このたび,特定非営利活動法人日本栄養改善学会の第19回近畿支部学術総会会長を拝命し,2021(令和3)年3月7日(日)〜13日(土)に園田学園女子大学(Web)にて学術総会を開催させていただくことになりました。兵庫地区での開催は2016年度の第15回以来で,園田学園女子大学が学術総会を担当させていただくのは今回が初めてです。第19回学術総会の開催に際して,昨今の新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ,会場での開催を断念し,オンラインでの開催となりますことをご了承いただきたくご協力のほどよろしくお願いいたします。
さて,日本栄養改善学会の特徴は,栄養学の実践と研究の強い結びつきにあります。両者を担う学会員が集まり,相互に連携し切磋琢磨することで,国民の健康増進に寄与することを目的として,科学的根拠に基づく栄養実践活動を積極的に展開しております。
今回の学術総会では,メインテーマを『グリーンリカバリー〜これからの食環境を考える〜』といたしました。グリーンリカバリーは,2019年12月欧州委員会(EUの政策執行機関)がEU加盟国に対して提言した言葉で,ポストコロナ時代の経済復興に際して,これまで先送りされていた環境問題を課題として取り込み解決していこうというものです。我々が日々携わる食や栄養は環境問題と切り離せないものです。今回,龍谷大学政策学部の北川秀樹先生に,「食を通して環境問題を考える」と題して特別講演をお願いしております。また,(元)本学人間健康学部の末廣豊先生に,環境との関連を踏まえ「なぜ食物アレルギーは増えているか」と題して教育講演をお願いしております。一般演題につきましても,興味深い多くの発表(ポスター形式)があるものと期待しております。
講演や一般演題はオンデマンド配信しますので会期中であれば好きな時間にご視聴できます。本学術総会が,皆さまの積極的なご参加により,研究・教育・実践・知識を広げ,深める機会となり,皆さまの知的交流の場となりますことを願っております。多数の会員の皆さま方のご参加,ご視聴を心よりお待ちしております。
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園田学園女子大学人間健康学部
食物栄養学科内事務局