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KODAMA'S (NEW) WORLD

ラザルス: もうろくしたんだね。 自分の欲するときに、自分の欲するものを求める…… そして、それが自然の法則に合致すると考えるんだな。

---R・A・ハインライン 『メトセラの子ら


昨日 / 明日 / 2016年6月 / 最新 / はてな

この日の出来事


28/Jun/2013 (Saturday/samedi/Sonnabend)

某演習、WiMAX更新など

定時起床。髭剃り、ゴミ出し、朝食。ここ二日ほど、娘が膝の上で朝食をとる ため新聞が読めない。

朝、娘を保育園に送り、自宅で用事を済ませてから大学へ。午前中に某研究所 の某先生来訪。シンポの打ち合わせなど。それからお昼すぎまで、某非常勤関 連の仕事。

昼下がり、百万遍でカレー。そのあと、某ドラッグストアで買い物をし、さら に某ルネにてWiMAXの継続プラン(1年)と新しい機器(Aterm WM3800R、白)を購入。 某氏に大量のビールをいただく。感謝。

夕方、某演習。ヘイトスピーチ。某英国人研究者を教室の人に紹介する。それ からしばらく研究室で雑用。

夜、某英国人の歓迎会も兼ね、カンフォーラでみなで飲む。早めに抜けさせて もらって帰宅し、夕食。お昼前に電話があったが、今日は娘が保育園の散歩途 中でこけて額から流血し、病院に連れて行かれたそうだ。帰宅するとおでこに 大きな絆創膏が貼ってあったが、とくに問題なさそうでよかった。しかし、手 を付かずに額から地面に落ちるあたり、今後が思いやられる…

夜中、娘とシャワーを浴び、食器を洗う。寝かしつけで寝落ちしたが起きて作業。

WiMAXの契約手続の更新をしたらいろいろわからないことがあり結局1時間かかっ てしまう。機器を変更するのにもお金が発生するようだ。いろいろ面倒。

[購入: 日本電気 WiMAXモバイルルータ AtermWM3800R ブラック PA-WM3800R(AT)B]

これまではAterm WM3500Rを使っていた。

さて、まだ仕事をしなければ。


28/Jun/2012 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

学会三日目

今朝も早めに目が覚めたので、報告の準備。読み上げ原稿ができたので一寝入 りしようかと思ったら時間がすでになかったので、急いでシャワーを浴び、着 替えてから学会会場へ。途中、バゲットを買い損ね、アップルパイを食べるこ とに。

お昼すぎに報告。読み上げ原稿のおかげで、8分ちょうどで発表が出来た。8分 は卒論発表と同じ時間だが、短くても無駄を省く工夫すればいろいろ言えるこ とがわかった。いろいろジョークを仕込んでおいたが、緊張しているのが伝わっ たのか、受けは今ひとつ。発表自体はそれなり。質疑4分というのは本質的な話 はしにくい。

そのあとは夕方まで学会。適当に聞き流す。某院生の読み上げ原稿に手を入れ たあと、会場の近くのギリシア料理屋で夕食。おいしかった。

それから帰宅。緊張が解けて風邪を引かないように注意しよう。


28/Jun/2011 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中

昨晩は気絶をするように寝る。娘に何度か起こされる。早朝に起床。

某妻と一緒に池袋まで。巣鴨に一度戻って洗濯など。 時差ボケで少し寝る。

お昼すぎに大学へ。いろいろ用事を済ませる。 昼下がりに某ミーティング。夕方、某氏と某業務。夜まで。

夜、某所で酸辣麺を食べてから帰宅。しばらく読書。

真夜中、借りっぱなしの映画を見る作業。 『少年メリケンサック』。 以前某氏に勧められたもの。中年パンク映画。ちょっとテンポが緩く、 ロードムービーならもうちょっと地方の特色を出してほしいところ。 クライマックスも今一つ盛り上がりに欠け、全体に緩い感じ。 ただ、最後まで見たら元気になるタイプの映画。 ちょっとギター弾きたくなった。C+

もう寝ないと。それにしても暑いな。


28/Jun/2010 (Monday/lundi/Montag)

真夜中

定時起床。シャワー、朝食。

定時出勤(少し早め)。大学に行く前に郵便局で住民税を一括で支払う。

午前中はいつも通り雑用。 明日の論文紹介の準備をしていたら、すでに一度紹介したことのある 論文であることに気付き、愕然とする。 愕然としてついでにスキャナを買いに購買部に行くが、見送る。

お昼、某氏と蕎麦。

お昼すぎ、某氏が来訪したので、少し話をする。生命倫理関連のDVDについて。

昼下がりから夕方まで某仕事。そのあと、今日の研究会の準備。

夕方、某氏らと1時間ほど某相談。

夜、某政治哲学研究会。ビールを飲みながら、楽しく議論をする。 最小不幸社会についてなど。

夜中、本三で夕食。真夜中に帰宅。シャワー、新聞。もう寝るべし。


28/Jun/2009 (Sunday/dimanche/Sonntag)

館山行

初日

早起きして出発。腕時計を忘れる。 前日にチェックリストを作っておくべきと反省。毎度のことだが。

東京駅へ。初めて京葉線に乗る。ホームが見つからなくて苦労する。 特急さざなみ号。空いていて快適。

東京から千葉へ。ディズニーランドって、こんなに近いのか。 倉庫、倉庫、倉庫。イケア。 巨大なビルとマンションが立ち並ぶ海浜幕張。蘇我。

蘇我以降は田畑の広がる地方な感じ。 木更津。君津。いつのまにか単線に。 佐貫町。だんだんネットのつながりが悪くなってきた。

こないだ横須賀から船で行った金谷を越えて、保田へ。岩井。

お昼前に館山の一つ手前の特急停車駅、富浦で降りる。 自転車を借りて富浦の砂浜へ。 遠浅になっていておもしろい。蟹とたはむる。 猫だ!PARKにも行き、猫とたはむる。 客が20名近くおり、みな猫に癒されていた。

夕方、館山駅へ。駅からバスに乗って宿へ。 松庵というだけあって、松の木がたくさん生えている。 宿の目の前にある磯で、ふたたび蟹やヤドカリとたはむる。戻ってきて風呂。

夜、宿の食堂で天麩羅御膳。うまい。たらふく食べる。ビールと日本酒。

部屋に戻り、暗くして窓から海を眺めながら日本酒。 もう一度風呂に入ってから早めに寝る。

二日目

ゆっくり起きて朝風呂。海を眺めながら朝食。断続的に雨。

お昼前に館山を出て、勝浦へ。鈍行で一時間ほど。 九重(ここのえ)、千倉(ちくら)、千歳(ちとせ)、南三原(みなみはら)、 和田浦(わだうら)。和田港があるためか、繁栄している。 江見(えみ)、太海(ふとみ)。城西国際大学のキャンパスがあるようだ。 安房鴨川(あわかもがわ)。

ここで外房線に乗り換え。鴨川シーワールド。 亀田総合病院。 安房天津(あわあまつ)、安房小湊(あわこみなと)。 日蓮が生まれたところだそうな。 行川(なめがわ)アイランド。 2001年までレジャー施設があったが、閉鎖されたとのこと。 諸行無常。上総興津(かずさおきつ)、鵜原(うばら)、その次が勝浦(かつうら)。

勝浦で昼食。目当ての店が見つからず、別の店でなめろうとさんが焼き定食。 うまい。それから樹齢1000年と言われる銀杏を見る。 いったん駅に戻り、バスで勝浦海中展望塔へ。 大雨でたどり着くのが大変だったが、それなりに楽しむ。

夕方、外房線で帰路に就く。特急わかしお号。 御宿(おんじゅく)、大原(おおはら)、上総一ノ宮(かずさいちのみや)、 茂原(もばら)。このあたりから寝てしまう。蘇我、海浜幕張、次は東京。

二日目は(いつもどおり)天気が崩れたものの、 某妻が事前にいろいろ調べておいてくれたおかげもあり、 たいへん楽しい旅行だった。

今回見かけた変な広告や宣伝。 「本物趣向の地魚回転寿司」 「新鮮なグルメがズラリと揃う」 「リィニューアル」など。地元の言葉?

メモ。 館山市、南房総市、鴨川市、勝浦市と、どこも過疎化に苦しんでいるようだ。 どうしたらいいのかな。すぐに思いつくのは観光産業に力を入れることだと思うが、 それもなかなかうまく行ってないんだろうな。 あ、海水浴場はうまく行っているところもあるのか。 あとは外国人が来やすいように工夫するとかか。地方は大変だな。 何とかならんのかな。

真夜中

夜に帰宅してから新聞を読み、ソファで少し寝る。 夜中、日本赤十字社とSave the Children Japanに少し寄付。 某妻と一緒にミニッツジムをしてからシャワー。


28/Jun/2008 (Saturday/samedi/Sonnabend)

定時起床。ゴミ出し、シャワー、朝食。

荷物をまとめる。Leaving on a jet plane...(ウソ)。

真夜中

朝、某妻と一緒にバスで高田馬場へ。初めて某妻の職場へ。昨夜から行方不明 だった某妻のカーディガンが無事発見され、一安心。

それから東京駅に行き、新幹線で京都へ。お昼過ぎに到着。駅前の某ホテルに チェックインしたあと、一眠りする。

夕方、ホテルで某氏に会い、ホテルの喫茶店で歓談。

それからタクシーで寺町御池に移動し、某氏らとカジュアルなフランス料理屋 でワインを飲みながら夕食。歓談。その後、近くのバーで二次会。

日付が変わる前に地下鉄に乗り、ホテルに戻ってくる。


28/Jun/2007 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

昨日は夕方まで研究室で仕事。 夕方に大手町に行き、某会合。 夜に帰宅し、夜中に某妻と散歩がてら巣鴨に買物。 少し読書してから寝る。

今朝はいつも通り。 某スタバで新聞を読んでから出勤(少し遅目)。

メモ。Think ahead. その日暮らしにならず、先のことを考える必要がある。


28/Jun/2006 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

昼下がり

朝起きて、定時出勤。午前中は某勉強会。

昼食の前にプール。手足ばらばらに練習して、計1キロほど。 昼食は今日も某サブウェイで。数独が解けずに苦しむ。

真夜中

昼下がり、某院生と少し相談をしたあと、 某事典の項目を一つ書く。

夜、早目に帰宅して自炊。アジのたたき、刻み奈良漬など。

さきほど、ここ数日苦しんでいた数独を解く。 こんなことしてないで勉強しなければ。

真夜中2

レポートの採点。

今日のニュース


28/Jun/2005 (Tuesday/mardi/Dienstag)

早朝

今日も早起き。仕事仕事。

そういえば、ちょうど昨夜、 Cry to Meを口ずさんでいた気がする。 季節的なものか、単なる偶然か。

いつのまにかKatie Meluaが来日していたようだ。 ひさしぶりに聴くと、やはりノラ・ジョーンズよりは歌唱力が今いちだが、 がんばってほしい。

ひさしぶりに聴くと、DidoのNo Angelは良い曲が多いな。

某テキスト推敲作業。ようやく完了。

お昼すぎ

朝から某オーストラリア人を囲んで勉強会。 中絶とか人権とか文化とか。 やっぱり、日本だとなかなかawkwardの質問になりがちでも、 `Why?'と理由を尋ねるのが英米豪文化(たぶん一般に西洋文化)だな。合理性。 というか、「日本ではこう考えられている」というだけでなく、 「それが合理的だと思うか」と尋ねられたときに ちゃんと答を考えておく必要がある。

いや、上の英米豪文化というのは正確ではないかもしれない。 少なくとも英米豪の哲学文化はそうだろう。 倫理的見解についての理由はプライベートではなくパブリックなもので (そういう意味でもpublic reasonだ)、 日本だとどうもそういう理由は公に尋ねないのが礼儀というのがある気がする。

なぜそうなのかを考えると、たとえばabortionの反対の理由は、 自分が中絶をしたことがあるからとか、 sensitiveな話題になってしまうからだろうか。 安楽死に賛成の理由は自分の父親が末期に苦しんだ経験があるからとか。 これについてはまた。

昼はその某外国人と寿司。

眠い。

夜中

昼下がりから夕方まで某ミーティング。 夏期集中コースの件などでいろいろ紛糾する。 まあ、議論するのは良いことだ。

そのあと、プールへ。1.3キロほど泳ぐ。 ちょっと遅目の人の後を泳ぐと、ゆっくりになるので、 クロールでもあまり疲れずに泳ぎ続けられることを発見。 ただ、それが女性だと、ちょっと(かなり?)感じが悪い。

プールから出てくると、雨が降った形跡が。 某丼屋で夕食を食べたあと、某スタバで二日分の新聞。

研究室に戻ってくる途中、Van Morrisonの`Brown Eyed Girl'を聞いて癒される。 今日は忙しかったせいか、少しブルーだったようだ。

『ミリオンダラー・ベイビー』 はこないだロンドンで 観た気がする。 まさかの結末だったので驚いた。 まあ他に終わりようがないと言えばそうなのだが。 きっとあれは「安楽死は合法化すべきだ」という政治的メッセージとして 理解すべきなんだろう。 オランダの安楽死法は末期という条件はなかったはずだから、 あの状況で医師が安楽死させるのは認められるんだろうか。 ちょっと調べてみよう。

まさかの結末といえば『ナチュラル・ボーン・キラーズ』を思い出した (もうあんまり覚えていないが)。あれも似たような感情を抱いた気がする。

とにかく、「なぜ?」と尋ねるmind-setを作ること。なぜ? 合理的に生きたいから。なぜ合理的に生きないといけないの? 不合理な生き方は損だから。損って何? なぜ損をしてはいけないの? 損っていうのは希少資源である人生を無駄に使うこと。 無駄遣いがよくないのは、人生が限られているから。 無駄遣いって何? なぜ人生を無駄に遣うことはよくないの?

こ、こういうことを日記に書いていることが無駄遣いだっ。 (というのはウソ。議論をしているときにカッとなるのはやめましょう)

真夜中

帰宅。シャワーを浴びて生き返る。

真夜中2

真面目に論文を一本読む。某氏に教えてもらった `The Birth of the Empirical Turn in Bioethics'という、 生命倫理学の歴史と最近の動向(実証研究志向)をサーベイしたおもしろい論文。 要するに最近は規範倫理よりも記述倫理が流行っているということだ。

事実と価値をどう架橋するかという問いも気になるが、 あきらかに哲学者がin retreatにある状況で、 オレが生命倫理学にどう貢献できるかという方が気になる。

やはり文献研究か。いや、議論や概念の分析能力を身に付けるべきか。

真夜中3

某学生のレポートの添削。スクラーの頃を思い出して、少々厳し目に:-) いつも全然だめだったけど、あれは修業になったなあ。

学部生の頃は大体、レポートというのは前日に書き、 単位さえもらえれば良いという気で書くわけだが、 大学院生になると、やっぱり前日に書くわけだが、 単位云々だけじゃなく、研究者としての資質も問われるので、 ぜんぜん関係のない授業のレポートでもないかぎり、 本気で書くようになる(たぶん)。 その移行というのはいつ生じるのだろうか。 やはり卒論を書く頃か。


28/Jun/2004 (Monday/lundi/Montag)

今日やったこと。


28/Jun/2003 (Saturday/samedi/Sonnabend)

昼下がり

昨日は南大沢で某ゼミに出席。コモンズ、クレイについて勉強。 夕方に東京に行き、 夜に某友人とひさしぶりに会っていろいろ話す。 それから帰宅。昼まで寝る。

夕方

駒沢公園近くの某サンマルクで昼食。雰囲気はよいが(子連れが多い)、 食事はちょっと油っこい。

真夜中

夕方からちょっと某ダイエーに行き、買物など。 戻ってきてからテレビでやっていた『タイタニック』の後編をつい見てしまい、 そのあと塩鮭を焼いて食べる。 あと、ゴーヤ入りみそ汁など。


28/Jun/2002 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中 (午前)

ひさしぶりに海親子丼。

ノラ・ジョーンズが9月に来ることを教えてもらう。 チケット販売は今週土曜日から。ぜったい見に行こう。

真夜中2 (午前)

フェミニズムの歴史についてすこし勉強。 そういうことをしてる場合ではないのだが。

早起き。シャワー。快晴。

朝2

ちょっと郵便局へ寄ってから大学へ。勉強勉強。

フーのベーシストが、全米ツアーの直前に死んだそうだ。合掌。

お昼

ちょっとcrontabの勉強(man 5 crontabでわかる)。viの使い方も復習。

たまてばこ という日記アンテナを使って更新記録を作ってみた。 cronを使って1時間おきに更新される予定。

お昼すぎ

下ネタでごめん。 パンダにも性教育 (写真) (人民日報より)。

中学の修学旅行のとき、 阿蘇の熊牧場で交尾している熊を見て、 盛り上がっている連中(ヒト)がいたのを思い出した。 今から思えば、あれも性教育(ヒト用)だったのか。

昼下がり

中央食堂で食事。

応用倫理学の授業。某自治寮生による、某自治寮についての説明。

「80年代以降に建てられた新しい寮(新々寮)は、 学生運動を抑圧するためにワンルームマンション化している というような話を聞きました。たしかに、 多くの学生がワンルームマンションに住むようになったことと、 学生運動が下火になったこととは、因果関係があるように思えますね」

「ん、どういう因果関係だそれは」

「いや、ワンルームマンションに住むようになって、 濃い人間関係を築くことが難しくなった、というか。 つまり、団体活動の自由を禁止しているわけではないですが、 非常に間接的な仕方でその自由を抑圧しているように理解できるわけです。 いや、もちろん単なる思弁ですけど」

「まあそれだけじゃないだろうけどな、学生が政治に関心をなくしたのは。 それに、学生寮での濃いつきあいを避けたい学生が、 ワンルームマンションを選ぶようになったという逆方向の因果関係もあるだろうし。 しかし、考えてみると君の言うとおりで、 結局のところ、 学生もニワトリのように快適なbattery cageに住まされているのだ。 テレビとフロ・トイレ付きの。 そうだな、君、学生解放団体を作って、 学生用のワンルームマンションを禁止する運動をしてみたらどうだ」

「それで、納屋のかわりに学生寮で学生を育てるんですか? 子供がポコポコ産まれちゃうんじゃないですかね」

「心配のしすぎだろう、それは。 そもそもちゃんと避妊具を配布しておけばいいわけで…。 いったい何の話をしてるんだ、君は」

「いや、例のパンダの話ですが…」

夕方

某スタバにて。

「さっきの授業の最後に話題になっていた 『話し合いの原則を廃止することを話し合いによって決めることはできるか』 という問題ですが、 これは一見矛盾しているように見えますが、 しかしやはりとくに矛盾はないと思います。

「たとえば『話し合いの結果、今後二度と話し合うことも会うこともやめた』 というのはよくある話ですよね。 また、二人の子供が、ある日の朝に相談しあって、 『今日一日のあいだは一切しゃべりあわない』と約束することもできます。 さらに、これはちょっと例が違いますが、 多数決型の民主主義を規定した憲法を、 多数決によって廃止すること、 つまり民主的な手続きによって民主主義を放棄することも、 やはり可能のはずです。

「だから、某学生寮の総会で、 『平等な話し合いによって寮を運営することを今後一切行なわないかどうか』 というのを話し合ったすえに、 多数決か全員一致かなんらかの手段でその決議を採択することは可能だと思われます。 もちろん、自由な言論が根付いているなら、猛烈な抵抗が予想されますが。 しかし、この決議自体には矛盾と呼べるものはないはずです」

「なるほど。ところで君はなぜそういうことを授業中に言わないんだ。 終わってから言うのは卑怯じゃないのか」

「いや、某学生寮の方針だと、 トイレでも洗面所でも、どこで意見を言ってもいいそうなので、 とりあえず日記で言ってみようかと…」

「対話はどこでやってもいいが、独り言はダメなんじゃないのか。 まあ、まずハバマスの『道徳意識とコミュニケーション行為』 をよく読んでみることだな」

「わかりました」

夕方2

う〜ん、スタバ寒い。早く出ていかせるための陰謀か。

そうめん、納豆食べる。

ネットで新聞読む。

夜2

ちょっとウトウトする。

真夜中

ホンデリック読む。次はウォルドロン。 う〜、勉強せねば。まにあわん。

机に向かっている時間…10.0hr
今日の勉強時間…4.5hr
マルクス係数…25.3


28/Jun/2001 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

日記の整理

イタリア旅行四日目: ピサ

[tower of pisa]

今日はお昼にピサの町に出て、斜塔と大学をすこし見学しただけで、 とくに活動せず。

時間を無駄に過ごすのはちょっともったいない気もするが、 休暇なので気楽にやろう(と自分に言いきかせる)。

ここは日本のように蒸し暑い。 英国にはいなかった蚊にも刺される。 あせもも出てきた。

夜、先に述べた某イタリア人の友人の妹の彼氏であり、 現在泊まっている家の(実質上の)主人でもある某が、 ピサの地元サッカーチームの試合(準決勝)に出るというので、 町に出て観戦する。

試合を見るはずだったが、試合があまりに退屈だったので、 おれと友人たちはいつのまにかコートのわきに置いてあった サッカーゲーム(台の横に四つずつあるハンドルを 押したり回したりして、ボールをゴールに入れるやつ)に夢中になり、 気がついたら試合が終わっていた(勝ったらしい)。

そのあと大学のそばの食堂でパニーニ(サンドイッチ)を食べ、 帰宅。


28/Jun/2000 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

今日のニュース

某所で古本を買いました。
さいきん古本屋にめっきり行かなくなりました。
3コマ目の応用倫理学の授業に出ました。
死刑廃止論と、犯罪被害者問題についての学生による発表でした。
4コマ目のヘーゲルの授業に出ました。
精神と自然は同一か、それとも精神が自然に優越しているのか、 というような話でした。
編集後記

編集後記

今夜はなんだかユーウツなのでローリングストーンズの `Cry To Me' を訳してさらにユーウツになってみようと思います。

あなたの彼女がつれなくて
だれも電話をくれないとき
泣きたくならないの?
泣きたいんじゃないの?
だったらあたしのところにきて
泣いてくれたらいい

あなたは部屋で一人ぼっち
あるのは彼女の香水の匂いだけ
泣きたくならないの?
泣きたいんじゃないの?
だったらあたしのところにきて
泣いてくれたらいい

ワインのグラスが一つだけなんて悲しすぎる
独りでいるのは時間の無駄だわ
もう一人ぼっちで歩くことはしないで
ねえ、あたしの手を取って
一緒に歩こう

だれかに声をかけてほしいのに
真夜中でそばにだれもいないとき
泣きたくならないの?
泣きたいんじゃないの?
だったらあたしのところにきて
泣いてくれたらいい

あたしのところにきて
泣いてくれたらいい

(「あたし」という言葉を使うのがちょっと気恥ずかしい編集者J)


06/28/99 (Monday/lundi/Montag)

夕方

昨日は夕方に某所でキムチ鍋を食べたあと、 某古本屋で買物をして下宿に戻った。

真夜中まで寝た後、少し勉強をして、夜が明けるまえに再び眠りにつく。 なぜかお昼まで寝てしまう。

起きてから納豆と梅干しとごはんを食べ、 大学へ。 集中講義に出る前に、 つい元セブンでやっている古本市に行ってしまう。

それから少し遅刻気味で集中講義へ。 関根清三先生の旧約聖書のお話。

導入部では、 「西洋の芸術は聖書の十分な知識がなければ理解できない」 ということを、ゲーテの『ファウスト』や レンブラントの「サムソン」やミケランジェロの「モーゼ像」 やヴェルディの「レクイエム」などを引合いに出して論じられていた。

まあ、たしかにそうなのだろうが、しかし、そういうことを言い出すと、 「西洋の芸術はギリシア・ローマの文化の知識なしには理解できない」 とも言えるわけで、まあ、だからどうだというわけでもないが、 たとえばヴェルディの歌詞はラテン語だから、 やっぱりラテン語もきちんと知らないとあの歌詞の意味はさっぱりわからないわけで、 いや、まあ、とにかく、勉強勉強。

2コマ目は「隠れた神」(Deus Absconditus)について。 イザヤ書45:15の「まことに、あなたは御自身を隠し通す神。 イスラエルの神なる救い主よ」(関根先生の私訳) に出てくる「隠れた神」はキリスト教神学の鍵語となってきたが、 この語には二つの解釈があるんだそうだ。 それで、パスカルやブーバーなんかは (1)救わない神という伝統的な解釈で理解しているが、 (2)偶像のように表し得ない神という解釈も十分根拠がありえるんだそうな。

明日は上の話の続きから。明日も出るつもり。たぶん。できれば。なるべく。

休憩時間中に、文閲に行って雑誌を一冊借りてコピー。 思ったより手間取ってしまい、ふたたび授業に遅刻する。 すいません。

授業が終わってからちょっとルネへ。 注文していた本と関根先生の本を購入。

それから某喫茶店へ。ピラフセット。ジャンプ。


今日やったこと


06/28/98(Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中

ちょっと外出して研究室に戻って来たら、 鍵がない。どっかで落してしまった。

悲惨悲惨と言いながら、うつむいて元来た道を辿る。ない。ない。 誰かがすでに見つけてどっかの草むらにでも放ってしまったのか。 それとも下水に落ちたか。 あああ、最悪、神様ヘルプ。 とか思っていると、捜索開始約15分後に、 本部の北東の門の近くで無事発見、回収。良かった。


早朝

ソファで爆睡。


ベンタムと言語学

ベンタムは当時の言語学の動きをどれだけ知っていたのだろうか。 ジェームズ・ハリスやホーン・トゥックといった当時のイギリスの文法学者の著作は 読んでいたようだ。また、コンディヤックやルソーの名前も旧全集に出てくる。

しかし、サンスクリット語がギリシア語やラテン語やゲルマン諸語と 歴史的な親族関係を持っていたことを立証したウィリアム・ジョーンズ卿の論文が 発表されたのは1786年だそうだが、これについてはおそらく言及がない。 言語と思考との密接な結びつきに関してベンタムとよく似た考えを持っていたと 思われるヘルダーについても言及がない。

ただ、言語学とか文法学について、かなり関心があったことは確かで、 普遍文法とか、(当時流行だったらしい)速記法についても書いている。 けれども、これまで言語学者の目にとまらず、 まだほとんど評価がなされていない(と思う)ため、 どの程度の水準だったのかがわからない。


お昼前

『言語学史』一応読了。後半だれる。次はI・ハッキングだ。


夕方

お昼に下宿に戻ってやきそばを作成。 そのあと、食べたりないのでシリアルに牛乳をかけて食べ、 (ちなみに、 この牛乳は明治牛乳の人がサンプルとして持ってきてくれたもの-- 今住んでいるところは、周りに結構良い家が並んでいるため、セールスがはげしい) それから入浴して仮眠。


夜中

ロック読書会終わり。さ、勉強勉強。


06/28/97(Sat)

・真夜中・

・いろいろあったので、順を追って書く。

・まず、昼にベースのやつと百万遍の第一勧銀の前で待ち合わせをして、出町 柳へ。このときぼくは歩き、彼はチャリだったのだが、これが後に二人の運命 の明暗を分けることになる。

・出町柳から京阪電車の特急に乗って、一路大阪は京橋まで行く。京橋で降り ると、バンドのピアノのやつに出会う。実は同じ電車に乗っていたのだ。あり がちありがち。

・それからJR大阪勘定線、じゃなかった、環状線に乗って、目指すは西九条。 これがまた結構遠い。着いて西九条の駅を降りるとすぐにライブハウスがある。 (すぐもすぐ、高架下にあるのだ。ライブハウスの中に入ると、当然なのだが、 電車が来るたびにごとごと揺れる)

・かなり早く来すぎてしまい、リハーサルまで腹を空かせて二時間以上待つ (ばか)。会社員のドラマーとギターのいないリハーサルを適当に終わらせて、 超遅い昼ごはんを食べに外へ出た。

・昼前の二コマ目のブレンターノの時間に、なぜか「ああ酢豚が食べたい」と 思ったので、豚肉を食わないという禁を破って中華料理屋に行った。そしたら やっぱりまずかったので、結局「二度と食わないぞ」と誓うことになった。


・さて、ここからがすごい体験談になる。

・西九条の駅からちょっと歩くと、すぐに潮のにおいがする。周りを見ると、 港にありがちな倉庫がたくさん立ち並んでいる。

・そこで「あ、近くに海があるんだな」と思って、ベースのやつとそこらを散 歩してみると、実は海ではなくて、海にすぐにも繋がると思われる大きな川が ある。後で知ったのだが、安治川という川である。(おそらく「あじがわ」で あろう。「やすはるがわ」だと面白いのだが)案の定、貨物船がそこら中に停 泊している。

・さて、ふと見ると、川に面して三階立てぐらいの古ぼけた茶色の建物が立っ ている。二人とも、それを見て最初は「これも倉庫であろう」くらいにしか思 わなかった。

・しかし、もうわかった方もいるかと思うが、実はその建物は倉庫ではなかっ たのである。

・しばらく何気なくその建物を見ていると、どうみても従業員ふぜいには見え ない、おっちゃんや学生やこどもなどが、自転車に乗ったり歩いたりしてその 建物を出たり入ったりしているのに気づいた。しかも良く見ていると、その出 たり入ったりしている人達は、一般人には変わりないが、行きと帰りとでは微 妙に違う人なのである。

・ぼくは、あっと思って向こう岸を見た。すると向こう岸にも似たような茶色 の三階立てくらいの建物があるではないか。ベースのやつもそれに気づいたよ うである。「まま、まさか…」

・かすかな不安と期待を胸にその建物のそばに行ってみると、大きな字で「安 治川とんねる」と書いてあり、古くさい大型のエレベータの前に数人の一般人 が自転車を支えたりしながら待っている。

・な、なんと、この建物は川の下にある地下通路への入口だったのだっ!

・川の下のトンネルとは、本当に恐れ入りました。想像を絶するとはまさにこ のこと。もうこれはもはや007の世界ですってば。思わず意味もなく友達と二 人でそのエレベータに乗っちゃいましたね。

・そしたらちゃんとエレベータのお兄さんがいて、朝の6時から夜の10時まで 動いてるの。他に、階段もあるから、24時間向こうに渡れます。地下は結構深 い。

・エレベータを降りると、シンとした地下通路が延びている。恐ろしいことに、 地下通路の壁は一面水滴が付いて、濡れている。

・「な、なんだこれはっ。ちょっとちょっと。なんかやばくないのかっ」など と思うが、他の人達は一向に平気である。端まで着くと、またエレベータに乗っ て地上へ。

・外へ出て、このトンネルについての説明書きがあったのでそれを読むと、こ の「安治川とんねる」はそれまでの川の上の橋の代わりに、昭和19年に作られ たらしい。すごい。すごい。しかも大阪名物らしい。ぼくはいままで全く知ら なかったが。

・帰りはまたエレベータに乗るとエレベータのお兄さんに遊んでいることがば れてしまうので、階段を上り下りして戻った。とにかくすごい疲れる階段であ る。異常に長い。

・ほんとのほんと、まだ行ったことのない人は「安治川とんねる」を体験しに 行くべし。絶対後悔しません。

(ま、一度行って帰って来れば、必要でないかぎりもう二度と行く気にはなら ないと思うけど…)

(猛烈に眠いので、このあとの話はまた後で)


・早朝・

・それから、ドムドムバーガーなるところで時間をつぶして、再びライブハウ スへ戻ると、そろそろ一つ目のバンドが始まる頃。

・自分らも客席で観ようと客席へ行くと、○くだくんと彼の妹さんがいらして いる。しばらくすると4級もいらっしゃる。5級は諸々の都合により来れなくなっ たそうだ。残念。

・オーディションは、10分で2曲演奏して、その後にいわゆる「関係者」の方々 がコメントする、というもの。採点表みたいのは後で送って来るらしい。

・ま、そんなこんなで自分たちの出番になったんだけど、ぼくとしては非常に 楽しくやれたんですけど、やっぱり「関係者」が求めているような音楽とは違 うみたい(もちろんそういう問題だけではないが)。かなり厳しいコメントをい ただく。

・特に痛かった批判は、「自分らだけが楽しむだけでなく、客をどうやっての せるかを考えなくちゃならん」て言われたんだけど、ま、良く考えてみれば、 それがわかってりゃ苦労しないって。


・とにかくそんなこんなでライブが終わり、バンドの連中とおく○兄妹と一緒 にごはんを食べてから、京都へ戻る。

・出町柳に帰って来ると、なんとベースのやつのチャリがない。どうやら盗ま れたらしい。かなりブルーズ。ご愁傷様です。

・それから、ベースのやつとピアノのやつと三人で、延々2時間ぐらい道端に 座ってバンド論を論じる。

・「なんのためにオーディションを受けたのか」「何を表現したくて音楽をや るのか」「ライブをするのは何のためなのか」「これからどうするつもりなの か」といった、かなり答えにくい質問が連発される。

・ぼくとしては、こういった問題にあまりはっきりとした答えを与えたくはな いし、逆にはっきりとした答えを与えることでバンドは崩壊に繋がってしまう のではないかと思う。

・だってこれって、彼女に「なんのために自分たちは二人でいるのか」とか 「君は本当にぼくのことを愛しているのか」とか「これからどうするつもりな のか」とか言って、決断を迫るようなもので、もしかしたら尋ねることで全部 を(不必要に)台無しにしてしまうような質問なのかも知れないでしょ。世の中、 はっきりさせないほうが良いこともあるんじゃないでしょうか。

(もう一つ、こういう比喩を。あるところに敬虔なキリスト者がいました。彼 は、神の存在を証明しようとして、全ての学問を学び、世界中をくまなく旅し ました。しかし、その結果彼が得た答えは皮肉にも、「神は存在しない」とい うことでした。彼は「こんなことになるのであれば、最初から何もしないでた だただ神を信仰している方が良かった」と大変悔やみました)

(ま、こういう問いがなされるのは、うまく行っていない証拠なんだから、 「答えられない」というだけでなく、どうしたらうまく行くかを真剣に考えな くちゃいけないんだけど)


・それにしても、なんでオーディションを受けたんでしょうね。プロになって レコード出したいから?けど合格したら合格したで、会社勤めのメンバーや大 学院生のぼくなんかは大変な決断をしなくちゃいけない。

・ま、ぼくも他のメンバーもそこまで真剣に考えてないよなぁ。「受かる前に あれこれ考えてもむだ。受かってから考えりゃいいじゃん」って。こういう考 えだから受からない、という説もあるが…。

・とにかく、いろいろ考えるきっかけになったし、関係者にコメントをいただ く、というのは初めての経験だったしで、ぼくにとっては有意義な出来事だっ た。


・朝・

・また台風が来ているらしい。梅雨のはずなのに、なんなんだいったい。


・昼・

・ロック読書会終わり。なかなか進まない。


・昼下がり・

・これからバンドの練習。雨雨雨。


・夕方・

・バンドの練習終わり。雨が降ったり止んだり。そろそろ帰る。


Satoshi KODAMA
email: satoshikodama-tky[at]umin.ac.jp
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Last modified: Sat Jul 2 16:39:08 JST 2016