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KODAMA'S (NEW) WORLD

筆者の印象では、残念なことに日本では、医療従事者と福祉従事者の仲が あまり良くない。お互いが他の分野に関心を持たずに、またお互いが率直な意見を 交換することなく、それぞれがそれぞれの仕事を行っている。 これは実際の仕事の場でもそうであるし、研究者同士のあいだでもそうである。
たとえば筆者はいくつかの機会に、福祉研究者が、どれほど医学雑誌を読んでいるか、 また医療関係者がどれほど福祉関係の専門誌を読んでいるか 聞き取りをしたことがある。驚くべきことに、 ほとんどの人々が、専門雑誌の名前さえ知らなかった。

---西村周三、『医療と福祉の経済システム』


昨日 / 明日 / 2013年6月 / 最新 / はてな

この日の出来事


06/Jun/2013 (Friday/vendredi/Freitag)

某打ち合わせ、東京出張など

ひさしぶりに東京へ。何かいつも百万遍や今出川近辺にしかいないので、いき なり品川駅あたりに来ると人がやたらに多いと感じる。

定時起床。髭剃り、娘とシャワー、朝食、朝刊。少し出張の準備をしてから大学へ。

午前中は雑用と某勉強。お昼は院生らと某カンフォーラで。

お昼すぎ、某翻訳作業など。昼下がりから夕方まで某先生たちと某会議。

夕方、一旦帰宅してから急いで京都駅へ。新幹線で品川へ。車内では寝るつも りがスライドを作り始めたらあっという間に着いてしまう。これがフローか。

夜、品川着。ホテルに荷物を置いてからエキナカで食事をしようとしたが、混 んでいたのであきらめて適当に買い物をして帰宅。

夜中まで読書や明日の講義の準備など。もう寝るべし。


06/Jun/2012 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

大掃除、娘の世話など

昨夜は地震速報のアラームやら娘の泣き声やらでよく眠れず。朝、ゴミ出し、 髭剃り、朝食、朝刊。

小雨の降る中、娘を保育園に送り、本三駅前の某喫茶店でしばらく雑用。それ から大学に行き、1時間ほど大掃除の手伝い。といっても、主に自分の部屋を片 付ける。三年分ぐらいの週アスを捨てる。

お昼、某会議。そのあと、院生やスタッフらと昼食。

昼下がり、別の会議。それから某氏らとコーヒーを飲みながら少し休憩。

夕方、幹細胞の勉強と、某論文の推敲。少し早めに研究室へ出て、保育園に娘 を引き取りに行き、帰宅。

夜、娘に夕食を与え、自分も食事。泣きわめきながら食べるので大変だった。 抱っこしたら少し落ち着いた。それからしばらく娘の相手。

夜中、娘を一人で風呂に入れる。入れ終えた後に某妻が帰宅する。

娘の世話をしていたらすっかり疲れたので、よく寝てまた明日がんばろう。


06/Jun/2011 (Monday/lundi/Montag)

真夜中

朝、少し寝坊する。起きてからシャワー、朝食、朝刊。 午前中に米の買い出しに行ってから大学へ。某研究会の報告の準備。

お昼すぎに某コモンルームで昼食。そのあと、卒論生用の某文献講読。

昼下がりから夕方まで某研究会の報告準備。

夕方から夜まで、某研究会で報告。公衆衛生と政治哲学。 いろいろ新しい角度から質問をしていただき、とても勉強になった。

その後、ワインを飲みつつ、某相談など。

夜中に帰宅して夕食。それから某娘を風呂に入れる。

真夜中、学生から送られてきた某レジュメを見る作業…をしようと思うが、 某娘の世話をしているとなかなか進まない。いろいろやばい。


06/Jun/2010 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中

昨晩は『アイアンマン』を観てから寝た。 それなり。グウィネス・パルトロウが秘書というのは良いなあ、とか。B-

遅めに起きて、シャワー、シリアル、昨日の新聞。

お昼ごろに大学へ。昼下がりまで図書館で読書と居眠りなど。

昼下がり、某スタバで軽食。勉強しようと思ったが、 自動ドアの側にいたせいか、うるさくて無理だった。 さっさと退散して、研究室へ。

夕方、研究室で日が暮れるころまで雑用。雑用をするために生まれてきた男。

夜、帰宅して夕食。それから某オンライン研究会。

真夜中、『セントアンナの奇跡』をDVDで観る。 宗教的な感じの映画。それなり。映像がきれいだった。B。

さて、また今週もがんばろう。


06/Jun/2009 (Saturday/samedi/Sonnabend)

真夜中

朝、ゴミ出ししてから二度寝。朝遅く起きる。シリアル、朝刊、シャワー。

お昼すぎに地下鉄で大学へ。お昼はカレー。

昼下がり、某先生と某論文について相談。夕方、某ガイダンスに出席。 挨拶のみ。そのあとまた某先生と相談。

夜、向丘の某所で某会議。弁当が出る。

夜中、某氏と白山で少し飲む。いろいろ人生相談。歩いて千石へ。

真夜中、ついubuntuにはまってしまう。 Thunderbirdの設定がうまく行かない(正確には、lightningがうまく動かず、 google calendarの同期が取れない)。時間の無駄。


06/Jun/2008 (Friday/vendredi/Freitag)

夕方

なんとか定時に起き、ゴミ出し、シャワー、朝食、朝刊。 お昼まで宅急便を待つために家でGuardian Weeklyなど。

お昼、少し遅目に某氏と本三で定食。 そのあと、研究室で某再校を読む仕事に着手。 今回はもう大きく修正できないが、 自分の訳文にはまだまだ改善の余地がある。 もっと修業を積まなければ(とはいえ、当分は翻訳仕事をするのはやめよう)。

Media Player Classic 6.4.9.1も試しにインストールしてみる。

夕方2

注文していたメモリを受け取りに購買部へ。それから研究室に戻ってきて、 Let's note(CF-R5K)のメモリ増設(TS512MPA0512U5)。メモリ増設作業はこれで終わり。 自分の頭にもメモリやらハードディスクやら増設したいが、 今のところは自助努力でがんばるしかない。 せめてディスク・クリーンアップとかディスク・デフラグとかできたらいいのだが。

夕方3

某校正。ちょっと寝てからまた某校正。

真夜中

夜、某氏らと白山で飲み喰いする。いろいろ相談。ワイン、ラフロイグなど。 日付が変わる前に帰宅。

帰宅してから某妻の原稿を見る作業。ね、眠い…。


06/Jun/2007 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

なんとか朝起きて、ゴミ出し、シャワー、朝食。

少し早目に家を出たので、本三の某スタバで朝刊を読む。

夕方

午前中は某勉強会。「子の福祉」について。

お昼は久しぶりに弁当屋の弁当を集会室で。

お昼すぎから某図書館に籠って勉強。 たいして進まなかったが、心は落ち着いた。少し寝る。 借りっぱなしにしていた本を図書館に返すと、一ヶ月の貸し出し停止に。つかん。

夕暮れ

夕方まで研究室で仕事(読書とも言う)をしたあと、 本三駅前で買物をしてから、少し早目に帰宅。 帰ると、先日ネットで注文した2GBのminiSDカード(Transcend製)が届いていた。 これでw-zero3で複数の辞書が使える。

真夜中

夕食後、読書と勉強。

`Those who would give up Essential Liberty to purchase a little Temporary Safety, deserve neither Liberty nor Safety.'「束の間の安全の ために基本的自由をあきらめる者は、自由も安全も失う」というのは、ベンジャ ミン・フランクリンの言葉として知られている(ということを先日の朝日新聞 で初めて知った)が、Wikiquoteによれば、この一文がフランクリンによるものかどうかは議論がある そうだ。ただ、Wikiquoteはおそらくフランクリンの手になるものだろうと述べている。


06/Jun/2006 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中 (午前)

死について明るく語る

あれ、なんだかハイになってきたので、ついでに死について陽気に語っておこう (ウツなときに死について語ると、周りの人が心配するので)。

マルクス・アウレリウスの死についての記述はいつもgrimだ。一例を挙げると。

昔さかんに讃めたたえられた人びとで、どれだけ多くの人がすでに 忘却に陥ってしまったことであろう。そしてこの人びとを讃めたたえた人びとも どれだけ多く去って行ってしまったことであろう。

この諸行無常というテーマは『自省録』に何度も何度も出てくる。 この一節はまた、名誉を追求することの空しさについての記述でもある。 こういうことを毎日繰返し自分に言い聞かせる必要があるというのは 変人な感じだが、まあ、いわば宇宙の視点から自分を見つめ直すことにより、 自分の悩みの矮小さ、人生の短さを確認し、 その作業を通じて大局的な判断を下すことが可能になるんだろう。

それに比べると、ニーチェの『ツァラトゥストラ』の一節、「自由な死」は明るい。

多くの者はあまりにおそく死に、少数の者はあまりに早く死ぬ。 「ふさわしいときに死ね!」という教えはいまだに新しい。(…)
すべての者が死ぬことを重大視する。しかし死はいまだに祝祭とまではならない。 人間はまだ、どのようにしてもっとも美しい祝祭を挙げるべきかを知らなかった。 (…)
全(まった)からしめる者は、希望する者たち、誓約する者たちにとりかこまれて、 勝利に輝いて、その死を死ぬのだ。(…)
わたしの死を、わたしはあなたがたに讃えよう。自由な死を。 それはわたしが欲するから、わたしのもとに来る死である。
そしてわたしは、いつそれを欲するだろうか? ---目標と後継者を持つ者は、 目標と後継者にふさわしいときの死を欲するのだ。

「ふさわしいときに死ね」(ニーチェ)。自分で選ぶという意味で自由な死。 優れた俳優は、退場の仕方まで考えているものだ。

「一番大切なことは単に生きることそのことではなくて、 善く生きることである」(ソクラテス)。 善く生きるためには、死ぬときを誤らないようにしなければならない。

「自分がいちばんおいしくなったとき、 ひとに食われつづけるのをやめよ。いつまでも愛されたいと思う者は、 このことを知っている」(ニーチェ)。 自分について言えば、大きい実か、小さい実かは置いておくとして、 たぶんもう数年で成熟すると思われるので、今はまだ死ぬときではない。 誤って死なないようにくれぐれも気をつけよう。

Always look on the bright side of death...

起きる。やはりブラインドの調節の仕方で、 朝起きたときの調子が違うようだ。

メモ。自分の身を削りながらでも自分の属する集団に貢献しようとする人。 反対に、集団に貢献するよりも、そこから少しでも多くの利益を得ようとする人。 `Ask not what your country can do for you...'

メモ。調査研究と文献研究。調査研究をする人は、 文献研究は調査のための予備的研究と考え、 文献研究をする人は、調査研究は研究のための資料を提供してくれると考える。

朝2

定時出勤。あれ、ニューヨーク・ドールズ、 再結成して3rdアルバムを作っているのか。 ベースは元ハノイ・ロックスのサム・ヤッファだって。

メモ。人間はときどきメンテをしてやらないと、調子が悪くなる。 人間関係も然り。「歯車が噛み合わなくなる」という比喩。

お昼すぎ

午前中は某院生たちと英語文献講読。

そのあと、某ランチョン・セミナー。 久山町研究のビデオ。勉強になった。

夕方

昼下がりから某ミーティング。1時間弱で終わる。 そのあと、某レポートの添削など。

いろいろ考えるべきことがあって忙しい。 深呼吸して心に余裕を持つべし。

真夜中

夕方、某教授といろいろ密談。 そのあと、同僚の某氏とメタ倫理の相談。 ようやく形になってきた。

夜は同僚の某講師と居酒屋に行き、いろいろ相談に乗ってもらう。ビール、 獺祭(にごり酒)。少し酔っぱらう。

寝不足気味なので今日は早寝しよう。

今日のニュース


06/Jun/2005 (Monday/lundi/Montag)

眠いが早起きして大学へ。

出張用のカバンが必要だ。

真夜中

京都。酔っ払い。

お昼に某氏と本郷で昼食を食べたあと、 新幹線で京都へ。車内ではよく寝てから仕事。

大阪に来ると、異様に大阪なので驚く。 とくに御堂筋線が大阪だった。

御堂筋線で淀屋橋に移動し、 某大中之島センターを探して1時間近く彷う(地図を持参するのを忘れた)。 ずいぶん早く大阪に着いたのに、結局たこ焼きも食べられず。残念。

夜、授業。ダメ。なんとかならんものか。 医療資源の配分の話は難しい。

そのあと、某先生らと沖縄料理屋で食事。 43℃の泡盛を一杯飲んで相当酔っ払う。危ない。死ぬかと思った。 某OD氏の苦悩を聞き、いろいろ考えさせられる。

大阪駅あたりで酔いがピークになるが、 なんとか京都に来てホテルへ。 お好み焼きが食べたい。

真夜中2

アルコールが入っていたせいか、 何度も目が覚めたのでちょっと起きる。

もうちょっと質問をうまく捌けるように訓練しないとなあと反省することしきり。


06/Jun/2004 (Sunday/dimanche/Sonntag)

起きる。雨。

朝、雨の中、歩いてメイシーズへ。昨日の買物のレシートと パスポートを持ってVisitors Centerに行くと、 若干お金を返してもらえると、昨日セールスクラークから聞いた気がしたのだが、 実際に行ってみると、今後の買物が11%安くなるクーポンとメイシーズの 名前の入ったリュックしかもらえなかった。まあいいけど。

昼、姉夫婦たちと9丁目で蕎麦を食べる。なかなか本格的。 台湾喫茶に行ったあと、某氏の家でナチョスを食べ、 それから地下鉄に乗って自然史博物館に行ってみるが、 時間切れで入館できず。仕方ないのでダコタハウスを通りの向こうから眺め、 セントラルパーク内のストロベリーフィールズでしばしアコギでビートルズの曲を 歌う外人の歌を聞きながら休憩。

それからまた地下鉄に乗ってミッドタウンに戻り、 シネコンで『シュレック2』を観る。 あまり期待していなかったのだが、これが前作を超えるぐらいおもしろく、 かなり笑えた。とくに、ピノキオのパロディが笑えた。 最後の盛り上がりが今ひとつだったが、よく出来ていた。

映画を見たあと、ギリシア料理の宅配屋で適当に食事を買ってから帰宅し、 晩ごはん。つかれた。


06/Jun/2003 (Friday/vendredi/Freitag)

早寝早起き。朝食。今日はラッシュアワーの電車に乗らねば。

朝2

電車を乗り継いで南大沢へ。車内では新聞を読む。 上でも引用した「204:9の断層」というシリーズが終了したが、 けっこうおもしろかった。「タツノコプロとダイナミックプロ」 の連載も日本のアニメの歴史の勉強になった。

今日、テレビでマトリックス。明日、ニュートン。忘れなかったら見よう。

ずいぶん早く着いたので、スタバで休憩。

顎の痛みが取れない。どうも病院に行った方がよさそうだ。

昼下がり

午前中はゼミに出る。フリーデンの続き。 構造主義的な(フリーデン的には「形態論的な」)イデオロギー分析をやる、 という話。いろいろ勉強になった。

それからまた電車を乗りついで本郷に来る。 まず、古本屋で一冊本を購入。

それから定食屋でちらし寿司。さらにスタバで一服。 今日のシンポの発表論文を一本読む。 ES細胞研究を題材にとって、case comparisonとかconsistencyという 倫理学的思考を問題にしている論文で、 こないだのオレの発表と問題関心が非常に似ていて興味深い。 いろいろ質問をさせてもらおう。

うう。もうちょっと早く来たら図書館で本を借りられたのだが。 シンポのあとに時間があれば書籍部で本を買おう。

真夜中

帰宅。

昼下がりから、死生学のシンポに出席する。 オックスフォード大の教授を二人呼んでくるというリッチな規格。 一人目は「まずはじめに『プラネットオブアイプス』を見ます」と、 オーストラリア訛りの某教授。ES細胞の研究は道徳的に正当化される ということを、一貫性とか反省的均衡とかいう方法論によって正当化していた。 「一貫したカトリック的道徳もありうるんじゃないか」と質問したら、 「カトリックはレイプによる妊娠の場合も中絶を認めない。 これは直観に反する。したがって一貫した道徳理論でない」 と答えていた。しかし、 「レイプによる妊娠の場合に中絶を認めないのが直観に反する」 と言った場合の直観とは、保守的カトリックの直観ではなく、 自由主義者の直観だから、論点先取になってしまうのではないか (ということは時間がなかったので質問できなかった)。

二人目は、 「体外受精によって耳の聞こえない遺伝子をもった胚を作ることは許されるが、 胚を傷つけることによって耳の聞こえない子どもを作ることは許されない」 という主張を、パーフィットの人格の非同一性理論を使って説明するという 某教授の発表。

質疑応答のときの質問の内容からすると、 会場にいた人の多くは`non-identity problem'というフレーズを、 「健常者にはアイデンティティがあるが、 障害者にはアイデンティティがない」とかそういう意味に取ったようで、 あまり理解していなかったようだ。 英語のidentityは「同一性」(哲学用語? 「AとBは同一identicalか」)なのに対し、 日本語の「アイデンティティ」は「自我」(心理学用語? 「Aは(いかなる)アイデンティティを持つか」)を意味するので、 気をつけること。

これに対しても質問したが、整理のつかないまま質問したので、 どうも核心を突けなかったようだ。失敗。 あとで考えると、某先輩が言っていたようにnon-identityの問題というよりは、 上の主張の道徳的区別は、「医者はharmを与えることは許されない」 ということで片が付きそうな気がする。 いや、しかし「耳の聞こえない遺伝子を持った胚を作る」ということが harmでないと言うためにはnon-identityの問題が必要なのか。要検討。

シンポ終了後、帰ろうと思っていたら、 知らないうちに懇親会に出席していた。 ルベソンベールでタダ飯を食べさせてもらう。 もちろん、世の中タダ飯なんてものはないわけで、 明日もちゃんと朝から出席して質問しろということだろう。

懇親会のあと、某先輩と御茶の水まで歩き、 喫茶店で一服しながら人生について教えを乞うた。 先輩と別れたあと、天一でラーメンを食べてしまう。


06/Jun/2002 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中 (午前)

先日血液検査をする機会があったので、 長生き競争をしている某師匠の表を借用させてもらい、 その結果を記しておこう。
血液検査結果
項目 (基準値) 2002/06
GOT (11-31) 14
GPT (7-45) 10
γ-GTP (12-67) 14
コレステロール (130-199) 164
中性脂肪 (32-149) 64
尿酸 (3.5-6.9) 4.7
血糖 (70-110) 103

全体的に基準値に収まっているので健康だと想像するが、 ちょっと血糖値が高いな。

[ここに読み方について説明がある(近畿大学のサイト)。 猿の血液検査表とも比較せよ]

早朝

早起き。授業の準備をしなければ。

う〜ん。とってもやばい。電車の中で準備するか。

朝2

う〜ん、やばい。しかしもう着替えて行かねば。

お昼すぎ

電車を乗り継ぎ、ようやく南海高野線に乗る。 あれ、なんか遅刻しそうな気がしてきた。大丈夫かな。

マクドでお昼を食べていて、トレーに敷いてある広告を見て思い出したが、 エッジじゃなくて、YahooBBのモバイルBB(だっけ?)に加入するという手があったな。 しかし、どのくらい使えるんだろう? いつもマクドに行くことになるのかな?

あれ、どうもちょっと遅刻する気がする。 ホームページにはなんば駅から1時間半と書いてあったが、 2時間弱かかってしまいそうだ。どうするか。電話すべきだな。

あ、そうか、特急の「こうや」というのに乗らないといけなかったのだ。 う〜ん、まずい。

昼下がり

遅刻すると観念して大学の事務に謝りの電話を入れようと思っていたところ、 さいわい橋本という駅で特急に乗り換えることができた。 なんとか時間ぎりぎりに間に合うようだ。

やはり日頃の行ないが良いと相応の報いがあると確認。 natural justiceというやつだな :)

いや、冗談なので本気にしないように。 日頃の行ないが良くても不幸になるときは不幸になります。 前世とは(おそらく)関係ありません。 なので、良い子は真似をせず、 しっかり時刻表を調べて移動しましょう。

昼下がり2

車内の放送で高野山の案内。 高野山は弘法大師空海が816年、真言密教の道場を作った場所。

なんか、ほんとに深い山の中に入ってきた。 ちゃんと電車が走っているのがすごい。

夕方

授業終わり。時間ギリギリに到着し、 小さくてよく見えない台本を プロジェクタでスクリーンに映して授業。 英国のシャム双生児裁判について。 最後の方がまとまりがなかったので反省。 しかし、熱心にコメントを書いてくれる学生が多かったので喜ぶ。 来週はもっと気合いを入れて準備して行こう。 遅刻しないように注意。

Euphoria. しかし、これから四時間かけて帰るのか。 本当に一日がかりだな。 いや、某大学の非常勤も結局は一日がかりなんだけど。

夕方2

30分ほど爆睡する。まだ南海電鉄。今日中に帰れるのか。

ん、何もすることがない。新聞を読んでもいいが、 つかれてそれもする気にならない。 つれづれと日記を書きつづけてみよう。

「最近は創造力がすっかり枯渇してしまい、 英語の歌詞を訳したり、新聞記事をまとめたり、 シンガーの本をまとめたりと、 他人の意見をまとめることしかできなくなってしまいました」

「それじゃダメだろう。若いんだから、 もっと自分の意見はないのか」

「いや、もう枯れてしまったので…」

「そうじゃない。勉強の仕方が悪いのだ。 本や論文や新聞を読む時間が多すぎて、 自分で考える時間が少なすぎなのだ。 創造力を開発する時間をつくりたまえ。 忙しいと創造力なんて発揮できんよ」

「そうかもしれませんね」

「それに、もっと人と議論したまえ。 自分と本と二人で仲良くしているからいけないんだ。 だいたい君は人の意見に反対することが少ないから、 武者修業すべきであって、 本なんか読んでフンフン言ってちゃいかんのだ。 シンガーじゃなくて、もっと自分と意見の違う本や論文を読め。 たとえば産経の社説とか、ヘーゲルとかハイデガーとか。 いや、それよりも本ではなくて人と議論すべきなのだ」

「ホントに、人と議論すべきなんですけどね。 けど、あまりその機会に恵まれなくて…」

「何を言っとるんだ。自分で逃げてるだけだ。 積極的に授業に出て、飲み会や学会にはちゃんと出席して、 議論を吹っかけろ。泡を吐いてしゃべれ。 本気でまともな学者になりたければ、 そうやって下宿で仙人のような生活をするのは今すぐやめろ」

「厳しいですね」

「当然だ。まったくけしからん、まわりにいくらでも賢い人がいるのに、 『刺激がない』と嘆くなどというのは…」

「けど、みんな忙しそうだし…」

「そんなことはない。本当はみんな議論をしたがっているのだ。 ローリング・ストーンズもこう歌っておる:

Well we all need someone who can argue with
And if you want to, you can argue with me

ビートルズもこう歌っている:

All you need is argument
All you need is argument
All you need is argument, argument
Argument is all you need
Argument is all you need
(She loves argument, yeah, yeah, yeah)

と、こういうわけだ」

「この人ったら、またウソっぱちを…。でもまあ、 言ってることはわかりました。創造力を養う時間を作ることと、 人ともっと議論しろと」

「というか、さっさと論文書け。〆切が一つあるんじゃないのか」

「う、それは…」

「ほら、また逃げてる。いくじなし。エセ実存主義者」

「ひどい言いようですね。わかってます。やれるだけやってみます。 忙しいというのは大抵の場合言い訳ですし」

「もっと真剣に生きろ。二十代でいられるのはあと何ヶ月だ? 完全燃焼してみろ。惰眠を貪るな。覚醒せよ」

「わかりました。がんばります。それじゃまず新聞を…」

「あ〜、わかってない、議論しろって言っただろうが」

「しかし、電車で寝てる人を捕まえて議論するわけにもいかないでしょう」

「じゃあ創造力を発揮しろ。新聞なんて読んで時間を潰してちゃいかん」

「いや、創造力って言われても。手元に論文があるわけでもなし…」

「手元に論文がなくても何か書け。認識論について新しい見解でもないのか」

「ありませんよ、そんなの」

「何も言うことないんだったら、研究者などやめてしまえ」

「いや、研究というのはいろいろな人の研究の積み重ねであって…」

以下省略されました。

新聞を読む。Douglas AdamsのThe Hitchhiker's Guide to The Galaxyっておもしろそうだな。買って読んでみよう。

夜中

9時ちょうどぐらいに下宿に戻ってくる。 朝11時に出たから、10時間の旅ということになる。 これが毎週だと死ぬな :)

戻ってきてカレー。カレー終了。

BBモバイル。 マクドはまだほとんど東京だけで、スタバも京都には一店もない。 う〜む。やっぱりeoか何かに入るか。しかしこれ、関西圏だけだしなあ。

机に向かっている時間…7hr
今日の勉強時間…6hr
マルクス係数…64


06/Jun/2001 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

[新聞: 2時間半、専門の勉強: 2時間(あああ)]

真夜中

「結婚・出産しても働き続けますか」

べつに毎日新聞に恨みがあるわけではないが、 「女性の就職 男たちの意識は変わったか」という記事について。

あいかわらず女性の雇用差別が続いているというなんてことのない記事だが、 気になったのは、なぜ面接担当者はまちがっても 「結婚・出産しても働き続けますか」といった質問を女子学生に発して はいけないのかを説明していない点。 いまだに3人に1人の女性が面接で質問されるからには、 面接担当官にとっては重要な質問なわけで、 なぜだめなのかをちゃんと理由を示すべきだ。

「しかし、冷静になって考えてみるとなぜだめなんでしょうね、この質問。 会社にとっては、さっさとやめる気がある女性よりも、 ずっと続ける気のある男性あるいは女性を雇いたいと思うのは当然なわけで。 男性だけに限って考えても、『わたしは5年後にやめます』と宣言する男性よりも、 ずっと続ける気がある男性を雇いたいわけでしょう、会社としては。 女性の場合だって同じじゃないですか」

「いや、この質問には二重の意味があって、 『結婚してもやめないでしょうね。さっさとやめるぐらいなら雇いませんよ』 というだけでなく、『出産する場合は辞めてくれるんでしょうね。 じゃなかったらお帰り下さい、出産休暇を出すつもりはありませんから』 という意味もあるわけだ」

「あ、なるほど、この質問の背後にある会社の本音は、 『結婚しても辞めず出産もしない女性じゃないと雇いません』ということですか」

「そうそう。 だから面接で出産について質問するのは、 女性に『子供を産む気なら雇いません』と言うようなものだ。 結婚するかどうかも、暗に出産のことを尋ねることになるので、 訊くべき質問ではないというわけだ」

「ああ、ようやく理解できました。しかしあれですね、 会社がこの手の質問を女性にできないとなると、 面接に来た男性と女性の能力がほぼ同じ場合は、 どうしても男性をひいきにしたくなるわけで」

「だからポジティヴ・アクションを主張するわけだろう、政府は。 そういうひいきを防ぐために、女性の採用枠を一定数用意してしまうわけだ。 こうすれば、会社は女性を採用せざるをえなくなる」

「なるほど」

「他にも、面接官の半分をかならず女性にするとかいう手もある。 とにかく、女性社員と男性社員の比率が偏っている状況をまずなんとかしないと 差別はなくならないから、法によって大量に女性を就職させないといかん。 来年度あたり思い切って女性しか就職できない年と決めてしまったら いいんじゃないか。首相の人気が上がるのはまちがいないぞ」

「そんな無茶な。男性はどうなるんですか」

「家で家事と子育てだ」

「暴動が起きますよ、そんな政策を実行したら」

「冗談冗談。ところで、ポジティヴ・アクションというのは和製英語なんだろうか。 米語ではaffirmative action、英語ではpositive discriminationというみたいだが。 いや、別に和製英語だからどうだというわけではないんだが」

「そうですね、affirmative actionよりはわかりやすい言葉だと思います」

「とはいっても、はじめて聞いた人には何のことだかわからんだろうがな」

真夜中2

毎日ばかりやり玉にあげると偏向していると言われそうなので(もちろん 偏向しているが)、他の新聞もやり玉にあげよう。

日経の社説 (社説1 首相は外務省の混乱収拾を急げ)は、 題名と結論がずれているだけでなく、日本語がおかしい。

たとえば 「2つは別個の問題であり、一方を考えることが他方の軽視ではない。 単純な善玉悪玉論では事態は解決しない。 2つの問題とも現状には憂慮すべきものがあるからだ」の部分。 最後の一文は意味がわからない。まるで質の悪い翻訳文のようだ。 あるいは、最近の文章はみなこうなのだろうか。

「なんできみはそんなつまらないことを書いているんだ。勉強しろ、勉強」

「あ、すいません、やりますやります」

早朝

スマートの議論を読む。 細かい議論が続くので、 だいたい読みとばしてしまったが。

あんまり興味が湧かなかったが、 やはり最後の保安官の例は気になる。 問題は、なぜ功利主義の回答(とされるもの)である無実の人を処刑する というのが直観に反するのかだ。 この直観を分析する必要がある(どの視点から道徳判断をしているのか、とか)。 が、眠いので一度寝てから考えよう。

起きる。朝食抜き。

昼下がり

ベンタムの授業と信仰告白

ベンタムの授業に出てくる。スマートとウィリアムズの議論について。 あまり多産的な議論ではなかったが、それなりに楽しめた。 とくにインディアンを殺すジムの例(注)で盛り上がった。

[注: 消極的責任の話。 南米の軍事政権国家を訪ずれたジムはたまたま20人のインディアンの 処刑の場に立ち会う。彼らは囚人ではなく、 民衆のデモ活動を抑制するために適当に選ばれた無実の人々である。 悪人の長官ペドロは、ジムに名誉を与えると言って、次のような提案をする。 もしジムがインディアンの一人を自らの手によって射殺するなら、 長官はあとの19人を解放することを約束する。 しかし、もしジムがこの提案を拒むならば、 20人全員が兵隊によって射殺される。 また、ジムには他に行動のしようがなく、たとえば 銃を手にして長官ペドロ以下全員を射殺するという ような可能性は閉ざされているものとする。 ウィリアムズの批判は、 功利主義はジムがインディアンの一人を殺すことを要求し、 もし殺さないならば、ジムは消極的責任を問われることになるが、 しかしこれはジムの道徳的な誠実さ(integrity)を損なうものである、 というものである]

おれなんかは、自分がその場にいたら実際にできるかどうかは別として、 一人を選んで射殺するのが道徳的に正しく、 そうしないならば非難してもよいとさえ思うが、クラスの中にはそれは ぜったいにおかしいという義務論者の学生もいた。 しかし、そういう学生も、実は考えていることはジムはあとで気が狂うとか、 ペドロは約束を守らないだとかいう帰結主義的な考慮であって、 「義務に反するからとにかくだめ」というゴリゴリの義務論者ではなかったりする。 まあこういう例ってどうしてもそういう議論になりがちで、むずかしいよな。

今回が最後の授業だったので、 授業の終わりに「功利主義について評価せよ」という信仰告白をさせられた。 「日頃は他者危害原則やその他の道徳律を守って適度に自分の幸せを追求しているが、 困難な道徳問題が生じた場合は、功利原理を参考にして考えるというかぎりで、 自分は功利主義者だ」というような答をしておいた。

「しかし、実のところ、自分が本当に功利主義者なのかどうか疑問です。 真の功利主義者の生き方がどのようなものか、もっとよく考えてみる必要があります」

「宗教みたいだな、それ」

「いや、人生やはり、信念とコミットメントが必要なわけで」

「けど、一つの倫理学説にコミットしたら、 倫理学者じゃなくなっちゃうんじゃないの。 熱心なカトリック教徒が宗教学者になれるかとか、 自民党の幹部が政治学を教えられるかとかさ」

「いや、別にカトリック教徒が宗教学を教えてもいいでしょう。 そもそもまったく偏向しないことは不可能なわけですし。 功利主義者が義務論を説明したって問題ないじゃないですか。 別に公平な裁判官の役割を果たすことは学者には要求されてないわけで」

「そりゃそうか」


それからすこし図書館と本屋に立寄る。 The Night of Triffids という本が出ていた。 もちろん著者はウィンダムではなく(彼は60年代に死んでいる)、 ウィンダムを敬愛する作家による続編。 ペーパーバックになったら買ってみよう。

夕暮れ

昼下がりに昼寝したら、寝坊して夕食を見逃してしまう。

新聞を読んだらミルのエッセイを書かねば。がんばれ。

夜中

やっと新聞を読む。

電話の調子が悪くてインターネットにつながらない。

ラヴェンダーがようやく花をつけはじめた。

夜中2

あ、どうも電話は調子が悪いのではなくて、契約が切れたようだ。 う〜ん、まいったなあ。 しかしまあイタリア旅行が終わって戻ってくるまでは、 このままになりそうだ。集中して勉強するにはちょうどいいかもしれない。

というわけで、今後は一日一回図書館に行って更新することになる。 メイルもあまり見れないので、すぐには返事できません。


06/Jun/2000 (Tuesday/mardi/Dienstag)

今日のニュース

ルネでCDを買いました。
新品のCDを買うのはひさしぶりです。
3コマ目の科哲に出ました。
あいかわらず落ちこぼれています。
4コマ目の第二演習に出ました。
騒音公害と文化摩擦の話でした。
現代倫理学史読書会をしました。
情動説 (とくにスティーヴンソン) についてです。
編集後記

編集後記

恥ずかしながらBlondieのCDを買うのは初めてです。 The Tide is Highという曲を聴きたかったのでベストを買いました。 パンクというより、 50年代〜60年代のアメリカンポップの質を悪くしたような感じです。 後半、ダンスミュージック化しているのはいただけません。

気にいった曲:

(パンクという言葉を聞くと遠い過去を思い出す編集者P)


06/06/99 (Sunday/dimanche/Sonntag)

夕方

昨晩はちょっと『正義論』を読んだあと、 昼下がりまで寝る。

ギターのピックがなかったので、荒神口の某中古楽器屋に行く。 ついでにデジタルメトロノームも買う。

それから北上して河原町今出川へ。 某古本屋で本を買い、 その隣のレコード屋の店頭にあった古CDを購入。

メトロノーム用に単四電池が必要だったので、 最近出町にできた某日曜大工屋に行って買う。


昨日のトゥーリーの講演に関する某教授のコメント


今日やったこと


06/06/98(Saturday/samedi/Sonnabend)

一日中睡眠。ぐう。


真夜中

君と演習発表の打合せ(その2)。 うう。寝てる場合じゃない。


06/06/97(Fri)

・夕方・

・今日は(雨だったため)某○教授の2コマ目と3コマ目の授業をサボってしまっ た。マリアナ海溝よりも深く反省。

・これからは雨が降ろうと隕石が降ろうと人工衛星が落ちて来ようと阪急がス トを起こそうと絶対に授業はサボりません。宣誓。休んだら死にます。

・どういうわけか来週の金曜日に文学部の掃除を手伝うことになったらしい。


・これからシジウィック読書会。


・読書会終わり。次はバンドの練習。


・真夜中・

・ベンタム読書会終わり。しろ○○氏が来ているので、これから晩ごはんかも 知れない。

・明日はロック読書会なるものもあるし、忙し。がんばれがんばれ。


Satoshi KODAMA
email: satoshikodama-tky[at]umin.ac.jp
All rights undeserved.
Last modified: Thu Aug 1 23:12:58 JST 2013