がん医療フォーラム 出雲 2017/がん患者さんと家族を支える在宅療養について考える
【総括 まとめ】
今田 敏宏さん
今田 敏宏さん
以上をもちまして「がん医療フォーラム出雲 2017」を終了したいと思います。最後のまとめのお話をさせていただきます。
昔、がんの治療というのは限られた医師と看護師で一生懸命やっていたという時代がありました。でも今はそうじゃないですね。がんはチーム医療で、医師の中でも化学療法専門だったり、あるいは手術だったり、放射線だったり。医師だけでなく、看護師さんもいろいろな看護師さんが関わり、薬剤師さん、栄養士さん、臨床心理士さん、社会福祉士さん、リハビリテーションの先生、いろいろな方が関わって治療するという、チーム医療の時代がきました。
それは在宅療養でも同じです。家族の方が一生懸命頑張って支えていたというのは昔のこと。これからは、今日のお話にも出てきたケアマネジャーさんを中心に、自分たちで担えるところもあるのですが、ほかの人たちにも頼りながら、それぞれの専門性を発揮してみんなで患者さんを支える。そこは大変かもしれませんけれど、大変な中にも大切な何か、受け継ぐ何かというものがあるのではないかと思います。そういうことを今日は知っていただけて、皆さんの在宅医療について深めることができたのを、大変うれしく思います。ありがとうございました。
掲載日:2017年10月30日