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第29回日本緩和医療学会学術大会 第37回日本サイコオンコロジー学会総会 合同学術大会

PAL参加の皆様へ

この度、2024年6月14日(金)~6月15日(土)の2日間、神戸コンベンションセンター(神戸国際展示場・会議場、ポートピアホテル)にて、第29回日本緩和医療学会学術大会・第37回日本サイコオンコロジー学会総会 合同学術大会を開催させて頂きます。今回の大会におきましても、患者アドボケイト・ラウンジ(PAL)を設置することといたしました。

メインテーマ:「時空を超えて、希望につながる緩和医療、サイコオンコロジー」

今回の合同学術大会のテーマは「時空を超えて、希望につながる緩和医療、サイコオンコロジー」とさせていただきました。いつでもどこでもだれでも、そしてその取り組みはすべての人や社会の希望になる学問、医療になればとの願いを込めて選定しました。
第4期がん対策推進基本計画では「患者・市民参画の推進」が触れられており、より一層患者さんやご家族、市民の視座にたったがんの予防、がん医療、がんとの共生が求められております。本大会を通じて患者さんやご家族等にとってより質の高い、時空を超えて、希望につながる医療・ケアが発展することを目指しています。

しかし、医療関係者だけの議論では不十分です。緩和医療、サイコオンコロジーの中心は、医療者ではなく、患者さんやそれを支えるご家族等だからです。緩和医療、サイコオンコロジーには、皆さまのお声は欠かせません。 本大会時は、新型コロナ感染症が5類化に移行し約1年となる時期です。日常の生活、経済活動は通常化してきておりますが、医療の現場では面会制限や感染対策などは継続されております。ぜひ、患者さん・ご家族等の視座から、わが国の緩和医療、サイコオンコロジーの発展にお力をお貸しいただけましたら幸いです。

みなさまにおかれましては多忙な日々をお過ごしのことと存じますが、ぜひ神戸にお越しいただき、ご参加くださいますようよろしくお願い申し上げます。会場にて皆さまにお会いできますことを楽しみにいたしております。


第29回日本緩和医療学会学術大会 第37回日本サイコオンコロジー学会総会 合同学術大会
大会長 所 昭宏
国立病院機構 近畿中央呼吸器センター 心療内科/支持・緩和療法チーム

患者アドボケイト・ラウンジ(PAL:患者家族参画プログラム) 募集要項

1. 募集期間

「ポスター発表なし」コース:2024年3月18日(月)15:00~ 5月17日(金)15:00
ポスター発表あり」コース:2024年3月18日(月)15:00~ 4月19日(金)

4月26日(金)15:00 延長しました。
終了しました。

オンデマンド配信」コース:2024年6月18日(火)正午~ 6月28日(金)15:00
※オンデマンド配信コースについては、締め切り以降に審査を行い、審査結果の通知後から視聴が可能となります。

2. 開催概要

日時 2024年6月14日(金)~6月15日(土)
会場 神戸コンベンションセンター
(神戸ポートピアホテル、神戸国際展示場、神戸国際会議場)
大会長 所 昭宏
(国立病院機構 近畿中央呼吸器センター 心療内科/支持・緩和療法チーム)
テーマ 時空を超えて、希望につながる緩和医療、サイコオンコロジー

【PAL企画】

PAL1(ランチョン) コミュニケーションガイドラインを考える
PAL2(ランチョン) 診断時からの緩和ケアを考える
PAL3 みんなで話そう 診断時からの緩和ケア

3. はじめに

日本緩和医療学会は、がんやその他の治癒困難な病気の全過程において、人々のQOL(生活の質)の向上を目指し、緩和医療を発展させるための学際的かつ学術的研究を促進し、その実践と教育を通して社会に貢献することを目的とする学術団体です。学術大会は、医療者などの学会員が研究の成果を発表し、議論する場であり、緩和医療の更なる向上を目的として開催される年次大会です。
近年はがんに限らず心不全などの疾患に罹患された方に提供する緩和ケアも検討されています。本大会においても、がんに留まらず、がん以外の疾患や施設の枠を越えた緩和ケアのあり方を検討したいと考えています。
また、日本サイコオンコロジー学会は医療従事者によるもののみならず、がん体験者同士の支え合い、情報発信も重要であると考えています。 総会へのご参加により、専門家がどのようにがん医療の心の医学に取り組み、研究しているかを知っていただくことを通じて、今後医療従事者とがん体験者・ご家族を中心とした一般の方が手を取り合ってよりよい支援を実現できることにつながることを期待しております。
本学術大会では、患者さんやご家族、ご遺族の方々にもご参加いただき、多様化した社会とその声を取り入れ、その葛藤を乗り越えていく対話の場として位置づけていくことを目指し、患者アドボケイト・ラウンジ(PAL:患者家族参画プログラム)を設置することとしました。 学術大会の内容は、医療者などの学会員を対象とした高度かつ専門的なものであり、研究段階のものも含まれます。また、緩和医療は患者の身体的、精神的、社会的、霊的(スピリチュアル)な痛み、生と死に関わる医療であることから、学術大会で発表される内容の中には、患者や一般の方にとっては時に辛く感じられる可能性がある内容が含まれます。PALに参加いただく際には、緩和医療学会とその学術大会の意味をご理解いただくとともに、この募集要項をよく読んだ上でご参加いただきますよう、お願い申し上げます。

4. PALの目的

  1. 患者・家族・遺族を支援する団体運営者または個人が、国内外の緩和医療・サイコオンコロジーに関する知識と最新の情報を得ていただくこと。
  2. 学術大会への参加で得られた知識や情報をもとに学術大会参加者との対話を深め、緩和医療・サイコオンコロジーの普及・啓発・向上と患者・家族・遺族を支援する活動に活かしていただくこと。

5. PALの概要

  1. 参加者は、第29回日本緩和医療学会学術大会・第37回日本サイコオンコロジー学会総会 合同学術大会に参加費3,000円で参加できます(6月14日、15日のいずれか1日の参加も可能ですが参加費は変わりません)。
  2. 参加者は、第29回日本緩和医療学会学術大会・第37回日本サイコオンコロジー学会総会 合同学術大会におけるセッションの聴講と、ポスターの閲覧ができます(一部セッションを除く)。
  3. PAL参加者を対象としたランチョンセミナーにて軽食が提供されます。
※上記1~3に関連して、それぞれ注意事項が下記募集要項に記載されていますので、必ずお読みいただきますようお願いいたします。

6. 応募資格

  1. がんなど緩和医療・サイコオンコロジーに関わる疾患の患者・家族・遺族を支援する団体運営者または個人であること。
  2. PALの目的を理解し、募集要項の内容と主催者からの指示を遵守すること。
  3. 学術大会期間中に、「PALオリエンテーション」「PALランチョンセミナー」「あらかじめ指定されたプログラムなど」に出席すること。
  4. PALへの参加後、アンケートの提出、及び、学術大会で得られた知識や情報をもとに、緩和医療・サイコオンコロジーの普及と啓発、緩和医療・サイコオンコロジーや患者・家族への支援を向上させるための活動を行うこと。
  5. 特定の治療法、代替療法、健康食品等を推奨する団体の運営者または個人でないこと。
  6. 特定の政治団体、宗教団体を支持する団体の運営者または個人でないこと。
【医療・福祉機関や医療・福祉関連企業にご勤務(休職中なども含む)の方の応募について】
医師、歯科医師、看護師、薬剤師、社会福祉士、心理職、理学療法士、作業療法士、その他様々な医療・福祉従事者、医療・福祉関連企業にご勤務の方につきましては、学術大会に参加される場合、原則としてそれぞれの職種に応じた一般枠での参加となります。 PALプログラムに応募される場合は、本プログラムの趣旨をご理解いただいた上で、患者・家族あるいは患者会など活動者の立場としての参加となります。このため、PALプログラム参加等に関するルールを順守していただくことが前提となります。 (なお、ご応募いただきました内容によりましては、ご勤務内容の確認、個人情報保護や利益相反 (COI) に関する報告の依頼などをさせていただく場合もございますので、ご了承ください。)

※上記応募資格をお守りいただけない場合は、選考後であっても参加取り消しや、次年度以降のPAL参加をお断りする場合がありますので、ご了承ください。

7. PALの参加タイプ

PALの参加タイプ 「ポスター発表なし」コース 「ポスター発表あり」コース
参加条件 ・応募資格を満たすこと ・応募資格を満たすこと
・PALポスター会場にてポスターの発表を行うこと(事前の抄録の提出、学会会場でのポスターの掲示、ポスターパネル前での3~5分間の発表)
・発表日時は応募数により調整を行い、後日決定いたします。
参加方法 ・6月14日(金)、15日(土)の会期中は現地参加のみとさせていただきます。
・現地へのご来場が難しい方におかれましては、大会終了後、6月18日より募集を開始する「オンデマンド配信」コースにお申し込みください。参加費のお支払い方法については、申し込み開始時にご案内いたします。
参加費 3,000円(2日間の昼食費込み) 3,000円(2日間の昼食費込み)
定員 ポスター発表あり・なし参加者合わせて50名
  1. 「ポスター発表なし」コース参加者
    *参加費:3,000円(2日間の昼食費込み) ※参加費は現地にてお支払いいただきます
    * 参加にあたっての条件:PALへの応募資格を満たすこと(ポスターセッション発表は必要ありません)
    選考を行った結果、一般参加が相当と判断し、PAL枠での参加をお断りする場合があります(一般参加でも、PALプログラムのセッションへは参加可能です)。
    * 応募方法:下部にリンクしているオンライン事前参加登録システムの登録フォームに必要事項を記入の上、オンラインでお申し込みください。PALの理念を理解した上で、応募動機を200字程度でご記載ください。選考時に参考とさせていただきます。その他必須項目にもご入力ください。
    * 「ポスター発表なし」コースで参加される方の選考結果は、5月下旬の通知を予定しております。定員に達した場合、お断りさせていただくことがあります。
  2. ポスター発表あり」コース参加者
    * 参加費:3,000円(2日間の昼食費込み) ※参加費は現地にてお支払いいただきます
    * 参加にあたっての条件:PALへの応募資格を満たすとともに、PALポスター会場にてポスターセッション発表(事前の抄録の提出、学会会場でのポスターの掲示、ポスターパネル前での3~5分間の発表を含む)を行うこと。
    * 応募方法:下部にリンクしているオンライン事前参加登録システムの登録フォームに必要事項を記入の上、オンラインでお申し込みください。これまでのご自身の患者支援の活動歴、ポスター抄録(600字以内)をご記入いただきます。その他必須項目にもご入力ください。
    * 抄録募集カテゴリー:以下の中からお選び下さい。
    緩和ケア 市民啓発 患者教育 ピアサポート
    就労支援 相談支援 医療情報の提供 臨床試験
    * 抄録本文の形式は問いません。
    * 文字数:全角600文字以内でご作成ください。
    オンライン事前参加登録システムの抄録の欄に4月26日(金)15:00までにご入力ください。
    * 利益相反・倫理指針について確認させていただきます。必ずご回答ください。

8. PALへの参加にあたっての注意事項

【順 守 事 項】

  1. 本学会のPALに初めて参加される方は、PAL参加者を対象として開催される「PALオリエンテーション」に必ず出席してください。「PALオリエンテーション」は、PAL受付にて行います。
  2. PAL参加者を対象として開催される「PALランチョンセミナー」「PAL企画」について、学術大会に参加している日には、必ず出席してください。
    「PALランチョンセミナー」 ※両日、昼の時間帯に開催されます
    ・セミナーのテーマは改めてご案内いたします
    「PAL企画」
    ・グループディスカッション(予定)
  3. PAL参加者は、学術大会におけるセッションを聴講できますが、以下の事項について遵守いただくことをご承知おきください。
    • 主催者や座長の許可がない限り、原則セッションでの発言や質問はお控えください。
    • 企業等がスポンサーとなって開催されるランチョンセミナーには参加できません。
    • セッションやプログラムの一部については、参加できないものがあります。「PALオリエンテーション」および学術大会当日の掲示等の指示に従ってください。
    • セッションやポスターについて、写真撮影や録画、録音は禁止されています。
    • SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)等での発信を含め、参加者および学術大会関係者の個別の発表や発言について発信する場合には、学術大会のガイドライン(後日公開予定)に従ってください。
    • その他、「PALオリエンテーション」および学術大会当日の掲示等の指示に従ってください。

【留 意 点】

  1. PALは、緩和医療・サイコオンコロジーの普及と啓発、緩和医療・サイコオンコロジーや患者・家族への支援を向上させるための活動に活かしていただくことを目的としています。参加者個人が、自身や家族の治療のために特定の内容を学ぶことや、医療者に助言やセカンドオピニオンを求めることを目的としてはいないことをご理解いただいたうえで、ご参加ください。
  2. 緩和医療・サイコオンコロジーは患者の身体的、精神的、社会的、霊的(スピリチュアル)な痛み、生と死に関わる医療であることから、学術大会で発表される内容の中には、患者や一般の方にとっては時に辛く感じられる可能性がある内容が含まれます。PAL参加者が、自身の経験などと重ねあわせて考えることにより、精神的な負担を感じる可能性があることをご理解いただいたうえで、ご参加ください。
  3. 緩和医療・サイコオンコロジーはその研究において、個々の患者さんの詳しい病状や経過、気持ちや背景などを対象とする場合があります。学術大会での発表にあたり、氏名などの個人情報は保護されていますが、個々の患者さんのプライバシーに関わる内容が含まれる可能性があります。学術大会で発表された個々の患者さんのプライバシーに関わる内容について、PAL参加者はその内容を公表しないようご注意ください(SNSへの投稿含めて禁止願います)。
※上記注意事項をお守りいただけない場合は、選考後であっても参加取り消しや、次年度以降のPAL参加をお断りする場合がありますので、ご了承ください。

9. 選考方法

  1. ポスター発表あり」コース、「ポスター発表なし」コースいずれも、募集要項の「応募資格」を満たしていることを条件として、オンラインで登録された内容をもとに、ワーキンググループにて選考を行います。
  2. ポスター発表あり」コースは抄録について、ワーキンググループによる査読が行われます。
  3. オンラインで登録された内容や個人情報は、PAL参加選考及び運営事務局からの連絡にのみ使用いたします。
  4. 選考について、ワーキンググループへのお問い合わせはご遠慮ください。

10. PAL運営

委託:一般社団法人 全国がん患者団体連合会

11. 応募から採択後のプロセスについて

応募期間 「ポスター発表なし」コース 3月18日(月)15:00~
5月17日(金)15:00
オンラインで参加登録をしてください。
ポスター発表あり」コース 3月18日(月)15:00~
4月26日(金)15:00 終了しました。
オンラインで参加登録をし、ご自身の患者支援の活動歴、ポスター抄録を登録してください。(※1)
「オンデマンド配信」コース 6月18日(火)正午~
6月28日(金)15:00
オンラインで参加登録をしてください。
選考結果通知 「ポスター発表なし」コース 5月下旬以降 5月17日(金)に申込を締め切った後に一斉に選考を行い、5月下旬以降に選考結果を通知いたします。
ポスター発表あり」コース 4月末頃 発表日時は募集数により調整を行い後日決定いたします。
「オンデマンド配信」コース 7月上旬以降 6月28日(金)に申込を締め切った後に一斉に選考を行い、7月上旬頃に選考結果を通知いたします。
学術大会当日 「ポスター発表なし」
ポスター発表あり」コース
参加にあたっての注意事項をよくお読みになって、現地にて大会にご参加ください。
「オンデマンド配信」コース 大会当日はご視聴いただけません。
(※1)活動歴や抄録、順守項目などは4月26日(金)15:00時点の登録内容で選考・査読を行います。それ以降の上記項目の修正は受付けませんのでご了承ください。

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