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本会は小児神経外科学の発展とその関連医学の進歩を促進し、小児神経外科学に関する教育と訓練の充実に寄与することを目的とする。
また、会員相互間および内外関連機関との連絡を図り広く知識の交流を行い親睦を深めることも目的とする。

一般社団法人 日本小児神経外科学会理事長就任にあたって

一般社団法人日本小児神経外科学会
理事長 埜中 正博
関西医科大学脳神経外科
日本小児神経外科学会

    このたび、 2023年6月より日本小児神経外科学会の理事長を拝命しました、埜中正博です。 前任の伊達勲先生に続き、学会員の皆様のご支援・ご指導を賜り、本学会の円滑な運営と発展を心がけたいと思います。

    本学会は1972年に研究会として発足、2012年より理事会制度に移行しました。初代理事長に新井 一先生、 2015年に二代目理事長として坂本博昭先生、2019年に三代目理事長に伊達勲先生が就任され、2023年より私が四代目理事長を拝命したしました。 この間、2016年には小児神経外科認定医制度を導入、2017年には一般社団法人化しております。

    日本ではこれから人口が減少していくことになりますが、日本脳神経外科の分科会で最も早く、 かつ深刻な形で人口減少を経験するのは小児神経外科です。学会が発足した当時と比較し、設立当初の我が国の出生数は200万人を超えていましたが、 2022年には77万人と大きく低下してきています。一方県別の合計特殊出生率をみると、1位から3位までは沖縄県、島根県、宮崎県となっており、 いずれも出生率は1.6を超えている一方、最下位の東京都は1.13となっていました。これは都会での出生率が低下している一方、 地方では出生率が比較的高い水準で保たれており、それなりの子供の数が維持されていることを示していると考えられます。 そのため、地方における小児の医療水準の維持、および向上がこれからの大きな課題になると私は考えています。

    手術難易度は高いものの待機的に治療できるような疾患を有する患者さんは経験豊富な大都市の医療機関に移動させて治療を受けてもらうことが可能です。 一方外傷や急性水頭症のように緊急での治療を要する患者さんについては、日本全国どこにいても標準的な診療を受けることが出来るようにする必要があります。 そのため診療ガイドラインの整備を行い、かつ日本全国の主要都市にもできるだけ多くの小児神経外科学会の認定医がいるようにできればと考えています。

    また、小児神経外科の学術的な活動も大きな課題と考えています。前述のように、 少子化が進むと一施設当たりで経験できる症例はますます限られたものになります。現在我が国から多数の小児神経外科に関する英文論文が発表されていますが、 その多くは症例報告です。しかし症例報告を掲載してくれる英文誌は減少の一途をたどっています。 今後も一定水準を超える英文論文を継続的に我が国から発信していくために、多施設共同研究を今後もっと盛んにおこなわれていく必要があると考えています。 現在は日本脳神経外科学会が主導し、当会が実際に症例登録を実施しているシャントレジストリーが進行中ですが、 この経験を生かし今後は他の臨床的課題に対する多施設共同研究を学会として支援し、推進していく体制を整えていくつもりです。


理事長: 埜中 正博
理 事: 赤井 卓也
加藤 美穂子
河村 淳史
栗原 淳
五味 玲
下川 尚子
朴 永銖
山本 哲哉
監 事: 岩間 亨
宮嶋 雅一

(45名 2023年6月8日更新)

藍原 康雄 赤井 卓也 秋山 恭彦 荒木 尚 飯原 弘二 石崎 竜司 井原 哲 岩間 亨 宇佐美 憲一 大江 直行 大吉 達樹 荻原 英樹 加藤 美穂子 川俣 貴一 河村 淳史 貴島 晴彦 隈部 俊宏 栗原 淳 黒住 和彦 黒田 敏 五味 玲 斉藤 延人 齋藤 竜太 佐久間 潤 下川 尚子 下地 一彰 千葉 泰良 西山 健一 埜中 正博 野村 貞宏 橋本 直哉 林 俊哲 林 康彦 原田 敦子 藤井 本晴 朴 永銖 牧野 敬史 三國 信啓 宮川 正 宮嶋 雅一 三輪 点 室井 愛 山本 哲哉 吉野 篤緒 吉藤 和久


(45名 2023年6月8日更新)

阿久津 宣行 安藤 亮 岩崎 真樹 岩田 真治 上村 哲司 宇田 武弘 大石 正博 大澤 弘勝 大坪 豊 小野 成紀 香川 尚己 片野 広之 亀田 雅博 君和田 友美 久徳 茂雄 國廣 誉世 栗本 路弘 河野 まや 小山 淳二 笹野 まり 下川 能史 杉山 一郎 角 光一郎 高橋 麻由 谷口 秀和 玉田 一敬 千葉 謙太郎 津田 恭治 中戸川 裕一 橋口 公章 広川 大輔 夫 敬憲 藤本 礼尚 宮入 洋祐 三宅 啓介 宮嵜 健史 村上 信哉 森野 道晴 山本 貴道 山田 淳二 山崎 文之 山中 巧 吉村 淳一 吉岡 史隆 綿谷 崇史


(27名 2023年6月8日更新)

新井 一 伊東 洋 遠藤 俊郎 大井 静雄 児玉 南海雄 齋藤 清 榊 寿右 坂本 博昭 佐藤 修 佐藤 潔 佐藤 博美 重田 裕明 白根 礼造 鈴木 倫保 伊達 裕昭 伊達 勲 田中 達也 長坂 昌登 長嶋 達也 西本 博 藤井 幸彦 松村 明 森 惟明 森竹 浩三 師田 信人 山浦 晶 横田 晃


2023年度 評議員および学術委員新規申請のご案内(2022/12/20)

一般社団法人日本小児神経外科学会
理事長 伊達 勲

    一般社団法人日本小児神経外科学会定款施行細則(以下、定款施行細則)に基づき、評議員および 学術委員の申請を受け付けます。
    受付期間:2023年1月15日〜2月14日
    評議員申請の資格要件は定款施行細則第3条の 1〜8 に、また学術委員の資格要件は 定款施行細則第2条の 1〜7 に記載される通りです(下記参照)。
    審査は、評議員・学術委員審査選出委員会(定款施行細則第5条)が行い、 評議員または学術委員に適していると判断された会員は、理事長の委嘱を受けて、 それぞれ本法人の評議員または学術委員となります。 なお、「定款施行細則」は以下を参照してください。


1.評議員申請の資格要件(定款施行細則第3条)

  1. 筆頭著者として3編以上の投稿論文(#1)があること
  2. 筆頭演者として本学会で5回以上の発表(#2)があること
  3. 本学会の会員歴が15年以上あること
  4. 会員歴期間の年会費未納がないこと
  5. 日本小児神経外科学会認定医であること
  6. 2名の評議員の推薦状(形式は自由)
  7. 学術委員歴が4年以上あること
  8. 理事長の委嘱を受ける時点で満65歳未満であること

2.学術委員申請の資格要件(定款施行細則第2条)

  1. 小児神経外科学に関する5編以上の論文(#1)(共著者可
  2. 本学会での発表(#2)(筆頭演者であることが望ましい
  3. 本学会の会員歴が5年以上あること
  4. 会員歴期間の年会費未納がないこと
  5. 日本小児神経外科学会認定医であること
  6. 2名の評議員の推薦状(形式は自由)
  7. 理事長の委嘱を受ける時点で満65歳未満であること

3.注意事項

 #1 対象論文 
論文は、「小児の脳神経」「Child's Nerve System」「JNS Pediatrics」掲載論文を主な対象とします。 これ以外は全文を提出してください。小児を主領域とした論文であることを評議員・学術委員審査選出委員会 で審議いたします。(原則として査読のある全国紙を対象とします)

 #2 対象発表形式 
発表は、一般演題やシンポジウムだけでなく、特別講演、セミナーでの発表も含む。 ただし企業との共催セミナーは含まれません。

 #3 申請期間 
申請期間は、毎年1月15日から2月14日(事務局必着)とします。
評議員・学術委委員審査選出委員会は申請書類を審査し、原則としてその年の学術集会前日に開催される委員会 で選出を決定し、理事会に結果を報告します(定款施行細則第7条)。
申請者には速やかに結果を通知いたしますが、理事長からの委嘱状送付は6月末から7月中旬を予定しております。

 #4 申請書類提出方法 
新規評議員および新規学術委員の申請に必要な書類は下記からダウンロードしてください。 必要事項を記入し、必要書類一式をメールに添付し下記事務局へ送信してください。

    ※様式の記入について

  1. 「様式1〜4(申請氏名は自署とする)」
  2. 「抄録コピー(PDF)」
  3. 「刊行物の論文タイトルコピー(PDF)」
  4. 「推薦状(推薦者の署名は自筆とする)」 メールの件名は、「新規評議員申請、氏名、所属」または「新規学術委員申請、氏名、所属」としてください。

【書類提出およびお問い合わせ先】
一般社団法人日本小児神経外科学会 事務局
        編集室なるにあ内
Mail: jspn@narunia.co.jp

【ご確認お願い】
申請を受領いたしましたら、事務局より書類受理のご返信をいたします。
申請後1週間を経ても事務局よりメール返信がない場合は、必ずご連絡をお願いいたします。


2023年度役員改選についてのご案内。(2023年1月10日)

【日本小児神経外科学会役員選挙について】
一般社団法人日本小児神経外科学会第4期理事の立候補者を公示します。
なお、役員選挙の投票受付期間は2023年2月25日から3月10日(事務局着 郵送による)とします。

2023年2月20日
一般社団法人日本小児神経外科学会
理事長       伊達 勲
総務委員会担当理事 栗原 淳


2023年度に選出いたします第54回日本小児神経外科学会年次会長(2026年学会開催)につきまして、 下記 のとおり立候補ならびに推薦を受け付けます。
なお、年次会長は会長選出委員会において審議・選出し、評議員会の承認を得て決定いたします。

【必要書類】(書式は任意)

  1. 年次会長立候補の抱負(または推薦書)
  2. 略歴
  3. 業績
  4. 学術集会収支見込み

期日までに必要書類を事務局に電子データでご提出くださいますようお願い申し上げます。
書類は郵送されたものでも受け付けますが、返却はいたしませんのでご了承ください。

受付開始: 2023年4月3日(月)
受付締切: 2023年5月1日(月)

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