩ついでに買物に行くか。

勉強しないとやばい。

真夜中

湯島の某ディスカウントストアまで歩いていき、買物。 シャンプーとリンスとか。

そういえば、兄夫婦と夕食を食べているときに冬のソナタの「チェ・ジウ」 という名前が出て、誰か知らないので「監督?」と尋ねたら、 「そんなことを言うのは100人に1人もいない」と笑われた。 やっぱりみんな知ってるんだろうか。っていうか、冬のソナタ、 まだ一度も見たことがないんだけど…。

心優しき人は、18人に増えた。さんくす。

真夜中2

しばらく公衆衛生倫理の勉強。あともうちょい。 しかし、文献の整理が済んだら、火曜の発表の準備をしないと。やばい。

今日のニュース


17/Sep/2004 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中 (午前)

昨日は夕方から某授業に参加。終末期医療の倫理。 夜は某飲み会。いろいろ歓談。少しビール飲む。

それから研究室に戻って『戦場のピアニスト』 を観る。人間の尊厳について考えたり、 なぜ繰り返しナチス時代の映画を作るんだろうと考えたり。 やはり、そこに「美しい何か」(友情、愛情、その他)があるんだろうか。 よくできた映画だがちょっと長い。 真ん中あたりは省略できたんじゃないかと思う。 B。

眠いのでそれから帰宅。どうも右目の視力が落ちている気がする。

昼下がり

朝遅くに起きて、神田の某オリンパスのサービスステーションへ。 時間も時間だったのか、サービスステーションはガラガラで、 しかも故障の程度が低かったため、すぐに直してもらえる。 200円も払わなかった。感謝。

それから大学に戻ってきて某氏と蕎麦。某買物も済ませる。

「声変わり」は英語で`voice breaking'という。今日知った。

夕方

某氏が誕生日だったのでケーキを買って祝う。

眠い。〆切が。

そういえば、先日から汗のにおいが微妙に変わってきている気がする。 中年化したのか、なんなのか。 洗濯用の洗剤を変えたので、その可能性もあるが。 どうも気になるので、 消臭剤でも買うか。

某用語集の原稿を出版社にメールで送り、 その他雑用も済ませて、ジムへ。 かかとをつけずに2キロほど走ってみる(あとで右の足首が痛くなった)。 筋トレも少し。

そういえば、ジムの人が覚えていてくれて、 自転車の鍵が見つかった。 デジカメも直って良いことが続くなと思っていたら、 今度はMP3プレーヤーのリモコンが使えなくなった。つかん。 iPod miniでも買ってみるか(手に入ればの話だが)。

研究室に戻ってくると、 メインに使っているデスクトップがネットにつながらなくなっている。 明後日の停電に備えてルータを落したとかそんなのだろう。 なぜか無線LANはつながるので、週末はこちらで仕事をするか。

くりかえしになるが、消臭剤を買おう。

真夜中

上野御徒町まで歩いて行き、繁華街にある居酒屋で夕食。 芋焼酎を飲んで少し酔う。 わらさ(稚鰤)という言葉を覚える。 出世魚で鰤に昇進するんだそうだ。


17/Sep/2003 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

早朝

早寝早起き。シャワー、洗濯、朝食。

さて、今日も勉強がんばろう。

お昼すぎ

午前中は某ドトールで新聞、マッキー。

先日の試写会で見た映画の中で、 エマ・トンプソンの名演技の後でかかっていたジョニ・ミッチェルの歌が 忘れられないので、ちょっと訳しておいた。 日本語タイトルは「青春の光と影」というそうだ。

Both Sides, Now

重なりあっては流れる天使の髪
空に浮かぶアイスクリームのお城
羽毛でできた峡谷がいっぱい
そんな風に雲を見てきた

けど今では雲は太陽をさえぎるだけ
人びとの上に雨と雪を降らせる
もっとたくさんのことをしたかったのに
雲に邪魔をされてしまった

わたしは雲をどちら側からも見た
上からも下からも
だけどどうやら、それは雲の幻想だったみたい
わたしは思い出した
ほんとは雲のことをちっとも知らないって

お月さまと六月と観覧車
くるくる踊って目の回る感じ
夢物語がすべて現実になるような
そんな風に愛を見てきた

だけど今では愛もただのお芝居にすぎない
退場するときは笑いものにされる
もし本気なら、知られないように注意して
気持ちを隠しておくことよ

わたしは愛をどちら側からも見た
与える側からも受けとる側からも
だけどどうやら、それは愛の幻想だったみたい
わたしは思い出した
ほんとは愛のことをちっとも知らないって

涙を流したり恐れを抱いたり誇りに思ったり
大きな声で「愛してる」と言ったり
夢と計画とサーカスの観客
そんな風に人生を見てきた

だけど今では昔の友人の態度が変わり
頭を横に振ってこう言う
きみは変わったね、って
そうね、たしかに何かを失なったわ
けど代わりに何かを手に入れたのよ
毎日の生活の中でね

わたしは人生をどちら側からも見た
勝つ側からも負ける側からも
だけどどうやら、それは人生の幻想だったみたい
わたしは思い出した
ほんとは人生のことをちっとも知らないって

わたしは人生をどちら側からも見た
勝つ側からも負ける側からも
だけどどうやら、それは人生の幻想だったみたい
わたしは思い出した
ほんとは人生のことをちっとも知らないって

---Joni Mitchell

夕方

ちょっと寝てた。 これからまた勉強すべし。

夜中

某スタバで勉強。ノートパソコンの電源を忘れたので、 バッテリが切れたところで戻ってくる。買物をしてから帰宅。

真夜中

遅い夜ごはんは、海親子丼。

勉強するつもりが…。


17/Sep/2002 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中 (午前)

眠いが、昨日はほとんど勉強していないので、すこし本を読む。

ユダヤ人差別を論じたものがほとんどすべてだめなのは、 その筆者が自分だけはそんなものとは無縁だと心の中できめてかかるからである。

---オーウェル

傍観者としてではなく、当事者としての問題意識を持つことの大切さ。 自分の中の偏見を問題にしなければならない。

過去の思想を現代のわれわれの言葉だけを用いて記述するのは避ける必要がある。 過去の思想はその思想を産みだした人々が把握していた知的、社会的、政治的、 宗教的な文脈に位置づけられるべきであるだけでなく、 彼ら自身が実際に使っていたか、もしくは使ったであろう語彙を用いて理解される べきである。 過去の思想をその思想を産みだした人々やそれを読んだ人々と同じように把握したい のであれば、その両方を心掛ける必要がある。

偉大な道徳哲学はいつも哲学それ自体の内部から生じた関心事に端を発する わけではない。それは個人的、社会的、政治的、宗教的な生活に関する深刻な問題 への取り組みから生まれてくる。 これらの問題状況は変化するので、過去の道徳哲学の議論だけでなく文脈をも 把握しなければ、道徳哲学の発展の歴史を十分に理解することはできない。 そのような問題状況の変化がどのように過去の思想家に影響を与えたかを知れば、 われわれは自分たちに影響を及ぼしている類似の考慮すべき事柄についても 明確になることができると思われる。 われわれが自分自身の中心問題だと考えているものの歴史性を自覚することにより、 他の仕方では得ることのできない批判的な足場が与えられる。

---J.B. Schneewind

思想史を学ぶことの重要性あるいは効用。 思想の背景を知ることは、その思想をよく知るために必要であるだけでなく、 現代の問題を批判的に理解するさいに必要な歴史性の自覚をも与えてくれる。

シュニーウィンドのThe Invention of Autonomy。 カントの思想を思想史的視点から解明しようとしている本(p. 3)。 西洋道徳思想においては、17世紀から18世紀にかけて、 服従の道徳から自律(自己支配)の道徳、すなわち正しいことは偉い人が教えてくれて それに従わなければ罰せられるから従うという「外在的な」道徳から、 正しいことは自分の理性で見つけられて罰が与えられなくてもそれに従う動機を 持っているという「内在的な」道徳へのシフトがあった。 この自律の道徳が現在の西洋自由主義思想(可能なかぎり他人の干渉を排除する) の源流になっている(pp. 4-5)。

18世紀以前の哲学者は服従の道徳(ie. 当時のキリスト教道徳) を改善しようと試みていたが、その中で生まれてきた解決策が、 18世紀の「自律の道徳哲学者たち」に素材を与えた。 18世紀末のリード、ベンタム、カントがこの新しい道徳哲学の最高峰 (ベンタムの思想は自己支配型道徳じゃないかもしれない)。 とくにカントの自律の概念(道徳法は自分で立法するからこそ従う動機を持つ)が重要 (pp. 5-6)。

服従の道徳から自律の道徳への推移の背景には宗教問題(宗教改革、宗教戦争など) がある。宗教では国内問題も国際問題も解決できないから、理性に頼ることになる。 宗教では意見が一致せえへんから理性なら一致させられるやろうちゅうこっちゃ。 宗教から理性へ権威が推移することは、 階層的な社会構造から平等な社会構造への転換をももたらす(p. 7)。

当時の自然科学が道徳哲学に及ぼした影響は大きいけど、 基本的には科学ではなく宗教問題が道徳哲学の転換をもたらした(p. 7)。

起きる。よく寝た気がする。

朝2

新聞、ヨーグルト。

外は霧。寒くなってきたので、長袖のシャツを買う必要があるかも。

お昼前

外に出ると、霧だと思ったものは小雨だった。すこし肌寒いが、 ウィンドブレーカーを着ると暑い。郵便局で年金を払い、 駅前の某喫茶店でブランチ。

「一罰百戒」という言葉は、一般予防の考え方を表すのかと思っていたが (実際そういう意味だが)、 他の人のみせしめのために軽い犯罪を重く罰するという含意もあるようだ。

そういえば、先週の金曜日に『AERA』を買った。企業内のメール検閲、 働く女性の育休問題など。

真夜中

お昼、某大学に行く。図書館には行かずに、購買部ですこし買物をし、 書籍部で本を買う。

それから近くのそば屋でそばを食べたあと、 スタバに行き本を読みながらウトウトする。

夕方に蒲田に戻ってくる。腹の調子が悪くなったので某イトーヨーカドーのトイレを 使わせてもらい、そのあと買物をしてから下宿に戻る。洗濯。

夜、池上に行き、某氏と寿司を食べながら歓談。うまい(B+)。

買ってきた本をざっと読むべきだが、眠いのでもう寝よう。

机に向かっている時間…5.5hr
今日の勉強時間…2.5hr
マルクス係数…0


17/Sep/2001 (Monday/lundi/Montag)

真夜中 (午前)

昨日の昼下がりに一応最後まで書き終える。約9000語。

そのあと散歩がてら某本屋に行き、買物。 科学関係の付属CD-ROM目当てに、コンピュータ雑誌も購入。

夜は文献や謝辞などの形式的な作業をしていたらあっという間に過ぎてしまった。 これからいったん寝たあと、明日のお昼まで校正をするつもり。

真夜中 (午後)

今日は早朝に起きて校正をしだしたが、あまりはかどらず、 あっという間にお昼になってしまう。 まだ改訂の余地はあったがさっさと提出した古本を漁りに行きたかったので、 お昼すぎに大学に行きプリントアウトし、 そのあと大学生協で製本してもらい、事務に提出した。

プリントアウトしたあとに、マージンの指定があったことに気づいたり、 以前に提出したエッセイを無断に使用してはならないという規定があることに 気づいたりしたが(self-plagiarismと呼ばれるらしい)、 面倒だしそれほど大きな違反にも当たらない程度なので両方とも目をつぶって 提出してしまった。まあ大丈夫だろう。

事務に行ったついでにピジョンホールを覗いたら、 三学期の終わりに提出した政治哲学のエッセイが返ってきていた。 Aをいただいたが、この先生は他の先生に比べるとちょっと評価が甘いようだ。 けっきょく、ベンタムのコースで出した3本のエッセイの評価はB-、B、B+で、 現代政治哲学はB+、A+、Aだった。 法哲学で出した唯一のエッセイはまだ返してもらっていない。 たぶん返してくれない気がする。

そのあと某図書館に本を返却したあと、古本屋に三軒寄って買物。 某倫理学研究室の人たちのおみやげ用の本も買う。

夜、別れを惜しんでくれた某友人と一緒にロンドン・アイに乗り、 そのあと中華街で晩餐。なぜかおごらされる。

寝不足でしんどいが、今夜は荷作り。


17/Sep/2000 (Sunday/dimanche/Sonntag)

I'm going to get a mobile soon, so I can connect my laptop to the Net. It's really a torture that I can't use the Net anytime I want.

I have to work on the Kanrin paper from tomorrow. It's not a holiday any more.


09/17/99 (Friday/vendredi/Freitag)

生きてます。念のため。


09/17/98(Thursday/jeudi/Donnerstag)

夕方

昨日は、某所で買物をしてから、昼下がりに下宿へ。 それから、 アンソニー・クイントンのUtilitarian Ethicsを読んで批判の文章を書く。 もしかしたらこれが論文の前書きあるいは一部になるかも。 いきあたりばったりだなあ。 しかし、人の批判をする文章を書くのは楽しい。 ベンタムの解説をしようとするからだめなんで (まだベンタム離れできていないからたいした批判ができない)、 どんどんベンタム研究者の解釈にけちをつけていけば良いのだ。

しばらく仮眠した後、夕ごはん。 うどん(失敗--薄すぎ)。 かぼちゃの煮付け(薄い)。 大根と昆布のサラダ(大失敗)。 等々。 今回の夕ごはんはずいぶんまずかった。うう。

真夜中すぎまで勉強して、お昼過ぎまで爆睡。寝すぎ。 それから昼下がりまでかかって 『終わりなき戦い』読了。 風呂、喫茶店、某E研。


真夜中

倫理学入門読書会(「普遍的指令主義」その2)終わり。 その後、 某師匠大人についていって 夕ごはんをごちそうしてもらう。 感謝。


09/17/97(Wednesday/mercredi/Mittwoch)

・お昼前・

・昨日は帰ってから爆睡。雨の音がすごかったので学校にも行けないし、朝ま で寝てた。

昨日の第二演習では、一緒にベンタム読書会をしてい るM2の先輩が修論の中間発表された。

・修論のテーマは子ミル(ジョン・ステュアート・ミル)の「1)自由原理の下で 個々人は発展し、2)この発展は当人の幸福に結びつく」という主張を検討する、 というもの。


・子ミル(1806-1873)というのは、われらがベンタムの一番弟子だったジェー ムズ・ミル(父ミル)の息子で、『自由論』(1859)という自由主義礼賛の本を書 いた偉いイギリス人。

・子ミルも功利主義者なんだけど、ベンタム批判が厳しくって(しかもベン タムが死んでからぼろくそに言った...ひどい奴)、「ベンタムは人間本性を理 解していない」とわめきたてたので有名。


・さて、子ミルもベンタムと同様に、「幸福とは、快楽の存在、苦痛の不 在を意味する」という快楽説を取る。他方、子ミルの功利主義がベンタムのそ れと大きく異なる点は、「快楽の質」という考えを取り入れたところ。

・要するに、子ミルは、快楽に「高級な快楽」と「低級な快楽」があるっ ていうわけ。(もちろん「高級な快楽」とは、人間らしい快楽、精神的な快楽を 指し、「低級な快楽」とは、畜生の快楽、お下劣な肉の快楽を指す)

・じゃあ、この質はどうやって区別するんでしょ?子ミルによると、この区 別は「二つの快楽(快楽Aと快楽B)を以前に体験したことがある人の大多数が、 たとえ快楽Aを圧倒的に上回る量の快楽Bを与えられたとしても、それでも快楽 Aを選ぶのなら、快楽Aは快楽Bよりも高級だ」という仕方でなされます。


・しかし、「経験を積んだものには快楽の質がわかる」というのは、「低 級な快楽を選ぶ人間は、経験を積んでいないからだ」ということになるんじゃ ない?また、これは「だから、経験を持った人間の言うことを聞きなさい、そ うすればあなたはより幸せになれます」という主張にたやすく結びつくと思う。 子ミルがエリート主義あるいは愚民思想を持ってると思うのはぼくだけだろう か。

・さらに問題なのは、「幸福は快楽(の存在と苦痛の不在)でできている」 という前提があって、「快楽には質がある(おそらく苦痛にも)」ということを 認めると、「幸福には質がある」ということになると考えられるということで す。でしょ?

・「快楽に質がある」ということを認める人はひょっとすると大勢いるか も知れないけど、「幸福に質がある」ということを認める人はちょっといない んじゃないだろうか。

・それとも、ひょっとするとぼく以外の人は「わたしは幸福である。また、 隣の人もわたしと同じぐらい幸福そうに見える。しかし、わたしの幸福は隣人 の幸福よりも質的に高い。あはははは」とか思ってるんだろうか。

・とはいえ、もちろん自分一人で「快楽(幸福)Aは快楽(幸福)Bよりも高級 である」思うのはその人の勝手で、その分には別に問題があるようには思えな い。しかし問題はその「質的な区別」を他人に押しつけようとする場合。

・たとえば、「あんたは馬鹿だからよくわかってないみたいだけど、こっ ちの快楽(幸福)の方が質的に高いんだから。あ〜もう、つべこべ言わずにこっ ちにしときなさい。わたしの言うことが正しいんだから」とか。

・これではほとんど趣味の押しつけです。果して子ミルはそんな気は全く なしにこのようなことを言ったんでしょうか。(快楽の質の議論は子ミルの 『功利主義論』の第二章にある。ついでに、『功利主義論』は中央公論社の 「世界の名著」シリーズに入っている。あまり良い訳ではないらしいが)

・ちなみに、ベンタムは「子供のささいな遊びの快楽と、詩を作る快楽は、 量が同じならば全く変わるところはない」というような主張をしてます。ぼく はこっちの方が納得が行くが、皆さんはどうなんでしょう?


快楽には質が
あると思う
ないと思う

その他


・お昼過ぎ・

快楽に質があると「思う」が1票、「思わない」が1票。

・ついでに、ベンタムの「一つの快楽あるいは苦痛の価値の計り方」の説 明を簡単にまとめておきましょう。

・まず、快苦の価値は、「快苦を感じる当人」と「その快苦」だけに限っ て考えると、次の要素が考えられます。

  1. その強さ
  2. その長さ
  3. その確かさ、あるいは不確かさ
    (ある行為をすると快楽が得られるかどうかという予想をしたときに、当 の行為をすると快楽を確実に得られそうかどうかということ)
  4. その近さ、あるいは遠さ
    (ある行為をすると、快楽が明日得られるのか、10年後に得られるのか、 ということ。これはわれわれ「殺那型」の人間にとっては死活問題である)

・次に、「快苦を感じる当人」の「ある行為」においての快苦の価値を問 題にするときは、以上の四つに加え、さらに二つの要素が考慮されます。

  1. その強さ
  2. その長さ
  3. その確かさ、あるいは不確かさ
  4. その近さ、あるいは遠さ
  5. その多産性
    (ある行為をしたときに得られる快楽が他の快楽を伴うかどうか、という こと。たとえば、良い例を思い付かないが、「水泳をする快楽」は「よく食べ れる快楽」や「よく眠れる快楽」を伴うとか)
  6. その純粋性
    (ある行為をしたときに得られる快楽が苦痛を伴わないかどうか、あるい は逆にある行為をしたときに得られる苦痛が、快楽を伴わないかどうか、とい うこと。これは簡単。「タバコを吸う快楽」は「肺ガンで苦しむ苦痛」を伴う。 ただし、その苦痛の「確かさ」は明確でないし、「遠い」ものであるわけだが)

・今の二つの要素は、厳密には「一つの快楽(苦痛)」そのものの性質では なく、「一つの行為」の持つ性質なんだって。

・最後に、「快苦を感じる当人」だけではなく、「周りの人間」のことも 考慮に入れて快苦の価値を考える場合は、上の六つに加えて、次の要素が入ります。

  1. その強さ
  2. その長さ
  3. その確かさ、あるいは不確かさ
  4. その近さ、あるいは遠さ
  5. その多産性
  6. その純粋性
  7. その範囲
    (もちろん、何人の人間に影響が及ぶか、ということ)

・だから、ベンタムによると、ある行為が自分にとって良いのかどうかを 知りたい場合は、上の六つまでの要素を考慮に入れて、足し引きしてみて、快 楽の方が苦痛よりも大きければ、その行為は自分にとって良い、ということに なります。(それでは「他人の快苦が自分の幸福に反映されないではないか、 という人がいるかも知れません。しかし、もちろん「ぼくがタバコを吸うと友 人がいやがってぼくを仲間外れにする苦痛」とかいうのも計算に入れる必要が あります)

・また、ある行為が社会的に良いのかどうか(つまり、ある行為が正しいかど うか)を知りたい場合は、上の七つすべての要素を考慮に入れて、足し引きし てみて、快楽の方が苦痛よりも大きければ、その行為は社会的に良い、という ことになります。

・とはいえ、その計算が難しいことはベンタムも認めてます。いつもいつ もこういう計算をしなさいと言うわけではないです。しかし、なるべく考えた 方が正確な判断ができると。

・あれ、何が言いたかったんだろう。ああ、そうだ、「その後の人生に有 用な快楽かどうかという意味では,有用なものとその時だけというものの違い が出てくると思う」とアンケートに書かれた方がいたので、ベンタムはそれも (質の違いとは考えずに)数値化して量的に捉えてるって言いたかったんだ。そ れじゃだめですかね。


・夕方・

・ロック読書会終わり。今日はおくだっちも参加。

快楽に質があると「思う」が3票、「思わない」 が2票。ううむ。某氏は「快楽にも質があるし、幸福にも質がある」と公言し ていた。それでいいのだろうか。

・「わたしは高級な快楽を追求している」とか、「快楽には質的な違いが ある」という考え自体に快楽を認めている人もいるが、それとてやはり(質の) 同じ快楽に違いない、と言う方もいる。

・では一時帰郷します。また明日。


9/17/96

朝。今日は来週発表の(卒論用) 演習のレジメの提出日。 夏休み前半に立てた予定では、ほぼ完成に近い卒 論をひっさげて発表するはずだったのに、全然できていない。なんて こった。しかし出さないと先輩方に死なされるので、未完成でもと にかく出すことにする。来週までに形になるんだろうか。とても心配である。

夜。調子に乗って研究室に残っていたため、もう高槻には帰れなくなってしまっ た。頼りの友達も、どうやら実家に帰っているようだ。学校に泊まろう。とて もこわいが。

なお、「猿のように」にリンクをくっつけたのは僕ではないので、さかうらみ はやめてくださいね、江口さん。


Satoshi KODAMA
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Last modified: Sun Oct 2 18:09:11 JST 2016