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CONTENTS JSPN会員の方へのお知らせ
最新の医療に関する情報や海外の学会開催、交換留学の情報を載せています。貴方も参加してみませんか?

JSPN学会報告記 
関連する学会に参加した学会委員の体験記を載せています。次回は貴方も参加してみましょう。

JSPN提言
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<お知らせの目次>

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2025年度交換留学プログラム公募のご案内 (2024/12/26)
 日本小児神経外科学会(JSPN)と韓国小児神経外科学会(KSPN)の交流事業の一環として、小児神経外科医交換留学プログラムを2016年度より実施しております。
 2025年度の留学希望者を募集いたします。
  ●人数:1名程度
  ●留学期間:2〜8週間程度
  ●応募締切:2025年1月31日まで
  ●日本小児神経外科学会 事務局: jspn@narunia.co.jp

   2025年日韓交換留学プログラムのご案内 

   2025年日韓交換留学プログラム応募用紙 

   交換留学プログラム派遣実績 

日本小児神経外科学会 国際委員会
理事  朴 永銖
委員長  室井 愛

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第1回Global Journal Club(GJC)(JSPN、AANS/CNS Peds Section、ISPNとの共同開催)のご案内(2024/6/19)
ZOOMアドレスが必要な方は、事務局(jspn@narunia.co.jp)までお問い合わせください。

日本小児神経外科学会 教育委員会
理事  加藤 美穂子
委員長  黒住 和彦

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ISPN2024 in Torontoのご案内(2024/2/15)
 ISPN 2024が2024年10月13日〜17日にカナダのトロントで開催されます。
 (学会Webサイト:https://ispnmeeting.org/にリンクしてください)
 今回の学会はISPN設立1972年以来、節目の第50回にあたります。
 会場はThe Westin Harbour Castle, Torontoで、ハーバーフロントに立地しています。オンタリオ湖沿いの港で、ランニングや散歩を楽しむことができ、市民の憩いの場としても人気のエリアだそうです。
 また周辺にはナイアガラの滝やネイサン・フィリップス・スクエアなどの観光スポットにも恵まれています。ナイアガラ・オンザレイクのワイナリーへのショートトリップを楽しむこともできます。
 ぜひこの機会に世界中の小児神経外科医と科学的なディスカッションを深め、多くを学び、広くネットワークを作ってみてはいかがでしょうか?
 現在、演題登録の締め切りが4月12日となっております。JSPNからも多くの方々のご参加をお願い致します。

 トロント・ピアソン国際空港からはユニオン・ピアソン・エクスプレスという空港連絡鉄道で市街と25分ほどで結ばれており好アクセスです。
 この時期のトロントは気温が5〜16度ほどですが、ぜひ温かい格好で参加しましょう。

日本小児神経外科学会 国際委員会
理事  朴 永銖
委員長  室井 愛

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KSPN-JSPN Joint Meeting 2024 in Seoulのご案内 (2024/1/17)
 第36回韓国小児神経外科学会(KSPN)が2024年5月に韓国・ソウルで開催されます。
 KSPNとJSPNは毎年交互に主催してジョイントカンファレンスを行い交流を深めてきました。ここ数年間は世界的なパンデミックのため中断されていましたが、今回久しぶりに現地開催で再開されることになりました。
 発表のテーマなどは自由ですが、KSPNの先生方と交流を深め議論できる大変貴重な機会です(過去の参加報告がJSPNのホームページにありますのでぜひご参照ください)
 JSPN会員の皆様方のご参加と演題のご発表をお願い申し上げます。

  • 会期:2024年5月10日(金)
  • 会場:Hotel Sam Jung 
  • 募集人数:若干名(会場などの都合により人数に制限があります。応募者多数の場合ご希望に添えないことをご了承ください)
  • 応募方法:英文抄録を下記までお送りください。
          担当:室井 愛
          メールアドレス:a.muroi@md.tsukuba.ac.jp
    抄録はタイトル、著者、所属、本文(300単語以下)を含めwordファイルの形式で英語で作成してください。
  • 応募締め切り:2024年2月29日(木)延長はありません。

日本小児神経外科学会 国際委員会
理事  朴 永銖
委員長  室井 愛

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2024年度交換留学プログラム公募のご案内 (2024/1/16)
 日本小児神経外科学会(JSPN)と韓国小児神経外科学会(KSPN)の交流事業の一環として、小児神経外科医交換留学プログラムを2016年度より実施しております。
 2024年度の留学希望者を募集いたします。
  ●人数:1名程度
  ●留学期間:2〜8週間程度
  ●応募締切:2024年2月29日まで
  ●日本小児神経外科学会 事務局: jspn@narunia.co.jp

   2024年日韓交換留学プログラムのご案内 

   2024年日韓交換留学プログラム応募用紙 

   交換留学プログラム派遣実績 

日本小児神経外科学会 国際委員会
理事  朴 永銖
委員長  室井 愛

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BRAF阻害剤およびMEK阻害剤の効能または効果、小児患者での用法および用量の追加承認について(2023/12/25)
 2023年11月24日にBRAF阻害剤(ダブラフェニブメシル酸塩)およびMEK阻害剤(トラメチニブ ジメチルスルホキシド付加物)の効能または効果、小児患者での用法および用量が追加承認されました。
 詳細については以下のPMDAリンクをご確認ください。

   ダブラフェニブメシル酸塩 

   トラメチニブ ジメチルスルホキシド付加物 

日本小児神経外科学会広報委員会
担当理事 下川 尚子
委員長  牧野 敬史

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第4回アジア・オセアニア小児神経外科学会 参加登録受付開始のご案内(2023/6/16)
 AASPN 2023のRegistrationが、6月14日より開始となりました。
 多くのJSPN会員の参加をお待ちしています。
 Registrationは AASPN 2023ホームページ から"On-line registration"ボタンを押して手続きを開始してください。

AASPN 2023
会長 白根礼造、師田信人

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第5回WUPNのご案内(2023/3/30)
 ドイツUniversity of TubingenのMartin Schuhmann教授が主催するworkshopで、今年で5回目を数えます。
 小児脳神経外科医として日々の臨床に役立つ超音波機器の使い方を習得できる2日間のワークショップです。
 下記リンクよりご登録いただけます。
   https://www.upn-workshop.org 

   第5回WUPNのご案内 

日本小児神経外科学会 国際委員会
担当理事  朴 永銖
委員長  下地 一彰

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2023年日韓交換留学プログラムのご案内 (2023/1/20)
 日本小児神経外科学会(JSPN)と韓国小児神経外科学会(KSPN)の交流事業の一環として、小児神経外科医交換留学プログラムを2016年度より実施しております。
 2021年と2022年度は実施できませんでしたが、2023年度から再開を予定していますので、2023年度の韓国への留学希望者を募集いたします。
   ●応募期間 : 2023年2月末日
   ●日本小児神経外科学会 事務局: jspn@narunia.co.jp

   2023年日韓交換留学プログラムのご案内 

   2023年日韓交換留学プログラム応募用紙 

日本小児神経外科学会理事長 伊達 勲
国際委員会 担当理事  朴 永銖
国際委員会 委員長  下地 一彰







 
赤ちゃんの頭の形を心配される皆さまへ
 〜頭位性頭蓋変形に対する日本小児神経外科学会の見解〜

日本小児神経外科学会

 頭位性頭蓋変形は胎児期から乳児期の柔らかく可塑性に富んだ頭蓋の性質に基づいた頭蓋の変形です。狭義には乳児が長時間同一姿勢をとることで自分の頭の重さに より柔らかい頭蓋が歪んで変形するいわゆる向き癖による変形ですが、出生前後(子宮内や出生時)における様々な頭部への外力が頭蓋変形に影響することが知られています。我が国では頭位性頭蓋変形はこれまで留意されることが少なく、自然経過で概ね改善するものと認識されていました。しかしながら、米国で先行していた頭位性頭蓋変形に対するヘルメットによる矯正が本邦で行われるようになって以降、社会的な認知度が上がっています。
 本学会は頭位性頭蓋変形に対して以下のような見解を示します。

  1. 頭位性頭蓋変形の経過
     出生から頚定までの時期は頭位性頭蓋変形が顕在化しやすい時期であるとともに、頭位・体位のポジショニングの変更などの生活指導の介入により変形の改善が期待できる時期です。 頭位性頭蓋変形は低出生体重児・早産児、運動発達の遅れ、斜頚など、自力での頭位・体位の変換が困難な場合には自然軽快が期待できない可能性があります。また、変形が高度な場合は運動発達の遅れなどがなくても、自然軽快が困難な場合があります。
     頭位性頭蓋変形は頚定の時期以降に悪化する可能性は少ないと考えられています。この時期以降に悪化がみられる場合は、頭蓋骨縫合早期癒合などの疾患による変形の可能性があります。
     頭位性頭蓋変形は疾患ではなく、児の発達に影響しないと考えられています。また成人期以降の日常生活における不利益に関しては、これまで様々な報告はあるものの、美容/整容的なものを除き明確な不利益の証拠は示されていません。

  2. 頭位性頭蓋変形と頭蓋骨縫合早期癒合症
     頭位性頭蓋変形は、それと似た頭蓋形態を呈する頭蓋骨縫合早期癒合症との鑑別が重要です。後者は疾患であり、手術が必要です。これらを鑑別するためには、頭蓋骨縫合早期癒合症の診断についてトレーニングを受けた医師(日本小児神経外科学会認定医、日本頭蓋顎顔面外科学会専門医など)による専門的な診察が必要です。

  3. 頭位性頭蓋変形への対応について
     乳児期早期で軽度の場合には、圧迫される部分の除圧、頭位・体位のポジショニングの工夫などの生活指導だけで多くが改善します。一方、生活指導だけでは改善が困難な場合には美容/整容的改善の観点から、ヘルメットによる矯正の有効性が報告されています。ヘルメットによる矯正は、頭蓋が急速に拡大(形態が変化)する乳児期前半頃に開始した場合に有効性が高いとされており、ヘルメットによる矯正を行う場合には頚定以降の可及的早期に開始することが望ましいと考えられています。一方、乳児期(満1歳)以降に開始した場合には効果が限定的であることも知られていることから、我々は乳児期以降のヘルメットによる矯正治療開始は推奨しません。
     ヘルメットによる矯正は、基本的に美容/整容の改善を主目的とした自費診療であり、その判断は個々の価値観に基づいて決定されるべきものです。現時点で頭位性頭蓋変形に対するヘルメットによる矯正の適応に医学的に明確な判断基準はないと考えられます。

2025年4月1日


 
神経管閉鎖障害のリスクの低減への取り組み:葉酸摂取を推奨する声明文

 日本小児神経外科学会では神経管閉鎖障害のリスクの低減への取り組みとして葉酸摂取を推奨する声明文を作成しましたので、本ホームページで公開します。

2022年2月14日


 
中学、武道必修化に向けての小児脳神経外科医の役割について

都立墨東病院脳神経外科 藤原 一枝

 教育基本法の変化に応じて、2008年度に改訂された新学習指導要領により、2012年4月から中学1,2年の男女(約240万人)に、武道が”必修化”される。
 武道(柔道・剣道・相撲)の選択は学校ごとであるが、既に7割程度が柔道を選択している。経験の有無を問わず指導は体育科教諭によるので研修があり、武道場の整備も進んでいる。

 ところが、文科省外郭団体の日本スポーツ振興センターが1983年から集計している「学校管理下の死亡・障害」事例を使って、中学・高校の授業・部活のスポーツに着目して解析した研究 (2010年)により、柔道による死亡が27年間に110例と多く、他のスポーツより死亡確率も高い、事故は初心者に多い、死因に急性硬膜下出血が多く転帰も悪いことなどが初めて明らかになった。
 2003年から指導者や道場に通う人を対象とした「損害補償・見舞金制度」が発足していた全日本柔道連盟の資料を使い、 全柔連医科学委員会がまとめた研究が2011年12月号に 「柔道における重症頭部外傷」として掲載され、7年間の診断が明確だった頭部外傷30例を詳細に検討し、 事故ゼロをめざしたいと括っていた。

 しかしながら、この研究は受傷者に特定した報告であり、事故が起こった原因や過程に言及していない。 全柔連が2011年6月に発行し、ダウンロードも出来る「柔道の安全指導」には、 事故報告書があり、そこには受傷者・発生日時・ 発生場所・発生時の状況・関与者・受傷後の経過などの欄がある。
 「関与者」は@指導者の段位や立場や経験年数、現場存在の有無など、A相手の技による受傷には、相手の性別や年齢、段位、柔道経験などを記載することになっている。
 年齢差、体重差、柔道歴を考えた取り組みや禁じ手、指導者の教育者としての資格まで含めた研修も必要と考える。

 実際、脳神経外科医達はスポーツ外傷による急性硬膜下血腫はいかに早く搬送されても転帰が不良なことを熟知している。 金沢大学工学部の宮崎祐介氏はデジタル・ヒューマンモデルを駆使して、回転加速が架橋静脈を破綻させる機序に頸の堅さ弱さを想定し、 柔道においては「受け身の確実さ」が事故防止につながるとしている。学内と道場での柔道事故は類似ではないかもしれないが、 事故予防を考える視点は、 柔道固有の動きや指導のあり方の分析、根性論やしごきや虐待まで含めた青少年保護の観点、 医学的知識の普及など含めて、脳神経外科医としても行うことは多々あると思われる。



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