診療ガイドラインが整備されても医療現場で十分活用されず、かつ蓄積されつつある実装科学の知見も活かせていないことが未だに世界的な課題です。
本ポータルサイトでは、世界レベルで散在して活用しにくい実装科学の膨大な知見を、日本の医療現場でも効率的に活用できるよう、診療ガイドラインの推奨実践に関連する実装科学の各種情報を提供いたします。
海外で先進的な取組みを行う政府関連医療サービス機関(英SIGN、NICE、カナダCIHI、豪NHMRC、Guideline International Network、世界保健機関等)が既に公開している膨大な量の基礎理論・方法論や活用ツールを収集・整理していますので、研究者、診療に係わる方々、政策関係者など、セッティング(場面や文脈)に応じてご活用いただけましたら幸いです。
実装科学で用いられる理論アプローチは多数ありますが、Nilsen Pら(2015)によるとその目的は大きく次の3つの柱からなります。
(1)研究を診療プラクティスに反映する過程をガイドするプロセスモデル、(2)実装アウトカムに影響する要因を理解するための古典的理論・決定要因フレームワーク・実装理論、そして(3)実装を評価する評価フレームワークです。
ポータルサイト内容をアップデートしました。
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