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KODAMA'S (NEW) WORLD

動物は人間と平等であると言うピーター・シンガーは間違っています。 うちでは猫が明らかに進化の階梯の頂点に立っており、 われわれはさまざまな役割を果たすべくよく調教されています。 家禽は高度に労働組合化されており、 朝の熱いポリッジや晩の氷入りの水など、 つねにもっと良い労働条件を要求しています。 それどころか野生のカンガルーでさえ、 毎日オーツの食事を要求してきます。 つかれはてたわたしの夫とわたしができることと言えば、 動物と平等でありたいと夢想することだけであります。

---ガーディアン・ウィークリーの投書欄から
(タスマニアに住むオーストラリア人)

倫理的に生きるとは、自分が誤りを犯すという可能性を認めつつ、 直接的で実際的な仕方で、 世界をよりよい場所にするために自分にできることをするということである。 正しい政治家に投票するというだけでは十分ではない。 政治についてはいったん脇におき倫理を第一に考えて人を評価するときには、 私たちはどのような基準で考えるべきだろうか。 その人が誰に投票しているかとかどんなことが起こってほしいと望んでいるか ではなく、 現在何をしているかがその基準となるべきである。 豊かな国と貧しい国に対して現在のような形で資源が分配されていることに あなたは反対しているか。 もし反対しており、しかもその豊かな国の一つに住んでいるならば、 あなたはそのことに関して何をしているのか。 あなたの余分の収入のどれくらいを、 発展途上国に住む最も貧しい人々に援助を与えている多くの団体のどれかに 寄付しているか。 世界の飢餓の問題を解決しようとすれば、 地球の人口が年々増加しているという問題をまず解決しなければならない、 とあなたはたぶん考えているのではないだろうか。 それならそれで結構。 しかし人口抑制を促進する団体にあなたはどれほどの援助を与えているのだろうか。 あなたは、森林が木のチップに加工されていることに無関心だろうか。 無関心でないとすれば、 あなたは不用の紙をリサイクルしているだろうか。 あなたは、動物を歩き回ったり手足を伸ばせないくらいに狭いところに閉じこめて おく畜産工場に反対であろうか。 しかし、畜産工場の企業が生産するベーコンや卵を買うという形で、 動物をこのような状態にする企業を支持しているのではないか。 倫理的に生きるということは、 正しい態度をもち正しい意見を発表することではつきないものである。

---ピーター・シンガー『私たちはどう生きるべきか』

野蛮人 「でも、神が存在すると感ずる方が自然じゃないでしょうか」
総統 「そんなことをいうのは、 ジッパーでズボンを締め上げるのが自然かどうか問題にするのと同然だよ」

---ハックスリー『すばらしい新世界』

四月二十四日--ニーマー教授はストラウス博士とぼくの意見に遂に同意をあたえた。 つまり、書いたものが研究室の人たちにすぐ読まれることがわかっていては、 すべてを書きしるすことが不可能になるだろうということだ。 これまでは、だれのことを記そうと、 洗いざらい忠実に書くように努めてきたが、 非公開にできなければ書けない事があるということ-- 少くとも当分の間は。

---ダニエル・キイス『アルジャーノンに花束を


昨日 / 明日 / 2013年6月 / 最新 / はてな

この日の出来事


13/Jun/2013 (Friday/vendredi/Freitag)

某研究室探訪、某インタビューなど

定時起床。髭剃り、娘とシャワー、朝食、朝刊。今日も晴天で暑い。

さっさと大学に行き、雑用。お昼前に某院生と某研究室を訪ね、ヒトやマウス のiPS細胞やES細胞を見せてもらう。たいへん勉強になった。感謝。

お昼は某レストランで。歓談。

お昼すぎ、某会議。用事で途中で抜けさせてもらう。すみません。

昼下がり、某インタビュー。これも勉強になりました。

夕方、少し雑用をしたあと、粉ミルクを買って帰宅。娘を保育園に迎えに行く。 帰宅途中に遠回りしてツバメの巣を見に行くが、夕方はもうツバメの子はおと なしくしているようだ。

夜、夕食。新聞。食器を洗ってからシャワー。

夜中、娘の寝かしつけ。家中が暑くて大変。今日はいろいろおもしろかったが 疲れたので早めに寝よう。


13/Jun/2012 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

研究会、会議など

定時起床。ゴミ出し、髭剃り、朝食、朝刊。

娘を保育園に送り、本三駅前の某喫茶店でお昼前まで雑用。某論文の手直しも 進める。あと少し。おにぎりを買って大学へ。

お昼、某集会室で某ガイダンス。それからお昼を食べる。散歩がてら某図書館 に本を返却に行き、ついでに某購買部に立ち寄る。WiMAXの年間パック(更新版)購 入。

お昼すぎ、某研究会。昼下がりまで。

夕方、某氏にコーヒーをいただいたあと、病院の某会議に出席。そのあと、某 研究倫理セミナーを聴講。

夕暮れ時、研究室に戻って某校正作業。そろそろ帰ろうかと思っていたところ に昨年度の卒論生来訪。就職してがんばっているそうだ。元気そうで何より。

夜、地下鉄で帰宅して夕食。

夜中、娘を風呂に入れ、食器を洗う。それからしばらく考え事。今日は早めに 寝よう。

結論の評価と推論の評価

(シンガーが受勲したことについてメモ)

「われわれとしては、どこへでも議論が風のようにぼくたちを運んで行くほう へと、進んで行かなければならない」とソクラテスは言う。しかし、こんなに 難しいことはない。われわれは結論さえ気にいれば、そこまでの推論には目を つぶってしまうし、反対に結論が気にいらなければ、議論を打ち切ってしまう か、人格攻撃を始めてしまう。

一般人は結論の良し悪しを評価し、哲学者は推論の良し悪しを評価する。シン ガーの評価が分かれる理由もここにある。だが、推論を評価する基準は論理だ が、結論を評価する基準は常識であり、われわれは常識がしばしばあてになら ないことを知っている。


13/Jun/2011 (Monday/lundi/Montag)

真夜中

昨晩は某娘が激しく夜泣きしたため、あまりよく眠れず。なんとか定時起床。 朝食、髭剃り。本日は新聞休刊日。

午前中、北海道の某氏が尋ねてきてくれる。しばらく歓談。

お昼、大学に行き、雑用。お昼すぎ、急いでコンビニ弁当を食べ、 卒論生向けの某文献講読…と思ったら、発表予定の学生が来なかった。困る。

昼下がり、研究室で少し雑用をしたあと、某院生と某翻訳作業。

夕方、某教室配属のためのガイダンス。すぐに終了。そのあと、 某院生と某フォーラムの準備作業。

夜、少し研究室で雑用をしてから帰宅。 夕刊、夕食、某娘の世話、入浴で夜中に。

真夜中、駒場の某ゼミで学生たちが次々にレジュメを送ってくるので、 うれしい悲鳴を上げながら添削作業。論文は書けず…。

というわけで、今日はよく働いた。もう寝よう。


13/Jun/2010 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中

朝、某妻が早朝に出かけるのを見送ってからまた寝る。シリアル、シャワー。

お昼前に大学へ。しばらく雑用。

お昼すぎカレーを食べてから某寺で行なわれる編集委員会に参加。 3時間ほどでつつがなく終了。

夕方、いったん帰宅して洗濯物をとりこんでいたら、 某編集委員でもある某先輩に呼び出されたので、 自転車で後楽園に行き、某区役所内の喫茶店で二時間弱いろいろ相談。 参考になるお話を聴かせてもらった。

夜、帰宅して一瞬仮眠。それから夕食。朝刊を読む。

夜中、某オンライン研究会。真夜中まで。

そろそろ寝るべし。


13/Jun/2009 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中

朝、ゴミ出しに起きてから二度寝。お昼前に起きて、シリアル、朝刊。 それからまたubuntuにはまり、終日廃人。

お昼すぎ、一階の掃除をする。夕方、シャワーを浴びる。某妻の論文を読む作業。 夜、某妻と近くの中華料理屋で夕食。

帰宅してからもubuntu(portable ubuntu)。ほんとに廃人。

そういえば、某非常勤集中講義の履修届が某大学から送られてきた。 学部生だけで23人。ひい。こんなに来ないと思うけど、ちゃんと準備をしよう。 廃人している場合ではない。

真夜中2

少しだけ勉強。本当はいろいろやることがあるんだよな。


13/Jun/2008 (Friday/vendredi/Freitag)

お昼すぎ

朝、定時に起床。ゴミ出し、シャワー、朝食、朝刊。

ふと思いつき、DELL 4500CをUSBメモリからブートしてみようとするが、 うまく行かず(MS-DOSが立ち上がるようになったが、 ハードディスクを認識していないため、バックアップが取れず)。

あきらめて、OS(Windows XP1 Home Edition)を再インストールしてみたところ、 なんと普通に動くようになった。`Unknown Hard Error'のはずだったのに!

システムのところだけ再インストールしたので、データも無事で、 ドライバやオフィスなど必要なものを再インストールするだけで済みそうだ。

なんだったんだ、いったい。 というか、明日新しいコンピュータが来るんですけど…。

某妻のVistaも自動更新したら調子が悪くなったので、 数日前の状態に復元させる作業など。 なんか、だんだんコンピュータに詳しくなりつつある。

昼食も自宅で食べる。

昼下がり

お昼すぎ、ビートルズの`Taxman'を聴きながら本郷郵便局に行き、 住民税を一括で払ってくる。 税金で革命が起きるというのもわかる気がしてきたな。

それから大学へ。勉強勉強。

夕方

『税と正義』の勉強。プールに行きそびれる。

真夜中

夜、某政治哲学研究会。財政論の基礎と、『税と正義』序章。 前回に引き続き、ワインを飲みながらいろいろ。とても勉強になる。

夜中、本郷の某居酒屋で飲み会。歓談。勉強しなきゃなあ、と思う。

真夜中、地下鉄で帰宅。


13/Jun/2007 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

今日もなんとか起きる。ゴミ出し、シャワー、朝食。

定時出勤(少し早目)。

ストレスフルなことが一件。マルクス・アウレリウスであれば、 自分の権外にあることは悩んでも仕方がないと言うか、 宇宙の視点に立てば、そう大したことではないと言うだろう。 「人間をつくっているこれほど曲がった木材から、 申し分なくまっすぐなものを築くことはできない」(カント)。 曲がった木材が、別の曲がった木材に対して、 「おまえは本当に歪んでいる」と言ってどうなる? それよりも、自分が少しでもまっすぐになるよう、心掛けること。

真夜中

午前中は某勉強会。終末期医療。

お昼は病院の某氏と。

お昼すぎ、某会議に出席。書記の手伝い。 会議のあと、疲れて椅子に座って寝る。

起きてから某書評用の本を読む。650頁もあるのでパラパラと飛ばし読む。 読み終わったあと、ちょっと外の空気を吸いながら食事。

夕方、書評の原稿を書いていると、某院生が相談に来たので一時間ほど。 大変そうだけどもう少しでトンネルの終わりが見えるのでないか(と希望的観測)。 とにかくがんばれ。

日が暮れるころまで書評の原稿書き。 650頁の翻訳書を1000字で評価するというのは自分でもすごいと思う。 今日もジムに行けず。つかん。

帰宅して某妻と夕食。そのあと、数時間寝かせた書評のドラフトを読み直し、 ついでに某妻にも見てもらう。感謝。

真夜中、某妻と散歩。歩いていると、まず黒猫が壁の上に座っている。 近所には黒猫が多いので、それはよいのだが、 次に、しばらく歩いていると、ネズミが目の前を横切る。 それもまあよいのだが、さらに某神社の側で、妻のコブシ大の蛙が立て続けに 四匹現われる(しかも、一匹は気づかずに蹴っ飛ばしてしまった)。 風もなま暖かく、天変地異が起こるのではないかと一人不安になる。 バイオレンスジャック怖いよ〜。

コンビニに寄ってから帰宅。今日は早目に寝よう。

真夜中2

某妻が今夜も風呂の排水溝を塩で浄めている。 先日、もしオレが突然死ぬなどして、ナメクジを退治する人がいなくなったら どうするんだと言ったので、自力でなんとかしているそうだ。 曰く、「女性が一人で生きていくのは大変なのよ」。

……。潜在的なナメクジに合掌。


13/Jun/2006 (Tuesday/mardi/Dienstag)

寝足りないが、なんとか起きる。

真夜中

今日のこと。

今日のニュース


13/Jun/2005 (Monday/lundi/Montag)

少し早起きして勉強会の準備。一応準備が終わる。 ヒゲを剃ったらさっさと行かねば。

朝から某ベンタム勉強会。 QALYとRule of Rescueの話で発表。 夕方までみっちりと勉強する。

勉強会のあと、喫茶店で歓談。 『オニババ化するなんとか』がおもしろいそうなので、 買って読んでみよう。

それからプール。1.125キロ。 なんだか今日は苦しかった。 最後は足がつってリタイア。 平泳ぎはキックを強くすると速くなると思って試していたら、 足がつって溺れそうになった。 準備運動をして、スポーツドリンクで水分を補給すること。

夜は同僚らと研究室で某所の丼を食べる。

眠い。

真夜中

夜、研究室では資料を整理しただけで勉強できず。 上野の某所に扇風機を買いに行く。 自宅にある扇風機を大学に持って行く予定。 ヘッドフォンも買おうと思ったが、悩んだ末、結局買えず。 今度秋葉原でも行ったときに買おう。

万歩計はバターシー・パーク(行ったことない)を過ぎて バッキンガム・パレスへ。毎日1万歩近く歩いているせいか、 先日から万歩計のキャラクターがスキップしだした。


13/Jun/2004 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中

今日もなんとか早起き。

結局、こちらに滞在中、たまっていたガーディアン・ウィークリーも ほとんど読めなかったし、授業の準備もできなかったし、 某学会での発表の準備もできなかった。 やっぱり講義を受けて社交するだけでたいへんなんだよなあ。 睡眠を削る気がないかぎり、中途半端に副業をしようと思っても無駄なことを悟る。

授業の感想は、東北巡業というか、北京巡業というか、 素人の医療従事者向けにレベルをかなり下げてやっている感じ。 講義はパワーポイントを使わない人がほとんどで、 話やジョークはうまいが、アカデミックな環境であるためか、 あまり切迫感・現実感がない。 グループディスカッションも井戸端会議の域を出ていない。

まあ集中講義にそれほどレベルの高いものを求めてもしかたがないが、 うちのところはもうすこしうまくやれるよう努力したいと思う。

さて、出発前に荷物をまとめる必要があるが、とりあえず寝てからやるか。


13/Jun/2003 (Friday/vendredi/Freitag)

真夜中 (午前)

う、やばい。

「シュムペーター」という表記はまだいいとしても、「イムパクト」はどうか。

早朝

や、やばい。しかしもう行かねば。

お昼前

徹夜のまま、南大沢へ。電車とスタバで少し寝る。 ちょっとショックなことが。

新幹線に乗って移動中。

午前中、某氏の発表を聞く。功利原理と快楽の価値評価をめぐって。 昼食を食べたあと、明日の発表の予行演習をやらせてもらう。 ライアンがこの論文を書いた背景や、 ライアンの理解を元にどういう思想史的研究ができるか、 など、いくつか有益な示唆をいただく。

それから某氏とご一緒して新横浜へ。 クレジットカードが使えなかったり、 駅前に某銀行がなかったりしてなかなか新幹線の切符が買えず、 徹夜で疲れているのも重なってイライラする。 指定席は塞がっているので自由席券を購入し、 なんとか席にありつく。

名古屋まで爆睡したあと、 外を眺めながら横浜で買ったしゅうまいを食べる。

自由席はなぜ自由なのか

彼氏がいない女性がフリーなのと一緒か。 予約、予定が入っていないことを自由と言うわけだ。 ただし、女性の場合は選択の自由があるのに対し、 自由席に選択の自由はない。 ということは、 両親が娘の結婚相手を決める社会における女性の自由と同じ意味での自由か。

真夜中

夜、五条のホテルに着く。思ったよりアクセスの悪いところにあるな。 建物の構えは立派だが、中は狭い。まあ安いから文句は言えないが。

某氏と一緒に食事をしながら、ミルについて教えてもらう。感謝。 三条のスタバまで行ったので、帰りは京阪で戻ってくる。 つかれているので早寝早起きして発表の準備をしよう。

支配人と支配者

今日はどうも言葉が気になる。 ホテルの「支配人」。 ホテルの「支配者」だとこわいイメージがあるのに、 「支配人」だと紳士のイメージがあるのはなぜか。 「世界の支配人」「帝国の支配人」とは言わないからか。 米国も「世界の支配人」になればいいのに。


13/Jun/2002 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中 (午前)

36.8度。

FINEニューズレターの新聞記事をまとめていたら日付が変わってしまった。 さっさと今日の授業の準備をしなければ。

  1. 英国の環境大臣、買物のポリ袋に課税を検討中
  2. 英国で遺伝子操作を受けている動物は毎年50万頭以上
  3. ロシアでHIV感染者の急激な増加
  4. 欧州議会でデータ・プライバシーを大幅に制限する法案が通過
  5. 米国、公立図書館でのフィルタリングソフト使用の法的強制に違憲判決

35.9度。平熱。治った。

授業の準備をして行かなければ。

朝2

勉強、シャワー。

37.0度。あれ?

授業の準備がまだ済んでないが、もう行かねば。こんなのばっかり。

お昼前

わ、地下鉄でリブレットをヒザにのせて授業の準備をしていたら、 四条で降りるのを忘れてしまい、京都に来てしまった。 仕方ないのでJRで大阪に行くことにする。

お昼すぎ

今回は遅刻せずに南海電車に乗れた。 ちょっと心配なのは急行にはトイレがないこと。 先日から水分をかなり取っているから2時間近くもつかどうか心配。

駅で弁当を買う。フレッシュジュース屋でキャロットミルクも買って飲む。

昼下がり

食後、電車に揺られて40分ほど気持ちよく寝る。やばい、準備が。

36.7度。体温計を持ち歩く男。

昼下がり2

う〜ん、まだ準備が済んでない。

ケーブルカー。座席が傾いていて気持ち悪い。

夕方

授業終わり。今ひとつだった気がする。 台本

授業のあと、 某知り合いの知り合いの方と知り合いになり、夕食をご一緒する。 いろいろ楽しいお話を聞かせてもらう。 チューハイを二杯飲んでクラクラする。

36.7度。バスの中で体温を測る男。

夕方2

トイレの鏡で顔を見ると、目のまわりが赤い。 チューハイ二杯でよっぱらい。

電車で帰る3時間。まず寝て、それから勉強しよう。

南海ですこし寝たあと、今日配ったアンケートを読む。 動物実験の種類をもっと説明すべきだったと反省。 先週やった生命の神聖さと話をつなげるのも忘れた。

梅田に着くと汗だらだら。高野山は涼しい。

夜2

やっと帰ってきた。12時間の長旅。シャワー。

36.8度。

机に向かっている時間…7hr
今日の勉強時間…6hr
マルクス係数…64.2


13/Jun/2001 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

[新聞: 2時間半(ネット上の新聞こみ。2時間を目指せ) 専門の勉強: 3時間半]

真夜中

昨日は元倫理学研究室にいた某英国人とひさしぶりに会い、 中華料理屋でお昼を一緒した。こちらで修士をやるとのこと。 日本人の女性をはべらせていた。こ、この不良外人め。

夜は洗濯をした以外まじめに勉強したつもりだが、 ハートを読んだだけでまだ書きだせず。 夜を徹して勉強しようと思ったが、 目がちらちらしてまともに字が読めない。 風邪の前兆かもしれないのでもう寝よう。

起きたらがんばるべし。

お昼

寝すぎる。ちょっと体調が心配。

学生生協で新聞と昼食(ベジタリアン・ブリトー)を買ってから図書館へ。

お昼すぎ

産経の社説(「日本になじむ新制度を」)。 裁判員制というのはすごいな。 「改革の柱のひとつが、殺人など重大犯罪の刑事裁判への「裁判員制」の導入 である。ともすれば国民の常識とかけ離れていると批判のあった裁判に、社会 常識の風穴を開けようというものだ。選挙人名簿から無作為で選ばれた裁判員 は裁判官とともに審理を進め、有罪・無罪の決定を下す。ひとつの事件の終了 まで担当し、健康上の理由などやむを得ない事情がない限り、出頭義務を負う とされる。」

これが法制化したら英米の陪審員制よりもずっと大変な義務が国民に課される わけだが、普通のおばちゃんやおじさんが仕事を休んでまでやりたがるだろうか。 国民の国政参加が目的なら、陪審員制あたりからはじめた方が穏当だと思うけど。

他の新聞の社説も司法改革について論じているが、 内容のないものが多い。 たとえば日経の社説 (司法改革へ内閣挙げた取り組みを)は具体的な批判なども行なっており、 ましな方だが、冒頭はまるで読書感想文である。 「21世紀の日本社会で司法が果たすべき役割を検討してきた政府の司法制度改 革審議会が、最終意見を内閣に提出した。日本が自由で平和で豊かな国であり 続けるには、司法制度の改革は不可欠である。意見は、改革の骨太な設計図を 示した。内閣や法曹三者(裁判所・弁護士会・検察庁)は、改革を実現する責 務がある。私たち国民も、利用しやすく頼りになる司法制度を実現するため、 監視と参加を強めよう。」

昼下がり

う。まだ新聞読んでる。 英国自民党の前指導者だったパディ・アシュダウンのコメント。 自民党は今回の選挙では大躍進したが、 このまま労働党が以前占めていた左翼の地位を保持していると、 いずれ保守党が再生してきたときには大敗することになる、という警告の文章。

インディペンデントはウェブサイト を一新したようだ。見やすくなった。

しかし、まだ目がすこし痛い。休み休み勉強しよう。

夕方

うう。まだ法哲学のエッセイが書き出せていない。 しかし、だいたい必要な情報が頭に入ってきたので、 今夜から書き出すこと。それにしても7000語はつらいなあ。

夕暮れ

夕食後、すこし寝る。調子は今ひとつ。体調に気をつけながら、勉強しよう。

Amazon.co.ukに注文していた本が届く。


13/Jun/2000 (Tuesday/mardi/Dienstag)

今日のニュース

3コマ目の科哲に出ました。
泣こうがわめこうが、木曜日にタームペーパー提出です。
4コマ目の第二演習に出ました。
パーフィットについてでした。
某教授に本をいただきました。ありがとうございます。
ハンス・ヨナス、『責任という原理』、加藤尚武監訳、東信堂、2000年
ウォーノック読書会をしました。
情動説の批判です。
ちょっとゲーセンに行きました。
悪習身につかず。いや、身に染みつきつつあります。
日記の整理をしました。
6月上旬は何をするでもなかったですが、 なんだか忙しかったような気がします。

06/13/99 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中

今日は某先輩の引越しの手伝いをした。 疲れはてたのでその詳細はまた明日。


引越しの前に少しフランス語の勉強をした。 『普遍文法』のつづき(p. 12)。

Car des quatre gutturales des Hebreux, il y a de l'apparence que l'Aleph, valoit autrefois vn a: le He, vn e; & l'Aiin, vn o. Ce qui se voit par l'ordrede l'Alphabet Grec, quia este' pris de celuy des Pheniciens jusques au t, de sorte qu'il n'y auoit que le Heth, qui fust proprement aspiration.

なんか、一段落一文ばっかりだな。このころはそれが普通だったのかな。

それにしても、ここはつまんないから省略。次の章に行こう。

CHAPITRE III. 第3章

Des Syllabes. 音節

LA Syllabe est vn son complet, qui est quelquefois compose' d'vne seule lettre, mais pour l'ordinaire de plusieurs. D'ou` vient qu'on luy a donne' le nom de syllabe, sylla'bu, comprehensio, assemblage.

ええと。「音節とは、完全な音であり、それは…」。 quelquefoisは…、辞書辞書、ええと、「ときどき」か。 「それは、ときには単一の文字によって成り立っており、 しかし通常は複数の文字によって成り立っている」。

`D'ou` vient ...'は「そこから〜が由来する」っていう意味かな? 「そこからsyllabeという名が由来している。 sylla'bu (ギリシア語) とは、comprehensio (包括してること? ラテン語らしい) とか、assemblage (集合だろう) という意味である」。

まとめると、 「音節とは、完全な音であり、それはときには単一の文字によって成り立っており、 しかし通常は複数の文字によって成り立っている。 そこからsyllabeという名が由来しており、 sylla'buとは、comprehensioとか、assemblageという意味である」。

Vne voyelle peut faire vne seule syllabe.

「一つの母音は、単一の音節をつくることができる」。

Deux voyelles aussi peuuent composer vne syllabe, ou entrer dans la mesme syllabe. Mais alors on les appelle diphtongues, parce que leurs deux sons se joignent en vn son complet, comme mien, hier, ayant, eau.

「二つの母音もまた、一つの音節をつくることができる。 すなわち、同じ音節に入ることができる」。

`mais alors'で「したがって」という意味のようだ。 `diphtongue'は「二重母音」。 「そこでそれはdiphtongues (二重母音) と呼ばれる。というのは…」 `joignent'はjoindre (代動詞で「結合する」) という語の変化形のようだ。

「というのは、それら二つの音は、mien (私のもの)、 hier (昨日)、ayant (持っている)、eau (水) のように、 一つの完全な音へと結合されるからである」

今日はここまで。


ところで、『すばらしい新世界』の上の引用は、原文では、

`But isn't it natural to feel there's a God?'

`You might as well ask if it's natural to do up one's trousers with zippers.'

である。たしかに「ジッパーでズボンを締め上げる」という表現は変だ。 といっても、他にどのように言うべきかはわからないが。あ、 「ズボンのジッパーを締める」か。


今日やったこと


06/13/98(Saturday/samedi/Sonnabend)

昨夜は下宿に戻ってから、 『アルジャーノンに花束を』 を読みだす。 おもしろい。一度寝て、また起きてから今日の昼すぎまでかかって読む。

今日の午前中から昼下がりまでは大雨でしかもすごい風。 干していた洗濯物がずぶぬれになる。やられた。

研究室に来る途中、元田中の某輸入食品店でくるみを購入。


くるみを食べすぎて気分が悪くなる。


真夜中

某プロジェクトの晩餐に付き添って食事をさせてもらう。感謝感謝。


06/13/97(Fri)

・朝・

(こだまの内部世界)

「あ〜あついあついっ」

「げっ、今日は文学部の掃除の日か」

「とても善意志から掃除する気にはならんてば。さぼるか」

「いや、それはまずいっす。みなから総スカンを食うかも知れないっす」

「あ〜、昨日はチャリのタイヤの修理やら電車の定期やらで貴重な万札が飛ぶし」

「あ〜やだやだ。やだやだブルーズ」

「意味不明」

「意味不明」

「それにしてもあのイケてる、って言葉だけは許せんよなぁ」

「あと、ゲットするっていう言葉と」

「あと、要約してないのに『要するに』って言う奴」

「まだ何も喋ってないのに、いきなり『つまり』から始める奴も許せん」

「許せんっ」

「許せませんっ」

「あ〜あついあつい」


・昼過ぎ・

「あ〜、しかしちゃんぴょん(少年チャンピオンのことらしい)でイケてるのは ドカベンとグルームパーティーだけやなぁ」

「はっ。イケてるなどという言葉を使ってしまった。いかん。あきまへんがなっ」

「あ〜あついあつい」

「こんな時に掃除せんとあかんなんて、まさに青天のヘキエキやがな」

「あ〜あついあつい」


・昼下がり・

・もう少しすると掃除なわけだが、今日はこれから何するんだったっけ?

掃除--バンドの練習--ベンタム読書会--???--***--、か。そんなにヒマでもな いな。

・もうすでに奨学金が銀行に振り込まれているらしい。助かる。


・夕方・

・文学部の掃除終わり。さすがに倫理学は実践哲学と言わ れるだけあって、この研究室からの手伝いが圧倒的に多かった(他の研究室か ら手伝いに来ている人も若干いたが、残りはほとんど事務の人々)。

・まず放置している自転車を撤去して(!)、それから雑草を引きちぎる。する とその下から、さまざまな昆虫がまさに青天のヘキレキと言わんばかりにわら わらとうごめき出す。

・ころげ回るダンゴ虫、凍りつく尺取り虫、盲目的に爆走するアリ、死んだフ リをするイモ虫、動じないナメクジ。

・ま、そんなこんなで結構楽しかったです。


・夜・

・バンドの練習終わり。練習の仕方が問題になる。確かに最近いいかげんな練 習だもんなぁ。けど、どうしたら良くなるのかは簡単にはわからない。一番の 問題は自分たちのやる気なのかも。とにかく次の練習はがんばろう。


・ところで昨日書いたベンタムの話っていうのは、pleasureとpainの 訳を変えようという話。

・現在、pleasureとpainはそれぞれ、「快楽」と「苦痛」あるいは「快」と 「苦」という風に訳されているわけだが、この訳仕方では抽象的で今一つピン と来ないし、またとくに「快楽」にはあまり良いイメージがない。そこで思い 切って他の言葉を使おう、と(一昨日の晩に)思い立ったのである。

・では代わりに何を使うか。ずばり「喜び」と「 苦しみ」。

・「快楽」よりも「喜び」の方がわかりやすいし、イメージも良い。また、よ く考えると「喜び」の方がpleasureの訳語としてぴったりあてはまることが多 いのである。(ちなみに動詞のpleaseは「喜ぶ」「気に入る」)

・painもそれに対応させて「苦しみ」とした。

・こういうと、「喜び」と「苦しみ」とでは対になっていないではないか、 「喜び」の対義語は「悲しみ」ではないのか、と反論が来そうだが、まあその 通りである。しかし実は「快苦」という言葉も、少なくとも広辞苑には出てい ないのである。だからこの反論は「快楽」と「苦痛」という組み合せにも当て はまることになる。

・「苦あれば楽あり」というように、本当は「苦楽」、つまり「楽しみ」と 「苦しみ」が対になる語なのである。一応この可能性も考えたのだが、やはり pleasureを「楽しみ」と訳すのはいろいろ問題があってちょっと無理である。 (pleasantは「楽しい」なのだが)

・というわけでとりあえずしばらくの間はこの新訳語で行くことにする。修論 もこれで行くかどうかは未定。なにか御意見のある方はメイルを下さい。


・ベンタム読書会終わり。

・うう、風邪がひどくなってきた。どうしよう(ここに泊まると死ぬかも)。


Satoshi KODAMA
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Last modified: Fri Aug 2 23:28:30 JST 2013