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KODAMA'S (NEW) WORLD

われわれの情念が、われわれに何ごとかをさせるときには、 われわれは自分の義務を忘れてしまう。 たとえば、ある本がおもしろいと、ほかのことをしなければならないときでも、 それを読んでしまう。 けれども、その義務を思い起こすためには、 何か自分がきらいなことをしようと思い立つことである。 そうすれば、ほかにしなければいけないことがあるという言いわけをすることになり、 この方法で自分の義務を思い出すようになる。

---パスカル『パンセ』

どんな対話や議論の場合でも、それで憤概する人たちに向かって、 「何が気に入らないのですか」と言えるようでなければいけない。

---パスカル『パンセ』


昨日 / 明日 / 2013年2月 / 最新 / はてな

この日の出来事


17/Feb/2013 (Sunday/dimanche/Sonntag)

部屋の片付けなど

昨晩は背中が痛かったが、薬を飲んでしばらくしてから寝た。朝、遅めに起き る。昨晩と比べてあまりよくなっておらず往生したが、某妻に湿布を貼っても らうと少しよくなった。午前中は留守番。

お昼を食べたころには大分ましになっていたので、娘と某妻が昼寝をしている 間、夕方まで一階の本棚の片付けなど。食器も洗い、シャワーも浴びる。

夕方、某妻と娘と三人でスーパーやクリーニング屋や図書館に行く。少し公園 でも遊ぶ。昨日より風は弱いが寒い。でもまあもうすぐ春な感じ。少し一人で 喫茶店でメールの返事を書いたりしてから帰宅。

夜、夕食。そのあと、食器を洗い、娘の散髪を手伝う。

夜中、某オンライン研究会。明日の準備をしたらさっさと寝よう。


17/Feb/2012 (Friday/vendredi/Freitag)

脳死や中絶の勉強など

定時起床。髭剃り、朝食。

娘を保育園に送ってから、本三駅前の某喫茶店で少し思索。集中して考えられ るのは午前中のこの時間だけ。

お昼は某ランチョン・セミナー。クローズアップ現代の脳死臓器移植と家族の話。

お昼すぎ、いろいろ雑用。

夕方、スタッフ・ミーティングで某相談。某氏が今日から本格的に出勤。

夜、茗荷谷の喫茶店で一服してから帰宅。帰宅途中、左胸の肋骨か何かが痛く て死にそうになる。ひびでも入っているのか。→その後、とくに何も感じなく なった。夕食。

夜、娘を風呂に入れ、食器を洗う。

夜中、しばらく中絶について勉強。過去の新聞を読むとおもしろいのでついは まってしまう。真夜中まで。


17/Feb/2011 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

真夜中

定時起床。ゴミ出し、髭剃り、朝食。地下鉄の駅で証明写真を撮ってから、 春日まで地下鉄で移動し、そこから歩いて大学へ。

定時出勤。午前中は某図書館で、某書評の校正、ムーアの勉強、 某原稿の校正など。雑用を片付ける。

お昼すぎに某コモンルームで昼食。

昼下がり、研究室でいろいろ雑用。 夕方、某運動会事務室に行き、再発行のお願いをする。 なんか途中まで学生と思われていたような。 購買部で少し買い物をしてから研究室へ。

日が暮れるまでいろいろ雑用を片付ける。今日はけっこう片付いた。

夜、自転車で春日に移動し、某編集者と夕食をとりながら某相談。 いろいろおもしろい話を伺う。 SFの話を聞いていたら、SFが読みたくなってきた。

真夜中に帰宅して風呂。毎日いろいろな人から恩を受けて生きてるな、とか。

新聞を読んだら寝るべし。


17/Feb/2010 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

真夜中

朝、なんとか起きてゴミ出し、シャワー、シリアル。

午前中は駒場で某説明会に出席。ついでに駒場の新しい図書館に初めて入る。 きれいでいいなあ。

午後は終日雑用。一件、おめでたい話が。

夜、早めに帰宅。近くの定食屋で刺身定食。まあまあ。

夜中、ソファで寝たあと、新聞。

真夜中、某氏が貴重な論文を送ってきてくれたので(激しく感謝)、 キャベツの千切りなどを食べながらそれを途中まで楽しく読む。 本当にもっと勉強しないと。


17/Feb/2009 (Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中

朝、少し遅目に起きる。シリアル、シャワー。

定時出勤(少し遅目)。午前中は某院生の指導など。

お昼は某ランチョン・セミナー。最近のニュースについてディスカッション。

お昼すぎ、雑用。カップラーメンを食べてから少し寝袋。 昼下がりも雑用。

夕方から某ミーティング。少しずつ前進中。

夜、駅前で週刊アスキーを買ったあと、某用事で広尾へ。弁当。

夜中、研究室に戻ってくる。少し寝袋。それからレポートの採点。 一通り終わる。

真夜中2

ようやく帰宅。明日も早起きの予定。さっさと寝るべし(新聞は溜まる一方…)。

さて、ようやく卒論も修論も終わったし (そういえば、今日、先日審査した方に製本した博論を持ってきていただいた)、 レポートの採点もほぼ終わったし、ようやく研究だ。 二件、〆切がやばいものがあるので、それに着手しよう。 今年はこれ以上の仕事は極力引き受けないこと。


17/Feb/2008 (Sunday/dimanche/Sonntag)

慣れないベッドのせいか、昨夜は何度も起きてあまり寝た気にならず。 早起きして朝食とシャワー。先に出る某妻を見送る。

お昼

朝、しばらく寝る。やはりよく眠られず、夢をいろいろ見る。

それから1時間ほど某翻訳作業。`Making the best the enemy of the good' という表現がわからずにしばし苦しむが、ネットで調べたところ、 `the best is the enemy of the good'(ベストを目指すと、そこそこの成果も 得られない。次善の策で満足せよ。なお、このgoodには道徳的な意味は含まれない) が変形したものであるようだ。 また、この諺自体が、`the good is the enemy of the best' (そこそこできてしまうと満足してしまい、ベストが得られなくなる) という諺の変形のようだ。勉強になった。

昼下がり

お昼にホテルを出て、室町通りと新町通りを北上し、 今出川通りのあたりのうどん屋で昼食。 店に入ったとたん、外は吹雪になる。

その後、御所を歩いてホテルに戻ってくる。 御所を歩きながら大音量でBeach Boysの"Wendy"やBeatlesの"Hey Jude"を 聴いていたら、なんかトランスした。

真夜中

昼下がり、某翻訳と某翻訳(二件ある…)を少し進める。 一瞬寝てから、歩いて某大学へ。ホテルを出ると吹雪。 音楽を聴きながら吹雪のなか御所を歩いていると、 偶然東京の同僚に会う。近くに住んでいるそうだが、 偶然すぎて驚く。

30分弱で某大学に到着。同じ翻訳をしている某氏と会い、 翻訳について1時間ほど相談。

夜、吹雪の中、河原町丸太町のあたりで某師匠と某妻と合流し、 四人で某スペイン・イタリア料理屋で飲む最近の 倫理学界の現状について軽食をとりながら意見交換をする。

早目に帰宅して、某妻の明日の報告の準備に付き合う。 某妻は準備に余念がなくて偉い。


17/Feb/2007 (Saturday/samedi/Sonnabend)

眠いがなんとか起きてゴミ出し。

生命倫理学会でいつもご一緒する某氏と某氏から、結婚しましたとのメール。 めでたい。気のせいか、自分のところを含め、 同業者同士の結婚ラッシュが続いているようだ。

メモ。「倫理的」という言葉の使い方。どうも、一般の人はこの語を、 「あの人は倫理的でない(unethical, immoral)」 という意味で用いることが多いようだ。 より正確に言うと、 一般の人が「倫理学者」のオレに向かってこの語を用いて話すとき、 この語をそういう意味で用いることが多いようだ。 しかし、研究者はethicalをunethicalの対義語としてよりは、 non-ethical/non-moral(倫理以外のもの、道徳外のもの) の対義語として理解している場合が多い(と思う)。 つまり、「倫理的に善い」も「倫理的に悪い」もすべてまとめて、 「倫理にかかわるもの」をethicalと呼び、それ以外のもの(たとえば、 宗教にかかわるもの、法にかかわるもの、その他)をnon-ethicalと呼んで 区別している。要するに、(おそらく多くの)研究者にとって、 「倫理的なもの」というのは、「倫理学の研究対象となるもの」なわけだ。 だから、「倫理的」という語を非難の意味をこめて用いる用法に違和感を 感じるのだろう。(おそらく多くの)研究者は、「倫理的でない(unethical)」 という代わりに「あの人の行為は道徳的に不正だ(morally wrong)」 というのではないか。 いや、「あの人は倫理的でない」というのは個々の行為ではなく、 その人の性格について言っているのかな。 もうちょっとこの「倫理的」という言葉の使い方を勉強する必要があるな。

夜中

某妻は朝から大学に行ったので、 お昼まで新聞などを読んでゆっくり。 お昼すぎ、ちょっと片付けもの。 約10年前の毎日新聞の切り抜きが出てきたり。

午前中から注文していたキッチンのイスが届くのを待っていたのだが、 昼下がりに一度来たのを聞き逃したようで、再配達の電話をかけて 夕方まで自宅でいろいろ片付け。校正も少し。イスは夕方に届いた。

日が暮れたころに、雨が降っていたが大学に行き、プール。 今日も1100Mほど(クロール腕だけで500M、足だけで300M、手足を使って300M)。 それから帰宅して夕食。イスのある生活。

真夜中

夜、少し校正をする。終わらん。あと5章も残っている…。しかし、 これが最後の仕事になっても恥ずかしくないように、 画竜点睛を怠らないようにしなければ。

そういえば、某妻に「朝食を食べる」は畳句になっていておかしいと指摘された。 正しくは「朝ごはんを食べる」か「朝食をとる」だそうだ。

去年、赤門前にナチュラル・ローソンができたことを書いているが、 龍岡門のところにもナチュラル・ローソンができ、大学病院の中や 安田講堂の下にもローソンができた。ローソン化する大学。というか、 うちの建物の中にもできてくれんかな…。


17/Feb/2006 (Friday/vendredi/Freitag)

洗濯をしてから定時出勤。シリアルが切れていたので、 ローソンでパンを買って朝食にする。 そういえば本三の駅前にもナチュラルローソン(自然法の息子)が先日できたようだ。

真夜中

今日のこと。

今日のニュース


17/Feb/2005 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

意志が弱くて早起きできず。がんばれ。

お昼

コーヒーを飲む人は、肝臓がんになるリスクが低いという記事。 しかし、ここにも書いてあるように、因果関係があるのかどうかはまだわからず、 単に肝機能が低下している人がコーヒーを飲むのを避けるからこういう相関が出た というだけかもしれないとのこと。 因果関係の推定については重々気をつける必要がある。

真夜中

お昼前から大学。お昼すぎから夕方まで某雑務。 疲れたのでしばらく呆けたあと、夜は某サーベイ論文の作業。 もう間に合わないかも。さきほど帰宅。


17/Feb/2004 (Tuesday/mardi/Dienstag)

う、確信犯的に寝坊してしまった。早く大学に行かねば。

お昼すぎ

午前中、某発表会のマイク持ちなど。精神的につかれた。

スープパスタ(完熟トマト)を食べる。

夕方、某ミーティング。某発表会の講評も聞く。

それから後楽園に行き、ユニクロで少し服を買う。 ついでにシビックホール(文京区区役所)の25階のレストランで夕食を食べる。 ここは見晴らしが良くてすばらしい。

それから帰宅。

萌え単、 買ってみるか。

夜2

いろいろな場所にメールを送(りつけ)る。

真夜中

新聞。

白書はちゃんと目を通すようにしなければ、と思う。


17/Feb/2003 (Monday/lundi/Montag)

早朝

う、早く寝るつもりが、勉強したり、 コンピュータの設定をしてたりしたらもう朝になってしまった。

ThinkPadにメディアプレーヤ9を入れる。 リブレットのXPをSP1にアップデートし、 さらに無線LANのカードとアクセスポイントのファームウェア やユーティリティをアップデートしようとすると、 いろいろはまってしまった。 教訓: アクセスポイントのファームウェアのアップデートは、 無線を通してではなく、イーサケーブルでつながっているThinkPadの方から やればうまくいくので、覚えておくこと。WEPなども設定。

クイントンの`Conservatism'をパラパラ読む(A Companion to Political Philosophy)。 社会契約を否定し、 漸進的な仕方(コンヴェンション)で正義が生まれたとするヒュームの立場は 保守主義的なものだ、という説明があり、 ベンタムの位置づけについて考えさせられる。 保守主義の特徴である「安全」の優先という特徴もあてはまってるしなあ。

昼下がり

起きる。放送大学の古代のアテネの直接民主政について。アリストテレスの 『アテナイ人の国政』に基いて説明。デーモス(区)が最小単位になる濃密な 小共同体。それが集まってトリュッティス(都市部、沿岸部、 内陸部の三つに分けた30の区域)が作られ、 さらに都市部、沿岸部、内陸部からそれぞれ一つずつ集めたヒュレー (10部族制)が作られる。

民会や民衆法廷では財の多寡によらず、市民は平等な一票を持つ。 行政上は独裁を生みだすのを防ぐために権限を分散。

民会(市民総会)はプニュックスの丘あるいはディオニソス劇場で開かれた (年40回ほど)。一種の代表制の議会であった500人評議会(10部族*50人)は 毎日開かれていた。任期は1年、一人2回まで。行政長官のアルコン(9人)は抽選制 なのであまり権力がなく、実質は10人のストラテゴス(将軍)が握っていた。 民衆法廷には6000人の審判人。裁判は原告・被告の弁論が二回ずつあり、 そのあと市民が合議抜きでただちに判決を出した (したがって雰囲気に流されやすいという問題があった)。

なぜこのような民主政が長続きしたのか(マケドニアの植民地になるまで)。 一つの大きな理由は富の再配分が行なわれ、富裕階級の増長、 低所得層の没落が妨げられたから。

夕方

ポリスの奴隷制について。アテネ最盛期には人口30万人のうち、 10万人が奴隷。なぜ奴隷制が発展したのか。 (1)流通経済の発展により、奴隷の需要が増えた。 (2)奴隷の豊富な供給があった(トラキア、スキュティア、フリュギアなど)。 (3)奴隷制を認める社会・文化構造。

祭(供犠、演劇)、スポーツについて。 オリンピア、ギュムナシオン(体育場)などなど。

今日の産経抄から。

いまイラク問題をめぐって欧米は分裂寸断だが、国際関係を考えるとき、 善悪(道徳)のモノサシで計るのはナンセンスなのだ。 たとえば仏独は正しくて、米英は間違っているといった判断は意味がない。 計るべきモノサシはただ一つ、何が国益なのかである。 日本の国益はどうすれば守ることができるか、これである。

なぜ国際関係を考えるときは道徳はナンセンスになると考えているのか、 考えること。「自国の利益」基準ではなにがダメなのか。

新聞。

今日の英語: congestion charge

今日朝7時からロンドンでは交通税(congestion charge)が導入されるそうだ。 今後は一日5ポンド払えば市内に自動車で入ることができる。 BBCラジオのニュースでは、大きな問題もなく始まったとのこと。 しかし、これを実行するためにカメラ(CCTV)で自動車を認識するだけでなく、 「テロ対策も兼ねて」ドライバーの顔の認識も行なうんだそうだ。 ロンドンに自動車で入る人にはプライバシーはなさそうだな。 (Guardian Weekly, `Security role for London's congestion-charge cameras' Feb. 13-19 2003 p. 10を参照)

昨日の残りのツナトマトソースを使ってパスタ。うまい。

個人主義的自由主義に対する保守主義者のいきどおりの一つは、 「自由主義はなんでも選択の問題に還元しすぎる」というものかもしれない。 結婚も離婚も選択の問題、仕事も選択の問題、育児も選択の問題、 性差も選択の問題というように…。 共同体主義についてもっとよく勉強すること。

夜2

ちょっとウトウトしてしまう。どうも逃避気味だ。

真夜中

本格的に逃避中。風呂、食事。なぜこんなに眠いのか。

シカゴのクラブで20数名が死亡。 警備員が催涙スプレーを使ったところ、 千人あまりの客がテロと思ってパニックに陥り、 入口のあたりで将棋倒しになったとかなんとか。合掌。


17/Feb/2002 (Sunday/dimanche/Sonntag)

真夜中 (午前)

さらに雑用的勉強。 明日起きたら新聞を読み、まじめに勉強しよう。

朝起きる。 まちがいなく真人間(オネットム)になったようだ。

道徳の強制

「某社の全国的な調査により、 『ハゲ』という言葉を差別的に感じる人が51%いることがわかりました (朝日)。 多数決により、今後の『ハゲ』の使用を禁止します」

「質問です。同意した成人間で『ハゲ』を使用することは許されるんでしょうか」

「ダメです。それも禁止です。共通の道徳は社会の連帯の礎であり、 同意した成人間とはいえ、『ハゲ』を使用することは、 社会の崩壊につながりかねません」

「しかし、それは、よく言われる言葉遣いをするなら、 『法が知ったこっちゃない』というやつではないのですか」

「そんなことは知りません。とにかく多数者の専制によって禁止です」

「別の質問です。自分の部屋で一人でいるときに、 小声で『ハゲ、ハゲ、ハゲ』とつぶやくことは許されるんでしょうか」

「ダメです。そういう行為を想像しただけで激しい嫌悪感を感じる人がいる以上、 許されない行為です」

「言葉狩りだ。言葉狩りだ。マイノリティの抑圧だ」

「ふん、この自由主義者め」

お昼

Tension entre Paris et Washington
(パリとワシントンに緊張関係が生じる)

Le différend entre Français et Américains porte essentiellement sur la manière dont le président Bush a présenté la priorité de la politique étrangère américaine, la lutte contre un "axe du Mal" représenté par l'Irak, l'Iran et la Corée du Nord.

相違がフランスとアメリカの扉から入りこんできた; それは本質的には、ブッ シュ大統領が米国の外交のプライオリティを提示した仕方(manière)に ついてである; そのプライオリティとは、イラク、イラン、北朝鮮によって 代表される「悪の枢軸(axe du Mal)」に対する戦いである。

Le département d'Etat a convoqué l'ambassadeur de France aux Etats-Unis, François Bujon de l'Estang, pour discuter de la position française. (from Le Monde)

国務省は米国のフランス大使、 エスタンのフランソワ・ブジョンを呼びよせた(avoir convoquer); フランスの姿勢について議論するために(pour discuter)。

夕方

うどんに昼下がりを食べる。 新聞からそれを読む。

新聞まだを読んでいる。

次回からFINEのニューズレター編集委員会に参加させてもらうことになったので、 発表用にネタをまとめることにした。 英文記事を日本語の文章にまとめるのはけっこう時間がかかる。修業修業。

「しかし、 こんなことをやっているとますます専門の勉強から遠ざかってしまいますね」

「いや、君はそもそも事務仕事もしてないし、授業もしてないし、 ヒマを持てあましてるんだろう。 忙しいなどと甘えたことを言ってないで、いろいろな勉強をこなせ」

夜2

買物に行く。 梅干しはなぜあんなに高いのか。 原因を解明する必要あり。

今日の勉強時間…3.5hr


17/Feb/2001 (Saturday/samedi/Sonnabend)

今日の勉強

サンデルの`The Procedural Republic and the Unencumberd self'を読む。 ロールズのいう原初状態にいる人間は、 善の構想とか社会的役割から抽象されていてけしからん、 そういう個人主義的発想が現在の米国社会を毒している (あるいは社会を反映している)、 というような内容。

しかし、原初状態の意味が、 「正しい道徳原理をみちびきだすために、 自分固有の善の構想とか社会的役割はいったん脇に置きましょう」 ということであるなら、単にホーホーロン的装置であって、 道徳的に考えるために他人の立場に立つことを要求する 共感理論が特殊な能力を想定していないのと同様に、 unencumberedな存在としての自己を想定しているわけではないと思うのだが、 どうなんだろう。

新聞読書会

寮の友人が、新聞の主要な記事について話をしようと言うので、 これから週末に新聞読書会をやることになった。

今週の話題は、米国潜水艦事件、パレスチナ問題、 ナップスター問題、製薬会社の知的所有権問題、 ムガベ問題など。

Almost Famous

夜、Cameron Crowe監督の映画Almost Famousを映画館に観に行った。 70年代初頭の「もうすぐ有名になる」ロックバンドのツアーの姿を、 若きジャーナリストの目を通して記録したというような内容。

見終わってからThe Doorsを思い出した。 あの映画に比べると、音楽は今ひとつだし、 女優のケイト・ハドソンがメグ・ライアンほど印象深いかというとそうでもないし、 特に新しいところもなく、二番煎じ、三番煎じという感じの映画。 が、恋愛、笑い、別れなどなど、一応きちんと押えてあるので、 見終わったあとの印象は悪くない。 こじんまりしているがまとまりのある映画。B-。


17/Feb/2000 (Thursday/jeudi/Donnerstag)

今日のニュース


昨日の英字新聞

昨日もThe Japan Times

U.S gives tacit nod to Chinese at G-8
沖縄サミットに中国がオブザーバとして参加することについて、 「米国はかまわないよ。ほんと。どっちでもかまわないんだよ。 日本次第だよ」と言っているらしい。脅迫だ。
EU military force gets green light
米国主導のNATOに頼らないEU軍ができるらしい。
Koch-Weser backed by EU to head IMF
IMF(国際通貨基金)の次期代表に このドイツ人が選ばれる見込みが高まったらしい。
U.S. can `do business' with Putin, Clinton says
クリントンがプチンを評価しているらしい。 この`do business'というのは、 サッチャーがゴルバチョフを最初に評価したときに使ったフレーズ。
しかし、「プチン」っていう表記は笑えるなあ。 「プーチン」て書くのかな? そのうち新聞の見出しで「プチン、プチンと切れる」とか出るのかな。
Russia declares Grozny a `closed city'
ロシア軍がチェチェンのGroznyという都市を封鎖したらしい。
Hackings blamed on `China Extreme'
こないだの日本の政府機関のウェブサイトなどにクラックしたのは `China Extreme'(中国極右なんとかかんとか)という集団の仕業という ウワサらしい。
LEGO robots come to Japan
日本語プログラミングによって動くレゴが発売されるらしい。 レゴも進歩したなあ。
Valentine's Day motel trysts in Manila targeted
フィリピンのニュース。 バレンタインデーにモーテルで密会しているカップルのところに、 カトリック僧侶たちが来て、 「結婚前にセックスするとは何ごとだっ。きい」 と叫びまくるというモンティパイソン顔負けの実話。 笑える。
Lovers flock to St. Valentine's tomb
こっちはイタリアのニュース。 聖バレンタインの墓にイタリア人が集まってきて祈りをささげたり メモを書いておいていくという話。
バレンタインは3世紀の人だが、 なんで恋愛祈願の対象になったのかはよくわかっていないらしい。
U.S. doctors used forced sterilizations until 1960s
ドイツと同様、米国でも主に社会ダーウィニズムの影響で 優生学が優勢だったわけだが、 1920年代以降下火になったと思われていた障害者の不妊手術が、 実は1960年代まで続いていた、 という研究発表が出たらしい。
Web's `ethical' hacker has alarmingly easy job online and off
「倫理的な」ハッカーとは、 セキュリティのチェックのために会社に雇われてクラッキングする 人たちのこと。 `Monday'とか`Tuesday'など、パスワードが単純な人が多いので、 容易に侵入できるんだそうだ。 また、それらしい格好をしていれば、 物理的にも建物の中心部に容易に侵入できるそうだ。 `online and off(line)'となっているのはそういうこと。
Net use in Japan rose 28% in '99
1999年の日本におけるインターネット使用者は1830万人で、 これは前年比28%の伸びになるらしい。
1830万人という数字は、 世界のインターネット人口の9.5%だそうな。
これに対して米国のネット使用者は1998年の段階で8500万人。 日本の家庭への普及が遅れているのは、 通話料の高さと英語という言語の障壁が大きな原因になっているらしい。
Brave look at the death penalty
米国で死刑制度の見直しの気運が高まっているという話。オピニオン。
The case for halting U.S. execution
上と同様、死刑制度の見直し期間をもうけよ、 という米国弁護士協会代表の意見。 死刑制度の構造上の欠陥が誤判を生みだしている、 というのがこの主張をする理由であるようだ。

02/17/99 (Wednesday/mercredi/Mittwoch)

お昼過ぎ

昨夜は、 某所で古本を数冊購入したあと、下宿へ。 そろそろ引越しの時期のせいか、 某所には良い本が並び始めている。

お昼前に起きて、 某喫茶店でミックスサンドのセット。サンデー。

某君にうらやましいもうけ話を聞く。 いやはや。いいなあ。


どうでもいいが、「ピロシキ」と「プロキシ」と「ふろしき」 というのは、どれも発音が似てると思う。 ピロシキはロシア語、 プロキシは英語、 ふろしきは日本語なのに。 あ。これがチョムスキーの言うところの普遍ぶん…、いや、ぜんぜん違うって。

こんなことを書いたのは、昨日見た生協のチラシに、

「シャープモバイルプロシキ」塔載

などと書かれていたからである。やるな、生協:-)

ついでにgooを使って「プロシキ」でWEBを検索すると、 27件ヒットした。「ふろしき」からの連想なのだろうか。


フランス語奮闘記4: 疑問文、所有形容詞、e^tre、名詞・形容詞の性と複数形

ふい〜。いやはや、大変。くじけそう。

男性名詞と女性名詞を一つの人称代名詞で受けるときは、 通常男性形の代名詞を複数にしたもの(ilsなど)で受ける、 とこのテキストには書いてあるが、 きっとフランスにもポリティカル・コレクトネスにうるさい人がいるはずだから、 そういう場合は女性形の代名詞を複数にしたもの(ellesなど) で受けるべきだなどという意見もある気がするが、 どうなんだろうか。 (しかし、フランスは言語に関して保守的だそうだから、 そんなことはしないのかもしれない)

ご存知の方は御一報を。

あっ。な、なるほどっ。 ノートルダム(Notre Dame)っていうのは、 Our Ladyでマリア様のことなのかっ。 やっぱりダムの名前じゃなかったんだ:-) いやはや。いやはや。初めて知った。 ちょっと感動。

あれ、途中から「です・ます」調になってるな。まあいいや。


昼下がり

文閲に行って本を5冊ほど返して、2冊借り出してくる。

エルヴェシウスの『精神論』は、倫理学、哲学、仏文にある様子だったが、 どれも貸し出し中であった。くそくそくそ。え〜、直ちに返却するように。 (めんどうなので返却請求は出さなかった。弱気)

なになに、`Il n'y a rien de plus estimable que le bon sens & et la justesse de l'esprit dans le discernement du vrai & du faux.'
(La Logique ou L'art de Penser, p. 15)

う〜む。わからん。なぜ否定文なのに`ne ... pas'の形になってないんだ? (→rienがpasの代わりに使われてるらしい) bon sens (良識)とかesprit (精神)とかは知ってるが。くそくそ。 まだまだ修行が足りんのか。(→あたりまえだって)

上の文を辞書を引き引き読んでみると、 「真偽を見分けるに当たって、良識と、精神の正確さよりも立派なものはない」 ぐらいの意味のようだ。たぶん。なぜ`& et'となっているのか不明だが。


男数人でヒュームの読書会をしていると、 「女性と知り合いになりたくありませんか」 と変な人に声をかけられたので実際に話に乗ってみた、 という京大生の話 (このURLの「キャンパス特派員」→「京都大学・手塚太郎」のとこを参照)。情報感謝。


進学決定

今、院試の合格者発表を見てきた。 無事におれの名前も。

京大とその他の大学の先生方、 研究室内外の先輩・後輩方、 この日記を見てくれてる人々、 家族な人々、 友人な人々、 その他いろいろな形でおれに親切にしてくれた人々に感謝。 これからもよろしくお願いします。


しまった。すっごい私的な内容のメイルを、 同名の別人に送ってしまっていたことに気づいた。 最悪。いやはや。メイル恐るべし。


真夜中

某所でみなで夕ごはん。おごってもらう。感謝。

それからちょっとBMOR読書会の復習など。

明日は忙しくなりそうだ。


02/17/98(Tuesday/mardi/Dienstag)

真夜中

ベンタムMLに入会したいという人からメイルをいただいたので、 ついでにMLの引越しをした。 某師匠の手をわずらわせてしまったが、なんとかうまくいった様子。


「修論のタイトルは、某先生よろしく「功利主義とはどんな主義か」にでも しようかな」などと考えつつ、古本屋で本を漁る。


さらに真夜中

レポート作成中。 しかし、(最初からうすうす予想されたことだが)破綻しつつある。 予定不調和とはこのことか。


このレポートを書き終えたら、次はまたぞろ死刑廃止論を書かなくてはならない (しかも2月中に)。 いや、書く機会があるのは大変うれしいんですが…

明るい研究計画--意味不明。


早朝

レポートを書きながらギターを弾いたり、 レポートを書きながら倫理学入門書読書会の準備をしたり。


とりあえずレポートは終わったことにして、 下宿に戻って寝る。

わっ、疲れたせいかなんだか目が回る。ぐるぐるぐるぐる…。


昼下がり

う。だめ。病気。脳がやられた。目はまわるし、吐き気はするし。 志半ばにして死ぬのか。うう。うう。

加藤教授に、
H・L・A・ハート、『法学・哲学論集』、矢崎光圀、松浦好治訳、 みすず書房、1990年
をお借りする。


ロック読書会終わり。


夕方

やはり風邪の様子。無理をしないことにする。


金もないのに生協の洋書注文のホームページでふらふらと ハートの原書を注文してしまった。うう。大丈夫なのか?(特に来月)


倫理学入門書読書会の準備。


30分ぐらい椅子に座って寝ていた模様。

次に倫理学入門書読書会でやる予定のグッディンの「功利性と善」を読む。 ううむ。めちゃくちゃ良い論文というわけでもないが、 やはりこのくらいは卒論を書く前に読むべきだったな。


再び加藤研にお邪魔して、

を借りてきた。ら、『道徳的に〜』の方は研究室にもあったのでしまった。 (某Sさんがついでに戻しに行ってくれた。感謝)

真夜中

再び倫理学入門書読書会の予習。死刑廃止論は明日からやるべし。


02/17/97(月)

・昼・

朝からバンドの練習。しばらく歌ってなかったので、前よりさらに下手くそに なった。明日も朝から練習。

そいえば、某助教授からも、しりとり に対して答えをいただいた。いわく(ハイデガーの)「ツォリコンゼミナー ル」。ドイツ語には、「ツォ」で始まる単語、たくさんありますね。「Zooツォー (動物園)」とか。やっぱりだめなのは「ん」だけか。

今から喫茶店に行って、読んでなかった「モーニング」を読むつもり。3週前 ぐらいから読んでないんじゃないかな。捨てられてないといいけど。

それじゃまた明日。


・昼過ぎ・

と思ったがまだいる。ホームページのリンクの再構成をやっていたのだ。ご迷 惑をおかけして申し訳ない。大体うまく行くようになったと思うんですが...

さて、それでは本当に帰る。


何か一言

お名前(お持ちであれば):


メイルアドレス(返事が欲しい方は必須):


ウェブサイト(お持ちであれば):


題名:


本文:


/

Satoshi KODAMA
email: satoshikodama-tky[at]umin.ac.jp
All rights undeserved.
Last modified: Sat Feb 17 11:15:36 JST 2018